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富士通 Windows Mixed Reality対応ヘッドセットのレビュー

更新日:2017年10月17日

 

2017年10月17日、Windows Fall Creators Updateが提供開始され、Windows Mixed Realityが正式対応しました。それと同時に富士通より、Windows Mixed Realityに対応したヘッドセットが発表されました。

Windows Mixed Realityとは

2017年10月17日に提供が開始されたWindows Fall Creators Updateでは、目玉機能の1つである「Windows Mixed Reality」がサポートされました。

Mixed Reality(略してMR)とは、「複合現実」と呼ばれ、現実世界と仮想世界とが融合した空間で、現実世界に仮想の物体が映し出されたり、また逆に仮想世界に現実の物体が映し出されたりなど、どこまでが現実世界でどこからが仮想世界なのか、逆にどこまでが仮想世界でどこからが現実世界なのかわかないような世界が広がります。PS VRやOculusなどの仮想現実「VR」や、ポケモンGOで使われる拡張現実「AR」の技術も含まれる上位の技術となります。どのようなことが実現できるのかは、下の映像をご覧ください。

富士通のヘッドセットの利用用途

富士通のヘッドセットは、このWindows Mixed Realityを体験できるインターフェースです。ただし、「AR」のようなことはできず、「VR」型のヘッドセットなります。

"ゲーム向け"ではなく、"VR動画"向け

富士通のヘッドセットは、OculusやHTC VIVEは主にゲーム向けのヘッドセットですが、富士通のWindows Mixed Realityのヘッドセットで主に楽しめるのは、"VRゲーム"ではなく、"VR動画"となります。

現時点で、個人ユーザーの利用用途はアダルトコンテンツ!?

現時点で楽しめるVR動画は、DMM.comで提供されているコンテンツや、YouTubeで公開されているコンテンツになります。意外とたくさんのVR動画が公開されていますが、その中で、"現時点で"おそらく一番需要が多いのは、アダルトコンテンツではないかと思います。「PCゲームはしないけど、アダルト系の映像は観たい」という方に、最も適した製品であると思います。

スマホより没入感があり、他のデバイスより手軽

現時点でも、DMM.R18では、スマホを数千円で買えるヘッドセットに装着して、アダルトの3D映像を観ることができますが、スマホで観るのと、富士通のちゃんとしたヘッドセットで観るのとでは没入感が全く違います。

また、後述しますが、OculusやHTC VIVEなどのようなデバイスほど高額ではなく、設置も比較的楽です。

他のVRデバイスとの違い

VR動画は、OculusやPS VR、スマホ+ヘッドセットでも視聴できます。これらとの違いを簡単に説明します。

OculusやHTC VIVEとの違い

OculusやHTC VIVEは、ヘッドセット自体の価格が高価で、さらに、GeForce GTX 1060以上を搭載したかなりハイスペックなPCが必要です。ゲームをする方であれば、ハイスペックなPCを買うことに抵抗はないかもしれませんが、ゲームはせず、動画のみ観たいと思っている方にとっては、もったいないです。

また、OculusやHTC VIVEは、ヘッドセットの他に、外部センサーを設置する必要があります。特にHTC VIVEは壁などに取り付ける必要があるため、かなり面倒です。

一方、富士通のヘッドセットは、OculusやHTC VIVEと違い、高性能グラフィックスを搭載しておらずインテル HD グラフィックスを内蔵したパソコンでも動作します。また、PS VRやOculus、HTC VIVEなどのように外部センサーを必要とせず、パソコンにUSBケーブルとHDMIケーブルを接続するだけなので、設定が楽です。

富士通のヘッドセットの価格は、5万円以上になる予定とのことで、やや高い感じもしますが、それでもOculusやHTC VIVEより安いです。

VRゲームをする方は、OculusやHTC VIVEのほうが良いですが、VR動画だけ視聴したいという方は、富士通のヘッドセットのほうが良いでしょう。

PS VRとの違い

PS VRについては、まずPlayStation本体が必要です。PlayStation本体を持っている方は、PS VRを購入したほうが、VRゲームもVR動画も視聴できるので良いかもしれませんが、PlayStation本体を持っておらず、ゲームをしない人が、PlayStationとPS VRの2台を購入するのはもったいないです。

一方、富士通のヘッドセットはPlayStation本体を必要としません。細かい要件は最後に書きますが、第7世代インテルCore i5以上のパソコンを持っていれば、ヘッドセットのみ購入するだけです。ただし、要件を満たさないPCしか持っていない方は、PlayStation本体+PS VRを購入するほうが安くなると思います。

スマホ+数千円のヘッドセット

VR動画を視聴する方法として、最も安いのがこの方法だと思います。スマホを持っていない方は少ないと思うため、数千円のヘッドセットを購入するだけで、VR動画を視聴できます。

ただし、先ほども記載したとおり、没入感が全く違います。筆者も数千円のヘッドセットを持っており、たまにVR動画を視聴しますが、富士通のヘッドセットとは臨場感が全く違います。

富士通のヘッドセットの紹介

ヘッドセットとコントローラー

それでは、富士通のWindows Mixed Reality対応ヘッドセットとコントローラーを紹介します。

ヘッドセットの外観は次のようになっています。

頭を固定するバンドは、スライドさせて調節することが可能です。

 

