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富士通 LIFEBOOK WS1/B1(SH90/B1、SH75/B1)の実機レビュー

更新日:2017年1月17日

着脱式の光学ドライブを搭載

LIFEBOOK WS1/B1は、最近では珍しい光学ドライブを搭載した13.3型モバイルノートパソコンです。

光学ドライブはマルチベイ構造となっており、必要ない方は、取り外してカバーをしたり、増設用バッテリーや増設用ハードディスクを装着したりすることが出来ます。

リアバッテリーは4セルバッテリーと6セルバッテリーが用意されています。6セルバッテリーを搭載し、さらにマルチベイに増設用バッテリーも装着すれば、通常のモバイルノートパソコンより、かなり長くバッテリー駆動します。

CPUは最新の第7世代インテルCPUを搭載し、液晶はフルHDノングレアなど3種類から選択可能です。

メーカー直販サイト:
富士通WEBMART(LIFEBOOK SH)


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

LIFEBOOK WS1/B1の基本スペック

カスタムメイドモデル「WS1/B1」のスペックです。カタログモデル「SH90/B1、SH75/B1」とは外観は同じですが、パーツを自分好みに選択することが可能で、カスタムメイドモデルでしか選択できないパーツもあります。特徴的な部分は赤字にしています。

※ カスタムメイドモデル「WS1/B1」・・Web直販サイト「富士通WEB MART」専用のモデル。カスタマイズが可能。
※ カタログモデル「SH90/B1、SH75/B1」・・主に家電量販店で販売されているモデル。パーツのカスタマイズは不可。

CPU
第7世代インテルCore プロセッサー(Uシリーズ)です。本機はCore i5-7200Uです。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス 620(CPU内蔵)です。
液晶ディスプレイ
13.3型ワイド。フルHD ノングレアWQHD ノングレアWQHD タッチ液晶から選べます。本機はフルHD ノングレア液晶です。
メモリ
4GB~12GBを選択可能です。本機は12GBメモリです。
ストレージ
HDDまたはM.2 SSDを選択可能です。本機は256GB M.2 SSDです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイドライブです。 これらは着脱可能で、別のユニットを装着することも可能です。
バッテリー駆動時間
4セルまたは6セルのバッテリーを選択できます。駆動時間は構成によります。後述します。
その他
薄さ11~19.8mm(突起部含まず)、重量は構成にもよりますが最軽量時で約1.20kgです。

特徴1 - 光学ドライブ搭載のモバイルノートPC

最近のモバイルノートパソコンは、光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブなど)を搭載していない製品がほとんどですが、LIFEBOOK WS1/B1は、光学ドライブを内蔵しています。モバイル専用機として使用するなら光学ドライブは必要ないかもしれませんが、メイン機としても使用する場合、光学ドライブも搭載していたほうが便利です。


光学ドライブを搭載

特徴2 - モバイル・マルチベイ構造

LIFEBOOK WS1/B1は、光学ドライブを搭載していると記載しましたが、この光学ドライブは着脱式となっており、他のユニットを代わりに装着できるマルチベイ構造になっています。光学ドライブを必要としない方、もしくは光学ドライブを使わない日は、別のユニットを搭載することで、軽量化したりバッテリー駆動時間を延ばしたりすることが可能です。

光学ドライブを含め、次のようなユニットを装着することが可能です。

LIFEBOOK WS1/B1のベイに装着できるユニット

特徴3 - 選べるバッテリー&長い駆動時間

通常のモバイルノートパソコンは、50Wh未満のバッテリーを搭載していることが多いですが、本製品は77Whの大容量の6セルバッテリーを選択することが可能です。また、軽量な51Whの4セルバッテリーを選択することも可能です。

メーカー仕様値

下表は、リアバッテリーの容量および増設用バッテリユニットあり/なし別のバッテリー駆動時間です(メーカー仕様値)。なお、ここでは掲載しませんが、CPU、ストレージ、液晶の種類によってバッテリー駆動時間は微妙に変わります。

バッテリー駆動時間(メーカー仕様値)
  増設用バッテリユニットなし 増設用バッテリユニットあり
4セルバッテリー(51Wh) 約11.5時間 約18.3時間
6セルバッテリー(77Wh) 約16.3時間 約23.2時間
※ Core i5、SSD選択、フルHD液晶搭載時のバッテリー駆動時間

当サイトでの実測値

次に、当サイトで計測したバッテリー駆動時間を下表に掲載します。レビュー機はCore i5、SSD、フルHDパネルを搭載しています。

4セルバッテリーでも比較的長い駆動時間です。6セルバッテリーを搭載すれば、他のモバイルノートPCと比べてかなり長い駆動時間です。さらに、増設用バッテリユニットを装着すれば、筆者が知る限り、モバイルノートPCの中で最も長い駆動時間となります。

バッテリー駆動時間(当サイトでの実測値)
  増設用バッテリユニットなし 増設用バッテリユニットあり
4セルバッテリー
(51Wh)
PCMark 8 Home ※1 5時間36分 9時間06分
PCMark 8 Work ※2 6時間08分 9時間41分
動画再生時 ※3 7時間29分
6セルバッテリー
(77Wh)
PCMark 8 Home ※1 7時間46分 10時間12分
PCMark 8 Work ※2 8時間37分 12時間14分
動画再生時 ※3 11時間09分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

特徴4 - 大容量77Whバッテリーで1.239kg(実測値)

最近は1kgを切るようなモバイルノートパソコンがあり、本製品はそこまで軽量ではありませんが、十分軽量な部類に入るモバイルノートパソコンです。

下表に、当サイトでの実測値を掲載します。この中で注目したいのは、77Whと大容量な6セルバッテリーを搭載して1.239kg しかないという点です。"単位重量あたりのバッテリー駆動時間"が長いです。

