BB.exciteモバイルLTE データSIMの実機レビュー

更新日:2015年6月21日

SIM3枚プランが格安

BB.exciteモバイルLTEは、BB.exciteが運営する格安MVNOサービスです。

SIMカードを3枚所持できるプランが他社よりも安く、最も安いプランは、SIMカード3枚でたった1,100円/月です。

余った高速通信容量の翌月への繰り越しや通信容量の追加チャージ、高速通信のON・OFF切り替えサービスにも対応しています。非公式ですがiOS、Android対応アプリも利用できます。

高速通信時の最大速度は公表値で下り最大225Mbpsとなっており、当サイトで行った速度計測でも、比較的高い速度を出しています。

メーカー直営サイト:BB.excite

※レビュー商品は当サイトでの購入品です。

プランの主な仕様

BB.exciteモバイルLTEが提供するデータSIMプランの主な仕様をまとめました。

下り最大225Mbpsの次世代高速モバイル通信に対応。余った高速通信容量の翌月への繰り越しや、高速通信のON・OFF切り替え機能、通信容量の追加チャージができます。

価格面では、必要な時だけ高速通信容量をチャージして普段は低速通信を利用する0GBプランをはじめ、1、2、4GBプランが用意されています。また、SIMを3枚利用できるプランがあり、こちらはSIM1枚あたりの価格がかなりお得になっています。

SMSオプションはSIM1枚あたり月額140円で追加可能ですが、音声通話に対応したプランはありません

BB.exciteモバイルLTEデータSIMプランの主な仕様(2015/6/14現在)
  BB.exciteモバイルLTEデータSIMプラン
高速通信時の速度 225Mbps
低速通信時の速度 200kbps
公衆無線LANの利用 なし
選べる月間データ通信量 0、 1、 2、 4GB
いずれもSIM3枚プランあり
追加通信量のチャージ 250円/100MB
最低利用期間の設定 2ヶ月
その他 高速データ通信容量の追加チャージ
プラン変更可能
余った通信容量の翌月繰り越し
高速通信のON・OFF切り替え機能
初期費用(税抜) 3,000円
月額料金(税抜) 670円〜

通信速度の実測値

格安SIMプランを提供しているMVNO事業者は、ほとんどのメーカーがdocomoの通信回線を借りていますが、MVNOの接続設備や利用者数などによって実際の通信速度にばらつきがあります。

ここでは上野、東京、品川駅構内で、BB.exciteモバイルLTEの速度テストを行いました。DMM Mobileで同様のテストを実施したときに、12時台で急激に速度が低下し、15時台は比較的高速であったため、この2つの時間帯で計測しています。以下が詳細な測定環境です。

■測定環境■
測定場所:JR上野駅、東京駅、品川駅(全駅計測ポジションは山手線外回り、6両目乗り場)
測定に使用したタブレット:ASUS MeMO Pad 7(ME572CL)
測定アプリ:OOKLA SPEEDTEST
計測日時:2015/6/12金曜、12:15〜12:45および15:15〜15:45 (上野→東京→品川:各駅3回ずつ計測)

速度の計測結果は下表の通りです。

JR山手線3駅構内での通信速度計測結果 (6/12金曜・午後)
計測場所 上野 東京 品川
計測時間帯 12時台 15時台 12時台 15時台 12時台 15時台
通信速度(ダウンロード)【Mbps】
1回目 0.6 16.72 0.44 22.44 0.55 16.73
2回目 0.78 13.75 0.45 20.36 0.47 16.95
3回目 1.05 10.06 0.43 14.18 0.46 23.44
平均値 0.81 13.51 0.44 18.99 0.49 19.04
通信速度(アップロード)【Mbps】
1回目 6.74 7.11 8.91 12.29 6.92 9.5
2回目 7.01 8.74 6.06 15.05 5.99 8.06
3回目 8.55 8.03 7.9 13.81 6.89 5.79
平均値 7.43 7.96 7.62 13.72 6.60 7.78

 

上記の測定結果の平均値をグラフにしたのが下図です。

駅の状況によって多少の変動はあると思いますが、混雑時間帯の12時台には下りの通信速度(ダウンロード)がすべての駅で大幅に低下しました。一方、比較的空いている15時台には一番遅かった上野駅でも、12Mbps以上出ており他の大手MVNOと比べて速い通信速度でした。

上りの通信速度(アップロード)は15時台の東京駅を除いて、安定して6~8Mbps出ており、混雑による影響はほとんどありませんでした。

使用する計測アプリやホームの測定位置によっても計測結果は異なりますので、あくまで参考値としてご覧下さい。


 

実測テスト中の印象としては、同じホームに電車が入ってきてホーム上の人の数が増えると、一時的に計測結果が下ぶれしました。またホーム上の位置や周囲の混雑状況によっても通信速度は影響を受けます。

