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マウスコンピューター m-Book H のレビュー

更新日:2017年9月11日
m-Book H

編集系の作業が外でも出来るPC

m-Book Hは、Iris Plus グラフィックスを内蔵したCPUを選択可能な15.6型ノートPCです。

通常のノートPCよりもグラフィック性能が高く、GPU支援が利用できるアプリケーションを利用する方におすすめです。

PC本体が薄く、比較的軽量であるため、持ち運びをする方にも適していると思います。

広視野角なフルHD液晶を搭載しており作業もしやすく、一般ユーザーにもおすすめです。


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

m-Book Hの基本スペック

m-Book Hの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年9月9日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第7世代インテルCPUです。Iris Plus内蔵CPUも選択可能です。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス 620またはインテル Iris Plus グラフィックス 650です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイド、フルHD(1920x1080)広視野角非光沢液晶です。
メモリ
DDR4のメモリを搭載しています。最大32GBまで選択可能です。
ストレージ
M.2 SSDと、2.5インチHDD/SSDを搭載可能です。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 
バッテリー駆動時間
約6.4時間です。
 
その他
質量は約2.1kgです。
 

 

今回は次の構成でレビューをしています。

  • Core i7-7567U、16GBメモリ、インテル Iris Plus グラフィックス 650、256GB M.2 SSD + 1TB HDD

特徴 - 多くの人に適したミドルスペックPC

インテル Iris Plus グラフィックス内蔵のCPUを選択可能

m-Book Hは、標準的な性能のCore i7-7500UとCore i5-7200Uの他に、インテル Iris Plus グラフィックス 650を内蔵したCore i7-7567Uを選択することが可能です。

このCore i7-7567Uは、どのくらいの性能なのかを表したのが下の表です。ノートPCに良く使われる代表的なCPUと一緒に、CPUとGPU(グラフィックス)のベンチマークスコアを掲載しています。

Core i7-7567Uは、高性能なHシリーズのCore i7-7700HQよりもスコアが低いですが、標準的な性能のCore i7-7500Uよりはスコアが高くなっています。

GPUスコアに関しては、高性能なCore i7-7700HQよりもCore i7-7567Uのほうが高スコアになっています。

Adobe Lightroom、Adobe Premiere Pro、Adobe Illustratorなど、GPU支援を使うようなアプリケーションを利用する場合に、本製品は適していると思います。

ノート用CPUのスコア
  CPU名 CPUスコア GPUスコア
  Core i7-7700HQ 8866 9913
搭載可 Core i7-7567U 6772 13490
搭載可 Core i7-7500U 5337 8547
搭載可 Core i5-7200U 4695 8077
  Core i3-7100U 3787 6601
※CPU性能はPassmark CPU MARKのスコアです。
※GPU性能は3DMark Cloud Gate のGraphics score のスコアです。

なお、インテル Iris Plus グラフィックス 650とGeForce GTX シリーズを比較した場合、インテル Iris Plus グラフィックス 650は、GeForce 940Mよりもベンチマークスコアが少し高いですが、GTX 950Mよりは低いスコアになっています。Core i7-7700HQ、GeForce GTX 950Mという構成のm-Book Kよりも性能は落ちるため、用途によってはm-Book Kのほうが適しているかもしれません。合わせて検討するといいと思います。

広視野角なフルHD液晶

液晶には視野角というものがあり、"広"視野角な液晶は斜めから見ても色合いの変化が少なくなっています。正面から見るときも、広視野角の液晶のほうが見やすいケースが多く、PCを使う頻度が高いなら、広視野角の液晶を筆者はおすすめします。

高価格帯のパソコンだと、広視野角な液晶が搭載されることがほとんどですが、中価格帯のパソコンは、搭載されることもあれば、搭載されないこともあります。m-Book Hは中価格帯のPCですが、広視野角な液晶を搭載しています。

