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レノボ ThinkPad Edge E425 の実機レビュー

更新日:2011年09月27日


ThinkPad Edge E425 の概要

AMD APU + ディスクリートGPU搭載

ThinkPad Edge E425は、CPUにGPUを統合したAPUを搭載し、さらにディスクリートGPUも載せDual Graphicsを構成している14.0型ノートPCです。

価格も安く、頑丈で、静音性に優れており、キーボードの操作性も良いです。

インテルCPUを搭載したThinkPad Edge E420が格安で質も良く人気ですが、こちらの機種と外観は同じで、価格も場合によってはさらに安くなっています。

E425にしようか、それともE420にしようか迷うところだと思うので、各CPUのベンチマークを測定し、比較掲載しております。参考にしてください。

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目次

ThinkPad Edge E425 の基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2011年9月22日現在の情報です。BTOパソコンという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なります。

CPU/APU
AMD APU を選択可能です。本機は、A6-3400Mです。
グラフィックカード
APU統合のGPUがRadeon HD 6520Gで、ディスクリートGPUがRadeon HD 6470Mです。
液晶ディスプレイ
14.0型(1366x768)で、光沢と非光沢のどちらかを選べます。本機は非光沢です。尚、本機のパネルはサムスン製でした(型番は不明)。
メモリ
PC3-10600のメモリを搭載可能です。本機は4GBです。
ハードディスク
320、500GBを選択できます。本機は5400rpmの500GBです。中身はWD50 00BPVT-08HXZT1でした。
SSD
本機はSSDを選択できません。
 
光学ドライブ
DVDスーパーマルチを搭載しています。中身はSONY AD-7710Hでした。
バッテリ駆動時間
6セルまたは9セルバッテリを選択できます。本機は6セルです。実測の駆動時間は後述。
※同じパーツでも、複数のメーカーから調達しているため、パーツのメーカーは異なる場合があります。

APU+ディスクリートGPUの実力チェック

ThinkPad Edge E425は、CPUにGPUを統合したAPUを搭載し、さらにディスクリートGPU(独立GPU)も搭載しています。この2つのGPUは、CrossFireXをベースに作られたAMD Dual Graphicsという仕組みによって連携動作します。

AMD Dual Graphicsはデフォルト状態で有効になっています。無効にしたいときは、Control CenterからCrossFireXの設定画面を使って変更可能です。

 

ThinkPad Edge E425で搭載可能なAPUとディスクリートGPUは、下記の表のようになっています。尚、APUに統合されたGPUと、ディスクリートGPUの組み合わせによって、型名が定められておりますので、それも表記しておきます。

ThinkPad Edge E425で選択できるAPUとディスクリートGPU
  選択肢1 選択肢2(本機) 選択肢3
APU A8-3500M A6-3400M A4-3300M
Radeon HD 6620G Radeon HD 6520G Radeon HD 6480G
ディスクリートGPU Radeon HD 6470M Radeon HD 6470M Radeon HD 6470M
APU+dGPUの型名 Radeon HD 6640G2 Radeon HD 6640G2 Radeon HD 6510G2

AMD Dual Graphicsの効果を測定

まず、本機のAMD Dual Graphicsの効果を測るために、この機能を有効にしたときと、無効にしたときのベンチマークを測定しました。尚、本機は、A6-3400MのAPUに、Radeon HD 6470MのディスクリートGPUを搭載しています。

結果としては、3DMark 11以外のベンチマークは、AMD Dual Graphicsを有効にしても無効にしても、ほとんど変わりありませんでした。3DMark 11については、約1.5倍スコアになりました。DirectX 11だと効果が出やすいのかと思いましたが、DirectX 11対応のHeaven Benchmark v2.5 Basicやロストプラット 2のベンチマークではほとんど差はありませんでした。

AMD Dual Graphicsの効果が少ないというよりも、ベンチマークのアプリがAMD Dual Graphicsに対応していないのかもしれません。

AMD Dual Graphics 有効時と無効時のベンチマークの比較
Cross Fire の有効/無効 AMD Dual Graphics 有効 AMD Dual Graphics 無効
APU A6-3400M A6-3400M
Radeon HD 6520G Radeon HD 6520G
ディスクリートGPU(独立GPU) Radeon HD 6470M 無効
3DMark 11(Performance) スコア 1051 684
Heaven Benchmark v2.5 Basic(640x360) 407 (16.2 fps) 410 (16.3 fps)
3DMark 06 SM2.0 スコア 1879 1859
3DMark 06 HDR/SM3.0 スコア 2293 2262
Passmark 3D Graphics スコア 477 491
ロストプラネット 2(1280x720) 6.2 fps 6.3 fps
FF XIV(1280x720、フルスクリーン+リネーム設定) 1174 1132
MHF 第二弾(絆)(1280x720) 1671 1666
バイオハザード5(1280x720) 32.2 fps 32.3 fps
THE LAST REMNANT(1280x720) 31.23 fps 31.32
デビルメイクライ4(1280x720) RANK B RANK B
リアル彼女(1280x720、ハイクオリティ) 13 REAL 14 REAL
カスタムメイド3D 6172 (59 fps) 6174 (59 fps)

