ASUS ZenBook 14 UX431 の特徴

更新日:2019年1月18日
CPU Core i7-8565U
Core i5-8265U
Core i3-8145U
GPU CPU内蔵 /
GeForce MX150
メモリ 4 / 8 / 16GB
ストレージ PCIe SSD /
PCIe SSD+SATA SSD
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 FHD 高視野角
FHD 高視野角 非光沢
質量 非光沢:約1.39kg
標準:約1.45kg
バッテリー 最大約10.8時間
47Wh
価格[税込] 未定
14型なのにテンキーも使えるPC

ZenBook 14 UX431は、1台でメイン兼モバイルPCとして使用したい方に適した、14型のノートPCです。

面白い特徴として、タッチパッドがスイッチ一つでテンキーに代わる、ナンバーパッドを備えています。Excelなどへ数字データの入力を頻繁に行うときなどは便利かもしれません。

PCとしてのスペックも上々です。第8世代Whiskey Lake-Uプロセッサーを搭載し、GeForce MX150も搭載可能です。必要であればPCIe SSD+SATA SSDの構成で、大容量のストレージも確保できます。

ディスプレイに非光沢と標準(光沢と思われる)を選択でき、それによって質量が変化するという点も興味深いです。

モバイルPCとしてはやや重めで、バッテリー駆動時間も長くないので、たまにスポット的に持ち出す程度の持ち出しもできるメインPC、または宅内モバイルとしての使用がおすすめです。

公式サイト(米国)はこちら

ZenBook 14 UX431 の特徴

ナンバーパッド搭載

ZenBook 14 UX431の目を引く点は、ナンバーパッドを備えているところです。ナンバーパッドとは、スイッチ一つでタッチパッド部分をテンキーのように使用できる機能です。

タッチパッド右上隅のナンバーパッドアイコンを長押しすると、タッチパッドに数字が表示され、テンキーに変わります。もう一度ナンバーパッドのアイコンをタップすると、通常のタッチパッドに戻ります。14型のPCには通常テンキーはないですが、コンパクトノートPCでも数字の入力を簡単に行えるというメリットがあります。

ただ、タッチパッドサイズなので、テンキーとしてはやや小さく、誤入力してしまう可能性があります。また、大量のデータ入力を行う場合は、外付けのテンキーを準備すればより効率的だというのも事実です。

「本当に実用的なのか?」と思うところはありますが、面白い機能ではあります。

ナンバーパッド搭載

 

外部グラフィックスも搭載し、高めのスペック構成

ZenBook 14 UX431は、CPUにはWhiskey Lake-Uプロセッサーを搭載し、外部グラフィックスとしてGeForce MX150を搭載可能です。ゲームをするには適しませんが、GPUアクセラレーションに対応したアプリを使用する際に、処理が高速になるでしょう。

 

写真のレタッチや動画の編集などクリエイティブな用途で使用するのでない場合はもとより、趣味程度の写真や動画の編集程度であれば、GeForce MX150を搭載しないモデルで十分快適に使用できるでしょう。

 

SSD+SSDのデュアル構成も可能

ZenBook 14 UX431のストレージ構成は、1TB PCIe SSD + SATA SSD、もしくは256/512GB PCIe SSDとなっています。

写真をRAWでたくさん撮ったり、動画をたくさん撮影する方で、ローカルディスク上に保存しておきたい方は、1TB PCIe SSD + SATA SSDのような構成が選択できることにはメリットでしょう。

 

見やすそうなディスプレイを搭載

ZenBook 14 UX431は、フルHDの光沢液晶、またはフルHDの非光沢液晶を搭載しています。なお、非光沢ディスプレイを搭載したモデルの方が約60gほど軽いです。

この液晶は、sRGB比が100%と比較的広色域で、視野角も178度と広いので、忠実に鮮やかな色を表現できますし、斜めからでも精細な画像を見ることができるでしょう。

また、このディスプレイのベゼルは、最近主流となってきている狭額ベゼルとなっており、ボディに対する画面占有率は86%となっています。そのため、14型のサイズの割にはボディはコンパクトに収まっています。

狭額ベゼルのディスプレイ

 

エルゴリフトヒンジ

ZenBook 14 UX431のディスプレイヒンジは、ASUSのPCの特徴の一つであるエルゴリフトヒンジとなっています。これは、ディスプレイを開くと出っ張った部分がPCを持ち上げる機構です。ZenBook 14 UX431の場合は、キーボード面が手前に向かって約4.5度傾き、タイピングがしやすくなります。また、PCの底と机の間に空間ができることで、冷却やサウンドの点でもメリットがあります。

逆に、膝の上で使うときなどは、ちょっとタイピングがしづらくなるような気がします。

エルゴリフトヒンジ

 

フルサイズのSDカードリーダー搭載

ZenBook 14 UX431は、比較的充実したインターフェイス構成となっています。

HDMI出力、USB 2.0、USB 3.1、USB 3.1 Type-C、SDカードリーダーを備えています。14型ぐらいのPCでフルサイズのSDカードリーダーを備えている機種が減ってきたので、カメラから写真や動画を取り込む方にとっては嬉しい構成です。

インターフェイス構成

 

クアッドスピーカーシステム搭載

ZenBook 14 UX431は、harman kardonと共同開発されたクアッドスピーカーシステムを搭載しています。写真の赤枠で囲った部分が、2つの上向き高音スピーカーです。加えて、2つの下向き低音スピーカーも備えており、4つのスピーカーでクリアで深みのあるサウンドを実現することができる構成となっています。

コンパクトなノートパソコンとしては、よいサウンドを楽しめそうです。

上向きのスピーカーを左右に搭載

 

