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レノボ ThinkPad X1 Carbon(2015年モデル)の実機レビュー

更新日:2015年3月9日

独立クリックボタンが復活

ThinkPad X1 Carbon(2015年モデル)は、タイピングしやすいキーボードを搭載したモバイルノートパソコンです。

画面も14.0型と大きく作業しやすいです。

旧モデルでは、トラックポイント用のクリックボタンがタッチパッドと一体になってしまいましたが、今回のモデルでは独立クリックボタンが復活しました。これによりトラックポイントの操作性が向上しました。

重量は、最小構成で約1.31kgと画面が大きい割には軽いです。

CPUが第5世代インテルプロセッサーになり、さらにバッテリー容量も少し増えたことで、バッテリー駆動時間も延びています。

液晶は、フルHD、WQHD、タッチ対応WQHDの3種類あり、選択肢が豊富です。

2015.3.9追記:Core i7-5500U、512GB SSD(PCIe)、タッチ対応WQHD液晶構成でのベンチマーク外観などを追記しました。

メーカーサイト:
レノボショッピング(ThinkPad X1 Carbon)

※レビュー機は当サイトの購入品です

目次

ThinkPad X1 Carbon(2015年モデル)の基本スペック

ThinkPad X1 Carbon 直販モデルの基本スペックをチェックします。※2015年1月27日時点の情報です。BTOという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。なお、特徴的な部分は赤字にしています。

CPU
Uシリーズの第5世代インテルCPUを選択可能です。
グラフィックカード
CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 5500です。
液晶ディスプレイ
14.0型ワイドです。フルHD液晶、WQHD液晶、タッチ対応WQHD液晶を選択可能です。
メモリ
4GBまたは8GBです。オンボードです。
 
ハードディスク/SSD
M.2 SSDを選択できます。PCIe対応SSDも選択可能です。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません。
 
バッテリー駆動時間
メーカー公表値で最大約17.8時間(JEITA1.0)です。実測値は後述します。
その他
薄さは最薄構成時で13.5-17.72mm、重量は最小構成時で約1.31 kgです。

 

本記事では、次の構成の製品(2台)でレビューしています。

  • Core i5-5200U、8GBメモリ、128GB SSD、フルHD液晶
  • Core i7-5500U、8GBメモリ、512GB SSD(PCIe)、タッチパネル対応WQHD液晶【追記】

特徴1 - 復活した独立クリックボタン

ご存じの方も多いでしょうが、ThinkPadには、マウスポインタを指先の圧力のみで操作できる"トラックポイント"が搭載されています。キーボードのホームポジションに手を置いたまま操作できるため便利な入力装置です。

旧モデルの「新しい ThinkPad X1 Carbon」では、今まで独立していたトラックポイント用のクリックボタンが、タッチパッドと一体となってしまいクリックしにくくなってしまいました。ただ、評判が悪かったのか、今回発売された2015年モデルでは、トラックポイント用のクリックボタンが再び独立しました。

実際に操作してみましたが、過去のThinkPad同様に非常にクリックしやすかったです。センター・クリックボタンを使用した画面スクロールも快適です。


独立したトラックポイント用クリックボタン

特徴2 - 14型PCではトップクラスの軽さ

ThinkPad X1 Carbonの液晶は、
(1)14.0型フルHD液晶(1920x1080)
(2)14.0型WQHD液晶(2560x1440 IPS)
(3)14.0型WQHD液晶(2560x1440 IPS) マルチタッチ対応
の3つの中から選択することが可能です。

選択する液晶によって、下記のように重量(直販モデル仕様)が大きく変わってきます。特にマルチタッチ液晶を選択すると、最大約130gも重くなります。タッチできる便利さを望むか、少しでも重量を軽くしたいかで、選択する液晶が変わってきます。
(1)約1.36kg(フル液晶搭載時)
(2)約1.31kg(WQHD液晶搭載時)
(3)約1.44kg(WQHD マルチタッチ液晶搭載時)

ここでは、(1)と(3)の重量の実測結果を下に掲載します。仕様表よりもやや軽量でした。


重量の実測結果(PC本体)

 

