マウスコンピューター DAIV-NG5500の実機レビュー

更新日:2018年9月8日

 

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DAIV-NG5300の実機レビュー

CPU Core i3-8100~
Core i7-8700
GPU GeForce GTX 1050
メモリ 8~32GB
ストレージ SSD / HDD
[同時搭載可能]
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD 非光沢 広色域
質量 約2.3~2.4kg
バッテリー 約6時間
価格 9万円台~(税別)

デスクトップ用CPUにAdobe RGB比98%の液晶を搭載し、RAW現像などにおすすめ

DAIV-NG5500は、デスクトップ用CPUを搭載した15.6型のクリエイター向けノートPCです。

CPU性能が抜群に良いため、CPUパワーを使うソフトを使う場合に、作業が快適です。例えば、RAW現像(書き出し)や、CPUを使ったエンコードなどが、他のノートPCよりも短時間で終わります。

さらに、GeForce GTX 1050を搭載することで、GPU支援に対応したソフトが快適に動きます。例えば、画像や動画編集中に、調整パネルのスライダーを動かすと即座に結果が描画されます。最終書き出しも高速です。

加えて、液晶はAdobe RGB比98%となっており、写真や動画の色が忠実に表現できます。

また、マウスコンピューターのPCは、サポートの内容もよく、初心者でも安心です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-8700、16GBメモリ、GeForce GTX 1050 (4GB)、256GB SSD+1TB HDD

目次

お忙しい方は、「DAIV-NG5500の特徴」のみお読みください。

 

このページをご覧の方だけに

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DAIV-NG5500の特徴

デスクトップ用CPU搭載で処理が高速

DAIV-NG5500は、ノートPCなのに、デスクトップ用CPUを搭載している点が大きな特徴です。クリエイティブな作業はCPUに負荷がかかる処理が多くありますが、そのようなケースでも処理が短時間で終わります。

例えば、RAW現像はCPUに負荷のかかる処理の1つですが、Core i7-8700を搭載することで、下のグラフのように処理が短時間で終わります。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-8700 80秒
Core i7-8750H 96秒
Core i7-8850U 152秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※Core i7-8850Uのみ8GBメモリ、他は16GBメモリの構成

 

GeForce GTX 1050搭載でGPUアクセラレーションを利用可能

動画編集、画像編集などのクリエイティブ向けのソフトは、GPUに処理の一部を肩代わりさせるGPUアクセラレーションを利用することが可能です。DAIV-NG5500は、GeForce GTX 1050を搭載しており、このGPUアクセラレーションを利用することができます。さらにCPUも高速なので、CPUとGPUの両方を使う処理はかなり高速です。

例えば、Adobe Premiere Pro CCの書き出し処理は、CPUとGPUの両方を使いますが、本製品は、GeForce MX150搭載ノートPCと比べると約2倍高速です。また、より高性能なGeForce GTX 1050Tiを搭載したノートPCと比べても、CPUが高速であるため、書き出し時間は速くなっています。GeForce GTX 1060搭載ノートPCと比較しても、それほど変わりません。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-8750H
+GeForce GTX 1060
100秒
Core i7-8700
+GeForce GTX 1050
105秒
Core i7-8750H
+GeForce GTX 1050Ti
114秒
Core i7-8850U
+GeForce MX150
209秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間

 

Adobe RGB比98%の液晶で画像編集などに最適

画像編集などをする場合、液晶の色域(表現できる色の範囲)が広い方が、より忠実に色を表現することができます。DAIV-NG5500は、Adobe RGB比98%の広色域の液晶を搭載しており、一般的なノートPCでは表現できない色も表示することが可能です。

また、色域は製品個体によってバラつきがありますが、本製品は工場出荷時に色域を計測し、「色域データーシート」を同梱しており安心です。

当サイトによる色域の計測結果については「液晶ディスプレイのチェック」をご覧ください。

Adobe RGB比98%の液晶でLightroomも快適

 

大容量SSDを搭載でき、しかもマルチストレージ構成も可能

クリエイティブな作業をする場合、大きなサイズのデータを読み込んだり、書き込んだりすることが多いため、高速かつ大容量のストレージを搭載すると便利です。ただ、他社PCだと、HDDのみであったり、SSDだとしても256GBしか積んでいなかったりします。一方、DAIV-NG5500は、最大1TBのM.2 SSD、最大2TBの2.5インチ SSDの大容量SSDを搭載することが可能で、しかもSSDの価格が安いです。

