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富士通 LIFEBOOK AH78/HNA の実機レビュー

更新日:2012年5月25日

どこでもテレビを視聴可能

LIFEBOOK AH78/HNAは、ワイヤレスでテレビを視聴できる15.6型ノートパソコンです。

TVケーブルをPC本体に接続しなくても良いため、壁面テレビ端子が近くになくてもテレビを視聴することが可能です。

液晶もフルHDを選択することができます。作業域が広いためテレビを観ながら他の作業をすることもできます。

CPUも第3世代インテルCPU「Ivy Bridge」を搭載可能です。

ただし、ワイヤレスで転送量の多い映像データを流すため、やや注意すべき点もあります。その辺りを本レビューで紹介していきます。

メーカーサイト:LIFEBOOK AH TVシリーズ

目次

LIFEBOOK AH78/HNA の基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2012年夏/カスタムメイドモデル「AH78/HNA」のスペックです。カタログモデル「AH78/HA」とはややスペックが異なります。また、2012年夏モデル以外のスペックも異なりますのでご注意ください。
※ カスタムメイドモデル・・・Web直販店「富士通WEB MART」で販売されているモデル。パーツのカスタマイズが可能
※ カタログモデル・・・家電量販店で販売されているモデル。パーツのカスタマイズは不可

CPU
Core i7-3610QMです。
 
グラフィックカード
CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4000)です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイド(光沢)液晶です。解像度は1366x768または1920x1080から選択できます。本機は1920x1080です。
メモリ
容量を選択可能です。本機は8GBのメモリを搭載しています。
ハードディスク
容量を選択可能です。本機は、1TBのHDDを搭載しています。
SSD
選択できません。
 
光学ドライブ
BDXL対応ブルーレイディスクドライブを搭載しています。
バッテリ駆動時間
バッテリ駆動時間は、本機に搭載されている内蔵バッテリ(L)の場合、メーカー公表値で約6.1時間です。実測値は後述します。

特徴1 - ワイヤレスでテレビ視聴・録画可能

本機は、ワイヤレスでテレビ(地デジ/BS/CS)を視聴・録画できる点が魅力です。

TVケーブルをパソコンに接続しなくてもテレビを視聴できるため、台所、寝室、自分の部屋など、どこにパソコンを運んでもテレビを観ることができます。壁面テレビ端子のない部屋で、テレビを観たい場合に最適です。

配線は簡単

配線は下図の通りです。付属のワイヤレスTVユニットにTVケーブルを接続し、ワイヤレスTVユニットとパソコンの電源を入れるだけです。ワイヤレスTVユニットとパソコン間は無線LANで通信します。無線LANの設定は特に必要ありません。事前に設定されています。144Mbpsでリンクしたので、11nの規格で通信しているようです。

ワイヤレスTVユニットとの通信で使われる無線アダプタは、Virtual WiFiを利用しているため、別のWi-Fiルーターへも同時に無線接続することが可能です。

Core i7で余裕のテレビ視聴

数シーズン前のLIFEBOOK AH TVシリーズのCPUは、Pentiumシリーズを搭載しており、テレビを視聴するとCPU負荷が75%にまで上昇する場合がありました。

一方、2012年夏モデルの本機は、Core i7-3610QMを搭載し、テレビを視聴していてもCPUの負荷にかなり余裕ができました。下の図が、テレビ視聴時のCPU負荷と、タイムシフト再生時(録画しながら再生したとき)のCPU負荷です。CPU使用率は10%程度に留まり、使用していないコアもあります。この程度の負荷であれば、テレビを視聴しながら他の作業をすることも容易です。


テレビ視聴時のCPU負荷

最大15倍録画が可能

本ソフトは、最大15倍の長時間録画が可能です。長時間録画とは映像をトランスコードして画質をやや落とす代わりに消費するディスク容量を小さくする機能です。

下の表は各画質で録画したときに消費されるディスク容量です。なお、ワイヤレス TV でテレビを視聴する本機はDR録画には非対応ですが、どの程度容量が小さくなるかを確認するために掲載しています。

