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東芝 dynabook KIRA L93(2014年夏モデル)の実機レビュー

更新日:2014年7月7日

「へ」の字形状が面白い

dynabook KIRA L93は、パソコンやタブレットなど、7つのスタイルへ変形できる13.3型WQHD液晶ノートパソコンです。

変形できるタブレットPCは他にもありますが、本製品は(キャンバススタイルと呼ばれている)「へ」の字の形状にできる点が便利だと思います。液晶の傾きが緩やかで、テーブルと水平に近いため、イラストを描きやすいです。

デジタイザーペンはワコム製で、多くのイラスト制作ソフトが筆圧検知に対応しています。画面も大きく、一台一台、色調整されて出荷されています。

メーカーサイト:東芝Direct(dynabook KIRA L93)

※レビュー機は当サイトでの購入製品です。

目次

dynabook KIRA L93 の基本スペック

dynabook KIRA L93の基本スペックを下記に紹介します。特徴的な部分は赤字にしています。※2014年夏モデルの情報です。これ以外はスペックが異なりますのでご注意ください。

CPU
店頭モデルはCore i5-4210Yです。WebオリジナルモデルはCore i7-4610Yです。本機はCore i5-4210Yです。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)です。
 
液晶ディスプレイ
13.3型ワイドの光沢液晶です。タッチパネル対応の WQHD(2560x1440)解像度です。
メモリ
8GBです。交換や増設はできません。
 
ハードディスク/SSD
店頭モデルは128GB SSD、Webオリジナルモデルは256GB SSDです。本機は前者です。
光学ドライブ
非搭載です。
 
バッテリ駆動時間
JEITA2.0で最大約9.0時間、JEITA1.0で最大約10.5時間です(メーカー公表値)。
テレビチューナー
非搭載です。
 

店頭モデル・・・家電量販店で販売しているモデル
Webオリジナルモデル・・・メーカー直販サイト「Toshiba Direct」で販売しているWeb限定モデル

特徴1 - イラストを描きやすい

本製品はイラストを描きやすいハイブリッド・タブレットPCです。

従来のタブレットPCでイラストを描くときは、床と水平に置くか、床から45~90°近くまで液晶を立たせなければいけませんでした。床と水平にすると天井の蛍光灯がもろに映り込み、液晶を立たせると手首が鋭角になって描きづらいのが欠点でした。

しかし、本製品は、下図のように、液晶を少しだけ傾けることができるため描きやすいです。


イラストを描きやすい液晶の傾き

 

ヒンジ部分が意外と固いため、下のように、かなり寝かせて、手を液晶の上に置いてイラストを描くこともできます。


この角度でも描くことが可能

 

付属のペンも程よい太さで持ちやすいです。もちろん、電磁誘導方式のデジタイザーペンです。ワコム製ですので、多くのイラスト制作ソフトが筆圧検知に対応しています。


付属のデジタイザーペン

 

上のペンの他にも、本体に収納可能なリザーブペンも付属しています。


本体に収納できるリザーブペン

 

特徴2 - タブレットへ変形可能

本製品は、7つのスタイルに変化できることを特徴としています。ここではそれぞれのスタイルの使いやすさを確認します。

変形のしやすさ

まず7つのスタイルの変形のしやすさを確認します。

本製品は、左の図のようにキーボードと本体が分離します。液晶部分が重いので、液晶部分をテーブルの上に置いて、キーボードを抜き差しするような方法になると思います。ただ、重量が重くサイズも大きいので、他のハイブリッド・タブレットPCと比較すると、やや変形は面倒です。

また、コネクタ部分を傷めないようにカバーが付属しているのですが、このカバーをわざわざ付けたり、取ったりするのが手間です。

ノートPCスタイルで操作してみる


ノートPCスタイルの場合、普通に操作できるとは思います。ただし、注意点もあります。

本製品はパームレスト部分がありません。キーボードを打つときは、手のひらが直接テーブルに付くことになります。薄いボディなので、それほど段差はなく違和感はありませんが、新幹線の背面テーブルに置いてキーを打つときは、手のひらを載せる部分がないので、やや打ちづらいです。

また、液晶を傾けられる角度は左の2枚目の図の通りとなります。これ以上傾けることもできますが、液晶部分が重いため、後ろへ倒れてしまいます。

フラットスタイルで操作してみる

フラットスタイルで操作する場合、反対側に座っている人に画面を見せるときに便利です。

キャンバススタイルで操作してみる

「特徴1」で記載したように、キャンバススタイルに変形出来るところが、本製品の一番のメリットだと筆者は思っています。

テーブルから少しだけ角度をつけて傾かせて、イラストを描くことができます。

 

テントスタイルで操作してみる

テントスタイルは、画面が前面にきて、さらにタッチしても液晶がブレにくい点が特徴です。上のキャンバススタイルよりも画面を立たせたいときに使います。

使い勝手は普通ですが、この形状で使用するケースは少ないと思います。

スタンドスタイルで操作してみる

こちらも画面が前面にくるスタイルです。新幹線の背面テーブルに置いて、動画などを視聴するときに便利な形状でしょう。

特に本製品は、キーボード部分を取り外せるので、奥行きが短くて済みます。

ただし、あまり液晶を寝かせてしまうと、後ろへ倒れるため注意が必要です。

タブレットスタイルで操作してみる

キーボードを取り外しても、1.2kg以上の重量があるため、タブレット形状にして持って使うのは現実的ではありません。タブレット形状で使用することは少ないと思います。

