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東芝 dynabook R63(2014年夏モデル)の実機レビュー

更新日:2014年9月2日

バランス型モバイルPC

dynabook R63は、バランスが良い13.3型モバイルノートパソコンです。

比較的バッテリー駆動時間が長く、比較的重量も軽く、見やすい非光沢フルHD液晶を搭載しており、使いやすい製品です。

手をキーボードに置いたままマウス操作できるアキュポイントも付属しており、操作性も高いです。

また、VGA、LANなどのポートも搭載しており、ビジネス用途にも適したパソコンだと思います。

店頭では販売されておらず、メーカー直販サイト「東芝ダイレクト」のみで販売されています。

メーカー直販サイト:東芝ダイレクト(dynabook R63) icon

※レビュー機はメーカーからの借用品です。

目次

dynabook R63 の基本スペック

dynabook R63の基本スペックを下記に紹介します。特徴的な部分は赤字にしています。このPCは、メーカー直販サイト「東芝ダイレクト」で販売しているWeb限定モデルです。量販店では販売していませんのでご注意ください。また、2014年夏モデルの情報です。これ以外はスペックが異なります。

CPU
Core i7-4510Uです。
 
グラフィックカード
CPU内蔵(インテルHDグラフィックス 4400)です。
液晶ディスプレイ
13.3型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920x1080)です。
メモリ
8GB(8GB x1)です。
 
ハードディスク/SSD
256GB SSDです。
 
光学ドライブ
非搭載です。
 
バッテリ駆動時間
メーカー公表値で約13.0時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver2.0)です。
テレビチューナー
非搭載です。
 

特徴1 - 比較的長いバッテリー駆動時間

dynabook R63は、比較的長いバッテリー駆動時間です。

まずバッテリー容量をBatteryInfoViewで確認すると、51,504mWhでした。比較的大きいバッテリー容量です。

駆動時間を計測した結果は、下の表の通りです。同社のdynabook V63(旧V634)ほどではないですが、他のモバイルノートパソコンと比較すると、やや長めの駆動時間です。

バッテリー駆動時間
負荷内容 dynabook R63
動画再生時 ※1 8時間02分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 4時間40分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

 

なお、dynabook V63よりもR63のほうがやや駆動時間が短いのは、液晶画面とCPUの違いが大きいです。V63はHD液晶ですが、R63は消費電力の高いフルHD液晶と高解像度になっているためです。

また、本製品のCPUは、Core i7-4510Uとなっていますが、Core i5を選択できたらもっと駆動時間は延びたと思います。

特徴2 - 非光沢フルHD液晶搭載

本製品は、"非光沢"液晶を搭載しています。映り込みが少なく、作業がはかどります。後述しますが、視野角も良く、色域も広く、ギラつきもほぼなく、見やすい液晶です。

また、解像度はフルHD(1920x1080)となっています。これより高解像度な液晶だと、文字がかなり小さくなりスケーリング設定の拡大率をかなり上げなければならず、逆にHD(1366x768)の低解像度だとデスクトップの情報量が少なくなります。

フルHDなら、スケーリング設定を100%にしても作業可能な方も多いと思います。文字が小さいと感じる方でも、125%程度ならレイアウトの崩れも少ないです。なお、スケーリングについての詳細は、「高DPI液晶搭載PCのメリット・デメリット」をご覧下さい。


非光沢液晶を搭載

特徴3 - 比較的軽い重量

重量も、一般的なモバイルノートパソコンより軽いです。

本製品のメーカー公表では、約1.210kgとなっています。実測した結果はさらに軽く1.173kgでした。

また、ACアダプターもとても軽かったです。


重量の実測結果

特徴4 - アキュポイント搭載

dynabook R63は、アキュポイントも付属しています。

アキュポイントとは、キーボード中央にある青い突起のことで、指で力を加えることによりマウスポインタが移動します。ThinkPadで言うトラックポイントです。手をキーボードのホームポジションに乗せたままマウスを動かせるので便利です。

実際に使ってみましたが、やや固い素材であるため、長時間アキュポイントばかり動かしていると指が痛くなります。ただし、キーボードを主に使いつつ、たまにアキュポイントを動かす程度なら、問題ありません。また、ポインタ速度を変えられるため、少し速めに設定すれば、軽い力でも動くようになります。


アキュポイントとタッチパッド


アキュポイントの拡大図

 

タッチパッドを無効にして、アキュポイントのみを有効にすることも可能です。

また、デフォルトでは左右のアキュポイント用のクリックボタンを同時に押すと、オートスクロールの動作になります(左右のボタンを同時にクリック後、アキュポイントを下または上に動かすとスクロールする)。このクリックボタンを押したときのアクションは変更することが可能です。

アキュポイント用クリックボタンは、普通の固さです。


タッチパッドのみ無効にすることも可能


左右ボタンのアクションを変更可能

特徴5 - 多種なポート

dynabook R63は、LAN、VGAなど、他の薄型PCには搭載されていないようなポートも搭載しています。

LANやVGAポートは、仕事用途では良く使うポートであるため、ビジネスマンには重宝するでしょう。


VGA、HDMI、USB、マイク/ヘッドホンポート


USB、LANポート

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は非常に良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、若干グリーンが下げ調整ですが、調整幅は少なく、比較的自然な発色であることが分かります。


ガンマ補正曲線
※ i1Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は広いです。sRGBをほぼカバーしています。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状はシンプルで、表面の凹凸も少なく、ギラつきもほとんど感じません。


 

非光沢液晶ですので、映り込みは少ないです。


液晶の映り込み

キーボードとタッチパッドのチェック

キーボードの打ちやすさは普通です。

キーピッチの実測値は、横19mm、縦17mmです。キーストロークは実測値で1.2~1.5mmの間です。キートップはやや滑りますが、わずかに凹んでいるため指のフィット感は悪くないです。

縦幅のキーピッチがやや狭く、キーストロークもやや浅いですが、慣れれば普通に打てる範囲のキーボードです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

バックライトキーボードも搭載しています。


バックライトキーボード搭載

 

タッチパッドの滑りやすさは普通です。マウスポインタの移動やジェスチャー操作など問題なくできるでしょう。クリックボタンはタッチパッドと一体型です。クリックボタンを押すと、少し「カチッ」という音が聞こえます。

また、前述した通り、アキュポイントも搭載しています。アキュポイントの詳細は、このページ内の「特徴4 - アキュポイント搭載」をご覧下さい。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

末尾がUシリーズのインテル第4世代Coreプロセッサー、およびSSDを搭載し、モバイルノートパソコンとしては標準的な処理性能です。

Core i7-4510U、8GBメモリ、256GB SSDの構成での各ベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-4510U
x264でエンコード 27分50秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 11分27秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク


256GB SSD

薄さのチェック

薄さは、ゴム足を含めて約21mmでした。とても薄いボディです。

薄いボディですが、ねじれに強いハニカム構造や、マグネシウム合金を採用し、優れた堅牢性も実現しています。


薄さ

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

スロットは本体の右側面にあり、挿入してもカードの出っ張りはほとんどありません。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターは高速です。ただし、UHS-IIには対応していないようです。


 

 

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