ASUS、有機ELを搭載し9万円台のデタッチャブル型PC、Vivobook 13 Slate OLED を発表

更新日：2021年11月24日

世界初！有機EL搭載の13.3型脱着式PC

ASUSから、世界初となる、13.3型有機ELディスプレイ搭載の脱着式キーボード採用ノートPCが発表されました。

これまで、有機ELを搭載するのはハイエンド機種が多かったですが、日常的にライトに使用するタイプの機種に鮮やかな表示ができる有機ELディスプレイを搭載し、とても身近になってきました。

作成したサンプルや、情報などをお客様に見せる時など、使い方によってはビジネスシーンで使うのも良さそうです。もちろん、プライベードで、日常的なネットサーフィンや、動画視聴などを、ワンランク上の表示で楽しむこともできます。

製品の特徴

Vivobook 13 Slate OLEDは、有機ELディスプレイを搭載した、13.3型のタブレットPCです。

非常に珍しい構成なのも当然で、13.3型有機ELディスプレイを搭載した脱着式キーボード採用のノートPCとしては、世界初の機種となります。

搭載する有機ELディスプレイは、100% DCI-P3クラスと広色域なので、色鮮やかな表示が可能です。また、コントラスト比が高く、漆黒を表現することができ、メリハリのある映像を表示することができます。

これまで、有機ELディスプレイ搭載機となると、ハイエンド機というイメージでしたが、Vivobook 13 Slate OLEDによって、より身近になりました。ネットショッピングや、ネット動画の視聴などの一般的な用途に、より快適に使用することができそうです。

Vivobook 13 Slate OLEDは、デタッチャブル型のPCなので、下の画像のように、スタンドカバー、キーボードカバーがそれぞれ付属し、必要に応じて装着して使用します。

本体のみであれば、質量は約785gと軽く、タブレットPCとして使用できます。

スタンドカバーを付けると、横向きで立てたり、下の画像のように、縦向きで立てることもできます。スタンドカバー装着時の質量は、約1.066kgです。多くの場合、このスタイルがデフォルトになるのではないかと思います。

さらに、スタンドカバー + キーボードカバーを装着すると、下の画像のようにラップトップ形状で使用することもできます。この場合の質量は、約1.385kgとなります。フル装備の場合は、13型のノートPCと比較しても、意外と重めです。

なお、キーボードは、キーピッチ：約19.05mm、キーストローク：約1.35mmのフルサイズキーボードです。Bluetooth接続ではなく、ポゴピンなので、接続設定も不要で、簡単に使用できそうです。

Vivobook 13 Slate OLEDでは、後日発売予定のASUS Pen 2.0を使用することができます。

このASUS Pen 2.0は、4,096段階の筆圧検知に対応し、266Hzの高速サンプリングにも対応しているので、繊細な作業にも対応できると思います。

Vivobook 13 Slate OLEDには、構成が異なる2つのモデルがあります。

下表では、主な違いを簡単にまとめています。

CPUはPentium N6000なので、そこまで処理性能が高いわけではありません。複雑な作業を行わない、ネットや、動画の視聴用など、ある程度用途を限定すれば、快適に使えると思います。

長く、そこそこ快適に使用したい場合は、256GB SSD + 8GBの構成の上位モデルの方がよさそうです。

Vivobook 13 Slate OLEDの構成