デル Venue 8 Proの実機レビュー(2)
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液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
ガンマ補正曲線を確認すると、全体的に暗めに補正されていたので、実際の画面は明るく表示されていると言えます。
色域は標準的な広さです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
下記は画素の形状です。複雑な形状ではなく開口率も広めです。ギラつきは感じません。


パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
タブレットとしては十分かもしれませんが、Windowsパソコンとしては処理性能は良くありません。
CPUはAtom Z3740Dですが、「D」のないAtom Z3740よりもスペックがわずかに劣ります(ただしベンチマークスコアはほとんど変わりません)。またメモリは2GBとWindowsパソコンと比較すると少なめです。ストレージもそれほど速くありません。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
Windows版の3DMark(パソコンとの比較用)
Windows RT版の3DMark(タブレットとの比較用)
PCMark 8
ストレージのベンチマーク
重量のチェック
重量の実測値は398gでした。
8インチタブレットとしては標準的な重さだと思います。
重量の実測結果
薄さのチェック
高さの実測は約9mm
薄さの実測結果は右図の通りです。約9mmでした。普通の薄さです。
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
当サイトでのバッテリ―駆動時間の計測結果は次の通りです。タブレットとして普通の駆動時間だと思います。
負荷内容 | Venue 8 Pro |
---|---|
動画再生時 ※1 | 7時間31分 |
カードリーダー/ライターのチェック
SDカードリーダー/ライターは、シーケンシャルアクセスが遅いです。


表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、タブレットを持つ手が熱くなり不快になります。
今回は本体の裏面を計測しています。
負荷をかけると裏面がやや熱くなります。不快とまで言いませんが、気にはなります。


外観のチェック
外観です。
裏面です。円状に凹凸があり、指が引っ掛かりやすくしています。
角の部分です。
側面のスロット類です。ヘッドホン、microUSB、microSD、SIMのスロットがあります。HDMIやフルサイズUSBはありません。
ACアダプターです。10W(5V、2A)の容量です。
まとめ
以上がデル Venue 8 Proのレビューでした。
SIMフリー版を販売している点が良いです。格安のSIMを挿して、外出先でもインターネットへアクセスすることが可能です。
また、Officeが付属してくるのも嬉しいです。外出先で、ExcelやWordのデータを確認することができます。
AtomのCPUであるため負荷の高い処理はできませんが、タブレットでよく使われる用途なら、特に問題ないでしょう。それほど容量の大きくない文書、エクセルファイルなら問題なく閲覧できます。「艦これ」は起動時に警告が表示されますが、それ以降は特に問題なくプレイできます。
ただし、解像度が低いため、画面を縦長にしてWebページを閲覧したときなど、小さい文字を見るときは、文字がクッキリせず、ぼやけて見えます。
また、8インチと画面が小さいため、従来からあるWindowsソフトの小さなボタンやリンクを押そうと思うと、タッチミスすることがあります。
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デルのサイト:Venue 8 Proタブレット |