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マイクロソフト Surface Bookの実機レビュー

更新日:2016年2月15日

外部GPU搭載モバイルノートパソコン

Surface Bookは、外部GPUを搭載した13.5型ノートパソコンです(一部のモデルは外部GPUを搭載していません)。

外部GPUにはNVIDIAのGeForce GPUを搭載しており、GeForce 940Mよりもやや良い性能です。

液晶のアスペクト比が3:2と作業がしやすく、画面も綺麗で見やすいです。

キーボードもSurface Pro 4のキーボードカバーと違い打ちやすいです。


※レビュー機は当サイトでの購入品です

目次

Surface Bookの基本スペック

Surface Bookの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年2月13日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
Uシリーズの第6世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i7-6600Uです。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス 520またはGeForceグラフィックスです。本機は後者。
液晶ディスプレイ
13.5インチ、3000x2000ドットタッチパネル液晶です。
メモリ
8GBまたは16GBです。本機は8GBです。
 
SSD
128~512GBのSSDを選択可能です。本機はNVMe 256GB SSDです。
光学ドライブ
内蔵していません。
 
バッテリー駆動時間
メーカー公表値で最大 約12時間(連続ビデオ再生)です。
その他
約1,516 g (GPU非搭載モデル)、約1,579g (GPU搭載モデル) / タブレット時:約726g。

特徴1 - 外部GPUを搭載したモバイルノートPC

Surface Bookは、珍しく外部GPUを搭載したモバイルノートパソコンです(ただし一部のモデルを除く)。

搭載されている外部GPUはNVIDIAのGeForce GPUで、仕様は次のようになっています。それほど高いスペックではありません。


GeForce GPUの詳細

 

下の表は、各グラフィックスの3DMarkのスコアを比較しています。なお、それぞれ計測したマシンは異なります。Surface Book に搭載されているGeForce GPUは、GeForce 940Mよりもやや良い性能ですが、GeForce GTX 950Mよりは劣る性能です。

3DMarkのスコア
    [本製品]    
GeForce
GTX 950M
GeForce
GPU
GeForce
940M
 インテル HD
グラフィックス 520
SKY DIVER 1.0 10659 6256 5305 3399
CLOUD GATE 1.1 14800 7799 6404 5462
SKY DIVER:ミドルレンジGPU向けテスト、 CLOUD GATE:一般ノート向けテスト

 

外部GPUを搭載したSurface Bookは、"GPU支援に対応するアプリケーションを外出先で使用する"といった用途に適していると思います。GPU支援に対応したアプリケーションとは、Adobe Lightroom、Adobe Premiere Pro、Adobe Illustratorなどで、写真編集ソフト、動画編集ソフト、イラスト制作ソフトなどのクリエイター向けソフトに多いです。

ただし、後述しますがモバイルノートパソコンとしてはそれほど重量が軽くありません。GPU支援を"必要としない"アプリケーションのみを使用するのであれば、本製品の魅力は下がります。

【GPU支援に対応するアプリケーション例

↑Adobe Lightroom↑


↑Adobe Premiere Pro↑


↑Adobe Illustrator↑

 

なお、外部GPUのGeForce GPUは、キーボード側に搭載されています。そのため、キーボードを切り離してタブレットとして使用するとき、インテル HD グラフィックス 520 を使用することになります。


外部GPUはキーボード側に搭載

特徴2 - キーボードが分離可能な 2 in 1 PC

Surface Bookは、キーボードを分離してタブレットとしても使える 2 in 1 パソコンです。

キーボードを切り離すときは、キーボードの右上にあるリリースボタンを長押しします。このとき、外部GPUを使用しているアプリケーションを起動していると、警告画面が表示されます。


キーボードを切り離すときに押すリリースボタン


外部GPUを使用しているアプリケーションがある場合の警告画面


切り離し後の画像

 

液晶が開く最大の角度は次の通りで、360度回転するわけではありません。


液晶が開く最大の角度

 

液晶は360度回転しませんが、取り外した液晶を反対向きに装着することで、下図のようなスタイルで使用することが可能です。


キャンパススタイル

特徴3 - デジタイザーペン付属

Surface Bookは、デジタイザーペンも付属しています。

N-Trig製のデジタイザーペンで、1,024段階の筆圧検知に対応しています。

Surface Pro 4と同様に、ペンで線を引くときに、画面に適度な抵抗感(摩擦)があり、追従性も良く描きやすいです。


デジタイザーペン


ペン先の拡大図

 

また、キャンパススタイルにすると、画面がやや傾斜するので描きやすくなります。


キャンパススタイルでのペンの使用

特徴4 - NVMe接続のSSDを搭載

メーカーサイトにストレージの詳細は描かれていませんでしたが、今回搭載されていた256GB SSDはNVMe対応の高速SSDでした。デバイスマネージャーで型名を確認すると「SAMSUNG MZFLV256」でした。

