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HP ENVY 20 TouchSmart All-in-One 20-d180jp/CTの実機レビュー

更新日:2013年5月21日

小型・多機能ボードPC

ENVY 20 TouchSmart All-in-One 20-d180jp/CT(以下、ENVY 20 TouchSmart)は、デスクトップ用CPUを搭載した省スペースなボードPC(液晶一体型PC)です。

通常のボードPCは、ノート用のCPUが用いられることが多いですが、本製品はデスクトップ用CPUを搭載し、高い処理性能を持ったPCです。

20型のHD+(1600x900)のタッチパネル対応の液晶で、文字が大きくてタッチがしやすいです。

テレビチューナーを選択することも可能です。

今回は、いつもより調査項目は省いた簡易版のレビューとなります。

メーカー直販サイト:HPダイレクトプラス

※レビュー機は代理店からの貸出機です

目次

HP ENVY 20 TouchSmartの基本スペック

ENVY 20 TouchSmartの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年5月17日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
末尾がSの省電力版のデスクトップCPUなどを選択できます。本機はCore i7-3770Sです。  
グラフィックカード
最大でノート用GPUのGeForce GT 630Mを搭載できます。本機もこのグラフィックスです。
液晶ディスプレイ
20型ワイド(1600x900)です。タッチパネル対応の光沢液晶です。
メモリ
最大16GBまで選択可能です(スロット2つ)。本機も16GBです。
ハードディスク/SSD
単体HDD、またはHDD+mSATA SSDの構成を選択可能です。単体SSDは選択不可です。本機は1TB HDD + 16GB mSATA SSDです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチやブルーレイROMドライブなどを選択可能です。本機はDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。
バッテリ駆動時間
バッテリは搭載していません。
 
テレビチューナー
地デジ/BS/110度 CSダブルチューナー(15倍録画対応)を選択可能です。

特徴1 - 小型で省スペース

最近のボードPC(液晶と本体が一体となっているPC)は、21.5型や23型などの大型液晶を搭載した製品が主流です。しかし、部屋のスペースなどから、そこまで大きな液晶は必要はないというニーズも多くあります。

ここで、HP ENVY 20 TouchSmartは、20型の液晶を搭載したやや小さめのボードPCです。下図のように床設置面積も小さく小さなスペースですが、ノートPCよりも画面ははるかに大きいです。(横幅はノートPCよりかなりあるのでご注意ください)。


床設置面積も小さい

特徴2 - 文字が大きくタッチしやすい

HP ENVY 20 TouchSmartはタッチパネルを搭載した液晶です。

また、本製品の液晶は、20型の大画面に、HD+(1600x900)の解像度となっています。

20型であればフルHD(1920x1080)の液晶でも良いとは思うのですが、(あえて?)文字が大きく見えるHD+の液晶を搭載してきています。文字が大きいおかげで、タッチ操作がしやすいです。

複数のウィンドウを同時に並べて見たい場合はフルHD液晶のほうが良いですが、タッチ操作をしたり、眼の悪い方が使う場合は、HD+(1600x900)液晶の方が良いと思います。


文字も大きくタッチしやすい

特徴3 - テレビチューナー選択可能

HP ENVY 20 TouchSmartは地デジ/BS/110度 CSダブルチューナーを選択可能です。テレビ視聴ソフトはピクセラ製の「Station TV」というソフトを使用します。なお、他社もピクセラ製を用いている場合が多いです。

Station TVの詳細なレビューは「ピクセラ StationTV X のレビュー」をご覧ください。


テレビ視聴ソフト「Station TV」

特徴4 - 省電力デスクトップ用CPU採用

ボードPC(液晶一体型PC)は、ノート用のCPUを搭載している場合が多いですが、本製品はデスクトップ用のCPU(省電力版)を選択可能です。そのため、ノートPCよりも処理能力が良くなっています。

下の表に本製品で搭載できるCPUの1つCore i7-3770Sと、その他のCPUとの比較表を掲載します。

本機に搭載された Core i7-3770S と他のCPUとの性能比較
  デスクトップ用CPU ノート用CPU
Core i7-3770 Core i7-3770S Core i7-3630QM
Passmark CPU Mark 9753 9343 7488
エンコード時間 12分00秒 12分40秒 15分27秒
※Passmark CPU Mark およびエンコード時間は当サイトでの計測結果

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

可もなく不可もなく、普通の見やすさの液晶だと思います。

 