視野角の狭い液晶の場合、「なんか画面が白っぽいな~」と感じることがありますが、本製品はそういったことが無く見やすいです。

m-Book H 広視野角 フルHD液晶
斜めから見たときの画像

みんなが大好き国内生産

マウスコンピューターと聞くと、レノボやDELLのような知名度の高いメーカーに比べて、品質が落ちるのではないかと思っている方もいると思いますが、そんなことはありません。レノボやDELLは、一部の製品を除いて、海外で生産され、日本に輸入されますが、マウスコンピューターの製品は、長野県飯山市で生産され、熟練した日本人によって組み立てられています。海外から運搬されるときの故障もリスクもないです。さらに24時間365日の電話サポートが受けられるため、安心して購入しても良いと思います。

正直に言うと、海外メーカーには同じような構成で、もっと安い製品があります。ただし、安心感という面では、マウスコンピューターのほうがおすすめです。

編集系の作業をする方で、持ち運びもする場合におすすめ

本製品は、インテル Iris Plus グラフィックス 650を内蔵したCore i7-7567Uを搭載している点が大きな特徴ですが、質量も軽い点がメリットです。メーカー仕様では約2.1kgとなっていますが、当サイトで実測した限りでは2kgを切っていました。さらに、高さも23.3mmしかなく、非常に薄いです。片手でつかみやすいですし、カバンの中に入れるときもかさばりません。

自宅(社内)はもちろん、外出先や、室内の別の部屋へPCを持ち出して、編集系の作業をするような方におすすめのPCです。このような用途で使用する場合は、Core i7-7567Uを選択するのを忘れずに。また、さらに快適に使うためには、SSDの搭載をおすすめします。SSD+HDDの構成にしても良いでしょう。

一般ユーザーにおすすめは、Core i5-7200U、SSDの構成

GPU支援機能を持ったアプリケーションを利用するなら、 Core i7-7567Uを搭載したモデルがおすすめですが、一般ユーザーの場合は、Core i5-7200U、240GB SSDの構成がおすすめです。

HDDを搭載したモデルと価格はそれほど変わらず、8万円台で購入できます。コスパは高いと思います。

なお、Core i5-7200UとCore i7-7500Uはそこまで性能に違いはないため、筆者はCore i5-7200Uで十分だと考えます。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

前述の通り、視野角が広いです。少し斜めから見ても、色合いがほとんど変化せず見やすいです。

m-Book H 画面
視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。青色と緑色が、やや強めに発色していることが分かりますが、すごく強調されているわけではないため、見にくくはないです。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はやや狭いです。発色が少し悪く感じるかもしれません。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは少ないです。作業しやすいと思います。


画面への映り込み

 

画面の拡大図です。ギラつきは感じません。


画面拡大

キーボードおよびタッチパッドのチェック

m-Book Hのキーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカー仕様表を確認すると、キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmとなっています。キーピッチは十分ありますが、キーストロークは若干浅めです。

やや底付きの衝撃を感じるものの、キートップはやや湾曲しており、指のフィット感が良く、普通に打てるキーボードだと思います。

m-Book H キーボード
キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2


キーの拡大図3


キーの拡大図4

 

タッチパッドはやや滑りが悪いです。特に指が湿っていると、指がひっかかるような感じになります。マウスを使ったほうがいいと思います。

クリックボタンは比較的軽めの力で押すことができて、普通の押し心地です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

m-Book Hのパフォーマンスのチェックです。

CPU

m-Book Hは、Core i7-7567Uを搭載できる点が特徴的で、通常のノートパソコンに搭載されるCPU(Core i5-7200Uなど)よりも高性能です。特にグラフィック性能が高くなっているため、GPU支援が使えるアプリケーションを使う場合に適しています。ただし、ゲームに適したグラフィック性能はありません。

他にも、Core i7-7500UやCore i5-7200Uを選択できますが、こちらは普通の性能です。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージ

ストレージは、SATA SSDまたはHDDを選択可能です。PCIe-NVMe SSDほど高速ではありませんが、SATA SSDでも十分な速度が出ます。マウスコンピューターはSSDの価格が比較的安く、またHDDに比べて体感速度が大きく向上するため、是非SSDを搭載することをおすすめします。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

本製品で計測したベンチマーク

本製品でのベンチマーク結果です。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7567U
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)



