富士通 LIFEBOOK UHシリーズ WU1/Kの実機レビュー

メインでもモバイルでもOK
LIFEBOOK UHシリーズ WU1/Kは、メイン機としてもモバイル機としても使用できるウルトラブックです。
液晶が14型(1366x768)と大きく文字が見やすいため、メイン機として長時間作業をする場合でも眼が疲れにくいです。
本機はHDDまたはSSDを選択可能です(いずれも高速処理用SSDも同時に搭載されます)。HDDの場合は、データをたくさん保存でき、メイン機としても十分利用できます。SSDの場合は、高速アクセスが実現可能です。
薄さは約15.6mm、重量は1.4kg台とモバイル用のPCとしても十分な性能です。
カスタムメイドモデルではポートリプリケーターを選択できる点も嬉しいです。出張などから戻ってきた際に、ポートリプリケーターに本機をセットすれば、有線LANや光学ドライブ、デュアルディスプレイなどを即座に行えます。
2013/5/14:2013年春モデルの内容へ更新しました。
メーカーサイト:LIFEBOOK UHシリーズ WU1/K
目次
| 1 LIFEBOOK UHシリーズ WU1/K の基本スペック | 2 特徴1 - 極薄ボディ |
| 3 特徴2 - 14型液晶でもボディは13.3型クラス | 4 特徴3 - WiMAX内蔵 |
| 5 特徴4 - 高速処理用SSDなど搭載で高速起動 | 6 特徴4 - ポートリプリケーター |
| 7 液晶ディスプレイのチェック | 8 キーボードとタッチパッドのチェック |
| 9 総合ベンチマーク | 10 動画のエンコード時間のチェック |
| 11 バッテリ駆動時間のチェック | 12 重量のチェック |
| 13 カードリーダー/ライターのチェック | 14 静音性のチェック |
| 15 パーツの温度のチェック | 16 表面温度のチェック |
| 17 消費電力のチェック | 18 外観のチェック |
| 19 まとめ |
LIFEBOOK UHシリーズ WU1/K の基本スペック
本機の基本スペックを紹介します。※2013年春/カスタムメイドモデル「WU1/K」のスペックです。カタログモデル「UH75/K」のスペックはやや異なりますのでご注意ください。また、2013年春モデル以外のスペックも異なりますのでご注意ください。
※ カスタムメイドモデル・・・Web直販店「富士通WEB MART」で販売されているモデル。パーツのカスタマイズが可能
※ カタログモデル・・・家電量販店で販売されているモデル。パーツのカスタマイズは不可
特徴的な部分は赤字にしています。
CPU 第3世代インテルCPU(Uシリーズ)選択可能です。本機は、Core i7-3687Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4000)です。 |
液晶ディスプレイ 14型ワイド(1366x768)。光沢と非光沢液晶を選択できます。本機は非光沢です。 |
メモリ 4GBまたは8GBを選択可能です。本機は8GBのメモリを搭載しています。 |
ハードディスク/SSD HDD+高速処理用SSDまたは、SSD+高速処理用SSDの構成となります。 本機は、前者です。 |
光学ドライブ 内蔵光学ドライブは非搭載です。 |
バッテリ駆動時間 |
テレビチューナー 非搭載です。 |
特徴1 - 極薄ボディ


ゴム足を含めた高さの実測は約17.5mm
LIFEBOOK UHシリーズ WU1/Kの本体は非常に薄いです。メーカーの仕様では、本体の薄さは約15.6mmとなっています。
また、今回、ゴム足を含めた本体の高さを計測してみたところ、約17.5mmでした。私が今まで計測したウルトラブックの中で、最も薄いです。
特徴2 - 14型液晶でもボディは13.3型クラス
本機は、14型ワイド液晶を搭載していても、ボディサイズは13.3型クラスと小さいです。
実際に一般的なサイズの14型ノートPCと比較してみましたが、本機のほうが一回り小さかったです。また13.3型ノートPCと比較してみたところ、横幅は本機のほうがやや長かったものの、縦幅はほぼ一緒でした。

一般的な14型ノートと13.3型ノートのサイズ比較
特徴3 - WiMAX内蔵
本製品はWiMAXアダプターを内蔵している点も特徴です。
特にウルトラブックでWiMAXを内蔵している製品は少ないため貴重です。現状、WiMAXを内蔵しているPCが欲しい方は、本機一択となるでしょう。
特徴4 - 高速処理用SSDなど搭載で高速起動
LIFEBOOK UHシリーズ WU1/Kは、『SSD+高速処理用SSD』または『HDD+高速処理用SSD』搭載可能で、起動・シャットダウンなどの時間が短いです。
Windows 8 、『HDD+高速処理用SSD』の構成でのPC起動時間の計測結果は下の表に掲載します。単体SSDよりは遅いですが、単体HDDよりは短い時間です。
| テスト内容 | 500GB HDD +高速処理用SSD |
|---|---|
| PC起動時間 | 約15秒 |
| PCシャットダウン時間 | 約15秒 |
ストレージのベンチマーク
本製品に搭載されているストレージのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果を掲載します。『256GB SSD+高速処理用SSD』および『500GB HDD+高速処理用SSD』の計測結果を掲載します。前者のストレージについては、旧モデルのUH75/HNで計測した結果となりますが、おそらく同じパーツを使用していると思われます。

