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マウス NEXTGEAR-NOTE i5530 の実機レビュー

更新日:2016年11月23日

GPUファンを2基搭載

マウス NEXTGEAR-NOTE i5530は、人気の高いGeForce GTX 1060を搭載した15.6型ゲーミングノートパソコンです。

また、「GPU Switch」という機能を搭載し、グラフィックスをGeForce GTX 1060に固定することも可能です。

高さが27mmと薄いボディであることも特徴です。薄いPCは放熱性が気になりますが、本製品はGPU冷却ファンを2基も搭載しており、ゲーム中でもGPU温度は低めに抑えられています(CPU冷却ファンは独立してもう1つあります)。

液晶は、視野角が良いIPS液晶です。

メーカー直販サイト:
G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5530 icon


※レビュー機はメーカーからの借用品です

目次

NEXTGEAR-NOTE i5530の基本スペック

NEXTGEAR-NOTE i5530の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年11月21日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第6世代インテルCore i プロセッサー(HQシリーズ)のCore i7-6700HQを搭載しています。
グラフィックカード
NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB)を搭載。Optimus対応。GPU SwitchによりGTX 1060に固定することも可能です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。
メモリ
最大で64GBのDDR4メモリを選択できます。本機は16GB(8GB×2)を搭載しています。
M.2 SSD
SATA接続またはPCIe接続のM.2 SSDを選択できます。本機はSATAの256GB SSDです。
2.5インチ ストレージ1
最大480GBのSSDを選択可能です。本機は非搭載です。
2.5インチ ストレージ2
最大2TBのHDDを搭載可能です。本機は1TB HDD です。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません
 
その他
バッテリー駆動時間は約5.7時間、重量は約2.7kgです。
 

特徴1 - 薄くても高い冷却性能

本製品は、本体の高さが27mmと、ゲーミングノートパソコンとしては、比較的薄いボディです。


薄くてスタイリッシュなボディ

 

こういった薄い製品でゲームをすると、GPUの温度が上昇しがちですが、本製品は、GPUを冷却するファンが2基も搭載しており、高い冷却性を実現しています。なお、ゲーム時のGPU温度の実測値については、「パーツの温度のチェック」をご覧ください。


2つのGPUファンを搭載

特徴2 - 外部GPUのみを使用できる

通常、GeForce搭載のゲーミングノートパソコンの場合、Optimusテクノロジーにより、場面によってグラフィックスが自動で切り替わります。Web閲覧やOffice作業などのときはCPU内蔵のインテル HD グラフィックスが使用され、ゲームなどのときはGeForceが使用されます。

ただし、最終的な映像出力はインテル HD グラフィックスが行うため、解像度に制限が出たり、アプリとの互換性問題が発生したりすることがありました。また、ゲームによってはうまくGeForceに切り替わらず、一部のユーザーには不評な機能でもありました。

ここで、NEXTGEAR-NOTE i5530では、「GPU Switch」という機能を搭載し、GeForce GTX 1060を固定して使用することができ、上記の問題を解消しています。




GPU Switchの説明

 

GPU Switchの設定は、CONTROL CENTERというソフトから行います。「ディスクリート」にチェックを入れて再起動をすると、常にGeForce GTX 1060で動作するようになります。ゲームなどをしないときでもGeForce GTX 1060が使用されるため、消費電力は上がってしまいますが、安定してゲームをプレイすることが出来るようになります。

なお、GPU Switchを切り替えた時は再起動が必要です。


GPU Switch(GPU切り替え)の設定画面

特徴3 - 人気のGeForce GTX 1060を搭載

GeForce GTX 1060を搭載した本機でのゲームベンチマークのチェックです。グラフィックドライバーバージョンは、最新の「375.86」です。

上で紹介した「GPU Switch」は、"ディスクリート"(外部GPUを常に使う設定)にしてベンチマークを実行しています。なお、"MSHYBRID"(Oputimusテクノロジーを使う設定)にしてベンチマークを実行すると、ややスコアが落ちました。他社のGeForce GTX 1070搭載のゲーミングPCでも同様なことが起こったため、GeForce GTX 10シリーズを搭載したゲーミングノートPCを購入するときは、本機のように、常に外部GPUを使うことが可能な製品を選んだほうが無難かもしれません。

