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富士通 LIFEBOOK WA3/B1の実機レビュー

更新日:2017年2月18日

ワンランク上のCPU性能

LIFEBOOK WA3/B1は、Hシリーズの第7世代インテルCoreプロセッサー「Core i7-7700HQ」を搭載した15.6型ノートPCです。

最近のノートPCによく使われるUシリーズのプロセッサーの約1.7倍性能を持っています(第7世代Core i7-7500Uとの当サイトによる比較)。

ノートPCにしては珍しくキーストロークが約2.5mmもあり、また各キーの重さが異なる疲れにくいキーボードです。

ストレージにはSSDを選択可能で、広視野角なタッチ対応フルHD液晶、ハイレゾ対応ONKYOスピーカー、ブルーレイディスクドライブも搭載。ハイスペックなノートPCとなっています。

メーカー直販サイト:
富士通WEBMART(LIFEBOOK WA3/B1)


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

LIFEBOOK WA3/B1の基本スペック

2017年1月発売のカスタムメイドモデル「WA3/B1」のスペックです。カタログモデル「AH77/B1」と外観は同じですが、スペックはやや異なりますのでご注意ください。

 ※ カスタムメイドモデル・・・Web直販サイト「富士通WEB MART」専用のモデル。パーツのカスタマイズが可能。
 ※ カタログモデル・・・主に家電量販店で販売されているモデル。パーツのカスタマイズは不可。

CPU
Hシリーズ第7世代インテルCPUのCore i7-7700HQです。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス 630です。
 
液晶ディスプレイ
15.6型ワイド、フルHD(1920x1080)タッチ対応、光沢液晶です。
メモリ
8GBまたは16GBを選択可能です。本機は16GB メモリです。
ストレージ
HDD、ハイブリッドHDDSSDから選択可能です。本機は約256GB SSDです。
光学ドライブ
ブルーレイディスクドライブです。
 
バッテリー駆動時間
約5.4時間(JEITA2.0)です。
 
その他
薄さは25.7~27.4mm(突起物含まず)、重量は約2.5kgです。

特徴1 - ワンランク上のCPU性能

ゲームノートPC以外の通常のノートPCは、「Uシリーズ」のプロセッサーが用いられることが多いですが、本製品は、処理性能の高い「Hシリーズ」のプロセッサーを搭載しています。

下表は、最新の第7世代インテルプロセッサーである「Uシリーズ」のCore i7-7500Uと、「Hシリーズ」のCore i7-7700HQのベンチマークスコアを比較したものです。Core i7-7700HQは、Core i7-7500Uの約1.7倍ものスコアです。

動画編集や画像編集が快適ですし、ウイルススキャンなどの処理も速いです。

UシリーズCoreプロセッサーとのCPU性能比較
  Core i7-7700HQ Core i7-7500U
Passmark CPU Mark(CPU性能) 9872 5888

旧世代CPUとの比較

今回のモデルから、第7世代のインテルCPUに代わりましたが、旧世代(第6世代)と比較してどのくらい性能がアップしたのかベンチマークスコアを比較したところ、平均で約8%スコアが上昇していました。なお、第7世代と第6世代のインテルCPUの詳細な比較は「第7世代と第6世代のインテルCPUのベンチ比較(ノートPC編)」をご覧ください。

旧世代のCPUとのCPU性能比較
  Core i7-7700HQ Core i7-6700HQ
Passmark - CPU Mark 9872 9151
CHINEBENCH R15 - CPU (Multi-Core) 690 cb 668 cb
CHINEBENCH R15 - CPU (Single-Core) 160 cb 137 cb
Geekbench 4 - CPU (Multi-Core) 13625 13005
Geekbench 4 - CPU (Single-Core) 4633 4184
x265でH.265/HEVCエンコード 22分12秒 23分08秒

特徴2 - 広視野角なタッチパネル対応フルHD液晶

本製品は、広視野角なフルHD液晶を搭載しています。

視野角が良いため、斜めから画面を見ても色の変化が少ないです。一般的に、液晶解像度は、低いと粒状感が出ますし、高すぎると「高DPI液晶搭載PCのメリット・デメリット」のようなデメリットが発生します。本製品は低すぎず高すぎず、扱いやすいフルHDの解像度となっています。

また、タッチパネルも搭載しており、指で画面を直接触って操作することも可能です。


広視野角なフルHD液晶搭載

特徴3 - ハイレゾ対応ONKYO製スピーカー搭載

スピーカーは、ハイレゾ対応のONKYO製スピーカーを搭載しています。

筐体の狭いノートPCなので重低音は物足りないですが、ノートPCとしては高音がクリアで、臨場感のあるサウンドです。


ハイレゾ対応ONKYO製スピーカー

特徴4 - 充実したマニュアル

海外メーカーやBTOメーカーのPCは、マニュアル類が少ない場合が多いです。パソコンの操作に慣れた方であれば、それでも問題ないですが、不慣れな方は大変でしょう。

富士通のパソコンであれば、冊子のマニュアルや、ソフトのマニュアルが充実しています。 ソフトのマニュアルは、キーボード上のワンタッチボタンを押すだけですので、起動に迷うこともありません。


