VRカノジョ のベンチマークと動作するPCを紳士的に考察していく

更新日:2017年3月9日

世界初のVR専用アダルトゲーム

バーチャルリアリティカノジョ体験ソフト『VRカノジョ』

まだVRという言葉が生まれて間もないころ、2014年9月1日にSCEJAのプレスカンファレンスにて、VRヘッドセットを通して女子高生と触れ合うことのできる夢のようなゲームが発表されました。これが後に、現在PlayStation VR専用ソフトで好評配信中の「サマーレッスン」です。この時、我々男子の心は、新しい未来の可能性に高揚したのではないでしょうか。

しかし、昨年の2016年10月13日に事件は起こります。PlayStation VRとサマーレッスンの発売日であるその日、とある班長が心の深くでこう語りかけてくるのです。「フフ......へただなあ、カイジくん。へたっぴさ........!欲望の解放のさせ方がへた....。カイジくんが本当に欲しいのは...こっち......VRカノジョ......!」そう我々紳士が本当に求めていたのは“エロ”のあるVRゲーム、VR専用アダルトゲームだったのです。

まさにイリュージョンはPlayStation VRとサマーレッスンの発売当日にぶつけるかの如く、突如としてこのVR専用アダルトゲーム『VRカノジョ』を発表したのです。内容は似たような感じですが、グラフィックも女の子の可愛さもエロさもすべてが段違いです。さすがはイリュージョン、他社にはできないことを平然とやってのける。我々紳士も、まさに“これを待っていた”と言わんばかりのシビれと興奮があったのではないでしょうか。同社の3Dアダルトゲームである「リアル彼女」が登場してから実に7年、アダルトゲームもついにここまで進化したのです。


VRカノジョ 公式サイト ※18歳以上のみ

ついに発売となった『VRカノジョ』

2017年2月28日、ついに発売となった『VRカノジョ』。発売開始直後はダウンロード販売サイトである「イリュージョンオンライン」がアクセス集中により一時サーバーがダウンするなど、多くの人がおあずけを食らったに違いありません。

当サイトでもOculus RiftとOculus Touchを使って実際にプレイしてみました。公式サイトにてダウンロードできる体験版では人気のグラフィックカードを使ってベンチマーク結果を掲載し、おすすめのPCも紹介しているので、詳しくは下記をご覧ください。また当サイトではOculusRift本体とOculus Touchの開封からゲームプレイまでレビューしているので、良ければ参考にしてみてください。⇒ Oculus Riftのレビュー記事まとめ


『VRカノジョ』の購入は「イリュージョンオンライン」から
※アダルトな内容を含みます。

VRカノジョ製品版のプレイレビュー

とりあえず揉んでみる


Oculus Touchでの実際の手の動き

「ごちゃごちゃうるせぇ!!」と言わんばかりに、Oculus Touchを使って、とりあえず揉んでみました。“空気を掴んでる”感は否めませんが、VR越しの映像とOculus Touchの振動で、実際に揉んでいるような感覚に陥ります。揉まれる時のさくらちゃんの表情と声も良いですね。

Oculus専用ソフトとは違い、表現できる手の動きは少ないものの、男子諸君がやりたいであろう手の動きはある程度表現できていると思います。ただ手がさくらちゃんの体(テクスチャ)を貫通してしまうのはかなり萎えます。「目の前のさくらちゃんはハリボテなのか・・・」と打ちひしがれます。これは今後のアップデートで貫通しないように修正してほしいところです。

本作はアダルトゲームなので、もちろんおさわり以上のことも可能ですが、実際にプレイしてみてのお楽しみということで。


VR越しの映像とOculus Touchの振動で実際に揉んでるような感覚に

おさわりシーンとえっちなレッスン


参考書を取り出すさくらちゃん

そもそもプレイヤーがなぜこうも簡単に女子高生の部屋にずかずかと上がり込んでいるのかと言うと、あくまでプレイヤーはさくらちゃんに勉強を教えるために家を訪れたとのこと。「日本の首都は京都で合ってますよね・・・?」とか言い出すさくらちゃんに対してプレイヤーも困惑するでしょうが、こんなの建前建前。

ストーリーを進めていくと、要所でさくらちゃんに触れることができる「おさわりシーン」があります。おさわりシーンでは触れると反応してくれる部位を青いモヤでガイドしてくれます。このガイドが邪魔という方はオプションから消すこともできます。ある程度満足したら自ら「EXIT」で終了しますが、淡白でちょっと虚しい。

