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レノボ ThinkPad X250の実機レビュー

更新日:2015年7月11日

3種類のリア・バッテリーを用意

ThinkPad X250は、12.5型と小さいサイズでありながら、キーボードが打ちやすい人気の高いモバイルノートパソコンです。トラックポイント用クリックボタンが再び独立し、操作性がUPしています。

最近はバッテリー交換を自分で出来ないモバイルパソコンが増えましたが、本機はリア・バッテリーを自分で交換することが可能です。

リア・バッテリーは、容量の異なる3種類のバッテリーが用意されています。駆動時間と、薄さ、重量を考慮して好きなバッテリーを選択できます。

また、リア・バッテリーの他に内蔵のフロント・バッテリーも搭載可能です。フロント・バッテリーを搭載すれば、バッテリー駆動時間が延びるのはもちろん、OS起動中にリア・バッテリーを交換することも可能になります。

VGA、LAN、Mini-DisplayPort、スマートカードリーダーといったビジネスでよく使うポートも搭載しています。

2015.7.11 Core i7、FHD液晶、Core i7の構成時のバッテリー駆動時間、液晶の特性、ベンチマーク等を追記しました。

メーカーサイト:ThinkPad X250

※レビュー機は、1台が当サイトの購入品、もう1台がメーカーからの借用品です

目次

ThinkPad X250の基本スペック

ThinkPad X250の基本スペックをチェックします。※2015年3月17日時点の情報です。BTOという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。なお、特徴的な部分は赤字にしています。

CPU
Uシリーズの第5世代インテルCPUを選択可能です。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス5500(CPU内蔵)です。
液晶ディスプレイ
12.5型ワイドです。HD、HD IPSFHD IPS、HD IPS タッチ、FHD IPS タッチ液晶があります。
ハードディスク/SSD
単体HDD、単体SSDSSHDHDD(+キャッシュSSD)を選択できます。
メモリ
4GB~8GBです。1枚挿しです。
 
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません。
 
バッテリー駆動時間
メーカー公表値で最大11.2時間(3セル+3セルバッテリー搭載時、JEITA2.0)です。実測値は後述します。
その他
薄さ20.3mm(非タッチ)、重量約1.43kg(非タッチ、3セル+3セル、SSD)です。実測値は後述します。

 

今回は次の構成でレビューをします。

  • 構成1 【Core i5-5200U、HD IPS液晶、8GB メモリ、128GB SSD】
  • 構成2 【Core i7-5600U、FHD IPS液晶、8GB メモリ、512GB SSD】NEW!

特徴1 - 復活した独立クリックボタン

旧モデルのThinkPad X240では、トラックポイント用のクリックボタンが、タッチパッドと一体化してしまい、ボタンが押しづらくなっていましたが、新モデルのThinkPad X250では、このボタンがタッチパッドから再び独立しました。


独立クリックボタンが復活

 

2世代以上前のThinkPad Xシリーズと比べると、クリックボタンの倒れる方向が逆になっていますが、押しにくくはありません。以前と同様の感覚で操作できます。


旧モデルとのクリックボタンの違い

特徴2 - 作業が快適に行える

ThinkPad X250は、打ちやすいキーボードを搭載し、またキー形状も良いことからタイピング作業が快適です。また、トラックポイントも装備し、手をホームポジションに置いたまま操作可能です。上で説明したようにトラックポイント用のクリックボタンも再び独立し、クリックはもちろん中央ボタンを用いた画面スクロールもやりやすいです。さらに、HDまたはFHDの視野角の良いIPSパネルを搭載。動作音も低く静かな環境でPCを操作できます。

タイピングすることが多いライターなどの職業の方におすすめです。


作業が快適

特徴3 - リア・バッテリーは3種類

ThinkPad X250は、フロント・バッテリーとリア・バッテリーの2つを搭載可能です。

フロント・バッテリーは購入時に搭載/非搭載を選べ、非搭載にしてリア・バッテリーのみにすることも可能です。フロント・バッテリーを搭載した場合は、24Whの容量のバッテリーが搭載されます。フロント・バッテリーを搭載すると、OSを起動したままリア・バッテリーを交換することが可能です。


ThinkPad X250に搭載されている2つのバッテリー

 

リア・バッテリーは、下図の3種類が用意されています。3セルのリア・バッテリーは、24Whで薄型です。6セルのリア・バッテリ―は48Whと72Whが用意され、どちらも出っ張りがあり、外観は変わりません。

24Whと72Whのリア・バッテリーは、バッテリーのみを単品で購入できますが、48Whのリア・バッテリーはそれができません(メーカーに直接電話すれば売ってくれるかも?)。ただし、後述しますが、48Whのリア・バッテリーも72Whのリア・バッテリーも重量はそれほど違わないため、72Whのほうがおすすめです。