詳細は次の通りです。

視野角はそれほど広くありません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色がやや下げ調整であるため、実際の画面はやや寒色系です。ただし、補正幅は少ないです。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、標準的な広さです。一般的なノートパソコンよりは広いです。


 

光沢液晶ですが、タッチパネルであるためか、ややギラつきを感じます。ただし、それほど酷くはありません。


パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

デスクトップ用のCPUを搭載しているため、プロセッサーの処理能力は高いです。

ディスクは単体HDDの他に、キャッシュ用SSDを搭載したHDDを選択することも可能です。ソフトはExpress Cacheを使用しています。

グラフィックスには、ノート用のGeForce GT 630Mを選択できます。それほど高い処理能力ではありません。

下記に、Core i7-3770S、メモリ16GB、HDD+mSATA SSDの構成のベンチマーク結果を掲載します。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

ゲームベンチマークのチェック

GeForce GT 630Mのゲームベンチマーク結果を掲載します。なお、Optimusには対応していません。

軽めのゲームなら動作可能ですが、少し重いゲームのプレイは難しいです。

ゲームベンチマーク
製品名 HP ENVY 20 TouchSmart
基本スペック Core i7-3770S
GeForce GT 630M
重めのゲーム ロストプラネット 2(テストB) 1280x720 RANK D(12.2fps)
ファイナルファンタジー XIV 1280x720 1876(重い)
中程度の
重さのゲーム
ファンタシースターオンライン2 1280x720 1619(重い)
バイオハザード6 1280x720 RANK C(2147)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 1280x720 3825
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア(標準品質) 1280x720 4646(快適)
軽めのゲーム デビルメイクライ4 1280x720 RANK A

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。

x264、CUDAの2つ方法でのエンコードを試しました。

CPUの処理能力が高いので、画質の綺麗なx264でも高速に終わりました。GPUパワーを使うCUDAでのエンコードは、性能の良いグラフィックスではないため、x264よりも遅かったです。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  エンコード時間
x264でエンコード(主にCore i7-3770Sを使用) 12分40秒
CUDAでエンコード(主にGeForce GT630Mを使用) 13分05秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

外観のチェック

外観のチェックです。

本体部分が宙に浮いているようなデザインになっています。

ちなみに、今回騒音値を計測していませんが、ノートPCよりはうるさく、デスクトップPCよりは静かです。CPUやHDDはデスクトップ用のものを搭載している関係で、ノートよりはファン音やディスクの回転音がややうるさいです。

 

下図の部分が回転し、液晶の傾きを変えることができます。なお、高さ調節やスウィーベルはできません。


 

液晶とベゼル部分が一枚のガラスで覆われているデザインです。

本体下部にはスピーカーがあります。迫力ある低音は出ませんが、音質はそこそこ良いと思います。

 

背面です。ACアダプターはやや大きいです。

 

背面には下図のようなポートがあります。背面にあるUSBポートはUSB2.0です。

 

右側面には光学ドライブがあります。

 

左側面には、USB3.0や、メモリカードスロットがあります。SDカード、メモリースティック、xDカードに対応しているようなので、古いソニーや富士通などのデジカメのメモリカードも挿入できます。

キーボードはオーソドックスな形です。個人的には打ちやすいと思います。

 

マウスは、普通のホイール付きのマウスです。

まとめ

以上が、ENVY 20 TouchSmartのレビューです。

ノートPCの小さな液晶に満足できず、またゲームなど負荷のかかる作業もしない方は、ボードPCスリムタワーのデスクトップPCを購入する場合が多いと思います。

ただし、ボードPCは、CPUなどのパーツがノート用であるため処理性能が劣ります。またスリムタワーはボードPCよりも設置面積を必要とします。一方、ENVY 20 TouchSmartは、これらのいいとこ取りをしたような製品となっており、省スペースでありながら、CPUやHDDにはデスクトップ用のパーツを用いており性能が良くなっています。

また、ボードPCの中ではそれほど大きくなく扱いやすいです。

液晶がHD+のタッチパネルで良いかどうかが、購入の分かれ道になると思います。大した作業はせず、子供も使うような場合であればこの液晶でいいと思います。しかし、複数ウィンドウを開いてバリバリ仕事をするような場合、HD+の解像度では物足りないと思います。上位機種にフルHD液晶搭載のENVY 23がありますので、そちらもご検討下さい。

詳細はこちら
安心のメーカー直販サイトHPダイレクトプラス