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富士通 ESPRIMO FH55/HN の実機レビュー

更新日:2012年5月24日

多機能テレビパソコン

ESPRIMO FH55/HNは、地上・BS・110度CSデジタル対応のダブルチューナーを搭載した21.5型ワイド液晶一体型テレビパソコンです。

5秒でテレビを視聴できるクイックテレビや、最大15倍の長時間録画、おまかせ予約などにも対応しており、テレビ機能は充実しています。

液晶はフルHDのIPSパネルを搭載しており、高解像度&広視野角な液晶となっています。色域や色再現性も、普通のノートPCの液晶より格段に良いです。

液晶と本体が一体型となっているため、普通のデスクトップPCよりも省スペースです。設置場所が狭い方にも良いでしょう。

メーカーサイト:FMV ESPRIMO

目次

ESPRIMO FH55/HN の基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2012年夏/カスタムメイドモデル「FH55/HN」のスペックです。これ以外の型番の場合スペックは異なりますのでご注意下さい。

CPU
Pentium B960からCore i7-3610QMまで選択可能です。本機はCore i7-3610QMです。

グラフィックカード
CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4000)です。
液晶ディスプレイ
21.5型ワイド(光沢)IPS液晶です。解像度は1920x1080です。
メモリ
容量を選択可能です。本機は8GBのメモリを搭載しています。
ハードディスク
容量を選択可能です。本機は、2TBのHDDを搭載しています。
SSD
選択できません。
 
光学ドライブ
選択式です。本機は、BDXL対応ブルーレイディスクドライブを搭載しています。
テレビチューナー
TV機能なし、または地デジダブルチューナー、または3波ダブルチューナーとなります。本機は3波ダブルチューナーです。

特徴1 - ダブルチューナー搭載

ESPRIMO FH55/HNは多機能なテレビ機能を搭載できる点が特徴です。

ESPRIMO FH55/HNは次の中からテレビ機能を選択することが可能です。

 

本機は、3番目の地上・BS・110度CSデジタル対応ダブルチューナーを搭載しています。このチューナーを選択した場合、視聴ソフトはDigitalTVboxです。これはピクセラ製ソフトのOEM版です。

このチューナーを搭載した場合、5秒でテレビを視聴できるクイックテレビ、最大15倍の長時間録画、おまかせ予約に対応している点も魅力です。このチューナーの詳細を確認していきます。

地上・BS・110度CSデジタル対応ダブルチューナー搭載

本機は、地上デジタル放送だけでなく、BS、110度CSデジタル放送に対応しています。また、ダブルチューナー搭載であるため、番組を録画中に、他の番組を視聴することができます。同時に2つの番組を録画することもできます。


録画中に他の番組を視聴可能

5秒でテレビを視聴できる「クイックテレビ」

本機は、電源ボタンを押すと5秒でテレビを視聴できるクイックテレビに対応しています。

通常時は、Windows上にインストールされたDigitalTVboxでテレビを視聴しますが、これとは別にクイックテレビ用のチューナー&ソフトが搭載されており、こちらを利用することで、Windowsを起動しなくても直ぐにテレビを視聴できるようになっています。なお、実測したところ、5秒もかからず1~2秒でテレビが視聴できました。

ただし、クイックテレビで視聴しているときは、番組を録画したり再生したりすることはできません。またDigitalTVboxとは別のソフトを使うため番組表などのデザインが全く異なります。

クイックテレビからDigitalTVboxへの移行は、リモコンの「アプリ」ボタンを押します。すると、Windows起動後、DigitalTVboxが起動し、観ているチャンネルを引き継ぎます。

この一連の流れを図にしましたのでご覧ください。

最大15倍録画が可能

本ソフトは、最大15倍の長時間録画が可能です。地デジなどを録画すると、かなりのディスク容量を消費しますが、画質をやや落とすことによって、ディスク容量を抑えることが可能です。それにより同じディスク容量でも長時間録画することができます。

下の表は各画質で録画したときに消費されるディスク容量です。

1時間分の録画番組を保存するために必要な容量の目安
画質 地上デジタル放送(HD放送) BS・110度CSデジタル放送(HD放送)
DR 約7.6GB 約10.8GB
HX 約4.1GB
HS 約2.0GB
HL 約1.1GB
HE 約0.7GB

 

番組を録画するときに、下図のような画面で画質を選択できます。


録画時の画質選択画面

おまかせ予約(キーワード録画)に対応

2012年夏モデルから、おまかせ予約(キーワード録画)機能に対応しました。おまかせ予約とは、キーワードやジャンルなどの条件を入力しておくと、ヒットする番組を自動で録画してくれる機能です。