Core i7-7567U、インテル Iris Plus グラフィックス 650
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7567U
x265でエンコード (※1) 39分20秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 3分21秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB M.2 SSD
CrystalDiskMark
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

質量のチェック

m-Book Hの質量は、メーカー仕様表には、約2.1kgと書かれています。

当サイトで計測した質量は次の通りでした。メーカー仕様値よりも大分軽く、2kgを切る質量でした。15.6型のPCで2kgを切るのはなかなか珍しいです。

ACアダプターについては、"やや軽め~普通"といった重さだと思います。

質量(当サイトによる計測値)
  質量
PC本体 1.963kg
ACアダプター 260g

バッテリー駆動時間のチェック

m-Book Hのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、バッテリーの裏側を見ると、45Whと書かれています。普通の容量だと思います。

メーカー仕様表に書かれたバッテリー駆動時間は、約6.4時間です。

当サイトによる計測によるバッテリー駆動時間は、下表の通りです。今回、高性能なCore i7-7567Uを搭載していることもあり、それほど長くはないです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
PCMark 8 Home のバッテリーテスト ※1
PCMark 8 Work のバッテリーテスト ※2
動画再生時 5時間7分
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

全体的に、普通の動作音だと思います。

ただし、今回、Core i7-7567Uの高性能なCPUを搭載していることもあり、エンコード時はサーマルスロットリングが発生しCPU使用率が約90%までしか上がりませんでした。このCPUは、ベース動作周波数が3.5GHz、ターボブースト時が4GHzです。エンコードを実行すると、最初は4GHz近くまで上昇するものの、すぐに動作周波数が落ち込み、3.2GHz程度で推移していました。


騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

騒音値の計測結果

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコード時の温度が高めです。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

薄型のボディの割に、表面温度は低めでした。不快になることなく使用できると思います。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

普通の消費電力です。


外観のチェック

m-Book Hの外観のチェックです。

パームレスト部分と、天板部分は、金属っぽい(本当に金属かどうかは不明)質感で、ヘアライン加工が施されたつや消しのシルバーのカラーとなっています。タッチパッドもシルバーですが、タッチパッドのみ光沢感があります。液晶フレームや側面、底面は、プラスチック感のある質感で、ブラックのカラーです。

m-Book H 正面

 

天板です。

m-Book H 天板

 

ヒンジ部分です。

 

スピーカーは液晶下部に配置されています。音質は普通です。

 

底面はフラットでスッキリしています。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

側面のポート類です。右側面にはUSB2.0と電源があります。左側面にはLAN、HDMI、USB3.0、ヘッドホン/マイク、SDカードスロットなどがあります。

m-Book H ポート

m-Book H ポート2

 

内部の画像です。CPUはやや太めのヒートシンク1本で冷やしています。

m-Book H 内部

 

M.2 SSDの画像です。

 

M Key またはB&M Keyの形状のM.2 SSDのみ接続することができます。換装する際は注意しましょう。

 

2.5インチストレージの画像です。自分で換装もできそうです。

 

メモリスロットは2つあります。こちらも換装可能です。

 

ACアダプターです。

m-Book H ACアダプター

まとめ

以上が、m-Book Hのレビューです。

インテル Iris Plus グラフィックスを内蔵したCPUを搭載し、15.6型PCとしては、比較的軽量で、薄型な点が特徴です。GPU支援を使うような編集系アプリを、外出先や、別の部屋でも使いたい方に適していると思います。

広視野角なフルHD液晶を搭載し作業がしやすく、価格も比較的安いので、一般ユーザーにもおすすめです。一般ユーザーの場合は、Core i5-7200U、SSDの構成が良いと思います。

今回、高性能なCore i7-7567Uを搭載していた影響もあると思いますが、CPU使用率が通常100%になるエンコード処理を実行したところ、CPU温度が高温になり、サーマルスロットリングが発生していました。もう少し、ヒートパイプの数を増やすなどしても良かったと思います。

詳細・購入はこちら

【公式サイト】

マウスコンピューター m-Book H