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レノボ ThinkPad X270の実機レビュー

更新日:2017年3月4日
ThinkPad X270

仕事快適&LTEも対応

ThinkPad X270は、打ちやすいキーボードに、定評のあるトラックポイントも搭載し、仕事がしやすい12.5型モバイルノートPCです。

最近はユーザーがバッテリー交換をできないモバイルパソコンが増えましたが、本機はリア・バッテリーなら自分で交換することが可能です。

リア・バッテリーは、容量の異なる3種類のバッテリーが用意されています。駆動時間と、薄さ、質量を考慮して好きなバッテリーを選択できます。

新モデルのThinkPad X270では、LTEモジュールを選択可能になりました。格安SIMを挿入すれば、モバイルデータ通信が可能です。


※レビュー機は、当サイトでの購入品です

目次

ThinkPad X270の基本スペック

ThinkPad X270の基本スペックをチェックします。※2017年3月3日時点の情報です。BTOという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。なお、特徴的な部分は赤字にしています。

CPU
Uシリーズ第7世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i5-7200Uです。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス620(CPU内蔵)です。
液晶ディスプレイ
12.5型ワイドです。HD、HD IPSFHD IPSから選択可能です。本機はFHD IPSです。
ハードディスク/SSD
HDD、SSDPCIe-NVMe SSDを選択できます。
メモリ
PC4-17000 DDR4のメモリを最大16GB(1枚挿し)搭載できます。本機は8GBです。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません
 
バッテリー駆動時間
搭載バッテリーによって駆動時間は異なります。実測値は後述します。
その他
薄さ20.3mm、質量約1.32kg~です。搭載バッテリーによって質量は異なります。実測値は後述します。

ThinkPad X270とX260の違い

新モデルのThinkPad X270と、旧モデルのThinkPad X260を比較します。

まず性能面を比較すると、X270は、CPUが第7世代になり、ストレージはPCIe-NVMeに対応し、LTEモジュールも選択可能になりました。

ThinkPad X270とX260の性能比較
  ThinkPad X270 ThinkPad X260
CPU 第7世代インテルCPU 第6世代インテルCPU
ストレージ 最大 PCIe-NVMe SSD 最大 SATA-AHCI SSD
LTE 対応 非対応

 

外観面では、X270はMini DisplayPortが無くなり、USB3.0ポートも1つ減りましたが、その代わりUSB Type-Cポートが追加されました。またファンクションキーの割り当てもやや異なります。それ以外は吸気口の形がやや異なる程度で、ほぼ違いはありません。


正面(ほぼ同じ)


キーボード&パームレスト(ほぼ同じ)


ファンクションキーの配列はやや異なる


左側面(X270はUSB Type-Cポートを追加)


右側面(ほぼ同じ)


底面(吸気口の形や位置がやや異なる程度の違い)

特徴1 - 仕事がはかどる

ThinkPad X270は、打ちやすいキーボードを搭載しています。たくさんのモバイルノートパソコンのキーボードを使ってみましたが、やはりThinkPadのキーボードが一番打ちやすいです。

トラックポイントも搭載し、静音性も高く、視野角の良い見やすいIPS液晶を搭載し、作業が快適に行えるモバイルノートパソコンです。タッチパッドも使いやすいため、トラックポイントが苦手な方でも大丈夫です。


作業が快適

特徴2 - LTEモジュール選択可能

新モデルで最も大きく変わった点は、LTEモジュールを選択できるようになったことでしょう。

格安SIMを使って、月々数百円~で、外出先でもインターネットに接続することが可能です。

X270のSIM
LTE対応(SIMサイズはmicro SIM)

 

試しに、IIJmioのSIMカードを接続し速度を計測してみましたが十分な速度が出ていました。同じ時間・場所でiPhone 7でも速度計測しましたが、iPhone 7のほうがやや速かったものの、大きな差はありませんでした。


ThinkPad X270 のスピードテスト結果(OOKLA Speed Testのサイトで計測)


iPhone 7 のスピードテスト結果(OOKLA Speed Testのアプリで計測)

 

やや気になったのは、スリープ復帰後にLTE接続が完了するまでの時間が約25秒かかったことです。25秒でも使用に差し支えないですが、富士通 LIFEBOOK U937/Pは約5秒で接続できたので、それに比べるとやや長いと思いました。ただ、デフォルト状態でのテストですので、どこか設定を変えると接続時間が速くなるのかもしれません。