各ストレージのベンチマーク(128GB SSD+高速処理用SSDは未検証)
左図:LIFEBOOK UH75/HNで計測、右図:LIFEBOOK WU1/Kで計測
特徴4 - ポートリプリケーター
カスタムメイドモデルのLIFEBOOK UHシリーズ WU1/Kでは、ポートリプリケーターをオプションで購入することができます。
出張先から帰社したとき、本機をポートリプリケーターへ置くだけで、有線LANへの接続、DVDドライブの接続、大画面ディスプレイへの接続、マウスやキーボードへの接続を即座に行うことができます。

ポートリプリケーターで用意されているインターフェースは次の通りです。

本体を置くときは、PC背面のコネクタをポートリプリケーターのコネクタに合うように置きます。これだけで、上のインターフェースへ接続した機器をすべて使用できるようになります。

例えば、次の図のように大画面液晶、使い慣れたマウス&キーボードを接続して、デスクトップと同様な感覚で作業することが可能です。しかも、この例の場合、デュアルディスプレイで作業できます。

液晶ディスプレイのチェック
LIFEBOOK UHシリーズ WU1/Kの液晶ディスプレイのチェックです。
ノートPCにありがちな、やや青みの強い液晶です。ただし、多くの方は青い画面に慣れているため、気にならず普通に使えると思います。

正面からの画像
詳細を見ていきます。
視野角は良くないですが、他のウルトラブックも似たようなものです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が低めに調整されています。そのため実際の画面は、青味が強い画面になっています。
※同じパネルでも調整具合はやや異なります。また異なるパネルが搭載される可能性もあります
色域はやや狭いですが、他のウルトラブックも同等の色域です。


画素の形状は下図の通りですが、マイクロスコープのピントが合わず、形がよく分かりませんでした。ノングレア処理面は凹凸がありますが、比較的滑らかです。気になるほどのギラツキはありません。

キーボードとタッチパッドのチェック
キーボードのチェックです。
キーピッチは約19×19mmと広く十分あります。しかし、キーストロークは約1.0mmと浅めです(通常のノートPCは約2.0mm)。
キートップはやや湾曲しているようですが、ほぼフラットに近い状態です。

キーボード全体図

キーの拡大図
タッチパッドとクリックボタンは一体となっています。タッチパッドの指の滑りはまあまあです。クリックボタンが独立しているタイプと比べると、やや押しにくいです。

タッチパッドとクリックボタン
総合ベンチマーク
本機は標準的な処理性能です。負荷の高い3Dゲームや、エンコード処理などには向いていませんが、一般的な用途であれば問題なく作業できます。
下記に、Core i7-3687U、『500GB HDD+高速処理用SSD』の構成でのベンチマーク結果を掲載します。
Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark

※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ
動画のエンコード時間のチェック

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。CPUは、Core i7-3687Uを搭載しています。
計測結果は下の表のとおりです。
Core i7-3687Uにしてはやや遅いエンコード速度かなと思います。
どちらにしろ、エンコードを頻繁するなら、このPCではなく、4コアのCore i7を搭載したPCのほうが良いと思います。
| エンコード方法 | エンコード時間 |
|---|---|
| x264でエンコード | 41分09秒 |
| クイック・シンク・ビデオでエンコード | 16分23秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
バッテリ駆動時間のチェック

動画再生のバッテリ駆動時間は5時間14分
LIFEBOOK UHシリーズ WU1/Kのバッテリ駆動時間のチェックです。
ローカルディスクに保存したDVD画質相当(720x480)の動画を再生させて、バッテリ駆動時間を計測したところ、5時間14分の駆動時間でした。
一般的なバッテリ駆動時間だと思います。
重量のチェック
重量のチェックです。
重量は、旧モデルのUH75/HNで計測した結果を掲載します。なお、最新のWU1/Kでもボディは同じなので、重量は変わらないはずです。
実測してみたところ、『256GB SSD+高速処理用SSD』搭載時は1413g、『500GB HDD+高速処理用SSD』搭載時は1403gでした。256GB SSDを搭載したモデルのほうが軽いのかと思いましたが、どちらの構成でもほとんど重量は変わりませんでした。
重量の評価としては、モバイルノートPCとしては合格点ですが、他社では1.2kg以下のウルトラブックもあり、そららのPCと比べるとそれほど軽くはありません。
ACアダプタの重量は225gでした。こちらは非常に軽いと思います。スティック形状のACアダプタであるため、カバンへの収納にも便利です。

本体の重量
ACアダプターの重量
カードリーダー/ライターのチェック

SDカード挿入後の外観
内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。
スロットは本体の右側面にあります。挿入時、カードの出っ張りはほとんどありません。抜くときはプッシュすると出てきます。抜き差しはしやすいと思います。
対応しているカードは次の通りです。
| 対応カード | SD(SDHC、SDXC) |
カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。今回、最大95MB/秒のSanDisk製のSDカードを使用しましたが、理論値に近い速度が出ていたと思います。