ゲームベンチマーク
製品名 マウス NEXTGEAR-NOTE i5530
基本スペック Core i7-6700HQ
GeForce GTX 1060(6GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 17077 (非常に快適)
高品質 ★ 14150 (非常に快適)
最高品質 11186 (非常に快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 9486 (とても快適)
標準品質 9443 (とても快適)
最高品質 9190 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 54971 (快適)
描画:6 36115 (快適)
バイオハザード6 RANK S (15417)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 23601
ドラゴンクエストX 標準品質 17438 (すごく快適)
最高品質 17193 (すごく快適)
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 133 fps
中品質 95 fps
最高品質 69 fps
ファークライ プライマル 低い 99 fps
高い 76 fps
最高 58 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 140 fps
高品質 83 fps
最高品質 57 fps
GRID Autosport ウルトラロー 294 fps
ミディアム 152 fps
ウルトラ 110 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1060の情報は次の通りです。


GeForce GTX 1060のグラフィックカードのスペック

 

なお、他のノートパソコン用グラフィックスや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。

ゲーミングノートPCの比較

特徴4 - ノートPCでもVRが動く

本製品はノートパソコンでありながら、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムも動作するスペックです。

下図に、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムの動作チェック結果を掲載しますが、どちらも動作可能という結果でした。


VRの動作チェックツールの結果

 

ただ、Oculus Riftは、USB3.0が2つ(Oculus Touchも装着する場合は3つ)およびUSB2.0が1つ必要です。Oculus Touchも接続するとUSBポートが足りなくなるため、USBハブまたはUSB Type-A - Type C変換コネクタが必要になります。


USB3.0ポートは3個、USB2.0ポートは0個

特徴5 - マルチストレージ構成が可能

NEXTGEAR-NOTE i5530は、複数のストレージを搭載することが可能です。

カスタマイズ画面では、最大で、M.2 SSDが1台および2.5インチストレージが2台選択可能です。


マルチトレージ構成が可能


2.5インチストレージは積み重ねて2台搭載することが可能

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。見やすい液晶だと思います。

IPSパネルを搭載し、視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、若干逆S字のカーブを描いており、実際の画面はややメリハリのある画面になっていますが、ゲーミングPCならこのくらいの調整のほうが良いかもしれません。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしてはやや広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは特に感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーの仕様表を確認すると、キーピッチは約19mm、キーストロークは約2.0mmとなっています。キートップはやや湾曲しており、底までキーを押したときの感触も柔らかく、打ちやすいキーボードだと思います。

ゲームでよく利用するW.A.S.D キーには赤い矢印が刻印されています。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立しており軽い力で押せるため、クリックしやすいです。


タッチパッド

 

明るさを多段階で調整できるキーボードバックライトも搭載しています。




キーボードバックライト

 

プリインストールされている「Flexikey」のソフトを使用すれば、複数のキー入力やアプリケーションの起動など、好きなキーにマクロを設定することができます。

 

「CONTROL CENTER」のソフトを使用すれば、左ウィンドウズキーの無効化や、タッチパッドの無効化などの設定も可能です。


キーボードバックライト

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品はCore i7-6700HQのCPUを搭載しています。ゲーム用CPUとしては標準的な性能で、無難な構成です。編集系のクリエイティブな作業にも使えます。


CPUの性能と用途(筆者の独自判断)

グラフィックス

本製品はGeForce GTX 1060を搭載しています。フルHDの解像度なら、"高~最高"のグラフィック品質設定で、ほとんどのゲームがプレイ可能でしょう。


グラフィックスの性能と用途(筆者の独自判断)

ストレージ

ストレージは、下図のようなものを選択できます。標準でSSDが搭載されています。より高速にしたいなら、PCIe-NVMe接続のM.2 SSDを選択すると良いでしょう。


ストレージの性能と用途(筆者の独自判断)

NEXTGEAR-NOTE i5530で計測したベンチマーク

以下、Core i7-6700HQ、メモリ 16GB、GeForce GTX 1060、256GB SSD、1TB HDDといった構成で計測したベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-6700HQ
PassMark Performance Test 9.0 3D GRAPHICS MARK
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1060
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)



Core i7-6700HQ、GeForce GTX 1060
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-6700HQ、GeForce GTX 1060
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-6700HQ
GeForce GTX 1060
x265でエンコード (※1) 20分53秒
NVENCでエンコード (※2) 1分38秒
QSVでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark 5.1.2
(ストレージの評価)

256GB M.2 SSD
CrystalDiskMark 5.1.2
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

フリーソフトで確認したバッテリー容量は約60Whでした。メーカー仕様表を確認すると、JEITA2.0計測法での駆動時間は約 5.7時間となっています。

当サイトで計測した駆動時間は次の通りです。「GPU Switch」は"MSHYBRID"の設定にしています。

バッテリー駆動時間
  NEXTGEAR-NOTE i5530
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※1 4時間11分
FF XIV ベンチマーク実行時(30fps制限)※2 1時間00分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※2 NVIDIAのBattery Boost機能によって、30fpsに制限をしてFF XIV ベンチマークをループ実行

 


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