本命プリンタ CANON PIXUS MG6130のレビュー

デザイン、操作性、印刷の綺麗さを強化
CANON PIXUSシリーズの最新プリンタが2010年9月9日に発売されました。その中でも最も売れ筋のCANON PIXUS MG6130について実機レビューいたします。
尚、MG6130で大きく変わったのは、(1)デザイン、(2)操作性、(3)印刷の綺麗さです。 このあたりを中心に、開発担当者から聞いた話も織り交ぜながらコメントします。
ここがすごい! - デザイン一新!
今年のCANON PIXUSで最も変わったところは、デザインでしょう。 2年間かけて考え抜いたデザインは、黒に深みがあり、どこに置いても部屋のイメージを引き立てることでしょう。
下の写真が、CANON PIXUS MG6130です。 実物を見た感想としては、素直にかっこいいです。液晶テレビやパソコンなど、光沢のあるブラックのデザインが多いため、統一感が生まれて良いと思います。
尚、本体に塗装はしておらず、一発で表面成型しているそうです。 そのため色がはがれることなくいつまでも綺麗なままです。CANON PIXUS MG6130にはシルバーモデルもありますが、こちらはブラックの本体の上から塗装をしているそうです。個人的には下の図のブラックモデルがおすすめです。

ここがすごい! - 操作性がさらにUP!
元々、PIXUSシリーズは操作性が良く、真ん中のクルクル回すイージースクロールホイールが非常に使いやすくて、直感的に操作することができていました。

旧モデルのPIXUS MP640。元々操作性は良かった
さらに2010年発売モデルのCANON PIXUS MG6130は、必要なキーだけが光って、次の操作をナビしてくれるようになり、ますます操作性が向上しました。 尚、この光でナビする機能を「インテリジェントタッチシステム」と呼んでいます。
実際使ってみてましたが、かなり使いやすいです。「次はこのボタンかな?」というのが感覚でわかります。また液晶内のアイコン画像も奇麗になり、見やすさもUPしました。唯一難点を挙げるとすれば、やや指紋が目立つようになったかなという点です。
CANONの実験でも、下図のように視線の動きや注視点が最小限になったことが実証されたそうです。

HOME画面での視線の動き HOME画面での注視点
左図:インテリジェントタッチシステム有り 左図:インテリジェントタッチシステム有り
右図:インテリジェントタッチシステム無し 右図:インテリジェントタッチシステム無し
ここがすごい! - インクが増えて写真がより綺麗に!
CANON PIXUS MG6130は、「グレー」のインクが1つ増え、合計6色のインクになりました。
以前のモデルでは最上位のMP990で6色インクが採用されていましたが、1つ下のモデルのMP640は5色インクでした。 MP640の後継になるMG6130では、グレーが追加され最上位機種と同等の印刷の綺麗さになりました。グレーが追加されたことで、色に深みが増し安定した色を再現することが可能となります。
下の図が、グレーなしの5色インク(MP640) と、グレーありの6色インク(MG6130)の写真です。 印刷した写真をスキャナで読み込んでいることもあって違いが分かりづらいですが、6色インク(MG6130)のほうが、影になっている部分がより正確に印刷されている印象を受けました。
ただ、よく見ないとわからないですし、MP640も十分奇麗なので、印刷の奇麗さ目的でMP640からMG6130へ買い換えることはしなくても良いと思います。

ここがすごい! - 文書印刷の綺麗さ
CANON PIXUS MG6130は黒に顔料インクを使用しているため、文書の印刷がとても綺麗です。
下の図が、CANON PIXUS MG6130で印刷したWordの文書です。 インクジェットプリンタにしては、黒色がそれほどにじまずに、比較的クッキリと見えます。また、文字も画面で見るフォントに限りなく近いです。さすがにレーザープリンタのようにはクッキリ印刷できませんが、インクジェットプリンタにしては、とてもクッキリ見えます。
文字も画像も印刷しなければならない年賀状や説明資料、レポートなどの印刷に向いています。

ここがすごい! - 両面印刷でお金を節約!

CANON PIXUS MG6130は両面印刷ができるため、用紙代を節約でき、エコでもあります。
ちなみにEPSONのプリンタはオプション製品を別途購入しなければならず、しかも背面が出っ張ってしまいます。そのため両面印刷をよくするならEPSONよりもCANONのプリンタがおすすめです。
尚、インクジェット機で両面印刷する場合、表面を印刷した後、数秒待って(乾かして)から、裏面が印刷されます。実測では、表面を印刷後、約15秒に裏面の印刷が開始されます。
ここがすごい! - 必要な部分のみ印刷してお金を節約!
付属してくるEasy WebPrint EXというソフトを使えば、Webページの必要な部分のみを印刷できます。 例えば、イベント会場へのアクセス方法の部分だけ印刷したい場合に、このEasy WebPrint EX を使えば、自分がマウスで選択した部分のみ印刷することができます。 無駄な部分の印刷を省けるため、用紙代やインク代を節約することができます。

Easy WebPrint EXは、必要な部分のみを切り抜いて印刷できるだけでなく、メモを記入することもできます。 例えば、イベント会場へのアクセス方法と一緒に、持ち物などをメモし印刷することができます。

ここがすごい! - 4面割付け印刷でお金を節約!

