マイクロソフト Surface Laptopの展示機レビュー

更新日:2017年5月29日

実際に使用したときのレビューを追記しました。
詳細はこちらをご覧ください。
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マイクロソフト Surface Laptopの実機レビュー

 

5月26日、マイクロソフトは日本国内で、クラムシェル型ノートブックの「Surface Laptop」を発売しました。2 in 1 PCではないものの、タッチパネルやSurfaceペンに対応しているのが特徴です。アルカンターラ素材を使ったふかふかのパームレストも他のノートPCにはありません。

OSには、Windowsストアアプリの利用のみに制限されたWindows 10 Sを搭載していますが、年内はWindows 10 Proへ無料アップグレードすることが可能です。

以上を含めたSurface Laptopの特徴は次の通りです。

Surface Laptopの特徴

 

Windows 10 S

Windows 10 Sは、Windowsストアアプリしか利用できない代わりに、Windowsストア以外の怪しいアプリはインストールできないセキュアなOSです。Windows Homeと違いAzure ADドメインに参加することができるなど、組織向けの機能も充実しており、主に教育現場での利用が想定されています。

Windowsストアアプリしか利用できないと聞くと一般ユーザーは敬遠してしまうと思いますが、年内はWindows 10 Proへの無料アップグレードが可能であるため、購入後はすぐにアップデートすることをおすすめします。

タッチパネル&Surfaceペンに対応

Surface Laptopは、 2 in 1 パソコンではないものの、タッチパネルを搭載しており、さらにSurfaceペンにも対応しています。ただし、新型のSurface Proと異なり、ペンは傾き検知には対応しておらず、筆圧検知も1,024段階と少なくなっています。イラストなどを描きたい方は、Surafce Proのほうが良いと思います。

4色のカラーバリエーション

カラーは、自然界からインスピ―レーションを受けたバーガンディ、グラファイトゴールド、プラチナ、コバルトブルーの4色がラインナップされています。いずれも派手な色ではなく、落ち着いた色で品があります。

パームレストにはAlcantara素材を採用

パームレストにはアルカンターラ素材を採用しています。通常のメタルやプラスチック系の素材に比べて、ふかふかの素材で、触り心地がよく、手の平が痛くなりにくいです。

USBは、USB3.0のみ(USB Type-Cポートはなし)

USBポートは、USB3.0が1つしかありません。Type-Cポートが欲しいところではありましたが、本製品は周辺機器を拡張するSurfaceドックを使えるため、室内で使用しているときはそれほど困らないでしょう。外出先では、多くの周辺機器を接続する機会は少ないと思うため、問題になることは少ないと思います。

その他外観

その他の外観を掲載します。

天板はWindowsロゴが入っただけで、シンプルです。

 

キーボード配列は標準的です。キーピッチも十分あります。キーストロークは約1.5mmだそうで、Suraface Pro よりも0.2mm深くなっています。

(短時間しか操作していないため感想は変わるかもしれませんが)キーボードは、ややペコペコしている感じはあったものの、Surface Proよりは打ちやすいと感じました。

タッチパッドの精度もよく、ジェスチャー操作などしやすいです。

 

キーボードの拡大図です。

 

底面も非常にシンプルです。

 

排気口は背面にあります。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

液晶は、視野角が良く見やすかったです。解像度は2256 x 1504もあります。アスペクト比は3:2となっており、動画鑑賞向きではないですが、作業はしやすい比率です。

Surface Laptopの仕様

Surface Laptopの仕様です。

なお、海外ではCore i7モデルも発表されていますが、日本国内ではCore i5モデルのみとなっています。

発売当初は、プラチナのカラーのみ購入可能で、バーガンディ、コバルトブルー、グラファイトゴールドのカラーは後日リリース予定だそうです。

バッテリー容量は非公開ですが、液晶解像度が高いため、フルHD液晶のノートPCに比べると、バッテリー容量の割には駆動時間が短くなるはずです。

  仕様
カラー プラチナ
CPU Core i5-7200U
GPU インテル HD
グラフィックス 620
メモリ 4GB 8GB
SSD 128GB 256GB
液晶 13.5型 2256 x 1504(3 : 2)
質量 1.25kg
バッテリー 14.5時間(ビデオ再生時)
主なポート USB 3.0、mini DisplayPort
ペン Surfaceペン(オプション)
価格 126,800円 146,800円

所感

最近、クラムシェル型のノートPCは、フルHD(1920x1080)の非タッチパネル液晶が多いため、2256x1504ドットの解像度でタッチパネルを搭載している点は珍しいです。

Surfaceペンを使用することも可能で、たまに図などを書き込む機会のある学生や営業職の方などは、嬉しいのではないかと思います。ただし、イラストレーターの方などは、傾き検知や4,096段階の筆圧検知に対応したSurface Proのほうがいいと思います。

最近のモバイルノートPCは軽さを追求したペラペラしたボディの製品が多いですが、Surface Laptopは剛性の高いボディで、ひねりや加圧などにも強そうです(ただし、ペラペラしていても堅牢性が低いわけではないです)。ひねってみても、それほど曲がりません。

アルカンターラ素材のパームレストも特徴的です。カーペットのような肌触りでした。こういった素材は、負荷をかけた時にどう感じるのか(熱く感じるのか、低く感じるのか)、実機を入手したら確認してみます。

Surface Laptop は、6月15日より予約受付開始、7月20日発売となっています。

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