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HP Pavilion Desktop PC HPE-590jp/CTの評価レビュー

更新日:2011年2月19日
HPE-590jp

HP Pavilion Desktop PC HPE-590jp/CT

X58チップセット・Core i7-980X搭載

X58チップセットを搭載し、6コアのCore i7-980Xを装着できるHP Pavilion Desktop PC HPE-590jp/CT(以下、HPE-590jp)のレビューです。

グラフィックスはGeForce GTX460(2GB)までと、それほど最上級なカードを搭載できませんが、CPUは爆速です。

2010年冬モデルから大きな変更点はほとんどありません。SSDでRAID 0 を構成できるようになったくらいです。

基本スペックをチェック

まずは、HPE-590jpの基本スペックをチェックします。ただし、2011年2月17日現在の情報です。

CPU
CPU
Core i7-950、Core i7-960、Core i7-980X エクストリームエディションから選択できます。本機は現在選択できないCore i7-930です。
グラフィックス
グラフィックカード
グラフィックスは、GeForce GTX460(2G)までを選択可能です。本機は、GeForce GTX460(2G)です。
HDD
ハードディスク
ハーディスクは7200rpmです。2本まで搭載できます。2本でRAID 0またはRAID 1もできます。
SSD
SSD
80GB or 160GBのSSDを選択可能です。160GBを2本でRAID 0を構成可能です(本機もコレ)。
メモリ
メモリ
PC3-10600のメモリです。6~24GBまで選択可能です。本機は24GBです。
DVD/BR
光学ドライブ
DVDスーパーマルチ、ブルーレイドライブを搭載です。本機はDVDとブルーレイドライブの両搭載です。
DVD/BR
電源
460W電源です。
TV
テレビチューナー
3波ダブルチューナーを搭載可能です。しかも、10倍録画が可能です。本機は搭載していません。
DVD/BR
拡張性
PCI Express × 16 × 2 スロット、PCI Express × 1 × 1 スロット、PCI Express × 4 × 1 スロットです。搭載するパーツによって空きスロットは変わります。
本機は、GeForce GTX460(2G)を搭載しているため、x16が1つと、幅が厚いためx4も1つ占有します。またUSB3.0も搭載しているので、x1も占有します。空きはx16が1つのみです。

ここがすごい - 6コアのCore i7-980X搭載可能

HPE-590jpの最大の特徴は、X58 Express チップセットを搭載できる点です。

X58 Express チップセットの主なメリットとしては、
 (1)6コアのCore i7を選択できる
 (2)トリプルチャネルで高速 & 24GBまで搭載可能なメモリ
 (3)SLI&CrossFire(グラフィックカードの2枚挿し)の速度が速い
があげられます。

ただし、(2)は一般的な使用用途だと体感でのパフォーマンスの変化は少なくそれほど大きなメリットではありません。また(3)も、HPの構成ではSLIやCrossFireを選択できず電源容量も少ないためメリットはあまりありません。そのため個人的な意見としてX58チップセット搭載のHPE-590jpを購入するメリットとしては、(1)の6コアのCore i7-980X エクストリームエディションを選択できる、という点にあると思っています。

Core i7-980X エクストリームエディションのPassMarkベンチの結果を見ると、2011年2月17日現在、上から2番目の性能の良さです。HPE-590jpを購入するなら、少々高いですがCore i7-980X エクストリームエディションのCPUを選択することをおすすめします。

HPE-590jpは他のCPUも選択できますが、他のCPUを選択するなら下位モデルのHPE 580jpで十分です。今、HPE 580jpはチップセットの不具合で出荷停止になっていますが、3月か4月頃には販売再開されると思います。

