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F-secure SAFE の評価

更新日:2016年5月23日

製品は良いが、購入はためらう

F-secure SAFEは、ディープガード機能により新種ウイルスの検出率が高く、動作も軽いセキュリティソフトです。多くの第三者機関で高い評価を得ています。また、価格もかなり安いです。

2015年バージョンで、ようやくマルチデバイス版のF-Secure SAFEが発売。Windows、Mac、Android OS、iOSのデバイスへインストール可能です。デバイスが増えると管理が大変になりますが、パーソナル ポータルMy Safeによって一元管理することが可能です。

日本国内ではあまり宣伝をしていないせいか、シェアは低いです。情報も少ないため、不具合が発生したときに、自力で調べるのが大変そうです。

また、エフセキュアの元社員がTwitterで大量の個人情報を流出させた事件があり批判が集まりました。



エフセキュアの元社員がTwitterで大量の個人情報を流出 (2015年11月5日追記、2016年5月22日修正)

エフセキュアの社員が、Twitterで大量の個人情報を流出させたという事件がありました。

以前、はすみとしこがFacebookで「そうだ難民しよう!」のイラストを公開し、賛否両論ありましたが、このイラストに「いいね!」した人の個人情報約400人分を、エフセキュアの社員がTwitterで公開したという情報がインターネット上で流れ、問題となりました。

事件後、社員はすぐに退職。F-secure側の調査では、Twitterアカウントの発言者が元従業員であるとの確証は得られないと回答。個人情報を入手した方法も判明せず、記者会見などもなく、会社の対応を疑問視する声も多いです。

ソフト自体は悪いとは思いませんが、ご購入を検討している方は、こういった事件があったこともご考慮下さい。

【参考URL】
【エフセキュア株式会社】F-Secure社、元社員が個人情報をリスト化し公開した事件 - NAVERまとめ
セキュリティ会社元社員の個人情報流出事件の疑問点 - ITmedia
弊社調査結果の最終的なご報告 - F-Secureサイト
AmazonのF-secureのレビュー - Amazon

2016年バージョンの新機能

新しい機能は次の通りです。それほど目新しい機能の追加はありません。

(1)ペアレンタルコントロール機能を、Mac OS Xを含むすべてのOSに対応
(2)不審なファイルのF-Secureへの簡単送信(PC版)
(3)Android、iOS、Windows Phone版のブラウザ保護とペアレンタルコントロール機能を改善

2015年バージョンの新機能

マルチデバイスに対応

2015年バージョンで、ようやくWindows、Mac、Android OS、iOSのデバイスに対応したマルチデバイス版のF-secure SAFEが発売されました。

パーソナル ポータルMy Safe

デバイスが増えると管理が大変になりますが、パーソナル ポータルMy Safeによって一元管理することが可能です。具体的にはインストールプログラムのダウンロード、ライセンスの追加購入、Anti-Theft機能の実行などです。


 

なお、Android用アプリには、「F-secure SAFE」と「F-secure Mobile Security」がありますが、My Safeから管理できるのは「F-secure SAFE」のみです。また、両アプリは機能は似ていますが、「F-secure SAFE」のほうがやや機能が多いです。

関連リンク(外部リンク):
「エフセキュアの2015年個人ユーザ向け製品」を発表

これ以降は、従来から持っているF-Secure の特徴を紹介します

特徴1 - 新種のマルウェアを検知するディープガード

F-secureは複数のスキャンエンジンを用いることで、昔から高いウイルス検出力を持っていました。しかし、以前は動作が重く、新種のウイルス検出率についてはそれほど高いものではありませんでした。

しかし、2006年にディープガード、2008年にディープガード 2.0が開発され、ふるまい検知や静的ヒューリスティック、サンドボックスによる仮想実行などによるチェックを行うことにより新種のマルウェア検出率が飛躍的に上がりました。また、ディープガード 2.0で新たに追加されたクラウド技術を用いた「ネットワーク ルックアップ」機能により、動作も劇的に軽くなりました。

