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VAIO Z(2016年モデル)の実機レビュー

更新日:2016年3月4日

高性能CPU搭載のモバイルPC

VAIO Zは、モバイルノートPCの中では、ワンランク上の性能を持つ13.3型ノートパソコンです。

通常のモバイルノートPCは、TDP15WのCore i プロセッサーを搭載していますが、本製品はTDP28Wのプロセッサーを搭載しています。消費電力や発熱はやや高くなってしまいますが、CPUおよびGPU性能が数十パーセント向上しています。

従来のVAIO Zは、フリップモデルと呼ばれている2 in 1 パソコンでしたが、2016年春に発売されたモデルから、クラムシェルモデルが追加されました。タブレットに変形しない代わりに重量が軽いモデルです。

今回は、クラムシェルモデルでレビューします。


※レビュー機は当サイトの購入品です

目次

VAIO Zの基本スペック

VAIO Z(2016年春モデル)のスペックです。特徴的な部分は赤字にしています。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

基本スペック
  フリップモデル クラムシェルモデル
液晶サイズ 13.3型ワイド
解像度 2560x1440 2560x1440
1920x1080
タッチパネル ○対応 ×非対応
ペン対応 ○対応 ×非対応
CPU Core i7-6567U(TDP 28W)
Core i5-6267U(TDP 28W)
グラフィックス インテル Iris グラフィックス 550
メモリ 8 ~ 16GB 4 ~ 16GB
ストレージ 512GB/256GB/128GB(PCIe x4 - NVMe対応)
重量 約1.35kg 約1.17kg
バッテリー駆動時間 約19.4~19.7時間 約20.9~27.0時間
高さ(最厚部) 16.8 mm 16.8 mm
※ Windows 10 搭載時のスペックを掲載しています。

 

今回のレビュー機は、クラムシェルモデルで、スペックは次の通りです。

  • 13.3型ワイド(1920x1080)、Core i7-6567U、8GBメモリ、128GB SSD

特徴1 - TDP 28Wの高性能CPU搭載

VAIO Zは、TDP(熱設計電力)の大きなCPUを搭載しています。TDPが大きいと発熱や消費電力は大きくなりますが、その分、CPUの処理性能は高くなります。

さらにCPU内蔵のグラフィックスは、インテル HD グラフィックスではなく、性能がワンランク上の「インテル Iris グラフィックス 550」となっています。

下の表は、一般的なモバイルノートPCに搭載されているTDP15WのCPUと、性能を比較したものです。VAIO Zで選択可能なTDP28WのCPUは、CPU性能、GPU性能共に、高いスコアであることが分かると思います。

CPUの比較
  VAIO Zで選択可能な
TDP28WのCPU
一般的なモバイルPCに搭載される
TDP15WのCPU
Core i7-6567U Core i5-6267U Core i7-6500U Core i5-6200U
CPU性能を
測るテスト
Passmark CPU Mark 5482 4528 4249
エンコード時間 ※2 32分52秒 45分45秒 50分37秒
GPU性能を
測るテスト
3DMark SKY DRIVE 1.0 6305 3750 3399
3DMark CLOUD GATE 1.1 8733 5998 5462
Core i7-6567U以外のスコアは別のPCによる計測結果またはPassmark社のサイトからの引用
※2 XAVC Sの動画(約5分、4K)を、x265にてMP4(FHD)へ変換

特徴2 - 高速なSSDを搭載

VAIO Zは、PCIe x4 (Gen3) - NVMe 接続のSSDを搭載しています。

今回は128GBの容量のSSDを選択しており、デバイスマネージャーで型番を確認すると、「SAMSUNG MZVPV128」と記載されていました。


デバイスマネージャー

 

CrystalDiskMarkのスコアは下図のようになっています。

SATA接続のSSDより非常に高速ですが、NVMe接続のSSDの割にはそこまで速くもないです。SSDは容量が大きいほど高速であるため、256GB以上のSSDにすれば、もっと高速になると思います。


128GB PCIe x4 (Gen3) - NVMe SSD

特徴3 - やや長いバッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間のチェックです。

VAIO Zは消費電力の高いCPUを搭載していますが、容量の大きいバッテリーを搭載しているため、バッテリー駆動時間は比較的長めです。当サイトで計測したバッテリー駆動時間は次の通りです。

なお、今回はフルHD(1920x1080)の液晶を搭載していますが、WQHD(2560x1440)の液晶を搭載した場合、バッテリー駆動時間はもっと短くなります。逆に今回搭載しているCore i7-6567Uではなく、Core i5-6267UのCPUを搭載した場合は、駆動時間はもっと長くなるでしょう。