ACアダプターの重量は下図の通りです。2種類の中から選択可能で、45WのACアダプターのほうが軽量です。


重量の実測結果(ACアダプター)

特徴3 - 比較的長いバッテリー駆動時間

本製品は、50Whのバッテリーを搭載しています。他のモバイルノートパソコンより、やや多めの容量だと思います。

また、旧モデルは45Whであったため、やや容量が増えています。


搭載バッテリー

 

バッテリー駆動時間の実測値は次の通りです。3つの方法でテストしていますが、Office操作などの仕事用途で使用するなら、「PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト」の結果が一番近いと思います。

Core i5-5200U、フルHD液晶を搭載したモデルであれば、比較的長いバッテリー駆動時間です。

Core i7-5500U、タッチパネル対応WQHD液晶を搭載したモデルの場合は、かなり駆動時間が減ります。

バッテリー駆動時間
  Core i5-5200U
フルHD液晶
Core i7-5500U
タッチパネル対応WQHD液晶
動画再生時 ※1 9時間10分 6時間43分
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 5時間15分 3時間52分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 6時間20分 4時間11分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザーでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

特徴4 - 頑丈ボディ

ボディにカーボンを採用し、頑丈なボディです。

アメ リカ国防総省が制定した8項目(湿度、低温、高温、粉塵、振動、メカニカル衝撃、高度、極端な湿度)のMIL規格テストに加えて、2項目(日射、耐菌)のテストもクリアしています。


頑丈ボディ

特徴5 - ThinkPad OneLinkドック装着可能

ThinkPad X1 Carbonは、USB、HDMI、LANなどを拡張するThinkPad OneLinkドック(別売り)に対応しています。

ThinkPad OneLinkドックのケーブルを接続すれば、ThinkPad OneLinkドックに接続した外部機器を全て使えるようになります。また、外出するときは、ThinkPad OneLinkドックのケーブルだけ抜けば、すべての外部機器が取り外されます。

ThinkPad OneLinkドックの優れている点は、電源供給もできる点です。パソコンにThinkPad OneLinkドックを接続すれば、ACアダプターを別途接続しなくても、電源が供給されます。


ThinkPad OneLinkドック(別売り)に対応

 

ThinkPad OneLinkドックのポートは下図の通りで、USB、LAN、HDMIポートなどがあります。なお、ThinkPad OneLinkプロドックという製品も販売されています。こちらはDVIやDisplayPortも搭載されています。


ThinkPad OneLinkドックのポート

 

ThinkPad X1 Carbonは、LANポートや光学ドライブを搭載していません。そのためLANケーブルや外付け光学ドライブをThinkPad OneLinkドックに接続しておくと良いと思います。

また、ThinkPad X1 Carbonは液晶が180度開きます。下図のようにパソコン台の下に本製品の液晶部分を入れ、パソコン台の上の液晶ディスプレイを置き、ThinkPad OneLinkドックを活用すれば、自宅ではデスクトップPC風に使うことも可能です。


外部液晶ディスプレイなどを接続しておけば、デスクトップPC風に使うことも可能

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

上で、次の(1)~(3)の液晶を選択できると記述しました。
(1)14.0型フルHD液晶(1920x1080)
(2)14.0型WQHD液晶(2560x1440 IPS)
(3)14.0型WQHD液晶(2560x1440 IPS) マルチタッチ対応

今回は(1)と(3)の液晶の特性について詳細を確認します。

なお、レノボは複数メーカーからパネルを調達しています。そのため、同じ液晶を選択しても、パネルの特性が異なる可能性がることを、ご了承下さい。

14.0型フルHD液晶(1920x1080)

14.0型フルHD液晶(1920x1080) についてチェックします。

今回は、AUO製 B140HTN01.2のパネルが搭載されていました。ただし、異なるパネルが搭載される可能性もあります。

最大輝度は268cd/m2です。

視野角は良くありません。ただし、隣の人から覗かれにくいというメリットはあります。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしては普通です。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきはほぼ感じません。


 

