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東芝 dynabook V634(2013年秋冬モデル)の実機レビュー

更新日:2014年1月18日

後継機種情報:
後継機種のdynabook V63 が発売されました。ただし、ボディは同じで、CPUのみ少しグレードアップしただけだと思われます。そのため、こちらの記事は旧モデルではあるものの、参考になると思います。

ロングバッテリーでも軽い

51,504mWhの大きな容量のバッテリーを搭載しているにも関わらず、重量も軽い13.3型モバイルノートパソコンです。

本製品は、HD(1366x768)液晶と、WQHD(2560x1440)液晶のモデルがあります。HD液晶のモデルは、低解像度である代わりに消費電力が低いため、バッテリー駆動時間がかなり長いです。WQHD液晶のモデルは、バッテリー駆動時間は減りますが、高解像度で綺麗な液晶を搭載しています。なお、両モデルともタッチパネルは搭載していません。

重量は、メーカー公表値で、約1.12kgと軽量です。

なお、なぜかウルトラブックの認定は受けていないようです。

メーカーサイト:dynabook V634 icon

※レビュー機は当サイトでの購入製品です。

目次

dynabook V634 の基本スペック

dynabook V634の基本スペックを下記に紹介します。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年秋冬モデルの情報です。これ以外はスペックが異なりますのでご注意ください。

CPU
店頭モデルはCore i5-4200Uです。WebオリジナルモデルはCore i7-4500Uです。本機はCore i5-4200Uです。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)です。
 
液晶ディスプレイ
13.3型ワイドの光沢液晶です。液晶解像度は、 WQHD(2560x1440)またはHD(1366x768)の2種類用意されています。
メモリ
8GB(デュアルチャネル)です。
 
ハードディスク/SSD
店頭モデルは128GB SSDです。Webオリジナルモデルは256GB SSDです。本機は128GB SSDです。
光学ドライブ
非搭載です。
 
バッテリ駆動時間
WQHD液晶の場合は約14.0時間で、HD液晶の場合は約22.0時間です。
テレビチューナー
非搭載です。
 

店頭モデル・・・家電量販店で販売しているモデル
Webオリジナルモデル・・・メーカー直販サイト「Toshiba Direct」で販売しているWeb限定モデル

特徴1 - 最長で22.0時間のバッテリー駆動時間

dynabook V634は、最長で22.0時間(メーカー公表値)と、バッテリー駆動時間が非常に長いです。

ただし、22.0時間駆動するのはHD(1366x768)液晶を搭載したモデルに限ります。WQHD(2560x1440)液晶を搭載したモデルは14.0時間となるため注意しましょう。

今回レビューに用いているPCは、HD(1366x768)液晶です。このときのバッテリー駆動時間の実測結果を、下の表に掲載します。動画再生時のバッテリー駆動時間が非常に長かったです。(増設シートバッテリーを搭載できるPCを除いて)筆者が計測したことのあるPCの中で、最も長い駆動時間でした。しかし、PCMark 8によるバッテリーライフテストはそれほどでもなかったです(と言っても普通のモバイルノートPCよりは長い)。低負荷時の駆動時間が特に長いようです。

バッテリー駆動時間
負荷内容 HD液晶モデル
動画再生時 ※1 11時間58分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 6時間6分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

 

バッテリー駆動時間が長い理由として、1つ目は、他のモバイルノートパソコンよりも大きめの容量のバッテリーを搭載していることが挙げられます。フリーソフトでバッテリー情報を取得してみると、51,504mWhの容量のバッテリーを搭載していました。

2つ目は、HD(1366x768)の低解像度な液晶を搭載することで、消費電力を抑えているということが挙げられます。消費電力の計測結果は「消費電力のチェック」をご覧ください。


BatteryInfoViewによるバッテリー情報

特徴2 - 約1.12kgと軽量

dynabook V634は、大容量のバッテリーを搭載している割には重量も比較的軽いです。メーカー公表値で約1.12kgとなっています。

実測した結果は下図の通りです。メーカー公表値よりもさらに軽く、1.081kgという重量でした。また、ACアダプターも軽く、209gしかありませんでした。


重量の実測結果

 

