会員登録

今なら抽選でプレゼント実施中!!

当サイトは、パソコン・周辺機器・ソフトの比較サイトです。価格ではなく、機能・性能面について比較しているのが特徴です。

the比較 >  プリンタ/複合機の比較 > 2013年カラリオプリンター体験イベント参加レポート

2013年カラリオプリンター体験イベント参加レポート

更新日:2013年9月11日

2013年9月7日(土)に、エプソン新商品体験イベントが開催され、出席して参りました。このページでは、2013年のカラリオプリンターはどのような点が強化されたのかを中心に説明していきます。

2013年カラリオプリンターの主な強化ポイントは次の3つです。

スマートフォンとの連携強化

まずは「スマートフォンとの連携強化」から説明します。

EPSONの調査によると、デジタルカメラからの写真プリントボリュームは減少傾向ですが、スマートフォンからのプリントは増加傾向にあります。

 

EPSONでは従来から「Epson iPrint」というアプリを提供し、スマートフォンからの印刷を可能にしていました。ただし、パソコンからの印刷に比べて出来ることが少なかったため、2013年の機種からは、スマートフォンのみで出来ることをかなり増やしました。具体的には、次の3つの機能が追加または更新されます。

Epson iPrint (9/19 Update!)

まず、従来からあるEpson iPrintですが、メモリカードアクセス機能とコピー機能が追加されました。

 

メモリカードアクセス機能とは、メモリカードの画像ファイルをスマートフォンへコピーする機能です。その逆のコピーも可能です。例えば、一眼レフなどで撮影した綺麗な写真のファイルを、スマートフォンへ簡単にコピーすることが可能です。

Epson Creative Print(9/19 New!)

2013年9月19日からは、Epson Creative Printというアプリが新たに提供されます。Epson iPrintでは出来なかった"レーベル印刷"、"手書き合成シート印刷"、"塗り絵印刷"などが出来るようになります。

また、Facebookにアップされている写真を印刷することも出来るようになります。さらに、写真についたコメントやQRコードなども一緒に印刷できます。

 

実際に、Facebookの写真をコメントやQRコード付きで印刷した写真が次の画像になります。

 

また、LINEやLINE cameraのアプリから簡単に印刷することも出来ます。

 

LINEからの印刷方法は、送られてきた写真を選択し、カメラロールに保存してEpson iPrintで印刷するだけです。

s16

 

LINE Cameraからの印刷方法は、LINE Cameraで撮影し加工後、「他のアプリに送る」>「Epson iPrint」を選択するだけです。

 

印刷された写真は次の通りです。

3Dフレームプリント(9/19 New!)

スマートフォンに保存してある写真に、3Dのフレームを追加して印刷することが出来るようになります。

 

3D印刷をするには、レンチキューラーレンズ付きシート(細かい凸レンズが連続して並んだシート)の裏面から、短冊状の画像を印刷する必要がありますが、高精度に位置合わせをしなければなりません。技術力の高いエプソンだから実現できる印刷です。

 

実際に印刷した写真は次のようになります。なお、3Dなのはフレームのみです。中の写真は2Dですのでご注意ください。

 

接写したときの画像です。凸レンズが並んでいるのが分かります。

新機能はEpson iPrintアプリへ統合

新機能のアプリは、Epson iPrintのアプリから呼び出すことができます。別々のアプリになっていると管理が煩雑ですが、Epson iPrintから、すべての機能を使えるなら便利です。

全ラインナップ 小型スタイリッシュ

昨年モデルで、売れ筋機種のEP-805Aが小型化され、95.5%の高い満足度を得られました。

2013年モデルでは、全モデルに小型エンジンを搭載し、ラインナップを統一しました。

 

最新機種のEP-976A3は、A3用紙を印刷できる複合機ですが、5年ほど前に発売されたA4用紙まで対応のEP-801Aと比べても、設置面積比は約84%に減っています。

 

さらに今年は、リビングに調和するホワイトを軸としたラインナップになっています。

最上位機種 EP-976A3

2013年モデルで新しく追加された機種として、フラグシップモデルの「EP-976A3」があります。

A3用紙プリントに対応

EP-976A3の特徴は、A3用紙を印刷できる点です。

EPSONの調査では、A3/B4サイズの用紙の印刷頻度のアンケートで、半年に1回以上必要というお客様が52.1%もいたそうです。

 