なお、3セル リア・バッテリーの24Whの表記は、メーカーのページによっては、23.2Whr や 23.5Whとなっています。ただ、バッテリー自体には24Whと書かれているため、ここでは24Whに統一して表記していきます。

また、同様に6セル リア・バッテリーの48Whの表記は、メーカーのページによっては、47Whとなっています。ただ、バッテリー自体には48Whと書かれているため、ここでは48Whに統一して表記していきます。


3種類のリア・バッテリー
左:ThinkPad バッテリー68、3セル、24Wh(※1)、製品番号:0C52861
中:ThinkPad バッテリー68+、6セル、48Wh(※2)、製品番号:なし 
右:ThinkPad バッテリー68+、6セル、72Wh、製品番号:0C52862
※1 「23.2Whr」や「23.5Wh」と表記されていることもあり
※2 「47Wh」と表記されていることもあり

 

各リア・バッテリーを搭載したときの外観は次の通りです。24Whのバッテリ―を搭載した場合は出っ張りはありませんが、48Whおよび72Whのバッテリーを搭載した場合は出っ張りがあります。


各リア・バッテリーの出っ張り具合

特徴4 - 仕事で便利なポートを多数搭載

ThinkPad X250は、ビジネスで使用することが多いVGA、有線LAN、Mini-DisplayPort、スマートカードリーダーといったポートを搭載しています。ただし、HDMIポートはないためご注意ください。


VGA、Mini-DisplayPort、LANなどを搭載

特徴5 - MilSpecテストにも合格の頑丈ボディ

ThinkPadブランドであるため頑丈なボディです。8項目(湿度、低温、高温、粉塵、振動、メカニカル衝撃、高度、極端な湿度)のMilSpecテストに加え、新たな2つのテスト(日射、耐菌)にも合格しています。


MilSpecテストにも合格の頑丈ボディ

駆動時間のチェック - 3種類のバッテリー

各バッテリーを搭載した時のバッテリー駆動時間は次の表の通りです。

なお、CPUやストレージ、液晶などの構成によって駆動時間は変わります。

まずは、Core i5-5200U、HD IPS液晶、128GB SSDという構成でのバッテリー駆動時間を下の表に掲載します。24Whのリア・バッテリーでも、他のモバイルノートパソコンと変わらない駆動時間です。48Whや72Whのリア・バッテリーを搭載すれば、さらに駆動時間は長くなります。バッテリー駆動時間重視の方にはおすすめのパソコンです。

バッテリー駆動時間(構成1)
  Core i5-5200U、HD IPS液晶、128GB SSD
フロントバッテリー:24Wh
リア:3セル(24Wh) リア:6セル(48Wh) リア:6セル(72Wh)
動画再生時 ※1 8時間48分 15時間10分 19時間25分
PCMark 8 Home でのテスト ※2 4時間30分 7時間29分 9時間33分
PCMark 8 Work でのテスト ※3 5時間50分 9時間31分 12時間40分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザーでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

次に、Core i7-5600U、FHD IPS液晶、512GB SSDという構成でのバッテリー駆動時間を下の表に掲載します。上の構成よりも消費電力の高いCPUと液晶を搭載していることで、2割ほどバッテリー駆動時間が減っています。24Whのバッテリーだと、駆動時間がやや短いなと感じますが、48Wh以上のバッテリーなら長いと思います。

バッテリー駆動時間 (構成2)
  Core i7-5600U、FHD IPS液晶、512GB SSD
フロントバッテリー:24Wh
リア:3セル(24Wh) リア:6セル(48Wh) リア:6セル(72Wh)
動画再生時 ※1 7時間18分 10時間32分 16時間03分
PCMark 8 Home でのテスト ※2 3時間39分 5時間54分 8時間12分
PCMark 8 Work でのテスト ※3 4時間48分 7時間32分 10時間37分
同上

重量のチェック - 3種類のバッテリー

次に各バッテリーを搭載したときの重量を、下図に掲載します。

48Whと72Whのリア・バッテリーを搭載したときの重量は、それほど変わりませんでした。しかし、駆動時間は約1.5倍の差があることから、72Whのリア・バッテリーのほうが個人的にはおすすめです。


各リア・バッテリー搭載時の重量

 

ちなみに、リア・バッテリーを搭載せず、フロント・バッテリーのみの状態での重量を計測したところ、1.237kgでした。


リア・バッテリー非搭載時の本体の重量

 