また、本製品の優れている点は、本体重量1kgあたりのバッテリー駆動時間が非常に長いことです。通常、大きな容量のバッテリーを搭載すると、バッテリー駆動時間が長くなる変わりに、重量が重くなってしまいます。しかし、本製品は、バッテリー駆動時間も長く、重量も軽く、両方を兼ね備えています。

下の表は、本製品を含めた売れ筋の13.3型モバイルノートパソコンについて、重量1kgあたりのバッテリー駆動時間(「バッテリー駆動時間 ÷ 重量」の欄)を比較したものです。dynabook V634の数値が、かなり大きいことが分かります。

※なお、下の表は当サイトでの実測値です。バッテリー駆動時間は計測方法が変われば、値も変わってきます

売れ筋13.3型モバイルノートパソコンのバッテリー駆動時間(タッチパネルを搭載していない機種)
負荷内容 東芝
dynabook V634
(HD液晶モデル)
ソニー
VAIO Pro 13
NEC
LaVie G タイプ Z
(WQHD IGZO液晶モデル)
バッテリー駆動時間 ※1 11.97時間 6.82時間 3.83時間
重量 ※2 1.081kg 0.932kg 0.791kg
バッテリー駆動時間 ÷ 重量 11.07 7.32 4.84
※1 動画(解像度:720x480)を連続再生したときの実測値
※2 当サイトで計測した実測値
※レビュー記事:VAIO Pro 13LaVie G タイプ Z

特徴3 - 高い堅牢性

dynabook V634は、(主観も入っていますが)堅牢性の高いモバイルノートパソコンだと思います。

他社の薄型・軽量のモバイルノートパソコンは、本体を両手で持ってひねると、歪んでしまうことが多いのですが、本製品はそういった歪みがあまり発生しません。

※ただし、本体が歪んでも基盤は歪まないように工夫をしている製品もあるため、歪んでも堅牢性が低いというわけではないです。


高い堅牢性

特徴4 - ライバル機種よりやや小さい

本製品は、ライバル機種のLaVie G タイプ ZやVAIO Zよりも若干本体サイズが小さいです。カバンに入れやすいです。


13.3型モバイルノートのライバル機種とのサイズ比較

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

最近のモバイルノートパソコンは、フルHDのIPS液晶や、WQHDのIGZO液晶など、高解像度で見やすい液晶を搭載した製品が増えてきました。

しかし、本レビュー機は、HD(1366x768)解像度のTN液晶であり、いたって普通の見やすさです。最近の他社のモバイルノートパソコンと比べると見やすさは劣ります。

また、dynabook V634は、WQHD(256x1440)液晶を搭載したモデルもあります。こちらなら見やすい液晶になっています。ただし、バッテリー駆動時間は減ります。

 

以下、HD(1366x768)液晶の詳細です。

視野角は広くありません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ真っ直ぐです。色の再現性は高いです。


ガンマ補正曲線
※ i1Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。画素はシンプルな形状です。ただ、ピントを少しずらすと、手前のガラスの影響なのかギラギラして見えます。これが関係しているせいか、肉眼で見ても、筆者はややギラつきを感じます。


キーボードとタッチパッドのチェック

キーボードの打ちやすさは普通です。

キーピッチの実測値は、横19mm、縦17mmです。横のキーピッチは十分ありますが、縦のキーピッチはやや短めです。キーストロークは実測値で1.2~1.5mmの間です。普通のノートPCよりは浅いですが、最近のモバイルノートパソコンの中では普通の値です。

キートップはやや滑りますが、わずかに凹んでいるため指のフィット感は悪くないです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

バックライトキーボードも搭載しています。


バックライトキーボード搭載

タッチパッドの使いやすさも普通です。クリックボタンはタッチパッドと一体型ですが、比較的軽い力で押すことができます。ただし、クリックボタンを押すと、少し「カチッ」という音は聞こえます。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

末尾がUシリーズのHaswell CPUを搭載し、モバイルノートパソコンとしては標準的な処理性能です。

Core i5-4200U、8GBメモリ、128GB SSDの構成での各ベンチマーク結果は次の通りです。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

PCMark 8

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i5-4200U
x264でエンコード 34分41秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 13分21秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

最大500MB/s以上のアクセス速度が出ました。

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

スロットは本体の右側面にあり、挿入するとSDカードが出っ張ります。SDカードを挿入したままカバンに入れると、SDカードが破損するかもしれません。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。それほど高速ではありません。


 

 

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