CrystalDiskMarkのベンチマーク結果は下図の通りです。4K Q32T1や4Kについては高速ですが、シーケンシャルライトの速度が、NVMe対応の割にはそこまで速くありませんでした。


NVMe 256GB SSD

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

最大輝度は、当サイトによる計測では377cd/m2と高めです。

画面アスペクト比が3:2となっており、通常のノートパソコンよりも縦の比率が高くなっています。Webページならばより下のほうまで表示できますし、マルチペインレイアウトのアプリケーションも見やすいです。


3:2のアスペクト比

 

視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。どの色もほぼ1:1の綺麗な直線です。自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はほぼsRGBをカバーするようになっており、広めの色域です。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状はシンプルです。ギラつきはほぼ感じません。


 

光沢液晶ですので、映り込みがあります。

画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測でキーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.7mmとなっており、十分なキーピッチ、キーストロークです。もう少しキートップが湾曲していたら良かったと思いますが、普通に打てるキーボードです。Surface Pro 4のキーボードカバーより打ちやすいと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

キーボードバックライトも搭載しています。


キーボードバックライトの切り替えボタン


キーボードバックライト

 

タッチパッドは面積が大きく操作しやすいです。クリックボタンは普通の力で押せます。押したときの音はやや大きめです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

Uシリーズの第6世代インテルプロセッサーを搭載し、モバイルノートとしては普通のCPU性能です。ストレージは、256GBの場合はNVMe接続のSSDでした。

GeForce GPUは、インテル HD グラフィックス 520よりは高性能ですが、それほど高い性能ではありません。また、今回、GeForce GPUで動作しないベンチマークやソフトがあったり、スコアが極端に低くなったりすることがあり、このGPUではうまく動作しないアプリケーションもあるのではないかと思われます。

PassMark Performance Test 8.0

GeForce GPUで動作しなかったため、インテル HD グラフィックス 520で動作しているときのスコアを掲載します。

3DMark

GeForce GPU動作時とインテル HD グラフィックス 520動作時のスコアを掲載します。FIRE STRIKE、SKY DIVER、CLOUD GATEについてはGeForce GPU動作時のほうが高いスコアでしたが、ICE STORMのスコアはなぜかインテル HD グラフィックス 520動作時のほうが高かったです。

なお、3DMarkのソフトは、GeForce GPUをGeForce 940Mと認識していました。


GeForce GPU利用時(キーボード接続時)


インテル HD グラフィックス 520利用時(タブレット時)

PCMark 8 - Home accelerated


GeForce GPU利用時(キーボード接続時)


インテル HD グラフィックス 520利用時(タブレット時)

動画のエンコード時間

GeForce GPUを利用したNVENCエンコードは実行できませんでした。

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-6600U
x265でエンコード (※1) 47分01秒
x264でエンコード (※2) 19分26秒
NVENCでエンコード (※3) 実行できず
QSVでエンコード (※4) 8分40秒
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ゲームベンチマーク

本製品はゲーム向きの製品ではありませんが、いくつかゲームベンチマークを実行してみました。

低めのグラフィック設定なら快適に動作するゲームも多いでしょう。

なお、バイオハザード6、モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)については、解像度が合わずベンチマークソフトが起動しませんでした。

ゲームベンチマーク
製品名 マイクロソフト
Surface Book
基本スペック Core i7-6600U
GeForce GPU
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 4623 (快適)
高品質 ★ 3036 (やや快適)
最高品質 1748 (設定変更を推奨)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア
キャラクター編
標準品質 ★ 5465 (非常に快適)
最高品質 2748 (やや快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 3835 (快適)
標準品質 3708 (快適)
最高品質 3299 (快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 3607 (標準)
描画:5 2322 (標準)
ドラゴンクエストX 標準品質 4621 (普通)
最高品質 3521 (普通)
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

Surface Book は、タブレット側(液晶側)とキーボード側の両方にバッテリーを内蔵しており、フリーソフトで確認したところ、タブレット側は17,902mWh、キーボード側は51,000mWhのバッテリー容量でした。

当サイトの計測によるバッテリー駆動時間は下表の通りです。キーボード接続時は普通の駆動時間です。キーボードを切り離して、タブレットのみで計測したときの駆動時間はかなり短かったです。

バッテリー駆動時間
  タブレット時 キーボード接続時
動画再生時 ※1 2時間33分 7時間43分
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 1時間35分 4時間55分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 1時間46分 5時間22分
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

重量のチェック

当サイトで実測した結果は次の通りです。

ノートパソコンとしても、タブレットとしてもやや重い重量です。


重量の実測結果

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

カード挿入後の出っ張りがややあります。このままカバンに入れると引っ掛けそうです。


SDカードスロット挿入後の画像

 

UHS-Ⅱに対応しており、アクセス速度は速いです。


SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅱのカードで測定)

 

 

 


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