参考値として、上野駅で人ごみを避けて比較的空いている時間帯に計測した結果は、次の通りでした。


上野駅構内の空いている時間帯に場所をかえて再測定した結果の一例

 

BB.exciteモバイルLTEは、高速データ通信容量が余っているときは、速度制限がありません。ただし、高速データ通信量を使い切ってしまったとき(通信速度最大200kbpsのとき)で、3日あたりの通信量が366MBを越えた場合は、通信速度をさらに制限される場合があります。

月額データ通信容量をオーバーすると200kbpsへの速度制限は即座に反映されます。通信制限時の通信速度計測結果を以下に示します。このテストの後、さらに通信残量のない状態で500MB分ほどYoutubeを再生し、その後に同じテストをしてみましたが、特に変化はなく、Youtubeの視聴状態にも違いは見られませんでした。3日あたりの通信量による速度制限は必ず発生するわけではないようです。


高速通信制限時の通信速度計測結果

BB.exciteモバイルLTEの主なサービス

BB.exciteモバイルLTEのデータSIMプランで利用できる特徴的な機能やサービスをまとめました。

データ通信量の繰り越し

使い切らなかったデータ通信容量は、翌月に繰り越すことが可能です。有効期限は翌月末日までです。


余ったデータ量は翌月まで繰越可能

高速データ通信容量の追加チャージ

利用頻度によっては月々の通信量をオーバーしてしまうこともありますが、BB.exciteモバイルLTEでは高速通信容量を追加チャージすることができます。容量追加は250円/100MB。追加チャージした容量は購入した月の3ヶ月後末日まで有効です。


マイページから高速通信容量を追加チャージ

高速データ通信のON・OFF切り替え

BB.exciteのマイページから高速データ通信のON・OFF を切り替えることができます。高速通信の切り替えをうまく利用すれば、高速通信容量の節約ができ、月々の通信コストを抑えることができます。

高速データ通信のON・OFF切り替えは何度でもできますが、連続して切り替えた場合は次の切り替えまでに1分程かかります。


データ通信速度の切り替えもできる

 

高速通信容量の追加チャージや他の手続きの場合もそうですが、BB.exciteのマイページはブロードバンドやメールサービスなどの他のBB.exciteサービスと同じページ内に全て表示されるため、モバイルLTEだけを使うユーザーにとってはメニューを探しづらく使い勝手がよくありません。普段使いでは次に紹介する非公式アプリの方が使いやすいです。

Android、iOS専用アプリ"BB.exciteクーポンスイッチ(非公式)"

BB.exciteモバイルLTEには専用アプリは用意されていませんが、iOS/Android対応の非公式アプリがGooglePlayとAppleストアからダウンロードできます。ここではAndroid版のアプリをチェックしました。アプリはGoogle Playからダウンロードし、エキサイトIDとパスワードを入力すれば利用できます。

アプリのホーム画面からは当月以降の月ごとの通信残量が確認でき、高速通信のON・OFF切り替えができるほか、SMS利用料金もチェックできます。アプリの機能は多くありませんが、マイページにアクセスするよりは手軽で使いやすいです。


"BB.exciteクーポンスイッチ"はGooglePlayからダウンロード可

非公式アプリ"BB.exciteクーポンスイッチ"のホーム画面

SIMカード3枚プランもあり

BB.exciteモバイルLTEでは、SIMカードを3枚所持できるプランがあります。しかも、月額1,100円から利用でき、SIM1枚あたり367円で利用できるため、格安です。

初回申し込み時に3枚申し込めば、1枚の場合と同じSIMカード登録料手数料しかかかりません。ですが、後から追加する場合は別途3000円のSIMカード追加登録手数料がかかります。複数SIMをなるべくコストを抑えて使いたい方には狙い目のプランです。


SIMカード3枚プランがお得

プランの変更

BB.exciteモバイルLTEではマイページから契約プランの変更が可能です。手続きの申し込みは月末前々日までの受付で、変更したコースおよび月額料金は翌月から適用されます。コース変更による手数料は発生しませんが、SIMカードの枚数を1枚から3枚に変更した場合は、SIMカードの追加時に登録手数料が発生します。

利用開始までの手続き

BB.exciteモバイルLTEのSIMカードの購入から利用開始までの手続きをレビューします。今回はメーカーサイトからオンラインで申し込み・購入しました。

オンライン申し込み

BB.exciteモバイルLTEのWebサイトのトップ画面から申し込みボタンをクリックして、申し込み画面に進みます。


BB.exciteモバイルLTEのWebサイト

 

エキサイトIDをすでに持っている方は既存のIDが利用できます。今回はエキサイトIDの新規登録を行いました。エキサイトIDの登録が完了すると、入力したメールアドレスに確認メールが届きます。


まずエキサイトIDを新規登録する

 

