デル、性能も美しさもアップした第12世代Core搭載のXPS 13 Plus (9320)を発表

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実機でのレビュー記事を公開しました。

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XPS 13 Plus (9320)の実機レビュー

CPU Core i7-1280P
Core i7-1270P
Core i7-1260P
Core i5-1240P
メモリ 最大32GB LPDDR5
ストレージ PCIe 3 SSD / PCIe 4 SSD
液晶サイズ 13.4インチ
液晶種類 FHD+ 非光沢 /
FHD+ タッチ /
3.5K 有機EL タッチ /
4K タッチ
質量 約1.24kg~
バッテリー 55Wh
価格 1,199ドル~
パフォーマンスと美しさがアップ

CES 2022において、デルのプレミアムモバイルノートPC、XPS 13 Plus (9320)が発表されました。

パフォーマンスと省電力性能がアップした第12世代Core Pシリーズプロセッサーを、いち早く搭載しています。

また、洗練されたボディデザインにより、美しさがアップしているのも大きな特徴です。特に、キーボード面の変化が大きく、近未来的なイメージのノートPCに仕上がっています。

ディスプレイの選択肢も多いため、ライトなクリエイティブワークも含めて、様々な用途に対応できそうです。

快適に使えるだけでなく、所有欲も満たしてくれそうなモバイルノートPCとして、注目の1台です。

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製品の特徴

一層シンプルに、美しくなったボディ

XPS 13 Plus (9320)は、デザイン性の高い、美しいボディが特徴的なノートPCです。

以下に、旧モデルから変化した部分も含め、デザイン性の高いボディの特徴をいくつか紹介します。

 

質感の高いボディ

ボディは、CNC加工のアルミニウムと、ガラスが組み合わされており、見た目だけでなく、質感も高く、使用するときの感触からも高級感が伝わってくるような機種です。

ボディカラーは、下の画像のような、プラチナと、グラファイトの2色です。

 

キーボード面

従来のXPS 13から大きく変化したのは、キーボード面です。

XPS 13 Plus (9320)では、エッジぎりぎりまでキーが配置されており、キーキャップのサイズが大きくなっています。

通常6列のキーボードですが、最上部のファンクションキー列が、タッチボタンになり、物理キーは5列になったことで、見た目がすっきりしています。このタッチボタンは、ファンクションキーだけでなく、音量や画面の明るさをコントロールするメディアキーに切り替えることもできます。ただし、タッチボタンの使用には、多少の慣れが必要かもしれません。

キートップは約0.3mmくぼんでおり、指当たりがいいようです。キーストロークは約1mmです。

印象としては、打ちやすさを犠牲にすることなく、デザイン性をアップさせたキーボードのように感じます。

 

シームレスなデザインのタッチパッド

上のキーボード面の画像を見て、タッチパッドの変化にも気付かれたでしょうか?

パームレスト部と、タッチパッド部の境がなくなり、シームレスなデザインとなっています。なお、タッチパッドはガラスタッチパッドで、クリックに対しては感覚応答するようになっています。

使いやすさについては確認が必要ですが、近未来的なデザインはとても魅力的です(攻めすぎた感もありますが・・・)。

 

狭額縁のディスプレイ

XPSシリーズは、狭額縁ディスプレイを搭載した元祖ともいえる機種です。

XPS 13 Plus (9320)でも、左右だけでなく、上下左右の4方向極小ベゼルを採用しています。この狭額縁ディスプレイにより、非常にすっきりとした視覚体験が可能となり、表示しているコンテンツや作業に集中しやすいです。もちろん、かっこいいのは言うまでもありません。

 

選べる4種類のディスプレイ

XPS 13 Plus (9320)は、画面比16:10のディスプレイを搭載しています。

4種類のディスプレイが用意されており、3.5Kの有機ELディスプレイや、4K液晶なども選択できます。

標準的なFHD+液晶でも、100% sRGBクラスと色域が広いため、ライトなクリエイティブ作業にも使えると思います。

XPS 13 Plus (9320)で選択できる液晶

FHD+ (1920x1200), 500nit, 100% sRGB, コントラスト比2,000:1, 非光沢

FHD+ (1920x1200), タッチ, 500nit, 100% sRGB, コントラスト比2,000:1, 反射防止

3.5K (3456x2160), 有機EL, タッチ, 400nit, 100% DCI-P3, コントラスト比100,000:1, 反射防止

4K (3840x2400), タッチ, 500nit, 90% DCI-P3, コントラスト比1,650:1, 反射防止

 

第12世代Core Pシリーズプロセッサー搭載

XPS 13 Plus (9320)のCPUは、最新のインテル第12世代Coreプロセッサーです。搭載するのは、パフォーマンスと省電力性能のバランスがいい、ベースパワーが28WのPシリーズプロセッサーです。

ノート向け第12世代Coreプロセッサーの簡単な説明については、こちらの記事をご確認ください。

XPS 13 Plus (9320)で搭載されるのは、下表にまとめた4種類のプロセッサーです。現行で、同等クラスのノートPCに搭載される第11世代Coreプロセッサーは、基本的に4コア/8スレッドであることを考えると、仕様を見るだけでも、パフォーマンスの大きな向上が期待できそうです。

第12世代Core Pシリーズ プロセッサーの仕様比較
  Core i5-1240P Core i7-1260P Core i7-1270P Core i7-1280P
コア数 12 12 12 14
スレッド数 16 16 16 20
P-Core 4P 4P 4P 6P
E-Core 8E 8E 8E 8E
P-Core最大周波数 4.4 GHz 4.7 GHz 4.8 GHz 4.8 GHz
E-Core最大周波数 3.3 GHz 3.4 GHz 3.5 GHz 3.6 GHz
P-Coreベース周波数 1.7 GHz 2.1 GHz 2.2 GHz 1.8 GHz
E-Coreベース周波数 1.2 GHz 1.5 GHz 1.6 GHz 1.3 GHz
キャッシュ 12MB 18MB 18MB 24MB
※CPU仕様の一部のみを記しています。グラフィックス仕様については割愛しています。

 

メモリはLPDDR5

XPS 13 Plus (9320)は、LPDDR5メモリを搭載しています。

第12世代Coreプロセッサーのポテンシャルを十分に引き出せる構成です。また、メモリ速度が速いため、グラフィックス性能の面でも有利だと思います。

なお、メモリはオンボードメモリなので、増設・換装はできないようです。

 

インターフェイスはミニマム

XPS 13 Plus (9320)のインターフェイス構成は、下の画像のとおりです。

USB-Cを2ポートと、ミニマムな構成です。Thunderbolt 4、DisplayPort、Power Deliveryに対応しています。

シンプルさを追求したデザインです。ヘッドフォンジャック、フルサイズのUSBポート、SDカードリーダーなどがないのは、好みの分かれる部分だと思います。

 

その他の特徴

セキュリティ機能としては、電源ボタンには指紋センサーが統合されています。また、ウェブカメラはWindows Hello対応となっています。Windows Helloの指紋認証と、顔認証を使用できます。

 

購入先

XPS 13 Plus (9320)は、2022年春頃に販売開始予定となっています。国内での販売の詳細については現時点ではまだ分かりません。

公式サイトはこちら

 

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