ASUS X570UDの特徴

更新日:2018年4月5日

4Kディスプレイ搭載のクリエイター向けPC

X570UDは、クリエイティブな作業を行う方に適した、ハイスペックノートPCです。

sRGB100%カバーのUHD(4K)液晶を搭載しているため、写真や動画の編集作業などを快適に行えます。外部グラフィックスにGeForce GTX 1050も搭載しており、GPU支援対応アプリは編集時の表示速度などが高速になります。

一方、オフィス系のソフトなど主に文字入力を行う方は、4Kの解像度ではスケーリングを大きくする必要があり、レイアウトが崩れる可能性があり、オーバースペックとなるでしょう。

ストレージは、256GB SSDと、1TB HDDのデュアルストレージ構成です。写真や動画などの重たいファイルも容量を心配せずに保存でき、かつ起動や動作の速さも犠牲にしていません。

外部グラフィックスを搭載していますが、重量は2kgを切っています。気軽にとはいきませんが、頑張れば持ち運べるでしょう。

CPU Core i7-8550U
メモリ 16GB
ストレージ 256GB SSD + 1TB HDD
グラフィックス GeForce GTX 1050
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 UHD(4K) 非光沢
質量 約1.9kg
バッテリー 約4.1時間
価格 約183,000円(税込)

 

ASUS X570UDの特徴

GeForce GTX 1050と4Kディスプレイを搭載

X570UDは、外部グラフィックスとして、GeForce GTX 1050を搭載しています。

薄型のノートPCなので、冷却性能に期待出来ない点や、CPUがUシリーズである点を考慮すると、本来のGTX 1050の性能は出ないかもしれませんが、画質を下げれば、やや軽めのゲームなら快適にプレイできると思います。とはいえ、ゲーミングPCという位置付けではないので、最も適しているのは、画像や映像を扱うクリエイティブな作業を行う方でしょう。

もう一つの特徴として、sRGB100%カバーのの4Kディスプレイを搭載している点があります。より精細な表示が可能で色域も比較的広いです。しかし、画面の大きさはあくまでも15.6インチなので、オフィスソフトなどで等倍で文字を表示すると、文字が小さすぎて見づらくなってしまいます。

総合して考えると、Adobe PremiereやPhotoshopなどのGPU支援対応アプリを使用して、4Kの写真や動画を編集する場合などに本領を発揮できるPCとなるでしょう。

SSD+HDDのストレージ

X570UDは、256GB SSDと、1TB HDDのデュアルストレージ構成です。この構成により、高速起動と、大容量のストレージとを両立しています。

ただし、HDDを搭載しているため、消費電力が増えることと、耐振動性が劣ってしまうという、デメリットもあります。頻繁に持ち運ぶようであれば、SSDのみのPCの方がよいでしょう。

スタイリッシュなデザイン

X570UDは、ヘアライン加工が複数方向に施された天板と、エッジ部分とロゴに明るいグリーンが際立つ、スタイリッシュなデザインとなっています。


明るいグリーンが映えるデザイン

一般的なインターフェイス構成

X570UDのインターフェイスは、下記のとおりです。

USB3.1 Type-C、USB3.0、USB2.0 x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。光学ドライブは備えていません。

ただ、カードリーダーはmicroSDサイズとなっている点が残念です。高解像度の写真や動画を扱うことが主な作業となりそうなPCなので、通常サイズのSDカードリーダーであれば、デジカメなどからの取り込みの時に便利だったように感じます。

急速充電対応のバッテリー

X570UDのバッテリーは、急速充電に対応しています。約49分で60%まで充電できます。

ハイスペックPCであるため、バッテリー駆動時間は約4.1時間と長くはありませんが、急速充電が可能なので、もしもの時でも対応できそうです。

その他のこだわり

X570UDには、上記以外にもこだわりのポイントがあります。

・ASUS Splendidテクノロジー:ディスプレイの色を調整し、ブルーライト軽減モードやビビッドモードなど状況に合わせて色を調整できます。

・ASUS SonicMaster:力強く、深みのあるサウンドを再生可能です。

・ASUS AudioWizard:ゲーム、映画、音楽、録音、スピーチなどコンテンツに合わせて最適なモードを選択できます。

・ASUS IceCoolテクノロジー:冷却性能を重視し、パームレストを体温より低い36℃以下に保つことができます。使い心地のよりPCを実現しています。

・フルサイズキーボード:ややコンパクトで3列ですが、テンキーも備えています。キーボードバックライトも備えているので、暗い場所でも快適にタイピングできます。

このように、仕様表には表れにくい部分ですが、快適に使用できるような工夫がなされているようです。


パームレストが広いキーボード

 

ライバル機種との比較

最後に、X570UDと同じように、GeForce GTX 1050、4Kディスプレイを搭載した、15.6型のDELLのXPS 15と比較を行います。XPS 15は4Kディスプレイを搭載した、最上位モデルとの比較です。

X570UDはデュアルストレージの点でアドバンテージがあります。また、価格も安いです。

一方、XPS 15は、液晶がAdobe RGB 100%をカバーし、色域がより広くなっており、よりクリエイティブな作業向けのPCとなっています。CPUもHシリーズを搭載し処理性能がやや高くなっています。また、本体サイズがやや小さいにも関わらず、2倍ほどの容量のバッテリーを選択できます。質量は、液晶やバッテリーによって変わってきますが、97Whのバッテリーを搭載した場合は、1.9kg台になりそうです。

ライバル機種との比較
  ASUS X570UD DELL XPS 15
CPU Core i7-8550U Core i7-7700HQ
メモリ 16GB
ストレージ 256GB SSD + 1TB HDD 512GB SSD
グラフィックス GeForce GTX 1050
液晶 UHD 光沢なし UHD 光沢なし タッチ対応
液晶色域 sRGB100% Adobe RGB100%
質量 約1.9kg 約1.82kg (最小構成)~
約1.99kg
サイズ 374.6x256x21.9mm 357x235x17mm
バッテリー 約4.1時間
48Wh
時間は非掲載
56Wh / 97Wh
価格(直販) 169,800円(税別) 199,183円(税別)
リンク   メーカーサイト

 

結論として、X570UDは、XPS 15ほどではないものの、4Kディスプレイを必要とするクリエイティブな作業に適性があり、しかも使う場所で電源がある程度確保できる、という方にとっては、コストパフォーマンスの高い機種となりそうです。

詳細・購入はこちら

【公式サイト】

ASUS(X570UDページ)

 

 

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