重量の計測値(当サイトでの実測値)
  重量
4セルバッテリー
(51Wh)
モバイル・マルチベイ用カバー装着時 1.153kg
DVDスーパーマルチドライブ装着時 1.253kg
増設用内蔵バッテリユニット装着時 1.354kg
6セルバッテリー
(77Wh)
モバイル・マルチベイ用カバー装着時 1.239kg
DVDスーパーマルチドライブ装着時 1.340kg
増設用内蔵バッテリユニット装着時 1.441kg
※非タッチパネルの重量。タッチパネル搭載モデルの場合、もう少し重くなります

 

ACアダプターは233gと、やや軽め~標準的な重量かと思います。


ACアダプターの重量の実測結果

特徴5 - LANやVGAポートも搭載

本製品は、光学ドライブだけでなく、LANやVGAポートまで搭載しています。最近モバイルノートパソコンは、これらのポート類がない製品も多いため、ビジネス等で使用する方は便利です。


多くのポートを搭載

特徴6 - 法人モデルなら無線WAN(LTE)モデルあり

法人モデルなら、無線WAN(LTE)に対応したモデルもあります。個人事業主の方も購入です。

個人でも購入可能ですが、個人の場合は技術サポートが受けられないようです。個人で購入する場合、法人名にも個人名を入力すれば良いようです。

個人事業主として購入する場合は、サポートを受けられます。

LIFEBOOK Sシリーズ

カスタムメイドモデルとカタログモデルの比較

下表に、カスタムメイドモデルとカタログモデルの仕様を掲載します。

カスタムメイドモデルは、Web直販サイト「富士通WEB MART」専用のモデルで、パーツのカスタマイズが可能であるのに対し、カタログモデルは、主に家電量販店で販売されているモデルでパーツのカスタマイズは出来ません。

気になるのは、カタログモデルは4GBのメモリしか搭載していない点です。アプリをたくさん起動したり、ブラウザのタブをたくさん起動したりする方はメモリ不足になる可能性があります。また、CPU内蔵のグラフィックスは、メインメモリと共有して使うため、グラフィックパワーを使用するアプリを利用した場合も、メモリ不足になる可能性があります。

カスタムメイドモデルとカタログモデルの比較
  カスタムメイドモデル
WS1/B1
カタログモデル
SH90/B1 SH75/B1
OS Windows 10 Home 64bit
Windows 10 Pro 64bit
Windows 10 Home 64bit Windows 10 Home 64bit
液晶ディスプレイ フルHD ノングレア液晶
WQHD ノングレア液晶
WQHD タッチ対応液晶
WQHD タッチ対応液晶 フルHD ノングレア液晶
CPU Core i7-7500U
Core i5-7200U
Core i5-7200U Core i5-7200U
メモリ 4GB、8GB12GB 4GB 4GB
ストレージ 約500GB HDD
約1TB HDD
約256GB SSD
約512GB SSD
約256GB SSD 約500GB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
ブルーレイディスク
DVDスーパーマルチ DVDスーパーマルチ
Office なし
H & B Premium
H & B Premium H & B Premium
重量(最小構成時) 約1.2kg 約1.39kg 約1.28kg
バッテリー 51Wh、77Wh 77Wh 51Wh

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

本製品は次の液晶を選択可能ですが、今回は(1)の液晶の特性についてチェックしています。

フルHD タッチ非対応 ノングレア液晶

最大輝度は、実測で289cd/m2です。

視野角も非常に広いです。IPSまたはIPS相当のパネルだと思います。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色も比較的1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は広いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきもなく非常に見やすいです。


 

非光沢液晶ですので、画面への映り込みも低減されています。


画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーサイトを確認すると、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mmとなっており、十分な広さです。キー配列もくせがなく良好です。矢印キーは一段下がっており、キーサイズも大きめであるため押しやすいです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

キーストロークは約1.2mmとやや浅めですが、指の力に合わせてキーの重さが2段階に調整されており、ストロークの浅さはそれほど気になりません。


3段階押下圧(メーカーサイトより抜粋)

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンはタッチパッドと分離しており押しやすいです。比較的軽い力で押せて、押したときの音も小さいです。

タッチパッド部分にはNFCが搭載されており、NFC機器との連携が可能です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。パフォーマンスのチェックです。

CPU

第7世代のCoreプロセッサー「Kaby Lake-U」を選択可能です(下図参照)。ノートPCによく搭載される標準的なCPUです。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージの選び方

ストレージは、HDD、SATA M.2 SSDを選択可能です。SATA M.2 SSDは、PCIe-NVMe M.2 SSDほどの性能はありませんが、十分高速なストレージです。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

本製品で計測したベンチマーク

以下、Core i5-7200U、8GBメモリ、256GB SATA M.2 SSD、インテル HD グラフィックス 620の構成でのベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i5-7200U
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Core i5-7200U(インテル HD グラフィックス 620)
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能の評価)
  Core i5-7200U
x265でエンコード (※1) 48分42秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 4分55秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB SSD

薄さのチェック

薄さのチェックです。

メーカー仕様表では11~19.8mm(突起部含まず)となっていますが、バッテリー部分がかなり突起しています。


バッテリー部分に出っ張りがある

 

この突起したバッテリーおよびゴム足を含めた高さの実測値は、約29.5mmでした。最新のモバイルノートパソコンとしてはやや厚いです。


高さを実測

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

SDカード挿入後の出っ張りは、ほぼありません。


SDカードスロットの位置

 

速度は速いです。UHS-Ⅱにも対応しています。


SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅱのカードで測定)

 

 

 

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