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HP OMEN X by HP 17の実機レビュー

更新日:2017年12月19日

メカニカルキーボードを搭載した高級ゲーミングノートPC

「OMEN X by HP 17」は、高性能なグラフィックス、キーボード、液晶ディスプレイを搭載した高級ハイエンドゲーミングノートPCです。

グラフィックスには高性能なGTX 1080を搭載し、PUBGなどの負荷の高いゲームも快適に動作します。

ノートPCとしては珍しく、特殊なメカニカルスイッチを採用したキーボードで、軽快なタッチでタイピングできゲームがしやすいです。

液晶は色合いと視野角の広いIPSパネルを採用。またリフレッシュレート120Hz駆動とG-Syncに対応しており、ティアリングの少ないヌルヌルした映像でゲームをプレイすることができます。

ステルス戦闘機のような近未来的な外観で、約1670万色に発光可能なキーボードLEDバックライトを搭載しており、デザインも良いです。

CPU Core i7-7820HK
グラフィックス GeForce GTX 1080
メモリ 32GB
ストレージ HDD / PCIe SSD
液晶サイズ 17.3型
液晶種類 IPS FHD 非光沢
質量 約4.51kg
バッテリー 約5.5時間
本体サイズ 約425[W] x 327[D]
x 36~40mm[H]
価格 289,000円~(税別)

 

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

  • Core i7-7820HK、32GBメモリ、GeForce GTX 1080(8GB)、512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+ 1TB HDD

目次

お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。

OMEN X by HP 17の特徴

120Hz駆動で、ヌルヌルと滑らかな映像

120Hz駆動とは?
120Hz駆動とは、1秒間にフレームを120回描画して映像を流すことです。通常の液晶は60Hzのリフレッシュレートであるため、120Hz駆動の液晶は、2倍ものフレームを描画することができ、とても滑らかな映像を出力することが可能です。

 

HP OMEN X by HP 17は、ノートPCにしては極めて珍しく、120Hz駆動という高リフレッシュレートの液晶ディスプレイを搭載しています。リフレッシュレートとはモニターの駆動速度のことで、「1秒間に画面を更新する回数」を指します。

一般的なディスプレイの場合、60Hz駆動(1秒間に60回画面を更新)で動作するのに対し、本製品では120Hz駆動(1秒間に120回画面を更新)で動作するので、とても滑らかな映像でゲームをプレイすることができます。特にFPSゲームでは、素早い動きや視点移動などでもヌルヌル動くため、かなり重宝する機能です。

実際に最近流行りのバトルロワイヤルゲーム「PUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)」をプレイしてみました。

普段の60Hz駆動の2倍の120Hz駆動ということで、画面はかなりヌルヌル、キビキビと動きます。特に索敵が大事なPUBGでは、隠れている敵の少しの動きでも逃さず感知できます。視点移動も滑らかなので、エイムも合わせやすいです。また、残像感も少ないので、動いている敵も視認し続けやすいです。120Hz駆動のディスプレイなら、キルレートが上がること間違いなしです。一度この世界を体感するともう、普通の60Hzには戻れないでしょう。

60フレームで動作する格闘ゲームなど、ゲームによっては120Hz駆動に対応していないので注意が必要ですが、PUBGと同様、だいたいのゲームはディスプレイの周波数に合わせてくれると思います。


120Hz駆動でPUBGをプレイ

G-SYNCで、映像が安定する!

G-SYNCとは?
G-SYNCとは、GPU側の可変フレームレートに合わせて、ディスプレイ側のリフレッシュレートも動的に変更する技術で、ティアリングやカク付き(スタッター)を抑えることが可能です。ティアリングとは横に線が入り上下の映像が少しズレる現象で、カク付きとは、映像フレームの表示が遅れ、カク付いてみえる現象です。

 

HP OMEN X by HP 17はノートパソコンでありながら、G-SYNCにも対応しています。G-SYNCとは、GPU側の可変フレームレートに合わせて、ディスプレイ側のリフレッシュレートも動的に変更する技術で、ティアリングやカク付き(スタッター)を抑えることが可能です。ティアリングとは横に線が入り上下の映像が少しズレる現象で、カク付きとは、その名前の通り、映像のコマの表示が遅れ、カク付いてみえる現象です。

実際にPC版「マーベル VS. カプコン:インフィニット」をプレイして、表示遅延を調べるとともに、G-SYNCを有効にしてティアリングを抑えているかチェックしました。

表示遅延はIPSパネルを搭載したノートパソコンにしては、少ないです。さすがゲーミングPCだけあります。これならどの格闘ゲームでも遅延に左右されず、問題なくプレイできるでしょう。ただ60Hz駆動だと少し残像感が気になります。