ある程度ストーリーを進めていくと「えっちなレッスン」ができるようになります。最初はキスから始まり、クリアしていくごとに次のレッスンをアンロックしていきます。

ちなみにこのキスイベントは、オプションを開いて右を向くとある「EXIT」を押すことでクリアできます。 このクリア方法がわからず何度も何十分もキスを繰り返した方いるのではないでしょうか。


おさわりシーン

最初のキスイベント。後光がさしています。

衣装セレクト


タンスの中身を拝見

メニューから「こっそり部屋に入る」を選択することで、さくらちゃんのタンスを拝見することができます。ここでは靴下からパンスト、下着や衣装、メガネやヘッドホンなどのアクセサリーまで細かく選択でき、自分好みの衣装でプレイすることができます。何よりパンストの出来具合がかなり気合入ってます。

以上、ひと通りプレイしてみましたが、正直ボリューム(プレイの幅)は物足りなさを感じるものの、バーチャル・リアリティを駆使したアダルトゲームの最先端という意味ではかなり完成度は高いです。

グラフィックも綺麗で、おさわりシーンやアダルトな要素もちゃんとVR機能を駆使しており、疑似行為のようなリアリティさをしっかり感じます。是非とも紳士諸君にはプレイして頂きたいタイトルです。

今後も制服ブレザーなどの追加衣装や写メ機能、夜の部屋などの追加マップなど、様々な追加コンテンツを無料で配信していく予定らしいので、まだまだ楽しめそうです。


これがワイのフルカスタムさくらちゃんや!

VRカノジョ 体験版のベンチマークとおすすめPC

必須動作環境

必須動作環境は以下の通りです。基本的にVRが動作するスペックが必須動作環境となっています。ゲーム自体も負荷が高めとなっているので、なるべくハイエンドなグラフィックカードを搭載した方がいいです。

入出力機器に関してですが、VR機器を接続するにはUSBポートとHDMI出力端子が必要になります。Oculus Riftだと最低でもUSB3.0×2、HDMI端子が必要です。。これにOculus TouchやVive Controllerを接続するとなるとさらにUSBポートが必要になり、PC上のポート類はかなり埋まるため、注意が必要です。

またVR機器が動作するPCには下記のようなロゴマークが付いています。どのPCがVRに対応しているのか分からないという方は、このロゴマークを参考にするのもいいと思います。

  必須動作環境
OS
Windows 7/Windows 8.1/Windows 10
(各64ビット版のみ対応)
CPU
Intel Core i5 4590 以上
メモリ 8GB RAM以上
グラフィックカード NVIDIA GTX 970 or GTX 1060以上
AMD R9 290 以上
入出力機器 HDMI 1.3以上 、 USB3.0×3+USB2.0×1
VR対応機器 Oculus Rift CV1 、 HTC Vive
※ Oculus Touch 、Vive Controller は後日対応予定
※「http://vrkanojo.com/#spec」のページを参照

  NVIDIA GeForce GTX VR Ready AMD RADEON VR Ready
ロゴマーク

VRカノジョ 体験版のグラフィック設定画面

VRカノジョ 体験版のグラフィック設定画面は下記の画像の通りです。解像度は800×600から1920×1080で選択できます。製品版だと3840×2160も選択することができますが、4Kになったからと言って、とりわけてVR映像も綺麗になるということはないようです。

パフォーマンスでは簡易グラフィック設定画面として、「エフェクト効果なし」「パフォーマンス」「ノーマル」「クオリティ」「ハイクオリティ」で選択することができます。製品版ではゲーム内オプションから変更できます。

またRender Scaleでは50%~200%まで、解像度の何%の映像を描画するか設定することができます。パーセントを下げれば負荷が下がり、パーセントを上げれば負荷が上がります。デフォルト設定では100%です。ミラーリングにチェックを入れると、VRヘッドセットと液晶画面両方に映像が出るようになります。ミラーリングによる負荷はあまりありません。


