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LUV MACHINES Slimのレビュー

更新日:2011年3月23日
マウスコンピューター LUV MACHINES Slim

SandyBridge搭載で5万円~

第2世代インテルCPU「Sandy Bridge」を搭載しながら、送料込みで5万円台から購入可能なLUV MACHINES Slimのレビューです。

横幅が狭いスリムタイプのケースを採用しているため、設置スペースが狭い人に最適です。ただし、PCIカードはロープロファイルになるため、後々カードを拡張予定の人は注意しましょう。

ここでは、第2世代インテルCPUのベンチマーク結果や、動画のエンコード時間などをチェックします。さらに、スリムケースは放熱性の悪いものが多いので、高負荷時のCPU温度なども確認しています。ご覧ください。

目次

1 LUV MACHINES Slim の基本スペック 2 ここがすごい - 第2世代インテルCPU搭載
3 ここがすごい - スリムケース 4 ここがすごい - 高いコストパフォーマンス
5 総合ベンチマーク 6 動画のエンコード時間のチェック
7 ゲームのベンチマーク 8 静音性のチェック
9 パーツの温度のチェック 10 消費電力のチェック
11 外観をチェック 12 ケースの内部のチェック
13 エアフローのチェック 14 パーツの選び方
15 まとめ  

 

LUV MACHINES Slim の基本スペック

LUV MACHINES Slim の基本スペックをチェックします。※2011年3月23日現在の情報です。BTOパソコンという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なります。

LUV MACHINES Slim は、チップセットH67の下位版であるH61を採用しています。H61は、SATA 6Gbpsが非対応(3Gbpsまで)、メモリはデュアルチャネル、RAID非対応などの制限がありますが、高い性能を求めていない人には特に問題ないと思います。

その他、各パーツの詳細は次の通りです。

CPU

CPU
第2世代のCoreプロセッサーを選択可能です。本機は、Core i5-2400です。

ハードディスク

ハードディスク
SATA II(7200rpm)のハードディスクを搭載可能です。本機は500GB(WD5000AAKX-001CA0)です。

メモリ

メモリ
PC3-10600のメモリを搭載可能です。本機は4GBです。

マザー

マザーボード
マザーボードはインテル H61 Express チップセットのECS H61H2-M5です。

電源

電源
電源は300Wです。

光学ドライブ

光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイドライブを選択できます。本機はDVDスーパーマルチです。

拡張性

拡張性
PCI-Express x16が1スロットと、PCI-Express x1が3スロットあります。
本機はカードを1枚も挿入していないので、全て空きとなっています。


ここがすごい - 第2世代インテルCPU搭載

LUV MACHINES Slimにおいて選択可能な第2世代インテルCPUは、Core i7-2600、Core i5-2500、Core i5-2400です(2010年3月22日現在)。

これらのCPUと旧CPUとを、PassMark CPU のベンチマークを比較すると、大きく性能アップしています。旧CPUの中で人気の高かったCore i7-870のベンチマークと比較すると、Core i5-2400(新CPU)ですら、Core i7-870とほぼ同等のスコアです。Core i7-2600にいたってはCore i7-870の約1.5倍ものスコアです。

新CPUと旧CPUとの比較
CPU Core i7-2600
(新CPU)
Core i5-2500
(新CPU)
Core i5-2400
(新CPU)
Core i7-870
(旧CPU)
PassMark CPU ベンチ 8,909 6,487 6,002 6,074

ここがすごい - スリムケース

LUV MACHINES Slimは、名称の通りスリムケースを採用しており、床設置面積が小さくなっています。一般的なデスクトップPCを設置するスペースがない人におすすめです。

下の図は、ミドルケースのLUV MACHINESとのサイズの比較です。LUV MACHINESのケースも一般的なデスクトップより小さいのですが、LUV MACHINES Slimはそれより更に小さいです。高さと奥行きはほぼ一緒なのですが、横幅が1/2程度になっています。

ただし、スリムケースは、PCIカードがロープロファイルの規格になります。グラフィックカードや地デジチューナーカードなど拡張できない製品が出てきます。カードを拡張予定の人は、上位機種のLUV MACHINESか、さらに上位のMDV ADVANCEが良いと思います。

ケース
LUV MACHINES SlimとLUV MACHINESのサイズの比較
高さと奥行きはほぼ一緒。横幅はLUV MACHINES Slimのほうが狭い

ここがすごい - 高いコストパフォーマンス

マウスコンピューターの強みとして、コストパフォーマンス(価格に対する性能)の高さがあります。LUV MACHINES Slimもコストパフォーマンスは高く、最小構成であれば約5万円で購入可能です(下表参照)。

第2世代インテルCPU搭載のPCを安く購入したい人に良いPCだと思います。

構成例(2010年1月17日現在)
構成 例1 例2 例3
CPU Core i5-2400 Core i5-2500 Core i7-2600
グラフィクス CPU内蔵(インテルHDグラフィックス 2000) GeForce GT 430
価格 49,980円 59,850円 69,930円

