デル Chromebook 11の実機レビュー

更新日:2015年1月14日

31,980円~

Chromebookとは、主にWebベースのアプリを利用する「Google Chrome OS」を搭載したパソコンです。

デル Chromebook 11は、軽量で、ロングバッテリーな11.6型液晶搭載のChromebookです。

CPUはインテル Celeron 2955U、メモリは2 or 4GB、ストレージは16GB SSDです。バッテリー駆動時間は最大10時間、重量は約1.32kgとなっています。

メーカー直販サイト:デル(Chromebook 11)

※レビュー機はメーカーからの貸出機です

デル Chromebook 11の基本スペック

主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年1月12日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
インテル Celeron 2955Uです。
 
グラフィックカード
インテル内蔵です。
 
液晶ディスプレイ
11.6型(1366x768)の光沢液晶です。
 
メモリ
2 or 4GBです。
 
ストレージ
16GB SSDです。
 
光学ドライブ
非搭載です。
 
バッテリー駆動時間
最大10時間です。
 
その他
薄さ最厚部25mm、重量約1.32kgです。
 

Chromebook 11で出来たこと出来なかったこと

Chromebookとは、「Google Chrome OS」を搭載したパソコンのことで、主にWebベースのアプリを利用します。データはローカルへも保存できますが、基本的にはクラウド上へ保存します。低スペックなハードウェアでも動作するため価格が安く、バッテリー駆動時間も比較的長く、OS起動も速く、セキュリティ強度も高いです。運用管理が楽で、価格が安いことから教育現場などで主に利用されています。Chromebookについては、@IT様の「まだ知らない人のためのChromebook」が分かりやすいと思います。

ここでは、Chromebookの1つであるデル Chromebook 11について、筆者が色々試し、出来たことと出来なかったことをまとめました。

出来たこと

 GoogleのWebブラウザで利用できるサービス(試したもの:Google ドキュメント、スプレッドシート、YouTube)

 その他のWebブラウザで利用できるサービス(試したもの:Microsoft Office Online、Facebook、Twitter、Evernote)

 Flashが必要なブラウザゲーム(試したもの:艦これ)

 SDカード内の画像閲覧、mp4動画視聴、テキストファイルの閲覧

 Hulu、バンダイチャンネルの動画配信サービス

 USB無線マウスの接続

 bluetoothキーボードの接続

 USBメモリの認識

 USB外付けDVDスーパーマルチドライブの認識

 Googleクラウドプリントを利用しての印刷

出来なかったこと

 NASへのアクセス

 Microsoft Silverlightが必要な動画再生(試したもの:dビデオ)

 Windowsソフト、Windowsストアアプリ、Google Playアプリ、AppStoreアプリのインストール

 

実際に使ってみて、Webブラウザで利用できるサービスは割と多いですし、思ったよりも多くのことが出来ました。

Windows以外のパソコンを使用するときは、Microsoft Officeとの互換性が問題になることがありますが、Webブラウザで利用できるOffice Onlineも動作するので、仕事用サブ機として十分に使えると思いました。

Android OSやiOSでは使えないFlashが動作するため、艦これなどのブラウザゲームをプレイすることも可能です。

また、筆者が所有しているUSBメモリや無線マウスや、外付けDVDスーパーマルチドライブも動作しました。特殊なドライバーを必要としないUSB機器なら動作することも多いと思います。

印刷は、プリンタードライバーをインストールすることができないため、Googleクラウドプリントや、メールで送って印刷する機能を利用すれば対応できます。

ただし、NASへアクセスできないのが残念でした。筆者はほとんどのファイルを、自宅のNASへ保存しているため、個人的には残念です。一方、クラウド上へデータを保存している方は、Chromebookでもスムーズに利用できると思います。

当然ですが、他OSのソフトは動作しないため、1つでも、このようなソフトを頻繁に利用する方は適しません。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

1366x768ドットの(恐らく)TNパネルを搭載しており、品質の良い液晶ではありません。

視野角は悪いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

光沢液晶であるため、映り込みがあります。タッチパネルには対応していません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約18.5mm×縦:約18mmと十分な広さです。キーストロークは約1.2mmと浅いです。キートップはフラットです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの使いやすさは普通です。ただし、クリックボタンを押したときの音がやや大きいです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

他のWindowsパソコンではPassmarkや3DMarkなどを計測していますが、本製品はブラウザベースのアプリしか動作しないため、今回はタブレットのレビューでいつも計測している、ブラウザの性能を示すベンチマーク「PEACEKEEPER」を実行しました。

結果は下図の通りで、通常のタブレットよりもかなり高いスコアでした。ブラウザベースのアプリは快適に動作するでしょう。


PEACEKEEPERの実行結果

重量のチェック

当サイトで実測した重量は下図の通りです。

標準的なモバイルノートパソコンの重量です。


重量の実測結果

外観のチェック

外観のチェックです。

シンプルなデザインです。

天板です。指紋が付きにくい素材です。左上には、Chromeのロゴが入っています。

 

底面です。

 

液晶が傾く角度です。

 

ACアダプターです。

まとめ

以上がデル Chromebook 11のレビューです。

今回、初めてChromebookを使用しましたが、"思ったよりも出来ることが多いな"という印象を持ちました。

とは言っても、利用できるアプリは限定的です。文書作成、画像編集、動画再生などを行うことはできますが、利用できるアプリは少なく、例えば、一太郎、PhotoShop、PowerDVDといったアプリを使用することはできません。高度な作業を行おうと思ったときにChromebookで使えるアプリが対応していないケースも多いと思います。また、今はこのPCで十分だとしても、今後やりたいことが出来たときに、それが出来るアプリがない可能性もあります。

このことから、用途が決まっているときに使用するのがベストな製品だと思います。たとえば、「Microsoft Office Onlineで文書作成、表計算、プレゼン資料のみ出来れば良い」、「Web閲覧とメールだけ出来れば良い」といった方です。そういった方であれば、安くて使いやすいPCだと思います。

詳細はこちら
メーカー直販サイト:デル(Chromebook 11)