大容量のSSDを搭載でき、しかも価格が安い

 

しかも、M.2 SSDと2.5インチストレージを両方搭載することが可能です。メーカーのカスタマイズ画面では1台ずつ選択できますが、M.2スロットは2つあるため、さらに自分でもう1つストレージを追加することも可能でしょう(ただし未検証)。

M.2 SSDを2つ、2.5インチストレージを1つ搭載可能

 

価格も結構安い!

高性能なCPUに、外部グラフィックスを搭載しているDAIV-NG5500なので、結構高いと思われるかもしれませんが、価格は意外と安く、一番下のモデルなら、99,800円から購入可能です。

ただし、一番下のモデルはデスクトップ用CPUといってもCore i3-8100で、ノート用のグレードの高いCPUよりも性能が低くなってしまいます。本製品を購入するからには、Core i7-8700を搭載したいところですが、そうすると価格は139,800円からとなります。

 

安心の24時間365日電話サポートなど

最近は乃木坂46出演のCMなどで、知名度も上がってきましたが、マウスコンピューターのパソコンを使ったことがない方は、製品品質やサポート面で不安がある方もいると思います。

パソコンのパーツは、今やどのメーカーも大差無いですが、マウスコンピューターは、組み立てを国内で行っており、今まで取り付けミスをしたことがなく、製品の信頼性は高いです。また、標準で24時間365日対応の電話サポートが付いており、対応者も日本人で安心です。

24時間365日電話サポートが標準でついてくる ※サービス内容・価格は変わる可能性があります

 

さらに「安心パックサービス」という以下のサービスをオプションで追加することが可能です。初期不良時に新品と交換してくれるサービスが含まれており、1年保証ならわずか3,000円の追加料金であるため、是非加入しておくことをおすすめします。

安心パックサービス

最短で当日に修理返却・・・リペアセンター入荷後、最短当日に修理し返却

初期不良期間内の新品交換サービス・・・初期不良発生時に、通常修理交換のところ、新品と交換

安心パックサービス専用ダイヤル・・・加入者専用ダイヤルで専任スタッフがサポート対応

安心パックサービスの価格
※サービス内容・価格は変わる可能性があります

 

さらに、最近では「破損盗難補償サービス」も提供を開始しました。外出先へPCを持ち出す方は、加入をおすすめします。

 

ボディはやや厚みがある

デスクトップ用の発熱の高いパーツを搭載していることもあり、ボディはやや厚みがあります。 外出先へ持ち運ぶことを検討している方もいると思いますが、カバンに入れるとややかさばるかもしれません。

やや厚みはある

 

IPSパネルではない

Adobe RGB比98%の液晶ですが、IPSパネルではありません。そのため、斜めからみると色合いが変化します。ただ、正面から見る分にはほぼ気になりません。また、青色が強く出ているので写真などを扱う場合はキャリブレーションしたほうがいいです。詳しくは下の項目をご覧ください。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイの詳細なチェックです。

視野角はそれほど広くありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色がかなり強めに出ています。写真や動画を扱う方は、キャリブレーションツールを購入し、色調整したほうがいいと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

 

色域は広いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

Adobe RGBの色域と比較すると、Adobe RGBカバー率は88.5%、Adobe RGB比は公表値通り98.3%となっていました。

ColorAC

 

画素形状です。ギラつきは若干ありますが、それほど気になりません。

画面拡大

 

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは横:約18mm、キーストロークは約1.8mmです。なお、縦方向のキーピッチは実測で約19mmです。可もなく不可も無いノーマルなキーボードです。普通に打てると思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。

タッチパッド

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

DAIV-NG5500は、デスクトップ用CPUを搭載しており、選択できる代表的なCPUは次のようになっています(灰色のバーは除く)。

Core i5-8600だと、ノートPC向けのCore i7-8750Hよりも劣るスコアになってしまい、本製品を買うメリットが薄れてしまいます。そのため、本製品を購入するなら、Core i7-8700の搭載をおすすめします。