総合ベンチマーク

ベンチマーク結果を掲載します。

Windows エクスペリエンス インデックス

Windows エクスペリエンス インデックスは次の通りです。第2世代インテルCPUの中ではミドルクラスのCore i5-2400でも、プロセッサのスコアは7.4もあります。ただし、それ以外のスコアは普通です。

CrystalMark 2004R3 ベンチ & PassMark Performance Test ベンチ

次は、CrystallMark 2004R3のベンチマークの結果と、PassMark Performance Testのベンチマーク結果です。両方ともCPUのスコアが高いです。他のスコアは普通です。

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

Core i5-2400搭載のLUV MACHINES Slimについて、動画のエンコード時間をチェックしました。

Core i5-2400は、CPU内蔵のグラフィックスでエンコード等の処理をするクイック・シンク・ビデオに対応しているので、こちらを用いたときのエンコード時間も計測しました。

エンコードに用いたソフトは、定番のペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 です。x264でエンコードしたときと、クイック・シンク・ビデオでエンコードしたときの2種類を計測しました。

テストの結果は、新CPUだけあって速かったです。x264でエンコードしたときは20分29秒、クイック・シンク・ビデオでエンコードしたときは10分38秒でした。

ただし、Core i7-2600を搭載したLUV MACHINESのエンコード時間よりは遅いです(下表)。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 エンコード時間
LUV MACHINES Slim
Core i5-2400、インテルHDグラフィックス2000
参考:LUV MACHINES
Core i7-2600、 GeForce GTS450
x264でエンコード 20分29秒 14分12秒
GPGPUでエンコード 10分38秒(クイック・シンク・ビデオ) 6分35秒(CUDA)
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

 

さらに、エンコード時のCPUの負荷もチェックしました。x264はCPUを使ってエンコードするため、CPU負荷はほぼ100%となります。一方、クイック・シンク・ビデオは主にCPU内蔵のグラフィックスを使うため、CPUの負荷はやや低減されます。


TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時のCPU負荷

ゲームのベンチマーク

ロストプラネット2

下記に、LUV MACHINES Slim の各ゲームのベンチマーク結果を掲載します。CPU内蔵(インテルHDグラフィックス2000)は、ゲームができるようなグラフィックカードではありませんが、参考までに計測してみました。はやり、ゲームは難しいです。

ゲームベンチマーク
製品名 マウスコンピューター
LUV MACHINES Slim
基本スペック Core i5-2400、インテルHDグラフィックス 2000
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1280*720 未実施
ファイナルファンタジー XIV 1280*720 未実施
中程度の
ゲーム
バイオハザード5(テストB) 1280*720 RANK C(FPS:12.6)
モンスターハンターフロンティア第二弾(絆) 1280*720 961
軽めの
ゲーム
THE LAST REMNANT 1280*720 FPS:15.18
デビルメイクライ4 1280*720 RANK D

静音性をチェック

LUV MACHINES Slim の静音性をチェックしました。

テストは下記の3つの状態のときに、騒音計で騒音値を測定しました。

(1)アイドル時
(2)バイオハザード5ベンチマーク実行時(解像度:1280x720、テストB)
(3)TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時(x264、解像度1280x720でエンコード)

テストの結果は、過去に色々測定したデスクトップPCと比較して、普通の動作音だと思います。計測した騒音値は次の図の通りです。私の部屋を極力無音にしても41.1dBあり、この値を基準にするとアイドル時で+3.4dB、バイオハザード実行時で+4.8dB、エンコード時で+5.6dBです。私の測定環境下では普通の騒音値だと思います。尚、無反響室で測定したわけではないので、騒音値は正確な値ではありません。値は参考程度にしてください。


LUV MACHINES Slimの騒音値。各状態において騒音計で測定

パーツの温度のチェック

CPUの温度を計測し、きちんとパーツが冷却できているかをチェックしました。あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

テストは下記の3つの状態のときに、HWMonitorのソフトで温度を測定しました。

(1)アイドル時
(2)バイオハザード5ベンチマーク実行時(解像度:1280x720、テストB)
(3)TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時(x264、解像度1280x720でエンコード)

テストの結果は、アイドル時は低い温度を示しています。バイオハザード5ベンチ実行時は普通でしたが、TMPGEncでのエンコード実行時はやや高い温度でした。スリムケースなので放熱が心配だったのですが、思ったほど高温にはなりませんでした。


LUV MACHINES Slim の内部温度。各状態においてHWMonitorで測定

消費電力のチェック

Core i5-2400搭載のLUV MACHINES Slimの消費電力をチェックしました。

尚、テストは下記の3つの状態のときに、ワットチェッカーで消費電力を測定しました。

(1)アイドル時
(2)バイオハザード5ベンチマーク実行時(解像度:1280x720、テストB)
(3)TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時(x264、解像度1280x720でエンコード)