正面から見たヘッドセットの外観です。

レンズ側の画像です。

ケーブルはUSB3.0とHDMIのみです。これらのケーブルをPCに接続するだけで使用することができます。外部センサーを接続する必要はありません。

頭にヘッドセットを装着したときの画像です。

ヘッドセットを装着したまま、レンズのある部分を上にあげることも可能です。

 

コントローラは次のようになっています。

ボタン類はたくさんあります。

人差し指で引くトリガーのようなボタンもあります。

コントローラーは単3電池が2つ必要です。コントローラーを使用しないで一定時間が経つと、自動でコントローラーの電源が切れるため安心です。

ヘッドセットの仕様

ヘッドセットの仕様は次のようになっています。

ヘッドセットの仕様
ディスプレイ 2.89インチ x2
解像度 2880 x 1440 (1440x1440 x2)
視野角 90度または100度以上 ※1
リフレッシュレート 60Hz または 90Hz ※2
インターフェース USB3.0
HDMI
※1 Windows Mixed Reality Ultra相当のPCに接続した場合のみ100度以上
※2 Windows Mixed Reality Ultra相当のPCに接続した場合のみ90Hz

 

上の表の注釈で「Windows Mixed Reality Ultra」という言葉があると思いますが、「Windows Mixed Reality」との違いについては次の通りです。要は、以下の専用グラフィックスを搭載したモデルが「Windows Mixed Reality Ultra」となります。

Windows Mixed Reality Ultraの違い
  Windows Mixed Reality Windows Mixed Reality Ultra
OS Windows 10
(Fall Creators Update以降)2.89インチ x2
CPU 第7世代 インテル Core i5以上 第4世代 インテル Core i5以上
AMD Ryzen 5 1400 3.4GHz以上
GPU NVIDIA GTX 965M
AMD RX460 以上
メモリ 8GB DDR3(デュアルチャンネル以上) 8GB DDR3 以上
USB USB3.0(Type-A or Type-C)x1
HDMI HDMI1.4 or DP 1.2 以上 HDMI2.0 or DP 1.2 以上
Bluetooth Bluetooth 4.0(コントローラー用)

起動してみる

Mixed Reality ポータル画面を起動すると、ヘッドセットのセットアップをしたり、Mixed Realityアプリを取得したりすることが可能です。

 

セットアップ完了後、ヘッドセットを装着すると、下のような画面が、目の前に広がります。

 

ここで、コントローラーのWindowsボタンを押すと、Mixed Realityアプリを起動することが可能です。

VRコンテンツを観るには

Windows Mixed Reality対応アプリやコンテンツはまだ少ないですが、今後、どんどん増えていくことと思います。現状、利用できるコンテンツおよび提供開始予定のプラットフォームは次の通りです。

Windows標準アプリ「映画&テレビ」のコンテンツを観る

「映画&テレビ」のアプリを起動し、「360度の動画」をクリックすると、いくつかVR動画が用意されています。まずはこちらを見てみると良いでしょう。

YouTubeのVR 360度コンテンツを観る

YouTubeで、「3D VR 360」といったようなキーワードで検索すると、たくさんコンテンツが出てきます。通常のブラウザでは、ドラッグすると向きを変えられる360度 動画を楽しむことはできても、没入感のあるVRで楽しむことはできません。

しかし、富士通のパソコンを購入すれば、「Power Media Player MR for FUJITSU」がインストールされており、VR 360度動画を、没入感のある映像で楽しむことができます。

DMM.comのコンテンツを観る

DMM.comには、有料になりますが、「【VR】進撃の巨人VR 360度体感シアター‘哮’」や「【VR】仮面女子VR LIVE フルVR」などの通常のVRコンテンツや、アダルトのVRコンテンツが公開されています。現状、このサービスを利用するのが最も楽しいと思います。コンシューマ向けのWindows Mixed Realityヘッドセット成功のカギは、DMM.comが握っているのではないかと思います(特にアダルトコンテンツ)。

DMM.comが、Windows Mixed Realityに対応するのはまだ先(12月頃)になるとのことですが、ファイルをローカルディスクにダウンロードすれば、現状でも、Windows Mixed Realityヘッドセットで視聴することが可能です。

また、今、富士通のヘッドマウントディスプレイを購入すると、先着2,000名に、DMM.comで提供しているVRコンテンツ2,000円分の無料利用クーポンがプレゼントされます。

DMM.comのVR動画については「VR動画で今までにない没入感を味わおう! - DMM.com」をご覧ください。

Steamのコンテンツ

SteamのVRコンテンツも2017年末には観られるようになる予定です。こちらも楽しみです。

まとめ

Windows Mixed Reality対応ヘッドセットの紹介です。富士通のヘッドセットは、仮想現実空間が広がる「VR」型で、様々なVR動画を楽しむことができます。現状、YouTubeやDMM.comなどのVRコンテンツを楽しめます。今後も、様々なプラットフォームから、コンテンツやアプリが提供されると思います。VRゲームには向きませんが、VR動画のみ観てみたい方には、適した製品だと思います。

富士通のヘッドセットおよびコントローラーは、2017年11月下旬に発売予定です。