尚、本機は、残念ながらCore i7-980X エクストリームエディションではないので、このCPUのベンチマークなどは計測できませんでした。

ここがすごい - SSDのRAID 0対応

RAID管理ツール
2台のSSDでRAID 0を構成可能

2011年春モデルから、HPE-590jpは2台のSSDでRAID 0を組めるようになりました(右図)。ただし、RAID 1は非対応です。

本機もSSDのRAID 0なので、CrystalDiskMarkでアクセス速度を計測してみました。また、単体のSSDや単体のハードディスクの結果とも比較してみました。その結果は下の通りです。

シーケンシャルリードについて、SSDのRAID 0は、単体SSDの約2倍、単体ハードディスクの約4倍の速さでした。他の項目も全体的に速かったです。


SSDの速度の比較
SSDのRAID 0と、単体SSD、単体HDDのCrystalDiskMark の結果の比較

速度の数字だけではピンとこない方もいると思うので、今度は、PhotoShopの起動時間も計測してみました。PhotoShopは起動に時間のかかるソフトで、ハードディスクを搭載した私のパソコン(CPUはCore i7-860)の起動時間は約4.2秒です。一方、HPE-590jpのSSD(RAID 0)のモデルは、約2.6秒でした。非常に起動が速くストレスが減ります。

ただし、RAID 0は、1台のハードディスクが故障すると、すべてのデータへアクセスできなくなります(OS自体起動しなくなります)。そのため外付けハードディスクなど他の媒体へ、日々バックアップすることを忘れないようにしましょう。

パフォーマンスのチェック

HPE-590jpのベンチマーク結果を掲載します。尚、搭載している本機の主なパーツは、CPUがCore i7-930、グラフィックカードがGeForce GTX460(2G)です。

Windows エクスペリエンス インデックス

まずは、Windows エクスペリエンス インデックスの結果です。すべての項目において高いスコアが表示されています。特にプライマリハードディスクのスコアは非常に高いです。

HPE-590jpのWindowsエクスペリエンスインデックス

CrystalMark 2004R3 ベンチ & PassMark Performance Test ベンチ

次は、CrystallMark 2004R3のベンチマークの結果と、PassMark Performance Testのベンチマーク結果です。やはりすべての項目において高いスコアです。

HPE-590jpのベンチマーク

ゲームのベンチマーク

ロストプラネット2

HPE-590jpのゲームのベンチマークの結果を掲載します。今回、搭載しているグラフィックカードはGeForce GTX460(2G)です。FF XIV や、ロストプラネット2などの重いゲームは、1280x720の低解像度ならギリギリ動く範囲のスコアです。1920x1080の解像度ではややカクツキます。中程度や軽めのゲームは快適に動作します。

ゲームベンチマーク
製品名 HPE-590jp
基本スペック Core i7-930、 GeForce GTX460(2G)
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1920*1080 RANK B(FPS:31.3)
1280*720 RANK B(FPS:44.3)
ファイナルファンタジー XIV 1920*1080 2372(やや重い)
1280*720 4318(やや快適)
中程度の
ゲーム
バイオハザード5(テストB) 1920*1080 RANK S(FPS:87.3)
1280*720 RANK S(FPS:95.4)
モンスターハンターフロンティア第二弾(絆) 1920*1080 6020
1280*720 11920
軽めの
ゲーム
THE LAST REMNANT 1920*1080 FPS:95.47
1280*720 FPS:177.23
デビルメイクライ4 1920*1080 RANK S

地上・BS・110度CS対応ダブルチューナー搭載

本機は、地上・BS・110度CSに対応したダブルチューナーを搭載することが可能です。チューナーはピクセラ製なので安心です。

ピクセラ製のハードは、安定動作することで評判が良いです。新しくなったピクセラ製視聴ソフト「StationTV X」は、以前よりも番組表が見やすくなり、長時間録画や、AVCRECにも対しました。PSPやウォークマンへダビングし視聴することも可能です。

ただし、タイムシフトに対応していない点、主に使う「お好み」への番組表を一発で表示できない点、マウス優先表示とリモコン優先表示に分かれており、マウス優先モードではリモコンが一部使えない点など、細かい点でやや不便な面もあります。ピクセラの製品を単体で購入すると、アップデータにより改善されている機能もありますが、HPに搭載されているOEM製品は、アップデータがまだ(今後も?)公開されていません。

