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HP Pavilion Desktop PC h9-1190jp/CTの実機レビュー

更新日:2012年2月10日

後継機種情報:
後継機種のh9シリーズが発売されています。詳細はENVY Phenix h9シリーズをご覧ください。

水冷SandyBridge-E搭載

HP Pavilion Desktop PC h9-1190jp/CT(以下、h9-1190jp/CT)は、水冷式のSandyBridge-EおよびGeForce GTX580を搭載可能なハイエンド・デスクトップパソコンです。

重いゲームや動画編集など、CPUおよびGPUパワーを使う処理をする方に適したPCです。

メーカー保証対象外になりますが、CPUやGPUのオーバークロックも設定可能です。こちらの設定方法は後述します。

6Gb/s対応のSSDや、RAID構成のHDD、ピクセラ製のテレビチューナーなども搭載可能です。国内生産をしている点や、世界シェアNo.1という安心感もあります。また、左右非対称な斬新なデザインも特徴です。

メーカーサイトはこちら:HPダイレクト

目次

h9-1190jp/CT の基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2012年3月8日現在の情報です。BTOパソコンという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なります。

CPU
SandyBridge-EのCPUを選択可能です。本機は、Core i7-3930Kです。
マザーボード
マザーボードの型番は不明です。チップセットはIntel X79チップセットです。
グラフィックカード
GTX550Ti、GTX580、Radeon HD6850から選択可能です。本機はGTX580です。
メモリ
PC3-12800のメモリを搭載可能です。本機の容量は8GBです。
SSD
インテル 320シリーズの120GBまたは160GB、Micron C400の256GBのSSDを選択可能です。本機は256GBのSSDを搭載し、システム領域となっています。
ハードディスク
1TB~3TB(3/8現在は2TBまで)の容量を選択できます。3台まで搭載可能です。RAID 0,1,5にも対応しています。本機は1TBを2本搭載し、データ領域となっています(非RAID)。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイROM、ブルーレイドライブを選択可能。本機はブルーレイディスクドライブを2基搭載しています。
テレビチューナー
15倍録画可能な3波ダブルテレビチューナーを選択可能です。本機も搭載しています。
電源
600W電源です。


拡張性
PCI Express x 16 x2 スロット、PCI Express x 1 x2 スロット、PCI Express x1 Mini Card スロットがあります。搭載カードによって、占有するスロットは異なります。

特徴1 - SandyBridge-E搭載

h9-1190jp/CTは、SandyBridge-EのCPUを搭載できるデスクトップパソコンです。

下の表に、SandyBridge-Eのベンチマークスコアを掲載します。参考までに下位モデル「h8-1280jp/CT」で選択できるCPUと、SandyBridge-E登場前は最上級の性能を誇っていたCore i7-990Xのベンチマーク結果も合せて掲載します。

表の通り、SandyBridge-Eは、他よりかなり高いベンチマークスコアです。エンコードのようなCPU使用率がほぼ100%になるような処理をする場合、非常に効果を発揮します。

h9-1190jp/CTで搭載可能なCPU および その他のCPUのベンチマークスコア
  h9-1190jp/CTで
選択可能なCPU
h8-1280jp/CTで
選択可能なCPU(一部)
その他
Core i7-3960X Core i7-3930K Core i7-3820 Core i7-2600 Core i5-2500 Core i7-990X
PassMark CPU
ベンチマーク
スコア
13,999 ※3 13,184 ※1 9,310 ※1 8,899 ※2 6,608 ※3 10,599 ※3
※1 h9-1190jp/CTでの計測結果
※2 h8-1080jp/CTでの計測結果
※3 PassMark様のサイトからの引用

CPUのオーバークロック

CPUの型名の最後に、「X」や「K」のつく製品は、倍率変更によるオーバークロックが可能です。水冷CPUのh9-1190jp/CTであれば、オーバークロックも比較的安全に行うことが可能です。

今回は、搭載されているCore i7-3930KのCPUで簡易的にオーバークロックをテストしてみました。マザーボード専用のオーバークロックソフトは付属されていないため、本機の場合、BIOS(正確にはUEFI)または、インテルが提供している無料オーバークロックツール「Intel Extreme Tuning Utility」で設定すると良いでしょう。


