ウイルスバスター クラウド 10 新製品発表会&太田選手とスポンサー契約

更新日:2015年7月27日

 

2015年7月27日、トレンドマイクロから、ウイルスバスターの2015年バージョン「ウイルスバスター クラウド 10」が発表されました。Windows 10の発売に合わせ、ウイルスバスター クラウド 10も7月29日より発売開始となります。

新製品が提供する3つの価値

新製品がユーザーに提供する主な価値は次の3つです。

(1) マルチデバイスの保護 ・・・ トレンドマイクロの調査によると、個人ユーザーの約3人に2人がマルチデバイスを利用しているという結果でしたが、従来のウイルスバスタークラウドはWindowsとMacのみインストール可能で、AndroidやiOSに関しては、ウイルスバスター モバイルという別の商品を購入しなければなりませんでした。しかし、新バージョンのウイルスバスター クラウド 10 では、これ1本で、Windows、Mac、Android、iOS、Kindle Fireシリーズにインストール可能になりました。

(2) クラウドの安全利用 ・・・ トレンドマイクロの調査によると、クラウドストレージ利用者の67%がセキュリティを懸念しているという結果であったため、クラウドストレージ内のファイルをウイルススキャンできる機能を追加しました。

(3) コンシェルジュサービスによるデジタルライフのサポート ・・・ トレンドマイクロでは、従来より「ウイルスバスター クラウド+保険&デジタルライフサポート」というパソコンやスマートフォンで起こったトラブル全般をサポートしてくれるサービスがありましたが、今回、新サポートツールの導入によりサポート時間が改善されました。

具体的な強化点

ウイルスバスター クラウド 10 の具体的な強化点を見ていきます。

ウイルスバスター クラウド 10は、7月29日に発売されるWindows 10 にいち早く対応します。OSに対応するだけでなく、クラウドストレージ(OneDrive)のスキャンや、マイクロソフトの新ブラウザソフト「Microsoft Edge」にも対応しています。ただし、Microsoft Edge向けのブラウザガード、リンクの安全性表示などの一部のセキュリティ機能は未対応で、今後対応予定です。

 

クラウドストレージのスキャンとは、クラウド上に保存されているファイルを、トレンドマイクロのクラウド上でスキャンし、結果のみをユーザーへ通知する機能です。スキャン中にパソコンの負荷が高くならない点がメリットです。なお、対応しているクラウドストレージは、OneDriveのみとなっています。

 

下の動画はクラウドストレージスキャンを実行している様子です。1回目のスキャンはPC上から直接行っているためCPU負荷が100%近くになっているのが分かると思います。一方、2回目のスキャンはクラウドストレージスキャンを実行しているため、CPU負荷が高くなっていないことが分かります。

 

ウイルスバスター クラウド 10 は、Windows、Mac、Android、iOS、Kindle Fireシリーズに対応しており、1ライセンスにつき3台のデバイスへインストール可能です。

 

旧サポートサービスの「デジタルライフサポート」は、「デジタルライフサポート プレミアム」という名称へリニューアルされます。新サポートツールの導入により、サポートに必要とされる時間が改善されます。また、Windows 10 へのOSアップグレードもサポートしてくれます。

 

新サポートツールとは、ユーザーのデスクトップ画面のスクリーンショットや、システム情報、ソフトウェア一覧などをサポート側で取得できるツールです。従来はこのような情報を確認する際、口頭でヒアリングしていましたが、15~20分くらい時間を取られていました。これを新サポートツールにすることで、瞬時にサポート担当者が情報を確認出来るようになりました。ユーザー側とサポート側の画面を映したデモ動画については、下をご覧ください。

 

平成27年10月から、マイナンバー制度が実施され、国民一人一人に12桁のマイナンバーが通知されますが、このマイナンバーをインターネット上へ送信されることを防ぐ機能も搭載しています。

 

不正な証明書を使い、正規サイトとの通信に見せかける攻撃を防ぐ「セキュリティ証明書チェッカー」機能も搭載されました。

 

プライバシー設定チェッカー機能も強化されました。従来から、Facebookでどういった公開範囲まで、自分のコメントを掲載するかについて、適切な設定を推奨する機能はありました。ただし、Facebookに連携されているアプリが投稿範囲を特に気にせずに出してしまうということがあるため、今回のバージョンでは、そのようなアプリの公開範囲の推奨設定値を提供する機能が追加されました。

モバイル版の「ウイルスバスター モバイル」もリニューアル

モバイル版の「ウイルスバスター モバイル」もリニューアルし、7月29日より販売開始されます。

 

新機能の1つとして、「銀行の偽アプリ対策」があります。

 

偽アプリをインスト―ルされ、実行してしまった場合でも、下の動画の様に、ウイルスバスターは検知することが可能です。

 

 

また、Wi-Fiを利用している際に、銀行アプリを起動すると、Wi-Fiのセキュリティ設定をチェックし、脆弱な場合はメッセージを表示する機能も追加されました。ただし、銀行アプリ以外は反応しないようです。

 

こちらの機能も動画ありますので、ご覧ください。

 

インストールアプリを一覧で管理できる機能も搭載されました。

 

SafariでWebの安全性を手動スキャン出来るようにもなりました。

 

この様子も動画をご覧ください。

フェンシング太田 雄貴選手 とのスポンサー契約


左: 太田 雄貴選手、右:代表取締役社長兼CEO エバ・チェン

また、先日の世界選手権で日本人で初めて優勝したフェンシングの太田 雄貴選手と、トレンドマイクロはスポンサー契約を結びました。

太田選手は、トレンドマイクロとスポンサー契約を結ばれた率直な感想を質問され、

「トレンドマイクロが大切にしているディフェンス(フェンス)するということと、フェンシング(フェンス)とは、似通ったものがある。 相手が来てから反応してはいけないといところは、フェンシングと非常に似ている。 予測して、相手の先をみて、ディフェンスするというところも、すごくトレンドマイクロの想いとフェンシングというものが共通・共感していると思っている。 今回、僕だけでなく、協会全体としても、トレンドマイクロにサポートしていただけるという点も、感謝している 」

と回答していました。

 

ウイルスバスター クラウド 10 は、7月29日以降、以下のページから購入可能です。

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