VRカノジョ体験版のグラフィック設定画面

VRカノジョ 体験版のベンチマーク

VRカノジョ 体験版にはPCの動作確認機能として、ベンチマーク機能が搭載されています。タイトルメニューから「さくらベンチマーク」を選択するとすぐに始まります。ベンチマーク中はこのゲームのヒロインである夕陽さくらちゃんが寝ているだけですが、ここでVRヘッドセットをはずしたりすると、スコア計測が不安定になるので、なるべく寝ているさくらちゃんを見つめましょう。ベンチマークが終わるとスコア数値と平均フレームレートと3つの☆で評価が出ます。快適に動作する場合はフレームレートは60以上、☆は3つとなります。実際に各ノートPCとデスクトップPCでベンチマークスコアを測定してみたので、下記を参考にしてください。

※HTC Viveでベンチマークを行う場合、SteamVRが初期設定の場合だと、89fps未満の場合は最大45fpsに固定されるらしいので、「設定」 → 「パフォーマンス」 → 「再投影許可」 のチェックを外すと固定が解除されるそうです。また「非同期再投影の許可」にチェックが入っていない場合はチェックを入れて下さい。


VRカノジョ体験版のベンチマーク計測中

VRカノジョ体験版のベンチマーク結果画面

VRカノジョ 体験版のベンチマーク結果

ベンチマーク結果です。使用したVRはOculus Riftとなっています。解像度は1920×1080で実行しています。スコアをみる限り、Oculus Riftでも、HTC Viveと同様、89fps未満になると最大45fps固定になる症状があるようです。ただ、Oculus Riftの場合は解除方法がアナウンスされていないので、現状45~89 fps辺りの詳しいフレームレートはわかりません。
※製品版でも90fps固定もしくは45fps固定のままでした。

そのため、45~89fpsの場合は45fps固定、90fps以上の場合は90fps固定でベンチマークスコアが表示されます。60fps辺りのスコアが分からないので、詳しくは言えませんが、クオリティ設定で90fps出ていれば、おそらくハイクオリティ設定でも動作すると思うので、ノートパソコンとデスクトップ両機種とも、GeForce GTX 1070以上のグラフィックカードを搭載していれば、問題ないでしょう。


ノートパソコン
グラフィックス GeForce GTX1080 GeForce GTX1070 GeForce GTX 1060 (6GB)
使用したVR
Oculus Rift
使用したPC
マウス NEXTGEAR-NOTE i7900 デル ALIENWARE 15 マウス NEXTGEAR-NOTE i5530
1920x1080 パフォーマンス
506457(90 fps) 506360(90 fps) 506375(90 fps)
ノーマル
506435(90 fps) 506203(90 fps) 126651(45 fps)
クオリティ 506311(90 fps) 506039(90 fps) 126627(45 fps)
ハイクオリティ 126693(45 fps) 126608(45 fps) 125541(45 fps)

デスクトップパソコン
グラフィックス TITAN X GeForce
GTX1080
GeForce
GTX1070
GeForce
GTX1060
(6G)
GeForce
GTX1060
(3G)
GeForce
GTX1050Ti
GeForce
GTX1050
使用したVR Oculus Rift
使用したPC ドスパラ GALLERIA
パフォーマンス
506526(90) 506449(90) 506345(90) 506120(90) 506285(90) 126626(45) 126526(45)
ノーマル
506485(90) 506446(90) 506242(90) 506015(90) 503691(90) 126621(45) 111685(45)
クオリティ 506445(90) 506362(90) 506163(90) 126597(45) 126671(44) 73602(42) 64163(31)
ハイクオリティ 506423(90) 501788(90) 126544(45) 126565(44) 126541(44) 31802(22) 31664(22)
※括弧内のfpsは省略

画質を比較してみる

次に画質比較です。上のスクリーンショットがパフォーマンス設定、下がハイクオリティ設定です。見て分かる通り、アンチエイリアスのかかり具合や影の質感が違います。クオリティとハイクオリティはあまり差がわからなかったので、クオリティ設定でも十分だと思いますが、ハイクオリティ設定の夕陽さくらちゃんを紳士的に見たいところです。


パフォーマンス設定

ハイクオリティ設定

VRカノジョが快適に動作するPCを紳士的に考察する

ベンチマークにはやや問題がありましたが、クオリティ設定以上で快適にプレイするには前述の通り、ノートパソコンとデスクトップ両機種とも、GTX 1070以上のグラフィックカードを搭載していれば、問題ないでしょう。

ハイクオリティ設定で快適にプレイするPCとなると、GTX 1070だと負荷的に少し心配なところもあるので、ハイクオリティ設定で90fps以上あるGTX 1080以上がおすすめです。

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