特徴3 - 豊富なドックを利用可能

ThinkPad X270は様々なドックを使用可能です。外出先から戻ってきた後、ThinkPad X270にケーブルを接続するだけ、もしくはドックの上にガシャっとセットするだけで、ドックに繋いでいる周辺機器をいっぺんに利用することができます。なお、OneLink系のドックは使えません。

ThinkPad X270で使えるドックは主に次の3種類に分けられます。

その1:USBで接続するドック

1種類目は、USBで接続するドックです。現在、下の3つの製品が販売されており、それぞれ搭載しているインターフェースが異なります。「ThinkPad USB3.0 ウルトラドック」なら4K液晶の接続にも対応しています。なお、USBで接続するタイプは、ThinkPad X270への電力供給はできないため、別途ACアダプターを接続する必要があります。なお、似たような製品にThinkPad OneLinkドックというものがあり、こちらなら電力供給可能ですが、ThinkPad X270は対応していません。


ThinkPad USB 3.0 Dock(現在非売品)

その2:底面コネクタに接続するドック

2種類目は、ThinkPad X270を上からガシャっとセットするだけのドックです。数多くのポートを搭載しています。セットすれば、パソコンに電力供給されるため、別途ACアダプターを接続する必要もなくとても便利です。ThinkPad X270を使うなら個人的にはこれがおすすめです。



ThinkPad ウルトラドック - 90W

その3:ワイヤレスで接続するドック

3種類目は、ワイヤレスで接続するThinkPad WiGig ドックです。パソコンに何も接続しなくても、ドックにある程度近づくだけで外部機器と繋がることができます。なお、パソコンへの電力供給はできません。


ThinkPad WiGig ドック

特徴4 - リア・バッテリーは3種類

ThinkPad X270は、フロント・バッテリーとリア・バッテリーの2つを搭載可能です。

フロント・バッテリーの容量は23.2Whです。こちらのバッテリーは内蔵されており、ユーザーが交換することはできません。


ThinkPad X270に搭載されている2つのバッテリー

 

リア・バッテリーは、下図の3種類が用意されており、こちらはユーザーが交換可能です。3セルのリア・バッテリーは、23.2Whで薄型です。6セルのリア・バッテリ―は47Whと72Whが用意されており外観は変わりません。なお、後述しますが、47Whのリア・バッテリーと72Whのリア・バッテリーの質量差はわずかです。


3種類のリア・バッテリー
左:ThinkPad バッテリー68、3セル、23.2Wh(※1)、製品番号:0C52861
中:ThinkPad バッテリー68+、6セル、47Wh(※2)、製品番号:なし 
右:ThinkPad バッテリー68+、6セル、72Wh、製品番号:0C52862
※1 「24Wh」や「23.5Wh」と表記されていることもあり
※2 「48Wh」と表記されていることもあり

 

各リア・バッテリーを搭載したときの外観は次の通りです。23.2Whのバッテリ―を搭載した場合は出っ張りはありませんが、それ以外のバッテリーを搭載した場合は出っ張りがあります。


各リア・バッテリーの出っ張り具合

 

各バッテリーを搭載し、横から見たときの画像です。47Whおよび72Whのバッテリーを搭載すると、バッテリーの出っ張りの影響で、本体がかなり浮き上がっているのが分かります。見た目が悪いですし、カバンに入れるときにかさばります。ただ、キーボードに傾斜がついて、少し打ちやすくなります。また、持つときにバッテリーに指を引っ掛けられるので持ちやすくなります。


各リア・バッテリーの出っ張り具合 その2

バッテリー駆動時間のチェック

本製品は、本体質量がそれほど軽いわけではありません。ただし、大容量のバッテリーを搭載できる点が大きなメリットです。

当サイトで計測したバッテリー駆動時間は次の表の通りです。構成によって駆動時間は変わります。

23.2Whのリア・バッテリー搭載時でも、他のモバイルノートパソコンと同等もしくは長めの駆動時間です。47Whや72Whのリア・バッテリーを搭載すれば、他のモバイルノートパソコンより非常に長い駆動時間になります。バッテリー駆動時間重視の方にはおすすめのパソコンです。

バッテリー駆動時間
  Core i5-7200U、FHD IPS液晶
フロント:23.2Wh
リア:23.2Wh リア:47Wh リア:72Wh
動画再生時 ※1 9時間12分 13時間36分 18時間17分
PCMark 8 Home ※2 6時間06分 9時間32分 12時間14分
PCMark 8 Work ※3 7時間32分 11時間37分 15時間21分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザーでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

質量のチェック

次に各バッテリーを搭載したときの質量を、下図に掲載します。

一番軽い23.2Whのリア・バッテリーを搭載したときで1.378kgでした。ストレージにM.2 SSDを選択できるようになったことで、旧モデルのX260より軽くなっています。ただし、他のモバイルノートPCと比較したときは、やや重いです。

