レノボ IdeaPad U300s の実機レビュー

IdeaPad U300sは、天板はもちろん背面もネジやつなぎ目が見えないワンピース構成の13.3型ウルトラブックです。
さらに、天板を閉じると、正面から背面までほぼ同じ高さで、パソコンとは思えない、まるでアルバムブックのようなデザインです。
ウルトラブックであるため、もちろん薄くて軽く、持ち運びに便利です。
Rapid Drive SSD Technologyに対応し、PCの起動や停止が、他のウルトラブックに比べても速いです。
入出力ポート・スロットが少ないですが、それ以外はバランスの良いPCではないかと思います。
目次
IdeaPad U300s の基本スペック
本機の基本スペックを紹介します。※2011年12月12日現在の情報です。
CPU Core i7-2677M(超低電圧版CPU)です。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)です。 |
液晶ディスプレイ 13.3型ワイド(1366x768)の光沢液晶ディスプレイです。 |
メモリ 4GBのメモリを搭載しています。 |
ハードディスク HDDは非搭載です。 |
SSD 256GBのSSDを搭載しています。 |
光学ドライブ 内蔵光学ドライブは非搭載です。 |
バッテリ駆動時間 |
特徴1 - つなぎ目のないワンピース構成
IdeaPad U300sは、天板はもちろん背面も、ネジやつなぎ目が一切見えません。パソコンとは思えないデザインで、フタを開くときは、思い出がつまったアルバムを開くような感覚になります。

特長2 - 極薄ボディ


ゴム足を含めた高さの実測は約18mm
IdeaPad U300s はウルトラブックというカテゴリに属し、本体が非常に薄いです。
メーカーの仕様では、最薄部14.9mmとなっています。
ゴム足を含めないで実測した結果は、最薄部:約14mm、最厚部:約15mmと、ほぼ仕様通りでした。
ゴム足を含めて実測してみても、最厚部で約18mmという薄さでした。
特長3 - 1.3kg台の軽量ボディ
IdeaPad U300sの重量のチェックです。
実測してみたところ、本体は1339gでした。比較的軽いほうですが、同じウルトラブックのdynabook R631と比較すると、やや重いです。
ACアダプタの重量は、267gでした。ACアダプタはタバコの箱のような形をしており、カバンに入れるとき、かさばらないと思います。個人的には好きな形状です。

重量の実測結果
特長4 - Rapid Drive SSD Technologyで高速起動
IdeaPad U300sは、Rapid Drive SSD Technologyに対応し、PCの起動が非常に高速です。
実測してみたところ、約16秒でPCが起動しました。
なお、追加でソフトをインストールしていない状態でテストしましたので、PCに色々ソフトをインストールしたり、長く使ったりしていると、起動時間は遅くなっていくと思います。
| テスト内容 | 時間 | |
|---|---|---|
| 通常停止/起動 | PC停止時間 | 約10秒 |
| PC起動時間 | 約16秒 | |
| スリープ移行/復帰 | スリープへの移行時間 | 約5秒 |
| スリープからの復帰時間 | 約1.5秒 | |
SSDのベンチマーク
Rapid Drive SSD Technologyは、文字通りSSDを使用してPCの高速起動を実現しています。ここでは、搭載しているSSDのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果を掲載します。
なお、搭載されているSSDは、型番は不明ですが、JMicron製のJMF616 コントローラを搭載しているようでした。
結果は、一般的なSSDの速度でした。ハードディスクと比較した場合は、かなり速いことが分かります。

IdeaPad U300sのSSDと、一般的なノートPCのHDDのベンチマーク比較
液晶ディスプレイのチェック
IdeaPad U300sの液晶ディスプレイのチェックです。
搭載されていたパネルは、N133BGE-M41という型番でした。
ノートPCにありがちな青みの強い液晶ですが、多くの方は気にならないでしょう。普通に使えると思います。

正面からの画像
詳細を見ていきます。
視野角は良くないです(普通のノートPC並み)。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が大きく低めに調整されています。また逆に、赤色はやや高めに調整されています。そのため実際の画面は、全体的に青味が強い画面になっています。
※同じパネルでも調整具合はやや異なります。また異なるパネルが搭載される可能性もあります

ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください
色域のチェックです。やや狭い色域ですが、多くのモバイルPCは、こんなものです。
画素の拡大図です。シンプルな形状です。実際の画面を見てもギラツキは感じません。

画素の拡大図
※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影
キーボードとタッチパッドのチェック
キーボードのチェックです。
打ってみた感想として、他のウルトラブックよりも押し心地は良かったです。"たわみ"も感じません。
キーの形状は同社のThinkPad Edgeシリーズに似ています。しかし、ThinkPad Edgeシリーズよりはキーストロークが浅く、キートップの凹みも少ないです。ThinkPad Edgeシリーズよりは押し心地は劣ります。
キーピッチの実測値は、横が18.5mm、縦が18mm(一部の小さいキーは除く)です。キーストロークの実測値は約1.2mmです。
ENTERキーがそれほど大きくない上に、端にないため、慣れないと打ち間違えます(慣れれば問題ないと思います)。

キーボード全体図

キーの拡大図
タッチパッドは大きめです。両方の手のひらが触れることが多く、意図せずマウスポインタが動いてしまうことが、たまにあります。
クリックボタンは、タッチパッドと一体となっています。思ったよりは軽い力で押すことができます。
なお、形状はZENBOOK UX31と全く同じです。色のみ異なります。

タッチパッド
総合ベンチマーク
Core i7-2677Mを搭載したIdeaPad U300sのベンチマークの結果です。
モバイル用途で使用するならば十分なスコアだと思います。もしも動画編集などをやろうと思っている場合は、CPUが力不足かもしれません。
また、ZENBOOK UX31と同じCPUを使っていますが、Windows エクスペリエンス インデックスのスコアが思ったほど伸びませんでした。その他のスコアはZENBOOK UX31とほぼ同等です。
Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)

1280x720で実行
PCMARK7 v1.0.4

動画のエンコード時間のチェック

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。
x264でエンコードしたときは42分25秒、クイック・シンク・ビデオでエンコードしたときは15分30秒でした。
ノートPCとしては標準的なエンコード時間だと思います。
※クイック・シンク・ビデオとは、CPU内蔵のグラフィックスのエンコードエンジンで、動画変換を高速に行う機能
| エンコード方法 | エンコード時間 |
|---|---|
| x264でエンコード | 42分25秒 |
| クイック・シンク・ビデオでエンコード | 15分30秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
バッテリ駆動時間のチェック

バッテリ駆動時間の実測値は4時間17分
IdeaPad U300sのバッテリ駆動時間のチェックです。
バッテリ駆動中は、HDDに保存したDVD画質相当の動画を再生させています。
その結果、バッテリ駆動時間は、4時間17分でした。
モバイル用途としては、ギリギリ合格ラインの駆動時間だと思います。