引き続き、BB.exciteモバイルLTEの申し込み手続きをします。手続き画面に進むと、本人確認のため申し込み専用URLがエキサイトIDで登録したメールアドレスに届きます。メールアドレスのリンクをクリックすると、購入手続きが始まります。


本人確認メールに記載のURLから購入手続きがはじまる

 

最初に利用コースを選択し、次にSIMカードの種類とSMSオプションの有無を選択します。SIMカードのサイズは端末毎に異なりますので、利用予定の端末の対応SIMカードサイズを確認しましょう。BB.exciteモバイルLTEの動作確認済み端末はメーカーサイトで確認できます。

BB.exciteモバイルLTE動作確認端末一覧


利用コースを選択

SIMカードのタイプを選択

 

SIMカードの送付先住所などの情報を入力し、利用開始希望日を入力します。利用開始希望日はSIMカードの到着日とは別に設定されます。SIMカードの配送日時の目安は申込日から7~10営業日後となっており、利用開始希望日は10~15営業日の間で選択できるようになっています。結構待たされます。購入を検討される場合は、利用開始日時まで余裕を持った申し込みが必要です。


利用開始までは2週間ほどかかる

 

最後に支払い方法を入力します。利用できる支払い方法は本人名義のクレジットカードのみとなっています。これで申し込み手続きは完了です。


支払い方法はクレジットカードのみ利用可

SIMカードパッケージの内容

手元に届いた内容物のチェックです。今回は申し込み手続きから8日後に届きました。利用ガイドを兼ねたSIMカードのパックのみのシンプルな内容です。利用ガイドにはAndroid向けのAPN設定方法などが記載されており、iOSでの設定方法はWebページで確認できます。→BB.exciteモバイルLTEのAPN設定情報


BB.exciteモバイルLTE データSIMプランのパッケージ一式

中身はSIMカードとAPN入力項目などのカンタンな記載のみ

SIMカードの挿入方法

SIMカードを台紙から取り外します。SIMカードはハサミやカッターを使わなくとも、指で裏側から押すだけで取り外せます。

タブレットへの挿入時はSIMカードの裏表と向きを合わせて、端末側のSIMカード台座にしっかりと収まっているか確認します。ちゃんとセットされていない状態で無理に押し込むとSIMスロットが破損しやすいので注意しましょう。

今回のレビュー用端末にはASUSのMeMO Pad 7(ME572CL)を使用しました。そのため以降でレビューした設定方法はAndroid端末のものとなります。


SIMカードは指で裏から押すだけで外れる

端末側の設定方法

SIMカードを端末に正しく挿入したら、次に端末側の設定をします。申し込み手続き時に設定した利用開始希望日を過ぎていれば、SIMカードは利用できる状態になっています。

まず[設定]>[その他]>[モバイルネットワーク]の項目を開き、データ通信を有効にします。次に同じウィンドウ内の[アクセスポイント名]を設定します。

今回、BB.exciteモバイルLTEのアクセスポイント(APN)情報がデフォルトで登録されていなかったため、新規APNを設定しました。設定は、[アクセスポイント名]の設定画面右上の+プラスボタンから行います。APN設定項目は、利用ガイドに記載されている項目のみ入力し、入力が終わったら、作成したBB.excite用のAPNを選択します。


モバイルネットワークの設定画面

BB.exciteのアクセスポイントを新規登録する

BB.exciteモバイルLTEのAPN設定項目はパッケージにも記載

 

アクセスポイントを設定したら、次に[通信事業者]を選択します。通常は自動選択になっていて、docomoが自動的に選択されているはずです。

無事設定が完了したら、通信状態アイコンに"4G"とアンテナマークが表示されます。これで設定完了です。

万が一アンテナマークが表示されない場合は、使用場所の電波環境が悪いか端末側の認識がうまくいっていない可能性があります。利用場所を変えてみたり、端末の再起動などで改善することもありますので、設定項目を確認の上、試してみてください。

またWi-Fiが利用できる環境ではWi-Fiが優先されるので、Wi-Fiがオフになっているかも確認してみてください。


4Gとアンテナマークが表示されたら設定完了

まとめ

以上がBB.exciteモバイルLTEのデータSIMのレビューでした。

SIMカードを3枚所持できて、1,100円/月からという価格はかなり魅力的です。タブレット、パソコンなど、LTE対応端末をたくさん持っている方に適しているでしょう。

ただし、音声通話対応のSIMカードを販売していません。スマートフォンにこのSIMを使っても、電話回線を使った音声通話はできないためご注意ください(データ通信回線を使ったインターネット電話は可能)。

高速通信のON・OFFや追加チャージ、余った高速通信容量の翌月への繰り越しサービスはついています。非公式ではあるもののAndroidとiOSで利用できる専用アプリもあります。ただし、公衆無線LANサービスはありません。

詳細はこちら
メーカー直営サイト:BB.exciteモバイルLTE