ASUS、有機EL搭載+高めのスペックのVivobook Pro 14 / 15 OLED を発表
ASUSから、有機ELディスプレイ + 高めのスペックを搭載した、Vivobook Pro 14 / 15 OLEDが発表されました。
広色域で鮮やかな表示が可能な有機ELディスプレイを搭載している点が共通した特徴となっています。質量も比較的軽く、有機ELディスプレイ搭載機を持ち運びやすく、身近に使うことができそうです。
なお、15型と14型というサイズの違いだけでなく、スペック、画面比、解像度などが異なり、用途も多少も違ってきそうです。2機種の仕様の違いなども紹介しているので、ご確認ください。
日常的な用途に加えて、クリエイティブな作業も快適にこなせるノートPCが欲しい方や、これから動画編集などのクリエイター向けソフトの学習をしたい方などにもちょうど良さそうな機種です。
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製品の特徴
Vivobook Pro 14 / 15 OLEDの構成比較
Vivobook Pro 14 / 15 OLEDは、仕事や遊びだけでなく、クリエイティブな作業も行いたい方や、クリエイター向けソフトの使い方を学習している方などに適した機種です。
Vivobook Pro 14 OLEDと、Vivobook Pro 15 OLEDという2機種ですが、ただサイズが違うだけではないので、最初にそれぞれの構成を比較してみます。
Vivobook Pro 15 OLED
Vivobook Pro 15 OLEDは、大きく分けると、インテルCPUを搭載したモデルと、AMD Ryzen搭載のモデルがあります。同等構成であれば、AMD Ryzenモデルの方が安いと思いますが、Lightroom Classic CCでのRAW現像など、使いたいアプリや、処理の内容によっては、インテルモデルの方が動作が速い場合があります。
また、CPU内蔵グラフィックスのモデルだけでなく、外部グラフィックスにGeForce RTX 3050を搭載するモデルもあります。動画の編集などをしたい方などは、外部グラフィックスを搭載したモデルがいいでしょう。
なお、ディスプレイの解像度は、FHD(アスペクト比16:9)です。解像度や、画面サイズは、一般的な15.6型ノートPCと同じです。
M3500QA | M3500QC |
K3500PC | |
CPU | Ryzen 9 5900HX Ryzen 7 5800H |
Ryzen 7 5800H | Core i7-11370H |
GPU | AMD Radeon (CPU内蔵) |
GeForce RTX 3050 | |
ストレージ | 最大1TB PCIe SSD | 512GB PCIe SSD | 512GB PCIe SSD |
メモリ | 8GB / 16GB | 16GB | |
液晶サイズ | 15.6インチ | ||
液晶種類 | FHD 有機EL 光沢 | ||
外部ディスプレイ | 最大3,840x2,160 | 最大5,120x2,880 | |
質量 | 約1.65kg | ||
バッテリー | 約14.7時間 (63Wh) | 約12.7時間 (63Wh) | 約11.4時間 (63Wh) |
価格[税込] | ー | ー | ー |
次に、14型の有機ELディスプレイを搭載した、Vivobook Pro 14 OLEDの仕様です。
こちらは、AMD Ryzen搭載モデルのみで、外部グラフィックスも搭載しません。海外モデルでは、Vivobook Pro 14 OLEDでも、外部グラフィックスを搭載したモデルがあるようなので、ここはやや残念な部分です。
有機ELディスプレイは、アスペクト比16:10の2.8K解像度です。Vivobook Pro 15 OLEDが搭載するディスプレイよりも、解像度が少し高いので、高解像度の写真などをより精細に表示することができます。また、縦方向の表示面積が少し広くなっており、ブラウザなどの縦スクロールするアプリが使いやすくなっています。
一方、外部ディスプレイへの出力は、最大2.5K解像度となっています。外部ディスプレイや、テレビに接続して、4Kでの映像出力はできません。
M3401QA-KM011WS M3401QA-KM011W |