バッテリー駆動時間
  フルHD液晶
Core i7-6567U
PCMark 8 Home テスト ※1 5時間08分
PCMark 8 Work テスト ※2 7時間14分
動画再生時 ※3 11時間16分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

特徴4 - クラムシェルモデルなら軽量な本体

クラムシェルモデルであれば、重量も比較的軽いです。

最近は1kgを切るようなモバイルPCもあり、そこまで軽くはありませんが、当サイトの計測値で1.156kgと比較的軽量です。

なお、タッチパネルを搭載した「フリップモデル」の場合は約1.35kg(メーカー仕様値)となります。こちらはモバイルノートパソコンとしては普通の重さです。


重量の実測値

特徴5 - フリップモデルならタブレットへ変形

フリップモデルなら、タブレットへ変更することも可能です。

フリップモデルについては、外観がほとんど変わっていない旧モデルのレビュー記事「VAIO Z(2015年モデル)の実機レビュー」をご覧下さい。


タブレット形状へ変形可能(旧モデルの画像)

 

また、フリップモデルならデジタイザーペンにも対応しています。パソコンに手書きでメモやイラストを描くことが可能です。


One Note でメモを取っているときの様子

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

VAIO Zは、いくつか液晶が用意されていますが、今回はタッチパネルなしのフルHD(1920x1080)液晶についての特性をレビューします。なお、以前、VAIO S13をレビューしましたが、このときと同じパネルが搭載されていました。

まず、最大輝度が実測で570cd/m2と非常に高いです。

視野角も広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色もほぼ1:1の直線で、自然な発色であることが分かります。


ガンマ補正曲線
※ i1Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域も広いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。特に問題なさそうに見えますが、目視するとややギラつきを感じます。気にならない方がほとんどだとは思いますが、ギラつきを感じやすい人は気になるかもしれません。


 

液晶表面には低反射コートが施されているため、映り込みは低減されています。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

当サイトでの計測値では、キーピッチが横19mm、縦18.5mmで十分な広さです。キーストロークは約1.2mとやや浅めです。キートップはやや湾曲していますが、フラットに近いです。

また、キーを押したときのクリック音がやや小さく、キートップはテカリにくいようになっています。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

キーボードバックライトも搭載しています。


キーボードバックライト

 

タッチパッドは大きく操作しやすいです。一体となっているクリックボタンは普通の押しやすさです。


タッチパッド

 

今回は日本語配列キーボードですが、かな文字なしのキーボードや、英字配列キーボードも選択可能です。また、数量限定で、キートップに刻印のない無刻印キーボードも用意されています。


無刻印キーボード

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

前述したとおり、CPU、ストレージ共に高速です。メモリも最大16GBと十分です。モバイルノートパソコンの中では処理性能の高い製品です。

Core i7-6567U、8GBメモリ、128GB NVMe SSDの構成でのベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-6567U
x265でエンコード (※1) 32分52秒
x264でエンコード (※2) 16分05秒
NVENCでエンコード (※3)
QSVでエンコード (※4) 7分58秒
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク


128GB PCIe x4 - NVMe SSD

ゲームベンチマーク

本製品は、インテル HD グラフィックスよりも性能が良いインテル Iris グラフィックス 550を搭載しています。

各ゲームのベンチマークスコアは次の通りで、解像度とグラフィック設定を低めにすれば、プレイできるゲームもあります。

ゲームベンチマーク
製品名 VAIO Z
基本スペック Core i7-6567U
インテル Iris グラフィックス 550
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 6192 (とても快適)
高品質 ★ 4067 (快適)
最高品質 2929 (やや快適)
標準品質 ★ 3461 (やや快適)
高品質 ★ 2290 (普通)
最高品質 未実施
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 5850 (快適)
標準品質 5565 (快適)
最高品質 4449 (快適)
低品質 3441 (普通)
標準品質 3284 (普通)
最高品質 2828 (普通)
ファンタシースターオンライン2 EPISODE4 描画:3 15966 (快適)
描画:6 3083 (普通)
描画:3 7321 (快適)
描画:6 1246 (重い)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 13191 (快適)
描画:5 6158 (快適)
描画:3 5475 (快適)
描画:5 2690 (標準)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 6838
3873
ドラゴンクエストX 標準品質 9710 (とても快適)
最高品質 8916 (とても快適)
標準品質 8450 (とても快適)
最高品質 7126 (とても快適)
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4200スコアで平均60fps(当サイト調べ)

※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

SDカード挿入後の出っ張りは、ほとんどありません。


SDカードスロット挿入後の画像

 

アクセス速度は普通です。


UHS-Ⅰ対応カード

 

 

 

 

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