他のAPU/CPUとの比較

次に、ThinkPad Edge E425で選択できる他のAPUとベンチマークを比較します。また、プロセッサーが異なるだけのThinkPad Edge E420と本機と、どちらが良いか悩むと思うので、Intelの第2世代CPUとも比較してみました。

尚、A6-3400M以外のAPUについては、ThinkPad Edge E425とは異なる機種でのベンチマーク結果となります。ディスクリートGPUは搭載されておらず、(上の結果ではAMD Dual Graphicsの効果はあまり有りませんでしたが)AMD Dual Graphicsも使われていませんので、ご了承ください。

今回のテスト結果から、CPUを性能の良い順番に並べると、
  Core i5-2410 > A8-3500M >= Core i3-2310M >= A6-3400M > A4-3300M
となるかなと思います(あくまで今回テスト結果からの判断)。

また、統合GPUを性能の良い順番に並べると、
 Radeon HD 6620G > Radeon HD 6520G > インテル HD グラフィックス > Radeon HD 6480G
となるかと思います。

ThinkPad Edge E425で搭載出来るAPU統合のGPUは、インテル HD グラフィックスよりは性能の高いものもありましたが、それほど高い性能ではありません。軽いゲームならギリギリでプレイできますが、過度な期待はしないほうがいいと思います。

CPU性能重視なら、Core i5-2410Mを搭載したThinkPad Edge E420、軽いゲームをする等GPU重視なら、A8-3500M搭載のThinkPad Edge E425が良いのではないかと思います。

ThinkPad Edge E425で選択可能なAPUと、Intel CPUとの比較
メーカー・機種 HP g6-1100 レノボ ThinkPad Edge E425 レノボ ThinkPad Edge E525 レノボ ThinkPad L520 レノボ ThinkPad L420
APU/CPU A4-3300M A6-3400M A8-3500M Core i3-2310M Core i5-2410M
Radeon HD 6480G Radeon HD 6520G Radeon HD 6620G インテル HD グラフィックス インテル HD グラフィックス
ディスクリートGPU(独立GPU) なし Radeon HD
6470M
なし なし なし
CPU関連
スコア
3DMark 06 CPU スコア 1571 2111 2271 2544 3268
Passmark CPU スコア 2424 3354 3574 2853 3624
主に
GPU関連
スコア
3DMark 06 SM2.0 スコア 1219 1879 2053 1470 1564
3DMark 06 HDR/SM3.0 スコア 1544 2293 2536 1720 1839
Passmark 3D Graphics スコア 292 477 516 306 335
MHF 第二弾(絆)(1280x720) 1275 1671 1933 1735 1770
バイオハザード5(1280x720) 19.9 fps 32.2 fps 34.9 fps 14.8 fps 18.2 fps
THE LAST REMNANT(1280x720) 18.54 fps 31.23 fps 33.35 fps 22.18 fps 22.47 fps
デビルメイクライ4(1280x720) RANK C RANK B RANK B RANK C RANK C
リアル彼女(1280x720、ハイクオリティ) 未実施 13 REAL 16 REAL 12 REAL 14 REAL
カスタムメイド3D(1280x720) 未実施 6172 (59 fps) 6179 (59 fps) 4910 (47 fps) 4717 (46 fps)

Windows エクスペリエンスインデックス

最後に、本機のWindows エクスペリエンスインデックスを掲載します。

液晶ディスプレイのチェック

本機は、14.0型(1366x768)の非光沢液晶を搭載しています。本機の場合、パネルはサムスン製でした。「i1」のソフトで確認すると、L_ATLTN140AT20401という型番でしたが、ネットで検索してもヒットしませんでした。

液晶画面は見やすいとは言いませんが、5万円で買えるようなPCにしては十分です。色にこだわる人でなければ、特に問題なく使用できると思います。


正面からの画像

 

詳細を見ていきます。

まず視野角は広くありません。一般的なノートPC並みです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青がかなり低めに調整されています(下図)。そのため実際の画面は、やや青みが強いです。また、赤や緑も直線的ではなく波打っています。色再現性は良いとは言えません。ただし、ほとんどのノートPC用液晶は、青みが強く、我々もそれに慣れているので、おそらく気にならないでしょう。
※尚、同じパネルが搭載されるとは限りませんし、パネルによって調整は異なります。


ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V様のページをご確認ください

 

色域は、やや狭いです。ただし、一般的なノートPCはこんなものです。


ガモット図(a*b*平面)
左図はsRGBとの比較で、右図はadobe RGBとの比較
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、ICCViewでグラフを作成

 

画素の拡大図です。画素にピントを合わせた時は、ぼやけすぎていて、画素の形まではわかりませんでした。ノングレア処理面にピントを合わせてみると、比較的なだらかです。ノングレア特有のギラツキを若干感じますが、ほとんど気にならない人が多いでしょう。