自分で増設できる人は、HPのBTOでテレビチューナーを搭載せず、ピクセラ製のチューナーを別途購入しても良いと思います。そのほうが、自分でアップデータを適用できます。

StationTV Xについては、別途レビュー記事を作成しましたので、詳細は「HPパソコンに搭載のStationTV Xのレビュー」をご覧ください。

StataionTV Xの番組表

静音性のチェック

HPE-590jpの静音性をチェックします。

アイドル時の騒音は低めでしたが、高負荷時(バイオハザード5ベンチ実行時)の騒音はやや高めでした。

尚、アイドル時の騒音は42.3dB、高負荷時の騒音は46.8dBでした。私の部屋を極力無音にしても41.1dBはあり、その差はそれぞれ+1.2dBと+5.7dBでした。無反響室で測定したわけではないので全く 正確な値ではありません。値は参考程度にしてください。

HPE-590jpの騒音
アイドル時と高負荷時の騒音。高負荷時はややうるさい。

パーツの温度のチェック

HPE-590jpのCPUとグラフィックカードの温度を計測し、きちんとパーツが冷却できているかをチェックします。あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

(1)DVD画質の動画を1時間再生した後の温度と、(2)バイオハザード5のベンチマークソフトを5分間実行させた後の温度を計測しました。計測ソフトはHWMonitorをもちいました。

結果、動画再生時の温度は高くありませんでしたが、バイオハザード5ベンチ実行時の温度は高めでした。発熱は高いほうです。

HPE-590jpのパーツの温度

消費電力のチェック

HPE-590jpの消費電力
やや高めの消費電力

X58 チップセット、Core i7-930、 GeForce GTX460を搭載したHPE-590jpの消費電力です。

アイドル時と、高負荷時(バイオハザード5実行時)の消費電力をワットチェッカーで計測しました(右図)。

X58チップセットおよび、高性能なパーツを搭載しているだけあって、やや高めの消費電力だと思います。

 

ここがすごい - 安心の国内生産

国産
HPE-590jpは東京生産

品質のチェックです。

HPと聞くと、富士通やNECと違い、品質に不安がある方もいるのではないでしょうか?でも、HPパソコンは大丈夫です。東京(昭島)で生産されているため製品の品質は高いです。

また、世界シェアNo.1のメーカーであることからも、品質の高さがうかがえます。品質が低いのにシェアNo.1なんてありえませんから。

ショップ系PCと違い、パーツの動作確認がきちんと取られているため安心感もあります。

外観をチェック

HP HPE-590jpの外観です。HPのパソコンは、前面がピアノのように光沢があり非常に美しいです。光沢であるがゆえに指紋は付きやすいですが、ノートPCと違いPCに触ることはまれなので問題ないでしょう。

HPE-590jpの外観(正面)

 

HPE 390jpの上部のメモリカードスロットです(下図)。USB2.0端子もあります。

HPE-590jpのカードスロット

 

本体の上部は凹んでおり、小物を置くことができます(下図)。USBで接続したiPodなどを置くときに便利です。

HPE-590jpの小物スペース

 

光学ドライブは2基搭載できます(下図)。CDやDVDなどを頻繁にコピーする人は便利です。

HPE-590jpのブルーレイドライブ

 

専用のUSB外付けハードディスク(HP Pocket Media Drive)を本体に装着することができます(下図)。テープのカセットのように取り替えることができます。バックアップ用途などに便利です。尚、HP Pocket Media DriveはHP ダイレクトから購入する必要があります。

Pocket Media Drive

 

HPE-590jpの下部のサイドパネルを開くと、USB2.0、マイク、ヘッドホン端子があります(下図)。

HPE-590jpのフロントドア

 

側面です。両サイドに空気を取り入れるメッシュの穴があります。

HPE-590jpの側面

 

