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Always Connected PC(Snapdragon搭載Windows)のまとめ

更新日:2018年1月30日

いつでもどこでもネットにつながる新カテゴリPC

Always Connected PCは、ARM系CPUで動作するWindowsパソコンのことで、新たなカテゴリとなるモバイルPCです。直訳すると、「いつでも(ネットに)接続されているPC」となります。

表に示すのは、Always Connected PCの代表的なスペックです。持ち運びに適したサイズと重量で、どこでもネットに接続でき、バッテリー駆動時間を気にせずにいつでも使用できることが特徴です。

下記に、特徴をまとめました。

CPU ARM系
ストレージ UFSなど
OS Windows 10 S /
Windows 10 Pro
バッテリー 適度な使用で1週間程度
連続動画再生:20時間程度
※製品によって変わります
LTE 対応

 

Always Connected PCの特徴

Always Connected PCとは?

Always Connected PCとは、MicrosoftとQualcommが共同で開発を進めている「いつでもどこでも通信できるPC」のことで、ARMベースのSoCであるSnapdragon 835を搭載したWindows 10パソコンです。

 ※ARM・・・主にスマートフォンやタブレットに搭載されているCPUアーキテクチャ
 ※SoC・・・CPUを含めシステムを動かすために必要な部品の集まり
 ※Snapdragon・・・Qualcomm(クアルコム)というメーカーのSoC

誤解を恐れず分かりやすく言えば、パソコンのボディの中にAndroidスマホの中身が入っているようなイメージです。

Always Connected PCの大きな特徴は、下記の3点です。

・瞬時に立ち上がり、すぐに使用できる。
・いつでも、どこでもインターネットに常時接続されている。
・スタンバイと適度な使用が繰り返される状況で、1週間程度のバッテリー駆動が可能である。

 

Always Connected PCに搭載されるARM系CPUは、主にスマートフォンやタブレットに使用されており、立ち上がりが速く、インターネットの常時接続環境に向いているのが特徴、今までにないほどの長いバッテリー駆動時間を実現しています。

中身はAndroidスマホと言っても、かなり高性能なSoCであるため、一般ユーザーなら問題ないレベルの性能です。

今までも、Surface RTのようにARM版Windowsパソコンは存在しましたが、Surface RTはWindows RTが動いており、専用アプリしか使用できませんでした。一方、Always Connected PCは、Windwos 10 S、もしくはWindows 10 Proを動かすことができ、最適化されたOfficeソフトも使用でき、x86向けの32bitアプリケーションも(エミュレーターで)動かせます。

処理性能

2018.1.30 訂正:以前、Snapdragon 835のGeekbench 4のベンチマークスコアを約6500(参考:ITmedia様)と記載しましたが、x86エミュレーション上で動作させると、約3600になるようです(詳細はこちら[ITmedia様])。x86エミュレーション上で動作させた場合、Android OS上で動作させた場合に比べ、半分近くまでスコアが下がっています。

下図は、Windows OS上のCore iプロセッサーで、Geekbench 4を動かしたときのスコアですが、これらと比べると大分スコアが落ちます。

実際の製品が発売されたら、実機でベンチマークを計測してみたいと思います。


インテルCoreプロセッサーとの比較

メリット

Always Connected PCには、多くのメリットがあります。

・瞬時に立ち上がるので、起動を待つ必要がなく、シームレスな使用が可能となります。
・常時インターネットに接続することが可能であるため、クラウドサービスが利用しやすくなります。
・パブリックなWi-Fiホットスポットなどを使用する必要がないため、セキュリティの面でも安心できます。
・使用し続けても余裕で1日中使用できるため、ACアダプターや作業場所に縛られることなく、どこでも作業可能です。
・発熱の少ないCPUを搭載するため、ファンレス構造で静音性に優れており、性能も安定しています。

デメリット

上のグラフの通り、思ったよりは高い性能ですが、写真や動画編集、本格的な3Dゲームなどの目的に使用するのは、今のところ難しいと思います。

また、Intelは、「x86のエミュレーションは特許侵害だ!」と言っているので、今後の動きにも注目です。

x86系CPU搭載のAlways Connected PCも登場?

Always Connected PCのパートナーとして、Intelも挙げられています。また、AMDもQualcommとパートナーシップを結び、Always Connected PCにQualcommのLTEモデルを使用するとあります。このように、今後、x86系CPUを搭載したAlways Connected PCが登場すると思われます。そうなると、x86向けアプリケーションがエミュレーションじゃなくても動作するようになり、モバイルPCの選択肢はさらに広がるかもしれません。

発売予定の製品

Always connected PCの先駆けとして、ASUS、HP、レノボからSnapdragon搭載の機種が発表されています。いずれも、LTEを内蔵し、常時高速接続が可能であり、20時間を超える長時間のバッテリー駆動が可能となっています。

さらに、多くの製品はストレージにUFSを採用することで、小型化と省電力化に合わせて、高速な読み書きも可能にしているようです。

これらの製品が発売されたら、もちろん実機でテストしてみようと思います。

発売予定製品

HP ENVY x2

ASUS NovaGo

レノボ Miix 630

Acer Swift 7(外部リンク

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