バックライト付きキーボード

ZenBook 14 UX431のキーボードには、バックライトが付いており、暗い場所でもキーボード入力がしやすくなっています。

見たところ、キーピッチは十分あり普通に打ちやすそうです。ただ、キーストロークが約1.4mmと短めなので、しっかりした打ちごたえが好みであれば、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。

バックライト付きキーボード

 

米国軍用規格準拠のボディ

ZenBook 14 UX431は、MIL-STD 810G軍用基準にも準拠しており、耐久性にも優れています。

家でも、オフィスでも、外でも安心して使用できる強度を備えています。

 

そこそこのバッテリー駆動時間

ZenBook 14 UX431は、47Whと小さくないバッテリーを搭載しており、バッテリー駆動時間は最大約10.8時間とそこそこです。全体的な構成を見ても、モバイル専用という位置づけではなさそうなので、宅内で移動したり、時々持ち出すといった使い方であれば、十分なバッテリー駆動時間でしょう。

 

同じASUSにはこんな機種も

ASUSでは、すでに入手可能で、機能が類似した機種があります。その機種は、ZenBook 14 UX433FNで、こちらとの比較を行います。

同じ14型の液晶を搭載し、Whiskey Lake-Uプロセッサー、GeForce MX150を搭載という点でもスペックはほぼ同等です。しかも、ZenBook 14 UX433FNもナンバーパッドを搭載しています。

違うのは、ZenBook 14 UX433FNには、CPUやストレージのバリエーションがないことと、サイズがコンパクト、かつ質量が軽いなどです。

既に入手可能なので、同等機種を早く手に入れたい場合や、同等スペックでモビリティに優れた機種がよければ、ZenBook 14 UX433FNをおすすめします。

既存機種との比較
  [本製品]
ZenBook 14 UX431
ASUS
ZenBook 14 UX433FN
画像
CPU 第8世代Core
(Whiskey Lake-U)
第8世代Core i5-8265U
(Whiskey Lake-U)
GPU CPU内蔵 /
GeForce MX150
GeForce MX150
メモリ 4 / 8 / 16GB 8GB
ストレージ 1TB PCIe SSD+SATA SSD
256 / 512GB PCIe SSD
256GB PCIe SSD
液晶サイズ 14型
液晶種類 フルHD 高視野角
フルHD 高視野角 非光沢
フルHD 高視野角 光沢
質量 非光沢:約1.39kg
標準:約1.45kg
約1.25kg
サイズ[mm] [幅] 324
[奥行] 212
[高さ] 15.9
[幅] 319
[奥行] 199
[高さ] 15.9
バッテリー 最大約10.8時間 約12.5時間
価格(税別) 未定 129,500円
※価格は変動する可能性があります

 

ライバル機種との比較

最後に、同サイズの液晶とGeForce MX150を搭載可能なライバル機種との比較を行います。

比較したのは、レノボのThinkPad T480sとASUSのZenBook S13 UX392です。

この2機種と比較すると、ZenBook 14 UX431は、あまり軽くはない代わりに、ストレージ容量が多い点が特徴です。どちらかというと、メインPCとしての使用に重きを置きつつ、持ち運ぶこともできる、1台2役をこなせるPCという立ち位置です。

モビリティを重視するなら、ZenBook S13 UX392のほうが、よりコンパクト、軽量、かつバッテリー駆動時間が長くおすすめです。また、より高解像度の液晶やLTEが必要であれば、ThinkPad T480sがよい選択肢となるでしょう。

ライバル機種との比較
  [本製品]
ZenBook 14 UX431
レノボ
ThinkPad T480s
ASUS
ZenBook S13 UX392
画像
CPU 第8世代Core
(Whiskey Lake-U)
第8世代Core
(Kaby Lake-R)
第8世代Core
(Whiskey Lake-U)
GPU CPU内蔵 / GeForce MX150
メモリ 4 / 8 / 16GB 最大24GB 8 / 16GB
ストレージ PCIe SSD+SATA SSD
PCIe SSD
PCIe SSD
SATA SSD
PCIe SSD
液晶サイズ 14.0型 13.9型
液晶種類 FHD 高視野角
FHD 高視野角 非光沢
FHD IPS
FHD IPS タッチ
WQHD IPS
FHD IPS
LTE 非対応 対応 非対応
質量 非光沢:約1.39kg
標準:約1.45kg
約1.32kg~ 約1.1kg
サイズ[mm] [幅] 324
[奥行] 212
[高さ] 15.9
[幅] 331
[奥行] 226.8
[高さ] 18.45
[幅] 316
[奥行] 195
[高さ] 12.9
バッテリー 最大約10.8時間
47Wh
最大15.4時間
57Wh
最大約15時間
50Wh
価格(税別) 未定 12万円台~ 未定
※価格は変動する可能性があります

 

まとめ

ZenBook 14 UX431は、メイン兼モバイルPCとして使用できる、オールマイティな14型ノートPCです。

タッチパッドがテンキーになるナンバーパッドが特徴的ですが、基本性能も高く、使用時の満足度は高そうです。外部グラフィックスとしてGeForce MX150を搭載したモデルは、写真や動画の編集をする場合にアドバンテージとなるでしょう。

1TB PCIe SSD + SATA SSDのストレージ構成にできる点も特徴的です。

ASUSだけでも、同サイズで同じようなスペック構成のPCが複数あります。他社も含めると意外と選択肢が広くなるので、メインPCとモバイルPCとしての使用のどちらに重きを置くかで選択するといいでしょう。

詳細・購入はこちら

【公式サイトはこちら】
ASUS ZenBook 14 UX431

 

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