ACアダプターは、重量は235gでした。比較的軽量です。


ACアダプターの重量

薄さのチェック - 3種類のバッテリー

続いて、各リア・バッテリーを搭載したときの薄さをチェックします。

24Whのリア・バッテリー搭載時は約23mm、48Whのリア・バッテリー搭載時は約36mm、72Whのリア・バッテリー搭載時は約35.5mmでした。48Whと72Whのリア・バッテリー搭載時の高さは、誤差程度でほぼ一緒です。


各リア・バッテリー搭載時の本体の高さ

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

ThinkPad X250は、下記の液晶から1つを選択することができます。

(1)12.5型HD液晶(1366x768 光沢なし)
(2)12.5型HD液晶(1366x768 IPS 光沢なし)
(3)12.5型FHD液晶(1920x1080 IPS 光沢なし)
(4)12.5型HD液晶(1366x768 IPS) マルチタッチ対応(10点)
(5)12.5型FHD液晶(1920x1080 IPS) マルチタッチ対応(10点)

解像度、IPSパネルかどうか、マルチタッチ対応かどうかが異なります。なお、低解像度であるほどバッテリー駆動時間は長くなります。マルチタッチ対応液晶は、重量が重くなり本体がやや厚くなります。

ここでは、(2)と(3)の液晶について詳細をチェックします。ThinkPadは複数メーカーから部品を調達しており、必ず同じパネルが搭載されるわけではないという点は、ご了承ください。また、同じパネルとは限りませんが、(1)の液晶の詳細については「ThinkPad X240」を参考にして下さい。

12.5型HD液晶(1366x768 IPS 光沢なし)

まず、今回搭載されていたパネルは、LG製 LP125WH2-SPT1でした。

最大輝度は、実測で339cd/m2です。

IPSパネルであるため、視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色も比較的1:1の直線に近く、自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はそれほど広くありません。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきもなく非常に見やすいです。


 

非光沢液晶ですので、画面への映り込みも低減されています。


画面への映り込み

12.5型FHD液晶(1920x1080 IPS 光沢なし)

今回搭載されていたパネルは、LG製 LP125WF2-SPB2でした。

最大輝度は、実測で424cd/m2と高いです。

IPSパネルであるため、視野角も良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色も比較的1:1の直線に近く、自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はそれほど広くありません。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ノングレア処理の表面を見ると凹凸が少なく、ギラつきもほぼ感じません。


 

非光沢液晶ですので、画面への映り込みも低減されています。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボード、トラックポイント、タッチパッドについてチェックします。

キーボード

打ちやすいキーボードです。

キーピッチの実測値は、横:約18.5mm、縦:約18mmです。キーストロークは約1.8mmあります。キートップは大きく湾曲しており、滑りにくい素材です。今回、レビュー機には搭載していませんが、キーボードバックライトも搭載することが可能です。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

トラックポイント

トラックポイント(赤いぽっち)は、従来通りの形状で使いやすいです。

タッチパッドとクリックボタンが一体だった旧モデルでは、真ん中のセンター・クリックボタンが押しにくく、トラックポイントを使った画面スクロールがやりづらかったのですが、新モデルはそれがやりやすくなりました。左右のクリックボタンも押しやすいです。


トラックポイント&クリックボタン


トラックポイント(スティック)の拡大図

タッチパッド

旧モデルは、クリックボタンを押したときに、タッチパッド全体が沈み込むような感覚がありましたが、新モデルではそれがなくなり、クリックボタンは押しやすくなったと思います。

普通に使用できるタッチパッドです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

UシリーズのCPUに、SSDを搭載可能で、モバイルノートパソコンとしては標準的な処理性能です。

以下に2種類の構成でのベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 8.0


Core i5-5200U、8GB メモリ、128GB SSD


Core i7-5600U、FHD IPS液晶、8GB メモリ、512GB SSD

3DMark


Core i5-5200U、8GB メモリ、128GB SSD


Core i7-5600U、FHD IPS液晶、8GB メモリ、512GB SSD

PCMark 8 - Home accelerated


Core i5-5200U、8GB メモリ、128GB SSD


Core i7-5600U、FHD IPS液晶、8GB メモリ、512GB SSD

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i5-5200U Core i7-5600U
x264でエンコード 30分09秒 26分56秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 12分45秒 11分29秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

128GB SSDのシーケンシャルライトが、SSDにしてはやや遅いです。512GB SSDは高速です。


128GB SSD

512GB SSD

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

SDカード挿入後の出っ張りはありません。


SDカードスロット挿入後の画像

 

アクセス速度は高速です。ただし、UHS-Ⅱのカードには対応していません(逆に速度が下がります)。


SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅰのカードで測定)

 

 

 


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