PC版「マーベル VS. カプコン:インフィニット」では少し難しいですがユーザー設定から垂直同期を切ることができます。表示遅延は少なくなりますが、その分、画面中央にティアリングが発生します。そこで、G-SYNCを有効にすることで、表示遅延を減らしつつ、ティアリングも抑えることができます。

FPSゲームだと、120Hz駆動と組み合わせることで、ヌルヌルした映像で、表示遅延を抑えつつ、ティアリングも抑えた素晴らしい環境でゲームに没頭することができるでしょう。


PC版「マーベル VS. カプコン:インフィニット」をプレイ

メカニカルスイッチを採用したキーボードでゲームがプレイしやすい

HP OMEN X by HP 17のキーボードにはノートパソコンにしては珍しく、パンタグラフとメカニカル両方を採用した特殊なキーボードを搭載しています。

キースイッチを採用したメカニカルキーボードに、パンタグラフで使われるシザーズを搭載することで、メカニカルキーボード特有の打鍵感を実現しつつ、ノートパソコンに搭載できる厚みにしているのだと思います。

以前メーカーの方に聞いた話だと、青軸ベースのメカニカルキーボードを採用しているそうで、軽快な打鍵感で、キーを押すとカチッカチッといったキースイッチの音がします。ただメカニカルキーボードにしてはストロークは2.5mmと浅いです。


パンタグラフとメカニカル両方を採用した特殊なキーボード

 

普段メカニカルゲーミングキーボードを使用している筆者としても、この浅めのメカニカルキーボードは、素早い操作が可能でとてもゲームがしやすいです。また全キーロールオーバーとアンチゴースト機能を搭載しているので、素早く同時にキー入力しても、正確に認識されます。

ノートパソコンのデメリットであるキーボードを克服した製品だと思います。


実際のキーボード


WASDポジション(右から撮影)


WASDポジション(左から撮影)

 

次の項目の動画の後半に、キーボードの打鍵音も収録してあるのでご覧ください。

LEDイルミネーション

HP OMEN X by HP 17には天板フレームとキーボードバックライトのLEDを調整できます。LEDコントロールはプリインストールされている「OMEN Command Center」から可能です。

天板フレームはパターンなどの点灯は設定できませんが、キーボードの方は、約1670万色から色を調整でき、点灯パターンもウェーブや、波紋、ブリージング、ゴーストなどから設定できます。速度や明るさも「OMEN Command Center」から調整できますが、キーボードからは調整できません。

また[Fn]キーを押すと、ファンクションキー周りだけ点灯するようになるのはオシャレですね。


LEDイルミネーション、打鍵音の動画

「OMEN Command Center」の天板フレームのLEDコントロール


天板フレームのLED


「OMEN Command Center」のキーボードバックライトのLEDコントロール


キーボードバックライト

冷却性の向上

OMEN X by HP 17は、今までのゲーミングノートよりも冷却性が向上しています。

まず、冷却性を上げるために、ベイパーチャンパーを採用しています。液体が蒸気になってヒートパイプへ行き、冷やされてまた液体にモデルというのを繰り返すことで、熱伝導性が向上しています。

また、大型ファンを搭載することで、従来製品(OMEN by HP 17-an000)に比べて55%もエアフローが改善しているそうです。

これにより、GeForce GTX 1080という(高性能である代わりに)発熱の高いパーツを搭載していても、GPU温度は問題ない温度で抑えることができています。

ただし、後述しますが、FF14をfps制限なしでぶん回すと、GPU温度は問題ないもののCPU温度が高めでした。これはGPUは4本のヒートパイプで冷やしているのに対し、CPUは2本のみで冷やしているためだと思います。


ベイパーチャンバーで熱伝導性の向上


55%のエアフローの改善

ゲームは有線LAN、他は無線LANというように分けられる

OMEN X by HP 17は、ネットワークブースターという機能が搭載されており、ゲームに関係するトラフィックは有線LAN、それ以外のトラフィックは無線LANを使用するといった使い方が可能です。


ネットワークブースター

ゲームベンチマーク

本製品は、GeForce GTX 1080を搭載した超高性能なゲーミングノートPCです。

下表が本機のゲームベンチマークのチェックです。グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「388.31」です。

フルHDの解像度なら、負荷の高いPUBGでも高設定で快適に動作します。どのゲームでもノートパソコンにしては非常に高いスコアとなっています。

120Hzで動作させる場合でも、中程度の重さのゲームなら"高~最高"のグラフィック設定でも平均フレームレートが120 fpsを超えてくるので、快適にプレイ可能でしょう。