画素の拡大図
※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影

キーボードとタッチパッドのチェック

ThinkPad Edge E420と同じであるため、詳細は、「ThinkPad Edge E420-キーボードとタッチパッドのチェック」をご覧ください。

カードリーダー/ライターのチェック


SDカード挿入後の外観

ThinkPad Edge E425の対応カードの種類や、カードリーダー/ライターのベンチマーク結果です。

スロットは本体の左側面にあります。カード挿入後の出っ張り具合は右図の通りです。カードの挿入/取り出しについては、つっかかりなくスムーズです。

対応しているカードは次の通りです。

対応カード SD(SDHC、SDXC)、MMC

 

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果を次に掲載します。また、参考までに、高速転送可能なカードリーダー/ライターBSCRSDX3によるベンチマーク結果も掲載します(こちらは別PCでのテスト結果です)。

SanDisk Extreme Pro SDHC UHS-Iカードを使ったベンチマーク結果です。本機の内蔵カードリーダー/ライターのシーケンシャルリード&ライトは、BSCRSDX3のそれに近いスコアが出ています。ランダムリード(4K、4K QD32)関しては、BSCRSDX3よりもスコアが高いです。


使用カード:SanDisk Extreme Pro SDHC UHS-I
カードリーダーのベンチマークテスト結果

バッテリ駆動時間のチェック


実測で3時間12分のバッテリ駆動

ThinkPad Edge E425のバッテリ駆動時間を実測した結果、3時間12分でした。

テストでは、ハードディスクに保存した動画(DVD相当の画質)を再生させながらバッテリ駆動させ、スリープになるまでの時間を計測しました。尚、画面の輝度は中間の「7」、電源プランは「Energy Saver」にしています。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。もし、動作音が大きいと、気になって作業に集中できなかったり、周りの人に迷惑になったりします。

下記の3つの状態で計測した結果、静かな動作音です。負荷をかけても、ファン音が聞こえにくいです。


騒音値の計測結果

左図:アイドル時の騒音値 (何も操作していない状態)
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の騒音値(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の騒音値(x264、解像度1280x720でエンコード)
部屋を極力無音にしたときの騒音値:40.4dB、 測定機器:GS-04
※選択したCPUやGPUが異なると騒音値は変わってきます

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

下記の3つの状態で計測した結果、負荷をかけても60℃台で推移しており、ノートPCにしてはやや低めだと思います。


各パーツの温度の測定結果

左図:アイドル時(何も操作していない状態)の温度
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の温度(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の温度(x264、解像度1280x720でエンコード)
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor Pro
※選択したCPUやGPUが異なるとパーツの温度は変わってきます

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

下記の3つの状態で計測した結果、左手側がやや熱くなります。それ以外の部分については、問題ありません。


表面温度の計測結果

左図:アイドル時(何も操作していない状態)の表面温度
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の表面温度(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の表面温度(x264、解像度1280x720でエンコード)
測定環境:室内温度 約26℃、 測定機器:赤外線温度計TN006
※選択したCPUやGPUが異なると表面温度は変わってきます

消費電力のチェック

ThinkPad Edge E425の消費電力のチェック結果です。もし、消費電力が高いと、電気代が高くなるのと、節電に反します。尚、1日平均3時間程度パソコンを使用する場合、消費電力が1W違うと、電気代は1か月あたり約2円違います(電気の契約内容にもよります)。

下記の3つの状態で計測した結果、消費電力は少ないです。AMD Dual Graphicsの割には、バイオハザード5ベンチの消費電力が低いので、ベンチマークソフトがAMD Dual Graphicsに対応していないのかもしれません。


消費電力の計測結果

左図:アイドル時 (何も操作していない状態)の消費電力
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の消費電力(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の消費電力(x264、解像度1280x720でエンコード)
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※選択したCPUやGPUが異なると消費電力は変わってきます

外観のチェック

ThinkPad Edge E425の外観のチェックです。

 

今回は、ミッドナイト・ブラック(光沢なし)の天板を選択しました。天板はドーム状になっており加圧に強くなっています。マットな素材で、指紋が付きにくく個人的には好きです。

 

ポート類や、天板の開く角度に関してはThinkPad Edge E420と同じですので、詳細は「ThinkPad Edge E420 - 外観のチェック」をご覧ください。尚、リンク先のE420はヒートウェーブ・レッドの天板です。

まとめ

以上が、ThinkPad Edge E425のレビューでした。

AMD APU と、ディスクリートGPUを搭載し、AMD Dual Graphicsを採用している点が特徴ですが、私が試した限りではAMD Dual Graphicsの効果を実感できるソフトはほとんどありませんでした。

構成によっては5万円を切るノートPCですが、キーボードの打ちやすさ、静音性、内部温度などに不満はなく、安心して使用できるPCだと思います。

インテルCPUを搭載したThinkPad Edge E420にするか、AMD APUを搭載した本機にするかは迷うところですが、本記事の「APU+ディスクリートGPUの実力チェック」の章で性能を比較しつつ、そのときの本体価格も確認しながら、決めていただけると良いと思います。

詳細はこちら
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