CPU性能の目安
(CINEBENCH R15 マルチコア)
※Core i7-8700は本製品での計測値で、他は別PCでの計測値です
※灰色のバーのパーツは選択できません

 

グラフィックス

グラフィックスにはGeForce GTX 1050(4GB)を搭載しています。エントリー向けのグラフィックスではありますが、多くの用途に使えるGPUです。

グラフィックス性能の目安
(3DMark Time Spy Grahics Score)
※コメントは筆者の独自判断
※灰色のバーのパーツは選択できません

ストレージ

ストレージは、多くの種類のパーツを選択可能です。

ストレージ性能の目安
(CrystalDiskMark)
※コメントは筆者の独自判断
※灰色のバーのパーツは選択できません

 

DAIV-NG5500計測したベンチマーク

以下、本製品で計測したベンチマーク結果を掲載します。今回、Core i7-8700を搭載していますが、他のCore i7-8700を搭載したデスクトップPCで計測したベンチマークより、ややスコアが低めに出ています。ただし、デスクトップPCによっては、このくらいのスコアのときもあるので、極端に低いわけではありません。

CINEBENCH R15
~ CPU性能の評価 ~

デスクトップ用CPUを搭載しているだけあって、ノートPCとしてはかなり高いスコアです。

Core i7-8700
SPECviewperf 13
グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~

3D CG系のソフトは、Quadroのほうが得意な分野ではありますが、3ds MaxやmayaなどはGeForceでも高いスコアです。

GeForce GTX 1050 (4GB)
3DMark
~ グラフィックス(3Dゲーム向け)の評価 ~

3Dゲームをする場合、フルHD解像度なら"中程度"のグラフィック品質で、多くのゲームが快適にプレイ可能でしょう。

GeForce GTX 1050 (4GB)
V-Ray Benchmark
~ レンダリング性能の評価 ~

CPUによるレンダリングは高速です。GPUによるレンダリング時間は普通です。

Core i7-8700、GeForce GTX 1050 (4GB)
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

LightroomのRAW現像は、グラフィックスは使わず、CPUのみで処理するため、デスクトップ用CPUを搭載した本製品は非常に高速です。

  [本製品]
Core i7-8700
16GB メモリ
[参考]
Core i7-8750H
16GB メモリ
書き出し時間 1分20秒 1分36秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proの書き出しは、CPUとGPUの両方を使いますが、ノート用CPUのCore i7-8750HおよびGeForce GTX 1050Tiを搭載したノートPCよりも高速でした。

  [本製品]
Core i7-8700
GTX 1050
[参考]
Core i7-8750H
GTX 1050Ti
書き出し時間 1分45秒 1分54秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間

CPUで処理するx265によるエンコードは高速です。ただ、Core i7-8700にしてはやや遅いかなと思いますが、差はわずかです。NVENCによるエンコードもGPUだけでなくCPUでも処理するので高速です。

  [本製品]
Core i7-8700
GTX 1050
[参考]
Core i7-8750H
GTX 1050Ti
x265でエンコード (※1) 13分45秒 16分20秒
NVENCでエンコード (※2) 1分37秒 1分46秒
QSVでエンコード (※3) 3分39秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー

x265エンコード時のCPUクロックです。CPUのクロックは、若干低めに推移しているかなと思います。

x265でエンコードしたときのCPUクロック
CrystalDiskMark 6(SSD)
~ 内蔵ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
CrystalDiskMark 6(SDカード)
~ SDカードスロット性能の評価 ~

SDカードスロットの速度は普通です。

最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

ゲームベンチマーク

DAIV-NG5500の各ゲームのベンチマークスコア(平均フレームレート)は下表のようになっています。

フルHD解像度なら"中程度"のグラフィック品質で、多くのゲームが快適にプレイ可能でしょう。

ゲームベンチマーク(平均フレームレート)
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 4382 (普通) 43 fps
標準品質 3345 (普通) 33 fps
高品質 2308 (重い) 23 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 紅蓮のリベレーター
1920x1080 標準(ノート) 13375 (非常に快適) 91 fps
高(ノート) 9883 (非常に快適) 66 fps
最高品質 6325 (とても快適) 42 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 18073(すごく快適)
※約5500で60fps