ゲームベンチマーク(解像度設定:1920x1080)
ゲーム一覧 HP OMEN X by HP 17
重さの目安 ゲームタイトル グラフィック
品質設定
Core i7-7820HK
GeForce GTX 1080(8GB)
重いゲーム PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS 非常に低い 110 fps
85 fps
ウルトラ 70 fps
ゴーストリコン ワイルドランズ 131 fps
99 fps
ウルトラ 57 fps
中程度の
重さのゲーム
FF14 紅蓮のリベレーター 標準品質 ★ 17097 (非常に快適) 130 fps
高品質 ★ 16179 (非常に快適) 121 fps
最高品質 14381 (とても快適) 102 fps
フォーオナー 205 fps
153 fps
超高 118 fps
STEEP 最低 157 fps
132 fps
超高 104 fps
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 173 fps
中品質 143 fps
最高品質 123 fps
ファークライ プライマル 低い 122 fps
高い 98 fps
最高 90 fps
軽めのゲーム ドラゴンズドグマオンライン
最高品質 11552 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:6 41679 (快適)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 42321
ドラゴンクエストX 最高品質 18624 (すごく快適)
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)

 

本製品はGeForce GTX 1080を搭載しているため、ノートパソコンでありながら、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムも、快適に動作するスペックです。

下図に、Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムの動作チェック結果を掲載しますが、どちらも動作可能という結果でした。


VRの動作チェックツールの結果

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1080の情報は次の通りです。


GeForce GTX 1080のグラフィックカードのスペック

 

その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。他のPCで計測した結果ではありますが、鉄拳7、バイオハザード7、オーバーウォッチなどのフレームレートについても掲載しています。

PCゲームベンチマーク一覧

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

本機はIPSパネルを搭載しているため、視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。どの色も1:1の直線に近く、自然な発色になっていることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域もゲーミングパソコンにしては広いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは少しありますが、ほとんど気になりません。


画面拡大

 

ノングレア液晶であるため、 画面への映り込みは低減されています。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは約18.5x19.2mm、キーストロークは約2.5mmです。キートップはやや湾曲しており、指にフィットしやすいです。前述した通り、青軸ベースのメカニカルキーボードを搭載することで、軽快なタッチで素早いキー入力が可能です。ノートパソコンに搭載されるキーボードとしては、抜群の打ちやすさだと思います。


キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2

キーの拡大図3

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立しており軽い力で押せるため、クリックしやすいです。


タッチパッド

 

プリインストールされている「OMEN Command Center」のソフトを使用すれば、キーボード左にある独立した6個のキーに複数のキー入力やアプリケーションの起動など、にマクロを設定することができます。WASDキーのそばにあるので、ゲーミングにも役立ちます。


プリインストールされている「OMEN Command Center」

キーボード左にある独立した6個のにマクロキー

 

他にも「OMEN Command Center」からはGPUとCPU使用率のモニタリングや、CPUとメモリのオーバークロックも可能です。




CONTROL CENTER

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、いくつかの種類の中からパーツを選択できるため、構成によってパフォーマンス(処理性能)は変わります。以下に各パーツの選び方を簡単に記載します。

CPU

ゲーミングノートPCの中でも高い性能のCPUを搭載しています。

ゲームだけでなく、動画編集時の書き出し(レンダリング&エンコード)、RAW現像などを行うような場合でも、高速に終わることでしょう。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは選択できません

グラフィックス

ノートPC用GPUの中で、最高峰のGeForce GTX 1080を搭載しています。非常に高い性能です。



グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは選択できません

ストレージ

ストレージは、下図のようなものを選択できます。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

HP OMEN X by HP 17で計測したベンチマーク

以下、Core i7-7820HK、メモリ 32GB、GeForce GTX 1080、512GB PCIe NVMe M.2 SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

CINEBENCH R15
(CPU性能の評価)

Core i7-7820HK
PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7820HK
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)




Core i7-7820HK、GeForce GTX 1080
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)



※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7820HK、GeForce GTX 1080
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7820HK
GeForce GTX 1080
x265でエンコード (※1) 19分15秒
NVENCでエンコード (※2) 1分29秒
QSVでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark 5
(ストレージの評価)

512GB PCIe NVMe M.2 SSD(MZVLW512HMJP-000H1)
CrystalDiskMark 5
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

質量のチェック

HP OMEN X by HP 17の質量のチェックです。

PC本体のメーカー仕様値は約4.51kgとなっています。

当サイトでの計測値は下の通りです。筆者の持っている計測器では3kg以上の物は測れないため、PC本体は計測していません。ACアダプターは1144gとなり、かなり重いです。

質量(当サイトによる計測値)
  質量
PC本体
ACアダプター 1144g

 

 

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