1時間分の録画番組を保存するために必要な容量の目安
画質 地上デジタル放送(HD放送) BS・110度CSデジタル放送(HD放送)
DR(本機は未対応) 約7.6GB 約10.8GB
HX 約4.1GB
HS 約2.0GB
HL 約1.1GB
HE 約0.7GB

 


録画時の画質選択画面

おまかせ予約(キーワード録画)に対応

2012年夏モデルから、おまかせ予約(キーワード録画)機能に対応しました。おまかせ予約とは、あらかじめキーワードなどの条件を入力しておくと、自動で該当する番組を録画してくれる機能です。


おまかせ予約(キーワード録画)の画面

ただし、設定方法がやや分かりづらいです。簡単に書くと次の通りです。
「番組表」を表示し、「メニュー」から「番組検索」選んで表示します。「詳細検索」ボタンを押し、条件(キーワード)を入力後、「条件を登録」ボタンを押します。番組検索画面に戻るので、検索条件欄に自分で登録した条件名を選び、「おまかせ予約」ボタンを押します。

 

続いては、注意点について記載します。

注意点1:録画中に裏番組の視聴はできない

本機は、シングルチューナーなので、番組録画中に他の番組を視聴することができません。

注意点2:クイックテレビには未対応

富士通のデスクトップPCのFHシリーズには、リモコンや本体の電源ボタンを押すと、約5秒で番組の視聴ができる「クイックテレビ」という機能が搭載されています。

しかし、本機はこのクイックテレビには非対応です。

注意点3:DR視聴・録画は未対応

本機は、ワイヤレスTVユニット-パソコン間の無線LANの通信量を下げるため、DR画質(放送時のままの画質)で視聴・録画できません。下記の画質で視聴・録画する必要があります。

ブルーレイドライブへ書き出して番組を永久保存したい場合など、画質が綺麗なDR画質で視聴・録画したい場合もあると思います。そういった用途には向かないのでご注意ください。

もし、DR画質で視聴・録画したい方は、FHシリーズをご検討ください。

注意点4:HXで視聴するには13Mbpsの無線速度が必要

地上デジタル放送視聴時のワイヤレスTVユニット-パソコン間の無線LANの速度を計測してみました。

画質が比較的良いHXの場合は約13Mbps、HSの場合は約9Mbps、HLの場合は約6Mbps、HEの場合は約5Mbpsでした。これ以上の速度が出ない環境でお使いの場合、画面がコマ落ちしたりする可能性があります。自宅に無線LAN環境がある人は、事前にどの程度の速度が出るか確認しておいたほうがいいです。



地上デジタル放送視聴時のワイヤレスTVボックスとパソコン間の無線通信速度

 

また、画質についても確認しておきます。HXであれば十分綺麗ですが、HS、HL、HEになるにつれて画質が劣化しているのが分かると思います。特に、動きの速いスポーツ番組などは、ブロックノイズが発生し、スムーズな映像が観られない場合もあります。

個人的な感想ですが、ニュースやトーク中心のバラエティ番組など、動きの少ない映像であればHLやHEでもそれほど気になりませんでした。ただし、スポーツや、映画、好きな女優さんが出演する番組などは、HXであれば満足できますが、それ以外では不満でした。

ご自分の観たい画質と、その画質を観るために必要な無線LAN速度を事前に確認しておくと良いでしょう。


各モードでの画質

 

なお、録画・視聴時の画質は、下記設定画面から変更します。


画質変更画面

特徴2 - フルHD液晶搭載

本機はフルHD(1920x1080)の液晶を搭載しており、デスクトップ領域を広く使えます。

下図のように、テレビを視聴しながら、ネットを楽しむことも可能です。作業が快適に進むでしょう。


フルHD液晶搭載。テレビを観ながらネットも快適

 

ただし、一般的なパソコンは、15.6型ワイドという液晶サイズに、1366x768の解像度です。一方、本機は同サイズに、1920x1080の解像度であるため、文字が小さくなります。

