マウス m-Book B506Hの実機レビュー

更新日:2018年7月8日
CPU Core i7-8550U
メモリ 8~32GB
ストレージ SATA / PCIe M.2 SSD
HDD
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD IPS 非光沢
質量 約2.1kg
バッテリー 約4.4時間
価格 9万円台(税別)~

大容量SSDを搭載しながら、安いノートPCが欲しいひとにおすすめ

m-Book B506Hは、512GBの大容量SSDを搭載しながら、9万円台という価格になっている非常にコストパフォーマンスの高い製品です。

さらに、1TB SSDに変えたり、2TB HDDを追加(SSD + HDDの構成)にしたりすることが可能です。趣味で動画や写真を撮りストレージ容量を多く使う方も安心でしょう。

また、非光沢のIPSパネルの液晶を搭載しているのも特徴で、画面が見やすいです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-8550U、16GBメモリ、512GB SSD

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「m-Book B506Hの特徴」のみお読みください。

m-Book B506Hの特徴

512GB SSDを標準搭載

m-Book B506Hは、標準で512GBもの大容量SSDを搭載しています。

趣味でRAWファイルで写真をよく撮影する方や、4K動画を撮影する方は、ディスク容量がすぐにいっぱいになってしまうと思います。かと言って容量の大きいHDDでは、PCの動作や書き込み速度が遅くストレスがたまることでしょう。512GB SSDを搭載していれば割と多くのファイルを保存できます。512GB SSDでも足りないという方は、プラス17,800円という安い価格で1TB SSDへ変更することも可能です。

1TB SSDでも容量が足りない方は、2.5インチストレージをもう1台追加することも可能です。


標準で512GB M.2 SSDを搭載
SSD + HDDの構成も可能

 

512GB SSD搭載でも9万円台という安さ

m-Book B506Hは、512GB SSDを搭載しながら9万円台という安さです。レノボやデル、ドスパラなど価格の安いメーカーでCore i7-8550U、512GB SSDを搭載してこの価格を実現している製品がないか調べましたが、見当たりませんでした。m-Book B506Hはかなりコストパフォーマンスの高い製品と言えます。

 

視野角の良いIPSパネルを搭載

m-Book B506Hは、視野角の良いIPSパネルの液晶を搭載しています。一般的なパネル(TNパネル)だと、斜めから画面を見ると色が大きく変わったり、正面から見ても端のほうが色が若干変わって見えたりと、やや見にくさがあります。一方、本製品なら色合いが変わりにくく見やすいです。また、ギラつきもほぼ無く目にも優しいと思います。


IPSパネルを搭載

 

安心の24時間365日電話サポートなど

マウスコンピューターからパソコンを買ったことがない方は、サポート面で不安があるのではないかと思いますが、安心して大丈夫です。

まず、24時間365日対応可能な電話サポートが標準でついてきます。対応してくれるのは日本人です。


24時間365日電話サポートが標準でついてくる
※サービス内容・価格は変わる可能性があります

 

また、「安心パックサービス」というのに加入すると、下のようなサービスを受けられます。このサービス内容でも、1年保証ならわずか3,000円の追加料金です。PC初心者の方は、是非この「安心パックサービス」へ加入することをおすすめします。

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイの詳細なチェックです。

視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや青と緑が強いですが、色域がそれほど広くないPCはやや黄ばんで見えるので、このくらい青が強調されていたほうがいいと思います。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はそれほど広くないです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきはほぼありません。


画面拡大

 

非光沢ですので映り込みは少ないです。


画面拡大

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーサイトを確認すると、キーピッチは18mm、キーストロークは1.8mmとなっており、十分な数値だと思います。キートップはフラットですが滑りにくい素材です。軽い力で押せるキーで、底付きの衝撃も少ないです。配列は特に変わったところはありません。普通に打てるキーボードだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUは、Core i7-8550Uを搭載しています。比較的高い性能のCPUで、ネット閲覧、メール、動画鑑賞、Office、年賀状ソフト、家計簿ソフト、簡易的な動画編集、画像編集など、多くの作業が快適です。


CPU性能の目安
(コメントは筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは選択できません

 

ストレージ

ストレージは、多くの選択肢があります。標準では512GBのSATA SSDが搭載されており、速度面でも容量の面でも、通常の方ならこれで十分です。RAW画像ファイルや、動画ファイルなどを扱う方は、PCIe-NVMe SSDにしてもいいと思います。


ストレージ性能の目安
(コメントは筆者の独自判断)

 

m-Book B506Hで計測したベンチマーク等

以下、レビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。同構成のPCと比較して、一般的な数値は出ています。

CINEBENCH R15
(CPU性能の評価)

Core i7-8550U
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-8550U
x265でエンコード (※1) 29分02秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 未計測
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

512GB SATA SSD

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間チェックです。

バッテリー容量は32Whと少なめです。メーカー仕様表を確認すると4.4時間と短いです。バッテリー駆動状態で作業をすることが多い方にはおすすめしません。


バッテリー容量

 


 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

m-Book B506Hの動作音(静音性)のチェック結果です。うるさいと図書館や講義室などで使うときに、周りの人の迷惑になります。

やや低めの動作音です。ただ、動画再生時や、動画編集時のCPU使用率が、通常よりもやや高くなるのが気になりました。


騒音値の計測結果

パーツの温度のチェック

温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

"やや低め~普通"の温度です。


 

表面温度のチェック

表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

問題ない温度です。


 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

やや低めの消費電力です。


外観のチェック

外観のチェックです。

ボディは高級な素材ではありませんが、キーボード面と天板はホワイトになっており、清潔感のあるモデルになっています。液晶フレームおよび底面はブラックになっており、パンダのようなデザインです。つや消しの素材であるため、指紋なども目立ちにくいです。ただし、ホワイトのキーボードは、年月が経つとやや黄ばんでくる可能性があります。

 

天板です。

 

スピーカーは底面に配置されています。最大音量が小さく、あまりいい音ではありません。ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で3~4点の音質です(普通が5点で、筆者の独断の評価です)。

 

側面のポートです。主要なポートは揃っており、最近では珍しいVGAポートもあります。ただし、光学ドライブはありません。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

底面カバーを開けたときの画像です。メモリスロットは2つあります。M.2 SSDも換装・増設できそうです。

 

2.5インチストレージベイもあります。マウンターも付いているので、後からの増設もしやすいと思います。

 

多くは語りませんが、このような基板とアンテナ線もありました。

 

ACアダプターは小型です。カバンにもすっぽり入ります。

まとめ

以上が、m-Book B506Hのレビューです。

第8世代CPU、IPS液晶、512GB SSDという構成で、9万円(税別)という価格は安く、非常にコスパの高い製品です。

128GBや256GB SSDなどを搭載した製品なら、もっとコスパの高いPCがありますが、512GB SSDを搭載してこの価格はほぼ見かけません。大容量SSDを搭載したPCが欲しいなら非常におすすめです。

また、非光沢のIPSパネルを搭載しており、画面が見やすいです。色域はそれほど広くないので、本格的に画像編集や動画編集を行う方には物足りないと思いますが、ライトにやる程度なら問題ないでしょう。

ただし、光学ドライブは搭載していません。また、スピーカーの音もそれほど良くありません。

マウスコンピューターは、PCを国内で組み立てており、サポートも充実しており、価格も安いため、初心者の方にもおすすめです。

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マウスコンピューター m-Book B506H

 

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