デル、クリエイティブな作業にも使えて、コスパも高いDell G15 Special Editionを発売

更新日:
CPU Core i7-11800H
GPU RTX 3060 / RTX 3050 Ti
RTX 3050
メモリ 16GB
ストレージ PCIe NVMe SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 非光沢 165Hz
質量 約2.559kg
バッテリー 56Wh / 86Wh
価格[税込] 14万円台~
クリエイターも使えるゲーミングノート

デルから、既存のDell G15 (5511)をアップグレードさせた、Dell G15 Special Editionが発売されました。

100% sRGBクラスのFHD 165Hz駆動液晶を搭載しており、液晶のアップグレードが大きな特徴となっています。エントリー~ミドルクラスのゲーミング性能で、動画編集などのクリエイティブな作業にも対応できます。この構成で、価格も14万円台~と安いです。

ここでは、既存のDell G15 (5511)から変化した部分や、モデルによる差異を中心に特徴を簡単に紹介しています。

公式サイトはこちら

 

製品の特徴

100% sRGBクラスのFHD液晶搭載

Dell G15 Special Editionは、100% sRGBクラスと色域が広めのFHD 165Hz液晶を搭載しています。第11世代インテル CPUを搭載した従来のDell G15 5511は、FHD 120Hz液晶搭載なので、液晶のアップグレードが大きな違いとなります。

メモ:Dell G15は3種類

(Specical Editionではない)Dell G15は3種類のモデルがあります。第10世代CPUを搭載したG15 5510、第11世代CPUを搭載したG15 5511、Ryzenを搭載したG15 5515です。この中で、第11世代CPUを搭載したG15 5511のみ165Hzで100% sRGBの液晶を選択できませんでした。

今回のDell G15 Special Editionは、G15 5511をグレードアップし、165Hzで100% sRGBの液晶を搭載しています。

 

1秒間に最大165回画面を書き換えることができるので、軽めのゲームであれば、滑らかな映像でのゲームをプレイできます。また、色域が広めなので、鮮やかな色での表示ができますし、ウェブ用の写真や動画の編集作業のような、クリエイティブな用途にも使用できます。

 

エントリー~ミドルのゲーミング性能

Dell G15 Special Editionのゲーミング性能は、エントリー~ミドルクラスとなります。

大まかなグラフィックス性能は、下のグラフの通りです。Dell G15 Special Editionで選択できるものを黄色で表示しています。

165Hz駆動のハイリフレッシュレート液晶を活かしたプレイをしたいのであれば、RTX 3060を搭載し、ミドルクラスの性能を備えた上位モデルがおすすめです。一方、価格を抑えて、ライトにゲームをプレイしたい方や、FHD動画の編集などを快適に行いたい方は、RTX 3050やRTX 3050 Tiを搭載したモデルがいいと思います。

3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score
ハイエンド RTX 3080 16GB
(130W)
11361
RTX 3070
(130W)
10327
RTX 3080 8GB
(105W)
10258
RTX 2080 9456
ミドルレンジ RTX 3070
(95W)
9220
RTX 3060
(130W)
8302
RTX 2070 7778
RTX 3060
(90W)
7598 [Dell G15で計測]
RTX 3060
(95W)
7519
RTX 3060
(75W)
7047
RTX 2060 6163
GTX 1660Ti 5667
エントリー RTX 3050Ti
(60W)
5292
RTX 3050 4600くらい
GTX 1650Ti 3700
GTX 1650 3494
括弧()内は最大グラフィックスパワー

 

14万円台からと、構成の割に価格が安い

Dell G15 Special Editionは、最新の第11世代Core i7-11800Hに、RTX 3050、RTX 3050 Ti、RTX 3060というエントリー~ミドルクラスの外部グラフィックスを搭載しています。さらに、上で紹介したように、色域広めの液晶も搭載し、14万円台からと購入できます。

下表では、特におすすめのRTX 3060搭載モデルと、同等構成の他機種との比較を行っています。比べてみると、同等構成の中でも、価格が安いことが分かります。

同等構成の他機種との比較
  Dell G15
Special Edition
GALLERIA
XL7C-R36
MSI
Pulse GL66 11U
GPU RTX 3060 90W RTX 3060 130W RTX 3060
CPU Core i7-11800H
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD 1TB SSD
液晶 15.6型 165Hz 15.6型 144Hz 15.6型 144Hz
sRGBカバー率 100%クラス 約95.4% 約95.3%
価格[税込] 162,384円 179,980円
+送料3,300円
206,800円
レビュー   レビュー レビュー
※2021年8月17日時点の価格

 

Special Editionだけの特別なデザイン

Dell G15 Special Editionは、アルミニウム素材の天板と、アブシディアンブラックというボディカラーの特別なデザインとなっています。

樹脂製の天板のノーマルエディションと比べると、質感が向上しています。

Dell G15 Special Edition
(Special Editionではない)Dell G15

 

Killer Wi-Fi 6 AX1650搭載

細かい部分ではありますが、ネットワークアダプターが、Dell G15ノーマルエディションではインテル Wi-Fi 6 AX201であるのに対して、Dell G15 Special EditionではKiller Wi-Fi 6 AX1650となっています。

遅延やパケット損失を最小限に抑えることができるKiller Wi-Fiを搭載することで、オンラインゲームをより安定して、快適にプレイできるようになっています。

 

モデルによる構成の違い

Dell G15 Special Editionは、RTX 3060を搭載した上位モデルと、RTX 3050 TiやRTX 3050を搭載した下位モデルでは、いくらか構成が異なる部分があります。

 

バッテリー容量

RTX 3060を搭載した上位モデルは、86Whのバッテリーを搭載しているのに対して、下位モデルでは、56Whのバッテリーとなります。

日常的にバッテリー駆動で使用するような機種ではありませんが、86Whバッテリーを搭載した上位モデルでは、バッテリー駆動でもライトな作業をそこそこ長く行えそうです。

 

インターフェイス

Dell G15 Special Editionのインターフェイス構成は、下の画像のとおりです。

RTX 3060を搭載した上位モデルは、USB3.2 x3、USB-C(Thunderbolt 4、DisplayPort対応)、HDMI、LANという構成です。一方、RTX 3050 TiやRTX 3050を搭載した下位モデルでは、USB3.2、USB2.0 x2、USB-C(DisplayPort対応)、HDMI、LANとなっています。

高速でのデータ転送が可能であったり、Thunderboltドックが使えたりするという点で、RTX 3060を搭載した上位モデルの構成の方が有利です。

 

購入先

Dell G15 Special Editionは、8月13日から下のデル公式サイトで販売を開始しています。

なお、Special EditionではないDell G15 (5511)と混在しているので、間違えないようにしてください。

公式サイトはこちら

 

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