好きな芸能人が出演している番組を全て録画したい場合などに便利です。


おまかせ予約(キーワード録画)の画面

特徴2 - フルHD&IPS液晶搭載

本機はフルHD(1920x1080)のIPS液晶を搭載しています。

作業域の広いフルHD

フルHD液晶は、作業領域が広いため、下図のように、テレビを視聴しながらネットを楽しむ等といったことが可能です。


フルHD液晶搭載。テレビを観ながらネットも快適

視野角の広いIPS液晶

IPS液晶を搭載しているため、視野角が非常に広く、下から画面を見上げても、画面を認識できます。ごろ寝をしながらテレビを観るときなどに便利です。


液晶画面を下から見上げたときの画像

特徴3 - 省スペース

ESPRIMO FHシリーズは液晶と本体が一体となったPCです。そのため非常に省スペースです。ノートPCと比較しても、奥行きはそれほど変わりません。

 

また、本機と「ノートPC」とを比較した場合のメリット・デメリットを記載しておきます。

本機のメリット(↓)

本機のデメリット(↓)

本機とノートPCと一緒の点(↓)

ただし、ノートPCによって例外もあります。

液晶ディスプレイのチェック

ESPRIMO FH55/HNの液晶ディスプレイのチェックです。

「視野角が良く、色域が広く、色再現性もほどほど良く観やすい液晶」というのが私の個人的な感想です。個人的な要望を言えば、グレア(光沢)液晶ではなくハーフグレアであれば、さらに良かったなと思います。


正面からの画像

 

詳細を見ていきます。

IPSパネルを搭載しているだけあり、視野角は非常に良いです。かなり斜めから見ても、画像の発色が変わりません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

ガンマ補正曲線を確認すると、やや逆S字に補正されていますが、ほぼ直線に近く補正幅は少ないです。またRGBのバラツキが少ないです。実際の画面は、わずかにメリハリのきいた画面になっていますが、ほぼ正確に色を再現できていると思います。

少なくとも、ノートPCに搭載されている多くの液晶パネルよりも、非常に優秀です。

※同じパネルでも調整具合はやや異なります。また異なるパネルが搭載される可能性もあります



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、タワー型デスクトップPC用の液晶ディスプレイと比較すると標準的ですが、ノートPCに搭載される液晶ディスプレイと比較すると広めです。


 

画面の表面がガラスで覆われているため、うまく撮影できませんでしたが、画素は次の様な形状をしています。ギラつきは感じません。


キーボードとマウスのチェック

キーボードのチェックです。

”ノートPCのキーボードに近い打鍵感だが、キーピッチ・キーストローク共に余裕がある"というのが個人的感想です。

キーピッチは実測で、横:約19mm×縦:18.8mmで、キーストロークは実測で約2mmです。

キートップはやや湾曲しており、滑りにくい素材です。

ノートPCとは違い、PC本体が熱くなっても、キーボード面が熱くなることはありません。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

マウスは普通の形状です。裏面のセンサーは親指側にあり、指先でマウスポインタの微調整がしやすいです(まれに小指側にセンサーがあるマウスがありますが指先での微調整がしにくいです)。


マウス

総合ベンチマーク

Core i7-3610QMを搭載したESPRIMO FH55/HNのベンチマーク結果です。

本機のカテゴリは「デスクトップPC」という位置づけですが、CPUはノートPC用のパーツを使用しています。

デスクトップPC用パーツよりも、ノートPC用パーツのほうが性能が悪いのですが、本機はIvy BridgeのクアッドコアCore i7を搭載していることもあり、プロセッサのスコアは良いです。メモリもデュアルチャネルの8GBを搭載しているため、スコアは良かったです。それ以外のスコアは標準的です。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)


1280x720で実行

PCMARK7 v1.0.4

3DMark11(1.0.3)- Performance

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

動画のエンコード時間の速さのチェックです。

Core i7-3610QMを搭載した本機で、TMPGEnc Video Mastering Works 5のソフトを使用してエンコードしました。

x264でエンコードしたときは17分05秒、クイック・シンク・ビデオでエンコードしたときは7分56秒でした。

Ivy BridgeのCore i7を搭載しているので、どちらの方法でも非常に速いエンコード時間です。

なお、クイック・シンク・ビデオを使いたいなら、デュアルチャネルのメモリ8GB以上をおすすめします。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 エンコード時間
x264でエンコード 17分05秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 7分56秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

 

 

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