デスクトップスタイルで操作してみる

普段キーボードと分離して使う方には、便利な形状です。

特に本製品は、キーボードを着脱するときに、(必須ではないけれど)黒いカバーも着脱する必要があるため、キーボードを分離したまま使えるのは良いと思います。

ただし、何日も使うとキーボードのバッテリーが切れるので、たまにはタブレット側と接続して充電する必要があります。

特徴3 - 高精細な液晶ディスプレイを搭載

dynabook KIRA L93は、WQHD(2560x1440)の高解像度液晶を搭載しています。

1つ1つのドットが小さいため、画像が非常に綺麗です。


1つ1つのドットが小さく、画像が非常に綺麗

 

ただし、等倍の表示ではテキスト文字などが小さすぎるため、通常は、OSやアプリのテキストサイズを拡大して使用します。ただし、アプリによってはテキストサイズを変更できない場合もありますし、文字と共に画像も拡大されてぼやけて見えてしまう場合もあります。

高精細な液晶ディスプレイをWindows OSで使うにはメリット・デメリットありますので、詳細は「高DPI液晶搭載PCのメリット・デメリット」をご覧ください。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は、TNパネルよりは良いですが、IPSパネルよりは悪いです。VAパネルの視野角に似ています。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

本製品は出荷前に色調整されており、また、Chroma Tune for Toshibaのソフトで5つのプリセットからカラーモードを変更可能です(下図参照)。

プリセット コメント
Technicolor

「Technicolor」を選択すると、「色彩基準がハリウッドの映画産業の基準に準ずるレベルとなる」そうです(マニュアルより)。

左の図を見る限りでは、ガンマ値を2.2、白色点をおおよそ6500Kとして、調整されているように思われます。※違っていたらすみません

Cool

「Cool」を選択すると寒色系の画面になります。

左の図を見る限りでは、ガンマ値を2.2、白色点をおおよそ9500Kとして、調整されているように思われます。※違っていたらすみません

Warm

「Warm」を選択すると暖色系の画面になります。

左の図を見る限りでは、ガンマ値を2.2、白色点をおおよそ5000Kとして、調整されているように思われます。※違っていたらすみません

Rec.709

「Rec.709」は高精細(HD)テレビ向けの規格となります。

左の図を見る限りでは、ガンマ値を2.4、白色点をおおよそ6500Kとして、調整されているように思われます。※違っていたらすみません

Full

「Full」は無調整だと思われます。

色域も広いです。sRGBをほぼカバーしています。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。画素形状のせいなのかタッチパネルのせいなのか判断がつきませんが、わずかにギラつきを感じます。


キーボードのチェック

キーボードの打ちやすさは普通です。

キーピッチの実測値は、横19mm、縦17mmです。キーストロークは実測値で1.2~1.5mmの間です。キートップはやや滑りますが、わずかに凹んでいるため指のフィット感は悪くないです。

タッチパッドはありませんが、アキュアポイント(キーボード中央の黒い突起物)を搭載しており、これでマウスポインタの操作ができます。ただ、アキュアポイントを使っての画面スクロールはできません。


キーボード全体図


キーの拡大図とアキュアポイント


キーの拡大図2

 

バックライトキーボードも搭載しています。


バックライトキーボード搭載

パフォーマンスのチェック

末尾がYシリーズのインテル第4世代Coreプロセッサーを搭載しています。モバイルノートパソコンでよく使われる末尾がUシリーズCoreプロセッサーよりも、やや処理性能は落ちます。ただし、Atomよりは高性能です。

Core i5-4210Y、8GBメモリ、128GB SSDの構成での各ベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i5-4210Y
x264でエンコード 46分38秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 17分59秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク


128GB SSD

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

まず、搭載されていたバッテリー容量をBatteryInfoViewのソフトで確認すると、47,994 mWhでした。他のモバイルノートパソコンと比較すると、やや多めの容量です。

次にバッテリー駆動時間を実測した結果を下に掲載します。やや長めの駆動時間です。

バッテリー駆動時間
負荷内容 Core i5-4210Y
動画再生時 ※1 6時間46分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 4時間39分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

重量のチェック

重量のチェックです。

まずPC本体(タブレットとキーボードをドッキングさせた状態)の重量は1720gでした。モバイルノートパソコンとしては重いです。

ACアダプターは197gと軽かったです。


重量の実測結果

 

次にタブレットのみの重量を計測したところ、1255gでした。またコネクター取り付けるカバーの重量を計測したところ21gでした。したがって、カバーを取り付けたときのタブレットは、1276gとなります。

他のピュアタブレットと比較した場合、かなり重いです。持ちながら使うことは現実的ではないでしょう。


重量の実測結果

続いて、キーボードの重量を計測したところ、467gでした。またコネクター取り付けるカバーの重量を計測したところ16gでした。したがって、カバーを取り付けたときのキーボードは、483gとなります。


重量の実測結果

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

本製品は、SDカードではなくmicro SDカードスロットが搭載されています。挿入後の出っ張りはありません。

カードリーダー/ライターの読み取り/書込み速度は高速でした。


使用SDカード:SanDisk Extreme Pro microSDHC UHS-I(読取り最大95MB/秒、書込み最大90MB/秒)
カードリーダーのベンチマークテスト結果

 

 

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