テストの結果は、アイドル時は31Wで、消費電力は低かったです。主にグラフィックスのパワーを必要とするバイオハザード5ベンチ実行時は61W、主にCPUパワーを必要とするTMPGEnc Video Mastering Works 5でのエンコード時は104Wでした。これらも低い消費電力であったと思います。専用グラフィックカードを搭載していないことと、チップセットがH61と下位モデルであったこと、これらの影響が大きかったと思います。


LUV MACHINES Slimの消費電力。各状態においてワットチェッカーで測定

LUV MACHINESの外観をチェック

LUV MACHINES Slimの外観です。非常にシンプルなケースです。フロント面は光沢仕様ですが、それ以外の側面などはつや消しです。


フロントの右上には、USB2.0とオーディオ端子があります。尚、フロント側のUSBポートにUSB機器を接続しても、ちゃんと「安全な取り出し」マークは出ます。

 

光学ドライブです(下図)。取り出しボタンの感度がやや悪いです。

 

フロントの左下には、メモリカードリーダー/ライターがあります。

 

側面です(下図)。


背面です(下図)。特徴はUSB3.0のポートを2つ装備している点です。H61チップセットなので、ややUSB2.0ポートが少ないですが、普通に使う分には十分なポート数です。

ケースの内部のチェック

LUV MACHINES Slimのケース内部を紹介します。

ケースを開くにはネジを3つも外す必要があります。

 

ケースカバーには、埃がCPUに入り込むのを防ぐフィルターが装着されています(下図)。

 

ケース内部の全体図です。フロントの給気ファンにより空気を送り込むタイプです。フロント側から給気する場合、一般的に放熱効果が落ちると言われていますが、先のCPUの温度計測結果ではそれほど高い温度ではありませんでした。

 

ハードディスク交換はやや面倒です。通常、ハーディスクを固定しているネジを外して後ろに引けばハードディスクが取れますが、LUV MACHINES Slimは電源ボックスが邪魔をして後ろへ引くことができません。そのため、フロントパネルをはずし、ハードディスクを前から引き出す必要があります。詳細は下図をご覧ください。


ハードディスクの取り出し方

エアフローのチェック

エアフローは下図のようになっています。先ほども紹介しましたが、給気ファンによって空気を送り込んでいます。サイドからもCPUファンで給気していますが、やや排気も混じっています。

パーツの選び方

ここでは、2011/3/23現在選択できるパーツの選び方を考察します。尚、選択できるパーツが時期によって変わる点はご了承ください。

CPU

2011/3/23時点で選択できるCPUは、下記の表の3つ(Core i7-870は参考掲載)です。

最下位モデルのCore i5-2400でも、旧CPUのハイスペックモデルCore i7-870と、PassMark CPU ベンチはほぼ同じです。ほとんどの処理はCore i5-2400で十分でしょう。負荷のかかるHDビデオ編集などを考えている方はCore i7-2600のほうがいいと思います。また、CPUは換装するのが難しいパーツなので、パソコンを長く使おうと思っている場合も、Core i7-2600がいいと思います。

2011/3/23時点で選択可能なCPU
仕様 Core i7-2600 Core i5-2500 Core i5-2400 Core i7-870
(参考)
コア数 4 4 4 4
スレッド数 8 4 4 8
動作周波数 3.4GHz 3.3GHz 3.1GHz 2.93GHz
Turbo Boost時周波数 3.8GHz 3.7GHz 3.4GHz 3.6GHz
キャッシュ 8MB 6MB 6MB 8MB
消費電力 95W 95W 95W 95W
PassMark CPU ベンチ 8,909 6,675 6,002 6,074
※ベンチの値は日々更新されています

グラフィックカード

LUV MACHINES Slimのグラフィックカードは、2011/3/23時点でGeForce GT430、Quadro 600、または”搭載しない”(インテルHDグラフィクス2000)から選べます。

LUV MACHINES Slim は、ケースも小さく、電源も大きくないので、グラフィックカードは搭載しないほうが良いと、個人的には思います。もしゲームしようと思っているなら、G-Tuneのほうがいいですし、動画のエンコードをGPUで行いたいと持っている人は、LUV MACHINESやMDV ADVANCEのほうがいいと思います。

まとめ

以上が、マウスコンピューター LUV MACHINES Slim のレビューでした。

第2世代インテルCPU「Sandy Bridge」を約5万円から購入できるのは大変魅力です。「グラフィックカードはいらないけど、動画編集をするのでCPUだけは高性能なものを搭載しておきたい」といった方に最適だと思います。

また、床設置面積が小さいのも特徴です。「大きなデスクトップPCを置くスペースは無いけど、ノートPCや一体型PCは高価だし性能も悪いので嫌だ」という方に良いと思います。

スリムケースであるため、放熱が心配でしたが、パーツの温度を計測した結果ではそれほど高くはありませんでした。ただしグラフィックカードや地デジチューナーカードなどをたくさん搭載すると、パーツ全体の温度が上昇する可能性があるので、あまり拡張しすぎないほうがいいでしょう。拡張予定があるなら、LUV MACHINESなどの上位機種も検討してみてください。

詳細はこちら
マウスコンピューター LUV MACHINES Slim