CANON PIXUS MG6130は、1枚の用紙に、複数のページを縮小して割り付けて印刷/コピーすることができます。
インクジェットプリンタにしては珍しく、最大4ページを1枚の用紙に割り付けて印刷することができます。
また、写真印刷ならインデックスプリント(最大80ページ)することもできます。
このように割り付けて印刷/コピーすると、インクと用紙代を節約することができます。
もちろんスキャンやコピーもできる

CANON PIXUS MG6130は、スキャンもコピーもできる複合機です。
雑誌をコピーしたり、スキャンしてパソコンに取り込んで加工したりすることができます。
特に便利なのが、プリント済みの写真を焼き増し印刷する機能です。
操作方法は、プリント済みの写真を、スキャナ台へ置き、印刷するだけです。誰でも簡単にできます。右図のように4枚の写真をスキャナ台に置いて一斉にスキャンすることもできます。写真をやや斜めに置いても、スキャナが自動で判別し正しく焼き増ししてくれます。
この焼き増し機能で、古い写真を新しい用紙で印刷し直したり、昔とった写真を補正して印刷しなおしたりすることができます。
ここがすごい! - 複数のPCから印刷できる
従来のプリンタは、USBケーブルでパソコンに接続し印刷していました。 しかし、この方法では1台のパソコンからしか印刷できないため、昨年あたりから大衆モデルのプリンタにも無線/有線LAN機能が搭載されるようになりました。無線/有線LAN機能が搭載されたことにより、USBケーブルは不要となり、ネットワーク経由で複数のパソコンから印刷ができるようになりました。
今年の売れ筋モデルのCANON PIXUS MG6130にも、もちろん無線/有線LANは搭載されています。
無線LANの設定は、バッファローのAOSS、コレガのらくらく無線スタート、業界標準のWPSに対応しているので簡単です。

新機能 - iPhoneやiPadからも印刷できる
CANON PIXUS MG6130の新機能として、iPhone/iPod touch/iPadから印刷できるようになりました。 Apple Storeから「Canon Easy-PhotoPrint for iPhone」を無料でダウンロードすれば使えるようになります。
CANON PIXUS MG6130とiPhone等を無線で接続すれば、Canon Easy-PhotoPrint for iPhoneのソフトが自動でプリンタを検出し印刷できるように設定してくれます。特に面倒な設定は必要ありません。
印刷の操作方法も簡単です。Canon Easy-PhotoPrint for iPhoneを起動し、画像を選んで印刷するだけです。 参考までに、iPadから印刷している様子を動画に撮りましたのでご覧ください。
印刷スピードのチェック
L判の写真と、A4の文書の印刷スピードを計測してみた結果が次の通りです。
| 用紙サイズ | 1枚あたりの印刷スピード |
|---|---|
| L判(写真印刷) | 18秒 |
| A4用紙(文書印刷) | 8秒 |
印刷速度は速いほうでした。 尚、スタートボタンを押した後、1枚目が印刷されるまでは少し時間がかかります。ただし2枚目以降は上の表の速度で印刷できます。 スタートボタンを押してから1枚目の印刷が終わるまでの印刷スピードは、20~40秒かかることが多いです。
給紙トレイのチェック

A4用紙は、前面の給紙トレイに入れることができます。 前面給紙の良いところは、ゴミが入りづらい点です。
ただし、ハガキやL判写真を印刷するときは、背面から給紙する必要があります。
昔はL判用紙なども前面から給紙できるようにしていた時期があったそうですが、写真などはそれほど頻繁に印刷するものではないので、背面給紙に変えたそうです。
ただ、最近は携帯電話やiPodなどから印刷できるような機能も搭載し、写真を印刷する機会がふえたので、次期モデルでは是非、L判なども前面給紙にしてほしいところです。
CD/DVDレーベル印刷のチェック
下の図のように、パソコン上から写真を選びイラストを挿入してCD/DVDレーベル印刷をすることができます。 また、パソコンを使わなくても、写真が保存してあるSDカードなどをプリンタに挿入し、プリンタの操作画面から印刷することも可能です。

CD/DVDをセットするときは、本体とは分離した専用トレイを使用します。 その専用トレイを無くしそうなのがやや不安でした。
まとめ
CANON PIXUS MG6130ですが、デザインに大きな変化を感じた一台でした。 より家庭向けのデザインになったと思います。 操作性も抜群によくなり、液晶も見やすくなっています。 機能面では大きな変化はありませんが、細かな面がよりブラッシュアップされた印象です。おすすめかどうかと聞かれたら、間違いなくおすすめと答えます。今年の一推しプリンタ(複合機)です。
最後に、CANON PIXUS MG6130 メリットをまとめます。
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