非光沢液晶ですので、画面への映り込みは低減されています。


画面への映り込み

14.0型WQHD液晶(2560x1440 IPS) マルチタッチ対応

「14.0型WQHD液晶(2560x1440 IPS) マルチタッチ対応」の液晶についてチェックします。

最大輝度は259cd/m2です。

IPSパネルであるため、視野角が良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや赤色が下げ調整ですが、比較的1:1の直線に近いです。比較的自然な発色です。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしては普通です。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。表面に保護フィルムのようなものが貼られていますが、これが影響しているためかギラつきを感じます。


 

非光沢液晶ですので、画面への映り込みは低減されています。ただし、通常の非光沢液晶よりも、ややツヤがあります。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボード、トラックポイント、タッチパッドについてチェックします。

キーボード

非常に押しやすいキーボードです。

実測で、キーピッチは約19x19mm、キーストロークは約2mmです(追記:1.8mmのようです。他のThinkPadよりやや浅めです)。キートップは大きく湾曲しており指がフィットします。押し始めは適度な抵抗があり、底は柔らかく、押し心地も良いです。「.」や「@」などのキーサイズも他と変わらず、矢印キーは他のキーよりも少し下がっていて押しやすいです。

また、旧モデルでは、場面によってアイコンが変わるファンクションキー「Adaptive Keyboard」を採用していましたが、新モデルは、通常のファンクションキーに戻りました。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

キーボードバックライトも搭載しています。「Fn」+「Space」キーを押すことで、弱点灯、強点灯、消灯を切り替えられます。「Fn」キーの右上には緑色のLEDライトが常に点灯しており、暗闇でも「Fn」キーを見つけやすくなっています。


キーボードバックライト

トラックポイント

上でも記載しましたが、トラックポイント用のクリックボタンが、独立したボタンに復活しました!!

タッチパッドとクリックボタンが一体だった旧モデルでは、真ん中のセンター・クリックボタンが押しにくく、トラックポイントを使った画面スクロールがやりづらかったのですが、新モデルはそれがやりやすくなりました。左右のクリックボタンも押しやすいです。以前(2世代前)のThinkPadと変わらない操作性です。

トラックポイントも、従来通りの形状で使いやすいです。


トラックポイント&クリックボタン


トラックポイント(スティック)の拡大図

タッチパッド

トラックポイント用クリックボタンが独立したことで、タッチパッドの面積は狭くなりました。ただし、これでも十分な広さはあるため、使用上は特に問題ありません。

旧モデルは、クリックボタンを押したときに、タッチパッド全体が沈み込むような感覚がありましたが、新モデルではそれがなくなり、クリックボタンは押しやすくなったと思います。

また、タッチパッドの真ん中あたりを押しても、左クリックとして反応するので便利です。タッチパッド上で指を滑らせてマウスポインタを移動させ、指をその位置のまま押しても、左クリックすることが可能です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

ストレージにPCIe対応SSDを選択することが可能です。これを選択すると、通常のSSDよりも高速な読み書きが可能です。

ベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0


Core i5-5200U、8GBメモリ、128GB SSD


Core i7-5500U、8GBメモリ、512GB SSD(PCIe)

3DMark


Core i5-5200U、8GBメモリ、128GB SSD


Core i7-5500U、8GBメモリ、512GB SSD(PCIe)

※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated


Core i5-5200U、8GBメモリ、128GB SSD


Core i7-5500U、8GBメモリ、512GB SSD(PCIe)

動画のエンコード時間

Core i7-5500Uのエンコード時間が思ったほど短くなりませんでした。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i5-5200U Core i7-5500U
x264でエンコード 31分46秒 32分04秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 13分16秒 13分08秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

PCIe接続の512GB SSDであれば、シーケンシャル、ランダムアクセスとも非常に高速です。

128GB SSD 512GB SSD(PCIe)

薄さのチェック

薄さのチェックです。

フルHD液晶を搭載した場合、ゴム足を含めた高さの実測値は約19.5mmでした。ゴム足を含めても比較的低い高さです。


高さの実測

 

WQHD液晶を搭載した場合、ゴム足を含めた高さの実測値は約19.8mmでした。フルHD液晶よりもわずかに厚くなります。ただし、見た目はほとんど変わりません。


高さの実測

 

 

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