若い男性などは、特に気にならない方が多いですが、ご年配の方や、近くの物が見えづらい方、女性なんかは眼が疲れる、または文字が見にくいと感じる方もいます。

気になる方は、一度店頭でご確認下さい。

特徴3 - 豊富なマニュアル

富士通のパソコンは、国内メーカーの製品だけあって、マニュアル類が豊富です。

海外メーカーのPCを購入すると、あまりのマニュアルの少なさにビックリするときがありますが、国産メーカー製の本機であれば、マニュアル類は充実しています。

紙媒体のマニュアルは、設置方法や、基本的なパソコンの使い方などを解説した「取扱説明書」や、テレビ視聴ソフトの使い方が書かれた「テレビ操作ガイド」などが同梱されています。


豊富な紙媒体のマニュアル

 

パソコンの中にもマニュアル類のソフトが多数インストールされています。


パソコンを購入した後、最初にやるべき作業を教えてくれる「パソコン準備ばっちりガイド」


アニメーションで基本的な操作を学べる「なるほどパソコン入門」


どのソフトを使えばよいかを簡単に探せる「@メニュー」

液晶ディスプレイのチェック

LIFEBOOK AH78/HNAの液晶ディスプレイのチェックです。

「ノートPCの割には比較的鮮やかな液晶で映像が綺麗」というのが私の個人的な感想です。


正面からの画像

 

詳細を見ていきます。

TNパネルを搭載した他のノートPCよりは、やや良いように感じます。ただし、IPS液晶ほどの視野角はありません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

ガンマ補正曲線を確認すると、青色が低めに調整されています。そのため実際の画面は、やや青白っぽい画面になっています。テレビも視聴する本機であれば、このくらい青が強調された液晶の方が良いと思います。

※同じパネルでも調整具合はやや異なります。また異なるパネルが搭載される可能性もあります



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はノートPCの割には、比較的広いです。色を表現できる幅が広いです。


 

画面の表面がガラスで覆われているため、うまく撮影できませんでしたが、画素は次の様な形状をしています。ギラつきは感じません。


キーボードとタッチパッドのチェック

キーボードのチェックです。

”クセがなく比較的打ちやすい"というのが個人的感想です。

キーピッチのメーカー公表値は、約18.4mm×18.4mmです。実測でも同程度です。キーストロークは約2mmです。

キートップはやや湾曲しており、滑りにくい素材です。

テンキーが搭載しています。その代わり、手のホームポジションの位置はやや左よりになります。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

タッチパッドはやや凹凸があり、滑り具合は良好です。クリックボタンも大きくて押しやすいです。


タッチパッドとクリックボタン

総合ベンチマーク

Core i7-3610QMを搭載したLIFEBOOK AH78/HNAのベンチマーク結果です。

プロセッサ、メモリ関連のスコアは非常に良いです。それ以外のスコアは標準的ですが、一般の方であれば問題ないスコアです。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)


1280x720で実行

PCMARK7 v1.0.4

3DMark11(1.0.3)- Performance

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

動画のエンコード時間の速さのチェックです。

用いたソフトは、いつもの通り、TMPGEnc Video Mastering Works 5です。

本機のCPUは、Core i7-3610QMを搭載しています。

画質の綺麗なx264でエンコードしたときは15分04秒、クイック・シンク・ビデオでエンコードしたときは8分10秒でした。

CPUが高速であるため、x264でエンコードした場合でも非常に速いです。クイック・シンク・ビデオでエンコードした場合はさらに速いです。

エンコードおよび動画編集に適したCPUだと思います。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 エンコード時間
x264でエンコード 15分04秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 8分10秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

バッテリ駆動時間のチェック


動画再生のバッテリ駆動時間は3時間32分

バッテリ駆動時間のチェックです。

HDDに保存したDVD画質相当(720x480)の動画を再生させて、バッテリ駆動時間を計測したところ、3時間32分の駆動時間でした。

 


 

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