M3401-KM010W | |
CPU | Ryzen 9 5900HX | Ryzen 7 5800H |
GPU | AMD Radeon (CPU内蔵) |
|
ストレージ | 512GB PCIe NVMe SSD | |
メモリ | 16GB | 8GB |
液晶サイズ | 14.0インチ | |
液晶種類 | 2,880x1,800 有機EL 光沢 90Hz | |
外部ディスプレイ |
最大 2,560x1,600 | |
質量 | 約1.464kg | |
バッテリー | 約10.9時間 (63Wh) |
広色域の有機ELディスプレイ
Vivobook Pro 14 / 15 OLEDの大きな特徴は、有機ELディスプレイを搭載していることです。
解像度や、アスペクト比については、上の構成比較の部分で紹介した通りですが、有機ELディスプレイとして、さらに以下のような特徴があります。
100% DCI-P3クラス(133% sRGB)と色域が広く、色彩豊かな表示が可能です。ブルーライトを低減しながらも、高い色精度での表示ができたり、画面の輝度を抑えても、色の表現を維持することができるので、目にも優しいです。
また、有機ELディスプレイの特徴である、引き締まった黒の表現が可能で、メリハリのある表示が可能となっています。
さらに、ディスプレイの応答速度が約0.2msと速いですし、Vivobook Pro 14 OLEDは、リフレッシュレート90Hzとなっており、一般的なノートPCよりも滑らかな表示が可能です。
ウェブ閲覧や動画の視聴、Officeソフトの使用など一般的な用途に加えて、画像や動画の編集作業にも快適に対応できる、質の高いディスプレイだと思います。
比較的軽くて、持ち運びしやすい
Vivobook Pro 14 / 15 OLEDは、高めのスペックを備えていますが、Vivobook Pro 14 OLEDは約1.464kg、Vivobook Pro 15 OLEDは約1.65kgと比較的軽めの質量です。
特に、Vivobook Pro 15 OLEDは、外部グラフィックス搭載しながら、この質量なので、持ち出しやすいです。
また、軽めのボディですが、バッテリーは約63Whと大きめの容量です。外出先でライトなクリエイティブ作業を行うノートPCとしても使いやすそうです。
デザイン性も高い
Vivobook Pro 14 / 15 OLEDは、ボディのデザイン性も高いです。
天板には、立体的な「ASUS Vivobook」のロゴが入っています。
ボディカラーは、下の画像のような、クワイエット ブルーと、クール シルバーの2色です。
パソコンのデザイン性も気にする、若い世代の方にも使いやすいと思います。
キーボード
Vivobook Pro 14 / 15 OLEDは、下の画像のようなキーボードを備えています。
なお、画像は英語キーボードですが、国内販売モデルは、日本語キーボード(イルミネート)搭載となります。
キーピッチは約18.7mm、キーストロークは約1.35mmです。キートップはわずかに(約0.2mm)くぼんでいます。エンターキーには、斜めラインのパターンが入っており、遊び心を感じます。
なお、Vivobook Pro 15 OLEDには、3列テンキーも付いています。
インターフェイス
Vivobook Pro 14 / 15 OLEDのインターフェイスは、下の画像の通りです。基本的な構成はどちらも同じです。
USB3.2、USB2.0 x2、USB-C、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。
なお、インテルCPU搭載モデルでは、USB-CポートがThunderbolt 4に対応しており、映像出力や、本体への給電もサポートしています。一方、AMD Ryzen搭載モデルのUSB-Cポートは、データ転送のみとなります。
ウェブカメラは、約92万画素の標準的なカメラです。ウェブカメラを物理的に塞ぐ、Webカメラシールドが付いています。なお、IRカメラは搭載していません。
購入先
ASUSから発売された、Vivobook Pro 14 / 15 OLED OLEDは、下記のASUS Storeから購入することができます。
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