またA3用紙で印刷するときの用途としては、自治会/PTAで配る文書、子供の教材、EXCELで大きな表の印刷、写真展への出展用などが挙げられるそうです。

ただし、普段は、写真やA4普通紙印刷がメインで、A3はときどきしか印刷しないから、大きなA3プリンターは置きたくないという要望もあるそうです。

 

これらを踏まえ、「ふたんはA4、ときどきA3」というキーワードをもとに開発されたのが「EP-976A3」です。

 

EP-976A3は、昨年モデルのEP-805Aで好評だった前面2段トレイ+背面手差しを継承しつつ、手差しでのA3プリントを実現しています。ただし、手差しは、用紙を1枚ずつしかセットできません。

開発ポイント

細かい点でも気遣いがあります。スキャナ台に原稿を載せて、ドキュメントカバーを閉じると、ふわっと用紙が浮いて傾いてしまうことがあるかと思います。それを軽減するために、ドキュメントカバーが2つ折りになっています。片手で原稿を抑えながら、ドキュメントカバーを閉じることができるため便利です。

 

開発中、曲げたドキュメントカバーを閉じるときに、原稿が吸い込まれる現象が発生するため、白いマットがスライドするようにして遊びの部分も設けたそうです(下図)。また、手をかける位置から光が入りこまないようにするなどの工夫もされています。

 

EP-976A3の開発ポイントも紹介します。プリンターを開発する上で重要なのがフレームです。A4用紙まで対応したEP-806Aは、強度を上げるために1部品で構成しています。しかし、樹脂は大きな部品になると物の精度を出しにくいため、A3用紙に対応した大きなEP-976A3では1部品で構成するのは難しいです。そのため、3部品に分割し、各部品の精度を向上し、板金構造を追加して強度を上げています。

 

下図が、実際のフレームです。

充実の作品印刷機能

また、EP-976A3のみの新機能として、PCなしで色補正などをして作品を仕上げることができる機能が盛り込まれました。

 

まず、撮影情報を付与し、6面や20面などにレイアウトして印刷する機能です。シャッタースピードやF値、ISOなどの数値が付与されます。この情報を元に印刷したい写真を選びます。

 

パソコンやキャリブレーション装置があれば、色補正するのは簡単ですが、これらの機器がない場合でもプリンターのみで簡易的に補正することが可能です。明るさ、コントラスト、鮮やかさ、RGBの色調補正などの数値を少しずつ変えた色調整後の一覧を印刷して確認することができます。実際に印刷する紙で色の確認ができるのがポイントです。調整値が決まったら、その値をプリンターへ入力し印刷します。

 

印刷時には、余白はもちろん、余黒を設けた印刷も可能です。余黒にすることで、プロのような写真が出来上がります。

所感

以上が、2013年カラリオプリンターの主な強化ポイントでした。

FacebookやLINE上の画像を簡単に印刷できるようになった点など、スマートフォンからの印刷機能が充実したのは良かったと思います。また、これらの新機能がEpson iPrintのアプリですべて管理出来る点も良かったです。スマートフォンから印刷する方法として、メールプリントやAirPrint(iOSのみ)、Google クラウド プリントもありますが、特に理由がなければ、Epson iPrintを使えばいいと思います。

EP-976A3については、撮影情報付き印刷や、色補正確認印刷が出来る点が便利だと思いました。実際に印刷する紙で補正後の色を一覧で確認できるのは嬉しいです。

EP-976A3の最大の特徴であるA3で印刷できるという点は、やや中途半端な機能かなと感じました。”ときどき”A3で印刷するというコンセプトなので、A3用紙を手差しで給紙するのは構わないのですが、1枚しかセットできない点は不満です。"ときどき"しか印刷しなくても、印刷するときは"たくさん"印刷するケースも多いかと思います。イベントでも想定される利用用途として、自治会/PTAで配る文書などを挙げていましたが、まさにこれらの用途では"たくさん"印刷するのではないかと思います。であれば、複数枚の用紙をセットできるようにして欲しかったです。