↑BIOS(正確にはUEFI)によるオーバークロック設定画面


↑Intel Extreme Tuning Utilityによるオーバークロック設定画面(初期値)
初期値の倍率は、2コアまでの動作時は38倍、3コア動作時は37倍、4コア動作時は36倍、全コア動作時は35倍で動作

 

今回はIntel Extreme Tuning Utilityを使用してオーバークロックをテストしました。全コア38倍までは倍率操作のみで動作しました。しかし、39倍以上に設定し、CPUへのストレステストをすると、TDPの上限にひっかかり38倍まで倍率が下がって動作しました。Turbo Boost Power Max値などを少し上げてみましたが、それでも同様でした。

そこで、どのパラメータをどの程度調整すべきか調べたところ、4Gamer.net様の記事に、TDP関連のパラメータをかなり上げなければならないと書いていたため、この記事を参考にして、下記のようにTurbo Boost Power Maxなどの値を思い切って上げてみました。すると、39倍以上の倍率でも動作するようになりました。

 

以上の設定で、倍率(Max Turbo Boost Ratio)を39倍から1倍ずつ上げていき、約10分で終わるエンコード処理が正常に完了できるかを確認していったところ、43倍までは正常に完了しましたが、44倍でOSがダウンしました。パラメータを調整すればもっとオーバークロック可能かもしれませんが、今回はここで止めておきました。

下の表が、倍率43倍へオーバークロックしたときのベンチマークスコア等です。1.2倍ほどスコアが良くなっています。なお、倍率43倍でエンコードしたときのCPU温度は約75℃でした。オーバークロックなしでエンコードしたときよりも約10℃上昇しました。

CPUのオーバークロック前と後のベンチマークスコア
  Core i7-3930K
オーバークロック前
倍率:定格 ※2
オーバークロック後
倍率:43倍
PassMark CPU ベンチ 13,184 16,093
3DMARK06 CPU Score 8,109 9,782
エンコード時間 ※1 10分7秒 8分32秒
※1 1.54GBのAVCHD動画を、MPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換。ペガシス TMPGEnc使用。当サイト調べ
※2 定格の場合、倍率は負荷によって変動しますが、CPU使用率が100%になるような処理は、約35倍で動作していました

注意!
オーバークロックによって部品が故障しても、メーカー保証を受けることはできません。私も推奨はしません。本記事を参考にして設定を行い故障したとしても、当サイトは一切責任を負えません。オーバークロックは自己責任で行って下さい。また、オーバークロックによって部品の寿命を著しく縮める恐れがあることもご了承下さい。

特徴2 - 水冷CPUクーラー搭載

本機は水冷式のCPUクーラーを搭載している点も特徴です。空冷式よりも冷却性が高く、CPUに負担のかかる処理を長時間実施する方や、熱い部屋にパソコンを設置する方に適しているでしょう。

 

下の図はエンコード実行時のCPU温度(オーバークロックなし)です。エンコードを実行するとCPU使用率はほぼ100%になりますが、それでもCPU温度は60℃台にとどまりました。水冷式のAMD FX-8120を搭載したh9-1170jp/CTよりもCPU温度は高いですが、使用上問題のない温度で動作していると思います。

特徴3 - 高いゲームベンチマークスコア

ロストプラネット2

ゲームベンチマークのテスト結果です。

今回、ハイエンドクラスのGeForce GTX580を搭載しているため、ベンチマーク結果は非常に良いです。重いゲームでも快適にプレイ可能です。

ゲームベンチマーク
製品名 HP Pavilion Desktop PC
h9-1190jp/CT
基本スペック Core i7-3930K
GeForce GTX580(1.5GB)
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1920*1080 RANK A(66.9 fps)
1280*720 RANK A(85.8 fps)
ファイナルファンタジー XIV 1920*1080 6003(とても快適)
1280*720 7217(とても快適)
中程度の
ゲーム
バイオハザード5(テストB) 1920*1080 RANK S(151.1 fps)※1
1280*720 RANK S(150.6 fps)※1
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 1920*1080 14649
1280*720 27854
モンスターハンターフロンティア 第二弾(絆) 1920*1080 12073
1280*720 23522
THE LAST REMNANT 1920*1080 184.97 fps
1280*720 270.91 fps
軽めの
ゲーム
デビルメイクライ4 1920*1080 RANK S
1280*720 RANK S
リアル彼女(ハイクオリティ) 1280*720 RANK S(65 REAL)
カスタムメイド3D 1920*1080 6190(とても快適)
1280*720 6183(とても快適)
※スコアが思ったより伸びませんでした。ただし、テストAで実行すると200 fps以上のスコアが出ました