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1050の情報は次の通りです。GPU Clockやメモリ等、普通の仕様だと思います。

グラフィックカードのスペック

 

その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。他のPCで計測した結果ではありますが、鉄拳7、バイオハザード7などのフレームレートについても掲載しています。

PCゲームベンチマーク一覧

 

質量のチェック

DAIV-NG5500の質量は、約2.3~2.4kgとなっています。

15.6型で外部グラフィックスを搭載しているPCとしては、軽くはないですが、重くもないと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.382kg
ACアダプター 591g

バッテリー駆動時間のチェック

DAIV-NG5500のバッテリー駆動時間チェックです。

メーカーサイトには、JEITA2.0測定法で、約6時間と記載されています。

バッテリー容量は47Whと普通の容量です。当サイトで計測したバッテリー駆動時間は次のようになっています。高性能で消費電力も高いCPUを搭載していることもあり、バッテリー駆動時間は短めです。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  駆動時間
PCMark 8 Home テスト ※1 2時間21分
PCMark 8 Work テスト ※2 2時間58分
動画再生時 ※3 3時間20分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

エンコード時はやや高めの騒音値ですが、それ以外は普通だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Adobe Premiere Proで、4K動画にエフェクトをいくつかかけてプレビューした時
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ(60fps制限)実行時(標準品質(デスク)、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

デスクトップ用CPUを搭載しているだけあって、エンコード時のCPU温度がやや高いです。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、エンコード時のCPU温度の詳細です。90℃前後で推移しており高い温度です。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

本体が結構厚いためか、高性能なCPUを搭載しているのにも関わらず、思ったよりは熱くならなかったです。例えば、Premiere ProやLightroomで編集作業をしているときはほぼ気にならないです。

ゲームをしているときは、GPUも温度が高くなるので、やや気になります。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

アイドル時は、思ったよりも低めでした。それ以外のときはやや高めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

外観のチェック

外観のチェックです。
ブラックの筐体で、シンプルな外観です。

 

天板はシルバーになっています。個人的にはブラックのほうが良かったかなと思います。

 

電源ボタンの形はかっこいいです。

 

側面のポートです。多くのポート類が搭載されており、困ることはないでしょう。ただし、光学ドライブは搭載されていないため、ご注意下さい。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

スピーカーは底面の正面側に配置されています。そこまでいい音ではありません。ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で4点の音質です(普通が5点で、筆者の独断の評価です)。

 

底面カバーを開けたときの画像です。CPU用のファンとGPU用のファンがそれぞれ1つずつ搭載されています。

CPUとGPUの間にヒートパイプがまたがっておらず、完全に分離されているため、CPUとGPUのどちらか一方のみに負荷がかかる場合、1つのファンが遊んでしまうのが勿体ないです。

 

CPU側はヒートパイプが太くなっています。

 

ファンは結構厚みがあります。

 

メモリスロットは2つです。自分で換装することもできるでしょう。

 

今回搭載されていたM.2 SSDです。もう1スロット空きがあります。

 

ACアダプターは大きめですが、薄型なのでカバンに入れやすいでしょう。

 

ACアダプターの詳細は以下の通りで、150Wです。

 

まとめ

以上が、DAIV-NG5500のレビューです。

第8世代のデスクトップ用CPUを搭載した高性能ノートPCです。CPUに負担のかかる処理をする方におすすめです。具体例としては、LightroomなどによるRAW現像や、TMPGEnc Video Mastering Works 6などによるx265エンコードなどです。

GeForce GTX 1050の外部グラフィックスも搭載しているので、GPU支援に対応したソフトは、処理が高速になります。動画編集ソフト、画像編集ソフトなど、様々なクリエイター向けソフトが快適に動くでしょう。

Adobe RGB比 98%の液晶なので、写真や動画など、忠実に色を表現できます。

ただし、液晶はIPSパネルではないので視野角はあまり良くありません。また工場出荷状態だと青みが強いので、キャリブレーションツールで色調整することをおすすめします。

また、デスクトップ用CPUを搭載していることもあり、本体が結構分厚いです。厚いのは背面側だけなので使っているときはあまり気になりませんが、カバンに入れて持ち運ぶような方は、少しかさばるかもしれません。

 

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マウスコンピューター DAIV-NG5500

 

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