47Whと72Whのリア・バッテリーを搭載するとさらに重くなります。ただし、72Whのリア・バッテリーを搭載したときは、単位質量当たりのバッテリー駆動時間は非常に長いです。詳細は「モバイルノートPCのバッテリー駆動時間対質量」をご覧ください。

なお、47Whと72Whのリア・バッテリーの質量差は25gしかありません。しかし、バッテリー容量は約1.5倍違うことから、72Whのリア・バッテリーのほうが個人的にはおすすめです。

X270の重量
各リア・バッテリー搭載時の質量(フロント・バッテリーあり)

 

ACアダプターの質量は229gでした。比較的軽量です。

なお、「USB C 45W ACアダプター」と「USB C 65W ACアダプター」というACアダプターも選択できるようになりました。使用したことは無いですが、仕様をみると、下図のACアダプターよりも軽いわけではなさそうです。


ACアダプターの質量

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

ThinkPad X270は、下記の液晶から選択することができます。

(1)12.5型HD液晶(1366x768 光沢なし)
(2)12.5型HD液晶(1366x768 IPS 光沢なし)
(3)12.5型FHD液晶 (1920x1080 IPS 光沢なし)

今回レビューしているPCは、「(3)12.5型FHD液晶 (1920x1080 IPS 光沢なし)」で、このパネルの特性について掲載します。(2)の液晶については、ThinkPad X260のレビューを参考にして下さい。ただし(2)の液晶は、2017年3月2日現在、選択できないようです。

12.5型FHD液晶 (1920x1080 IPS 光沢なし)

今回、レビュー機に搭載されていたパネルは「N125HCE-GN1」という型番でした。なお、複数のメーカーからパーツを調達しているため、必ずこのパネルが搭載されるとは限りません。

最大輝度は、当サイトによる計測では295cd/m2です。

IPSパネルであるため、視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。やや寒色系の画面ですが、それほど気にはなりません。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、それほど広くないです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきもほぼなく見やすいです。


 

非光沢液晶ですので、画面への映り込みも低減されています。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボード、トラックポイント、タッチパッドについてチェックします。

キーボード

打ちやすいキーボードです。

キーピッチの実測値は、横:約18.5mm、縦:約18mmです。キーストロークは約2mmあります。キートップは大きく湾曲しており指がフィットして押しやすいです。「@」や「*」など一部小さいキーもありますが、とても打ちやすいキーボードです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

F12のキーは、ユーザー定義キーとなっており、アプリケーションやファイルを開いたり、Webサイトを開いたり、設定したキー入力を行ったりすることが可能です。


F12のキーはユーザー定義キー


アプリを起動したり、キー入力を行ったりすることが可能

 

バックライト付きのキーボードも選択可能です。


キーボードバックライト

トラックポイント

トラックポイント(赤いぽっち)は、従来通りの形状で使いやすいです。クリックボタンも独立しています。


トラックポイント&クリックボタン


トラックポイント(スティック)の拡大図

タッチパッド

タッチパッドおよび一体型のクリックボタンも普通に使えます。トラックポイントが苦手な方も、他のノートパソコンと同じように使えると思います。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUの選び方

本製品は、「Uシリーズ」のCoreプロセッサーを搭載しており、モバイルノートPCとしは標準的な性能です。下図にThinkPad X270で選択できるCPUを掲載します。

モバイル用途で使うなら、バッテリー駆動時間とのバランスも考え、Core i5-7200Uがおすすめです。メインPCとしても利用するなら少しでも性能が高いCore i7-7500U / 7600Uがいいと思います。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージの選び方

ストレージは、非常に高速なPCIe-NVMe SSDから、高速なSATA SSD、大容量のHDDとたくさんの種類から選択できます。個人的には、質量が軽くて高速で衝撃にも強い、PCIe-NVMe SSDかSATA SSDがおすすめです。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

ThinkPad X270で計測したベンチマーク

以下、本機でのベンチマークスコアです。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i5-7200U
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Core i5-7200U、インテル HD グラフィックス 620
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i5-7200U
x265でエンコード (※1) 45分33秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 4分52秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB PCIe-NVMe SSD(TOSHIBA THNSF5256GPUK)

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

SDカード挿入後の出っ張りはありません。


SDカードスロット挿入後の画像

 

アクセス速度は普通です。UHS-Ⅱのカードには対応していません(逆に速度が下がります)。


SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅰのカードで測定)

 

 

 


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