HPE-590jpの背面です。USB3.0端子が搭載されています。ただし、USB3.0はPCI Express スロットを1つ占有します。

 

 

ケース内部のチェック

ケース内部は下図のようになっています。

HPE-590jpの背面HPE 590のパーツ内部

 

SSDはインテル製のX25-M系です(下図)。評判の高いSSDです。

HPE-590jpのSSD

 

メモリは、PC3-10600です(下図)。トリプルチャネルで動作します。

HPE-590jpのメモリ

 

電源は460Wです(下図)。ハイエンドモデルにしては少ない容量です。

HPE 590の電源

エアフロー

エアフローは側面および前面の横から吸気し、背面から排気します。ファンは排気部分のみについています。下の写真ではわかりませんが反対側の側面にも吸気口があります。

HPE-590jpのエアフロー

 

パーツの選び方

ここでは、2011/2/17現在選択できるパーツの選び方を考察します。尚、選択できるパーツが時期によって変わる点はご了承ください。

CPU

2011/2/17時点で選択できるCPUは、下記の表の3つ(Core i7-2600は参考掲載)です。

Core i7-960とCore i7-950は、第2世代CPUのCore i7-2600よりも、PassMark CPUベンチのスコアが低いです。もし、これらのCPUを選択したいなら、Core i7-2600を搭載できるHPE 580jp/CTで十分でしょう(ただし、HPE-580jp/CTはインテルの新チップセット不具合問題で発売が中止になっています。もう少し待ちましょう)。

X58チップセットをせっかく搭載しているのでHPE-590jp/CTを購入するなら、是非、Core i7-980Xを選択して欲しいところです。

2011/2/17時点で選択可能なCPU
仕様 Core i7-980X
エクストリーム
エディション
Core i7-960 Core i7-950 Core i7-2600
(参考)
コア数 6 4 4 4
スレッド数 12 8 8 8
動作周波数 3.33GHz 3.2GHz 3.06GHz 3.4GHz
Turbo Boost時周波数 3.60GHz 3.46GHz 3.33GHz 3.8GHz
キャッシュ 12MB 8MB 8MB 8MB
消費電力 130W 130W 130W 95W
PassMark CPU ベンチ 10,463 6,678 6,342 8,909
※ベンチの値は日々更新されています

グラフィックカード

HPE-590jpのグラフィックカードは、オリジナルのOEM製品です。グラフィックカードのメモリは通常の倍以上あります。そのためPassMarkのサイトでGPUのスコアは掲載されていません。ここでは通常メモリのGeFroce GTX460のPassMarkのGPUベンチスコアを掲載しておきます。この値以上あることは間違いないでしょう。

HPE-590jpを買うなら、中途半端なものではなくGeForce GTX460(2G)を選んでおきたいところです。尚、せっかくのX58チップセットですが、電源は460Wしかないので、SLIやCrossFireは難しいです。

2011/2/17時点で選択可能なグラフィックカード
仕様 GeForce GTX460 Radeon HD 6850 GeForce GT440 GeForce GT420
メモリ 2GB 1GB 3GB 2GB
PassMark GPU ベンチ 2,616以上 2,668 不明 573以上
※ベンチの値は日々更新されています

まとめ

以上が、HP Pavilion Desktop PC HPE-590jp/CTのレビューでした。X58チップセットを搭載し、6コアのCore i7-980Xを装着できるハイスペックマシンです。ゲーム、HDビデオ編集、動画のエンコードなどCPUパワーを使用するソフトを快適に動作させることができるでしょう。

ただ、CPU性能の割に搭載できるグラフィックカードはそれほどハイスペックではありません。また、電源が460Wしかないため、今後発売されるハイスペックなグラフィックカードへ換装するのも難しいです。ゲームを主体にやるなら、別の選択肢も検討してみてください。

まとめると、HPE-590jpは、次のようなメリットがあります。

HPE-590jp/CTは、こんなあなたにおすすめです。


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