GPUのオーバークロック

NVIDIAが提供している無料オーバークロックツール「NVIDIA SYSTEM TOOLS(nTune)」を使用すれば、NVIDIA製GPUのオーバークロックが可能です。


NIVDIA SYSTEM TOOLS(初期値)

 

今回、GeForce GTX580でどこまでオーバークロックできるか試してみました。グラフィックス クロックを少しずつ上げてロストプラネット2のベンチマークを実行し、OSがダウンする直前の設定を調べたところ、下記周波数まで正常に動作しました。

メモリ クロックも変更可能で、2144MHzまで上げる事ができましたが、ベンチマーク結果がほとんど変わらなかったため、今回、メモリ クロックは初期値へ戻しました。

下記に、オーバークロック前と後のベンチマーク結果を掲載します。わずかですが、ベンチマークスコアが上昇しました。またファイナルファンタジー XIVのベンチマークは、CPU性能が上がるとスコアも上がる傾向があるため、さらにCPUも倍率:43倍へクロックアップさせたところ、「6614」のスコアが出ました(下記表には載っていません)。

GPUのオーバークロック前と後のベンチマークスコア
  GeForce GTX580
オーバークロック前
グラフィックスクロック:772MHz
オーバークロック後
グラフィックスクロック:822MHz
ロストプラネット 2(テストB)1920*1080 RANK A(66.9 fps) RANK A(71.1 fps)
ファイナルファンタジー XIV 1920*1080 6003(とても快適) 6250(とても快適)
※1 1.54GBのAVCHD動画を、MPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換。ペガシス TMPGEnc使用。当サイト調べ
※2 定格の場合、CPU使用率が100%になるような処理は35倍で動作した

注意!
オーバークロックによって部品が故障しても、メーカー保証を受けることはできません。私も推奨はしません。本記事を参考にして設定を行い故障したとしても、当サイトは一切責任を負えません。オーバークロックは自己責任で行って下さい。また、オーバークロックによって部品の寿命を著しく縮める恐れがあることもご了承下さい。

特徴4 - 高速SSD搭載可能

h9-1190jp/CTは、256GBのSSDを選択すると、6Gb/s対応のMicron C400(型番:MTFDDAK256MAM-1K1)が搭載されます。CrystalDiskMarkの結果は次の通りです。400MB/s超のアクセス速度が出ます。メーカーPCに搭載されるSSDとしては高速な方です。

特徴5 - 3波テレビWチューナー内蔵可能


ピクセラ製テレビチューナーを搭載

本機は、地上・BS・110度CSの3波に対応したWテレビチューナーを選択可能です。

15倍録画(長時間録画)に対応も対応しています。チューナーには、安定感の高いピクセラ製を使用しています。

特徴6 - 左右非対称で赤いラジエーターファンが斬新

本機は、左右非対称のボディや、赤く光る水冷式のラジエーターファンが非常にかっこいいです。

総合ベンチマーク

Core i7-3930K、GeForce GTX580、SSDを搭載したh9-1190jp/CTのベンチマーク結果です。CPUの倍率を43倍へオーバークロックしたときの結果も掲載します。

いずれのベンチマーク結果も、非常に高いスコアです。Windows エクスペリエンスインデックスは、ほぼ満点(7.9)に近い値です。私の今まで触ったPCの中で、最もスコアの高いPCです。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)


解像度:1280x720で実施

PCMARK7(1.0.4)

3DMark11(1.0.2)- Performance

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

Core i7-3930K、GeForce GTX580搭載の本機による動画のエンコード時間をチェックです。

エンコードソフトは、いつもの通りTMPGEnc Video Mastering Works 5 を使いいます。

x264によるエンコード時間は上でも記載しましたが、10分7秒でした。

GeForce GTX580のパワーも使うGPGPU(CUDA)によるエンコードは6分35秒とさらに高速な値でした。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 エンコード時間(CPU倍率:定格)
x264でエンコード 10分7秒
GPGPU(CUDA)でエンコード 6分35秒

 

 

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