ASUS X570UDの特徴
4Kディスプレイ搭載のクリエイター向けPC
X570UDは、クリエイティブな作業を行う方に適した、ハイスペックノートPCです。
sRGB100%カバーのUHD(4K)液晶を搭載しているため、写真や動画の編集作業などを快適に行えます。外部グラフィックスにGeForce GTX 1050も搭載しており、GPU支援対応アプリは編集時の表示速度などが高速になります。
一方、オフィス系のソフトなど主に文字入力を行う方は、4Kの解像度ではスケーリングを大きくする必要があり、レイアウトが崩れる可能性があり、オーバースペックとなるでしょう。
ストレージは、256GB SSDと、1TB HDDのデュアルストレージ構成です。写真や動画などの重たいファイルも容量を心配せずに保存でき、かつ起動や動作の速さも犠牲にしていません。
外部グラフィックスを搭載していますが、重量は2kgを切っています。気軽にとはいきませんが、頑張れば持ち運べるでしょう。
CPU | Core i7-8550U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD + 1TB HDD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | UHD(4K) 非光沢 |
質量 | 約1.9kg |
バッテリー | 約4.1時間 |
価格 | 約183,000円(税込) |
ASUS X570UDの特徴
GeForce GTX 1050と4Kディスプレイを搭載
X570UDは、外部グラフィックスとして、GeForce GTX 1050を搭載しています。
薄型のノートPCなので、冷却性能に期待出来ない点や、CPUがUシリーズである点を考慮すると、本来のGTX 1050の性能は出ないかもしれませんが、画質を下げれば、やや軽めのゲームなら快適にプレイできると思います。とはいえ、ゲーミングPCという位置付けではないので、最も適しているのは、画像や映像を扱うクリエイティブな作業を行う方でしょう。
もう一つの特徴として、sRGB100%カバーのの4Kディスプレイを搭載している点があります。より精細な表示が可能で色域も比較的広いです。しかし、画面の大きさはあくまでも15.6インチなので、オフィスソフトなどで等倍で文字を表示すると、文字が小さすぎて見づらくなってしまいます。
総合して考えると、Adobe PremiereやPhotoshopなどのGPU支援対応アプリを使用して、4Kの写真や動画を編集する場合などに本領を発揮できるPCとなるでしょう。
SSD+HDDのストレージ
X570UDは、256GB SSDと、1TB HDDのデュアルストレージ構成です。この構成により、高速起動と、大容量のストレージとを両立しています。
ただし、HDDを搭載しているため、消費電力が増えることと、耐振動性が劣ってしまうという、デメリットもあります。頻繁に持ち運ぶようであれば、SSDのみのPCの方がよいでしょう。
スタイリッシュなデザイン
X570UDは、ヘアライン加工が複数方向に施された天板と、エッジ部分とロゴに明るいグリーンが際立つ、スタイリッシュなデザインとなっています。
明るいグリーンが映えるデザイン
一般的なインターフェイス構成
X570UDのインターフェイスは、下記のとおりです。
USB3.1 Type-C、USB3.0、USB2.0 x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。光学ドライブは備えていません。
ただ、カードリーダーはmicroSDサイズとなっている点が残念です。高解像度の写真や動画を扱うことが主な作業となりそうなPCなので、通常サイズのSDカードリーダーであれば、デジカメなどからの取り込みの時に便利だったように感じます。
急速充電対応のバッテリー
X570UDのバッテリーは、急速充電に対応しています。約49分で60%まで充電できます。
ハイスペックPCであるため、バッテリー駆動時間は約4.1時間と長くはありませんが、急速充電が可能なので、もしもの時でも対応できそうです。
その他のこだわり
X570UDには、上記以外にもこだわりのポイントがあります。
・ASUS Splendidテクノロジー:ディスプレイの色を調整し、ブルーライト軽減モードやビビッドモードなど状況に合わせて色を調整できます。
・ASUS SonicMaster:力強く、深みのあるサウンドを再生可能です。
・ASUS AudioWizard:ゲーム、映画、音楽、録音、スピーチなどコンテンツに合わせて最適なモードを選択できます。
・ASUS IceCoolテクノロジー:冷却性能を重視し、パームレストを体温より低い36℃以下に保つことができます。使い心地のよりPCを実現しています。
・フルサイズキーボード:ややコンパクトで3列ですが、テンキーも備えています。キーボードバックライトも備えているので、暗い場所でも快適にタイピングできます。
このように、仕様表には表れにくい部分ですが、快適に使用できるような工夫がなされているようです。
パームレストが広いキーボード
ライバル機種との比較
最後に、X570UDと同じように、GeForce GTX 1050、4Kディスプレイを搭載した、15.6型のDELLのXPS 15と比較を行います。XPS 15は4Kディスプレイを搭載した、最上位モデルとの比較です。
X570UDはデュアルストレージの点でアドバンテージがあります。また、価格も安いです。
一方、XPS 15は、液晶がAdobe RGB 100%をカバーし、色域がより広くなっており、よりクリエイティブな作業向けのPCとなっています。CPUもHシリーズを搭載し処理性能がやや高くなっています。また、本体サイズがやや小さいにも関わらず、2倍ほどの容量のバッテリーを選択できます。質量は、液晶やバッテリーによって変わってきますが、97Whのバッテリーを搭載した場合は、1.9kg台になりそうです。
ASUS X570UD | DELL XPS 15 | |
---|---|---|
CPU | Core i7-8550U | Core i7-7700HQ |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 256GB SSD + 1TB HDD | 512GB SSD |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 | |
液晶 | UHD 光沢なし | UHD 光沢なし タッチ対応 |
液晶色域 | sRGB100% | Adobe RGB100% |
質量 | 約1.9kg | 約1.82kg (最小構成)~ 約1.99kg |
サイズ | 374.6x256x21.9mm | 357x235x17mm |
バッテリー | 約4.1時間 48Wh |
時間は非掲載 56Wh / 97Wh |
価格(直販) | 169,800円(税別) | 199,183円(税別) |
リンク | メーカーサイト |
結論として、X570UDは、XPS 15ほどではないものの、4Kディスプレイを必要とするクリエイティブな作業に適性があり、しかも使う場所で電源がある程度確保できる、という方にとっては、コストパフォーマンスの高い機種となりそうです。
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【公式サイト】
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