ディープガード 2.0当時のスキャンの流れについて、ホワイトペーパーを確認すると、次のようになっています。

(1)パターンファイルによって既知マルウェアを検知。
(2)検知されなかったファイルについて、クラウド上に、ファイルが「良性」か「悪性」かを問い合わせ。
(3)クラウド上では「良性」の実行ファイルと、「悪性」の実行ファイルがデータベース化されており判定結果を返信。不明なファイルは詳細なふるまい分析、静的分析、ファイルを実行しているユーザ数などに基づいて判定。それでも怪しい場合は、「不明」と返答しアナリストが手動分析。
(4)「不明」とされた場合、PC側ではサンドボックスでの実行や、静的ヒューリスティックなどにより分析。

サンドボックスでの実行や、静的ヒューリスティック機能は、他社でもありますが、このディープガードは性能が良く第三者機関による調査でも高い評価を得ています。

さらに、2011年公開のディープガード 3.0では、レピュテーション機能を取り入れ、実行ファイルの普及率、ダウンロードURL、ファイルの作成日などを評価しマルウェアかどうかを判断するようになりました。

そして、JRE、Adobe Reader、MS Officeの脆弱性を突くマルウェアが多くなってきていることから、2013年公開のディープガード 5.0では、このような攻撃を防御する機能が強化されました。

関連リンク(外部リンク):
ディープガード 2.0について(PDF)
ディープガード 3.0について
ディープガード 5.0について(PDF)

特徴2 - 価格が安い

他社のセキュリティソフトと比較して、価格はかなり安いです。

特徴3 - バンキング保護機能の搭載

ネットバンクのアクセス時に、ログインIDやパスワードを盗んだり、不正に預金を引き出したりするマルウェアが近年流行っていますが、これらのマルウェアに感染すると、ワンタイムパスワードなどを使っていても不正操作を防げない場合もあります。

F-secureのバンキング保護機能とは、ネットバンクでの取引がより安全に行えるようになる機能です。ネットバンクのログインページへアクセスすると、下図のような「バンキング保護が有効です」という画面が表示されます。このバンキング保護のセッションが開いている間は、他の接続はブロックされます。これにより、取引中に、悪意のあるサイトへセッションが張られようとしてもブロックされ、IDやPWなどの不正送信や、不正送金を防ぐことができます。

 

また、2014年バージョンからは、ネットワーク プリンタへの印刷機能、別銀行や PayPalとの相互運用性などが改善されています。

注意点

宣伝をあまりしていないせいか、日本でのシェアはかなり低いです。メーカーのページのQ&Aなどの情報も少ないですし、メーカー提供のコミュニティサイトも英語のみです。不具合があった場合に、情報を見つけるのに苦労しそうです。

ファイアウォール機能は、Windows標準機能のファイアウォールを使用しています。Windows 7 移行であれば問題ないですが、Windows XPなどのアウトバウンドをチェックしないファイアウォールと一緒に使う場合、心配になります。

 

パスワード管理ソフトが必要ならば、別途インストールする必要があります。さらに、他のデバイスと同期するにはプレミアム版を購入する必要があります。また、通常のパスワード管理ソフトは、サイトに訪れると、自動でID&パスワードが入力されますが、本ソフトは手動で行う必要があります。下図のように、IDやパスワードを「コピー」ボタンを押した後、ペーストして入力する必要があるため、他のソフトと比較して面倒です。

他のセキュリティソフトとの比較表はこちら

他社のセキュリティソフトとの比較表はこちらをご覧ください。


まとめ

マルウェア対策性能が良く、動作も軽く、ネットバンク保護機能も搭載し、良いセキュリティソフトだと思いますが、国内シェアが低すぎて、万人に薦めるのはためらいます。PC初心者は不具合時の対応に苦労するかもしれません。

また、エフセキュアの社員がTwitterで大量の個人情報を掲載させた件もあり、同社のソフトを使用していても大丈夫なのか(PC内の情報、Webの行動履歴、登録情報などが漏れないか)という不安をユーザーが持っても仕方がないと思います。

製品自体は良いソフトだと思うのですが、購入するには慎重になってしまう製品です。

詳細はこちら
F-secure公式ホームページ