ワンタッチボタン


どのソフトを使えばよいかを簡単に探せる「@メニュー」


Windows 10 の使い方などを調べられる「富士通アドバイザー」

カタログモデルとの比較

次は、カタログモデル「AH77/B1」との比較です。

カタログモデルとは、主に家電量販店で販売され、パーツが固定されているモデルです。筐体は今回レビューしているカスタムメイドモデル「WA3/B1」と同じです。

カスタムメイドモデル「WA3/B1」は、カタログモデル「AH77/B1」に比べて、SSDや、16GBメモリなどを選択できるのが特徴です。特に最近のハイエンドノートはSSDが主流になってきていますし、快適度が全く異なりますので、本製品のような高価格帯のPCを購入するなら、是非SSDの搭載をおすすめしたいです。

カタログモデルとの比較
  カスタムメイドモデル
WA3/B1
カタログモデル
AH77/B1
OS Windows 10 Home
Windows 10 Pro
Windows 10 Home
CPU Core i7-7700HQ Core i7-7700HQ
メモリ 8~16GB 8GB
光学ドライブ ブルーレイ ブルーレイ
ストレージ 約500GB HDD
約1TB HybridHDD
約256GB SSD
約512GB SSD
約1TB HDD
Office なし
Office Personal Premium
Office Home and Business Premium
キングソフト WPS Office Standard
Office Home and Business Premium
メーカーHP LIFEBOOK AHシリーズ 一覧

他のカスタムメイドモデルとの比較

富士通 LIFEBOOK AHシリーズのカスタムメイドモデルは、「WA3/B1」の他にも以下の機種があり、これらの違いについて簡単に解説します。

今回レビューしているハイスペックなモデルの「WA3/B1」は、他の機種と比べて、CPUやストレージなどはもちろん、液晶、キーボード、スピーカーが高品質です。

ベーシックなモデルの「WA2/B1、WA2/A3」は、CPUやストレージなどのスペックは上位の「WA3/B1」とほぼ変わりませんが、液晶、キーボード、スピーカーに関しては「WA3/B1」より劣ります。ただし、価格はやや下がります。

エントリーモデルの「WA1/A3」は、AMDプロセッサーを搭載し、他の機種より処理性能が劣りますが、安価です。

LIFEBOOK AHシリーズのカスタムメイドモデルの比較
  WA3/B1 WA2/B1、WA2/A3 WA1/A3
CPU Core i7-7700HQ Core i3-6100U
Core i5-6300HQ
Core i7-6700HQ
AMD E1-7010
AMD A8-7410
メモリ 8~16GB 4~16GB 4~8GB
光学ドライブ ブルーレイ DVDスーパーマルチ
ブルーレイ
DVDスーパーマルチ
ブルーレイ
ストレージ 約500GB HDD
約1TB HybridHDD
約256GB SSD
約512GB SSD
約500GB HDD
約1TB HDD
約1TB HybridHDD
約256GB SSD
約500GB HDD
約1TB HDD
約1TB HybridHDD
約128GB SSD
約256GB SSD
液晶 フルHD 広視野角 HD HD
キーボード 打ちやすい 普通 普通
スピーカー ハイレゾ対応スピーカー 普通のスピーカー 普通のスピーカー
ボディについて WA2/B1はつや無し
WA2/A3とWA1/A3はつや有りで同じ筐体
その他 Core i3選択:WA2/B1
その他CPU:WA2/A3
の型番になります
メーカーHP LIFEBOOK AHシリーズ 一覧

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

広い視野角です。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、若干、逆S字のカーブですが、補正幅は少なく、比較的自然な発色です。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、やや広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。ただし、通常の光沢液晶よりもやや映り込みは低減されているように感じます。

画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

筆者は打ちやすいキーボードだと思います。

メーカーの仕様表を確認すると、キーピッチは約18.4mm、キーストロークは約2.5mmとなっています。キーストロークが2.5mmもあるノートパソコンは珍しく、デスクトップ用キーボードの打鍵感に似ています。


キーボード全体図

 

さらに、小指は弱い力で押せるようにするなど、各キーの重さが異なり、長時間の使用でも疲れにくくなっています。


3段階押下圧(メーカーサイトより抜粋)

 

キートップは、湾曲しており指がフィットしやすくなっています。ツルツルしているように見えるキーですが、それほど滑ることもないです。


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの使いやすさは普通です。クリックボタンは独立していますが、やや固い(押すときに力が必要)です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

前述したとおり、ノートPCの中では非常に高性能なCPUを搭載しています。動画編集、RAW現像など、ほとんどの作業が快適だと思います。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージの選び方

PCIe-NVMe SSDは選択できませんが、十分高速なSATA SSDを選択可能です。選び方は下表をご覧ください。また、下表にはありませんが、約1TBのハイブリッドHDDを選択することも可能です。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

LIFEBOOK WA3/B1で計測したベンチマーク

以下、本製品でのベンチマークスコアです。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7700HQ
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Core i7-7700HQ、インテル HD グラフィックス 630
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7700HQ
x265でエンコード (※1) 22分12秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 3分9秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

約256GB SSD
CrystalDiskMark
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅱ対応カード

 

 

 

 

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