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富士通 FMV LIFEBOOK AH TV(AH52/DNA) のレビュー

更新日:2011年7月6日
LIFEBOOK AH TV(AH52/DNA)の概要

ワイヤレスでテレビ視聴

LIFEBOOK AH TV(AH52/DNA)は、パソコンにTVケーブルを接続しなくてもテレビを視聴・録画可能な15.6型ノートパソコンです。

壁のテレビ端子から離れた場所にパソコンを設置している場合や、別の部屋に設置している場合でも、テレビを視聴することが可能です。

テレビチューナー&視聴ソフトにはピクセラ製のものを使用しており、安定性は高いです。

ただし、映像を無線で転送するため、ある程度の無線速度を必要とします。ここでは、どの程度の無線速度が必要か実測しましたので紹介します。

購入

目次

LIFEBOOK AH TV(AH52/DNA)の基本スペック

LIFEBOOK AH TV(AH52/DNA)の基本スペックをチェックします。※2011年夏モデル(AH52/DNA)の情報です。モデルが変わると搭載できるパーツは異なるのでご注意ください。

CPU
Sandy BrdgeのPentium B940 ~ Core i5-2520Mまでを選択可能です。本機は、Pentium B940を搭載しています。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)です。その他のグラフィックスは選択できません。
液晶ディスプレイ
15.6型の光沢液晶ディスプレイです。解像度は1366x768です。
メモリ
PC3-10600のメモリを搭載可能です。本機は4GB(デュアルチャネル)です。
ハードディスク
5400rpmの500GB~750GBのHDDを搭載可能です。本機は640GBです。
SSD
SSDは搭載できません。
 
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイドライブを選択可能です。本機はDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。
バッテリ駆動時間
メーカーホームページの仕様では、約1.8時間です。実測値については後述します。

特徴1 - ワイヤレスでテレビ視聴・録画可能

本機の特徴は、TVケーブルをパソコンに接続しなくても、ワイヤレスでテレビ(地デジ/BS/CS)の視聴・録画が可能な点です。NECでは以前から同じ機能がありましたが、富士通でも2011年夏モデルから同じ機能が搭載されました。

通常、パソコンでテレビを視聴する場合、TVケーブルをパソコンへ接続しなければなりません。しかし、TVケーブルが届きにくい場所にパソコンを設置している場合もあると思います。そういった場合に本機を用いれば、パソコンをどこに設置しても、テレビを視聴・録画することができます。

構成は下図の通りです。ワイヤレスTVユニットにTVケーブル及びB-CASカードを接続し、パソコンとは無線LANで接続します。

パソコンからワイヤレスTVユニットへ接続する無線アダプタは、Virtual WiFiを利用しています。そのため、インターネット接続している無線LANへも同時に接続することができます。

富士通のワイヤレスTVの特徴や注意点を、下記に紹介します。

高い安定性のハード&ソフト

本機で使用されているTVチューナー及び視聴ソフトは、ピクセラ製です。製品の安定性(使用中に落ちたりしにくい)には定評があり、安心です。

2010年11月に、HPのパソコンに搭載されていたピクセラの視聴ソフト「StationTV X」を使用したときは、タイムシフトに対応していなかったり、CMカットやチャプター挿入機能がなかったり、まだ未完成のソフトという印象がありました。しかし、今回使ってみたところ、ファームアップを重ねてこれらの機能に対応し、その他にも細かい部分で改善がみられ、かなり使い勝手は上がったと思います。

尚、「StationTV X」という名前は、富士通ブランドになると「DigitalTVbox」という名前になっています。

最大10倍録画が可能

本ソフトは、最大10倍の長時間録画が可能です。長時間録画とは映像をトランスコードして画質をやや落とす代わりにデータ容量を抑える機能です。地デジ放送をトランスコードしないと、1時間番組で約7GBも消費しますが、トランスコードすると最大10分の1の容量で済みます。従って、通常よりも最大10倍長く録画できるというわけです。


最大10倍の長時間録画が可能

タイムシフトに対応

パソコン用地デジチューナーとしては当たり前ですが、タイムシフトに対応しています。番組をライブで視聴しているときに、「一時停止」ボタンを押すと後から再生できる機能です。原理は、一時停止を押したときに録画を開始しているだけです。

タイムシフト機能を使って、一時停止した番組を再生すると、番組を録画しながら再生することになりCPUに負荷がかかります。CPU使用率を確認したところ、テレビ視聴時のCPU使用率は約45%程度でしたが、タイムシフト再生後は約75%まで上昇しました。

他の作業も同時にするとなると、ちょっと厳しいです。Pentium B940を搭載した場合は、テレビ視聴中は他のことをあまりしないほうがいいと思います。テレビを観ながら、別の作業をする場合は、Core i5-2520を選択したほうがいいと思います。


タイムシフト再生時のCPU(Pentium B940)の負荷。

裏番組の簡易表示

テレビ視聴中に、裏番組を簡易的に表示させる機能が追加されました。全画面表示する番組表を起動しなくてもいいので便利です。


裏番組の表示

PSPやSDカードへの書き出し

録画した番組をPSPやSDカードへ書き出すことも可能です。外出先でテレビを楽しむことができます。尚、書き出し後のファイル形式はmpeg4です。


PSPへの書き出し

ソフト起動速度のチェック

テレビ視聴ソフトの動作の速さについてチェックしてみました。元々、ピクセラ製の視聴ソフトは起動やチャンネル変更の時間が速いですが、本機はそうでもありませんでした。普通です。ワイヤレスTVボックスと通信しなければならないため、PC内蔵チューナーよりも遅くなるのだと思います。

テレビ視聴ソフトの起動時間
テスト内容 DigitalTVbox
ソフトの起動時間(OS起動後の1回目の起動) 約14秒
ソフトの起動時間(2回目以降の起動=待機状態からの起動) 約7秒
録画番組を再生させたときの起動時間 約6秒
チャンネル切替時間 (1~8chまで全て切替えた時間) 約33秒

 

次は、ワイヤレスTVの注意点について記載します。

注意点1:キーワード録画ができない

キーワードを設定し、そのキーワードを含む番組をすべて録画する機能がありません。例えば、「AKB」と設定した場合、タイトルや番組詳細情報にAKBが含まれる番組をすべて録画する、といったことができません。

注意点2:録画中に裏番組の視聴はできない

本機は、シングルチューナーなので、番組録画中に他の番組を視聴することができません。

注意点3:DR視聴・録画は未対応

DR画質(放送時のままの画質)で視聴・録画できません。下記の画質で視聴・録画します。

1366x768の解像度で、しかも画面の小さい15.6型ノートで見る分には、DR画質でなくHX画質でも綺麗です。ただし、大画面液晶にHDMIケーブルで接続して見る場合や、ブルーレイドライブへ書き出して番組を永久保存したい場合など、DR画質で視聴・録画したい場合もあると思います。そういった用途には向かないのでご注意ください。

尚、DR画質での視聴・録画ができないのは、ワイヤレスTVユニット-パソコン間の無線LANの負荷を下げるためでしょう。

注意点4:HXで視聴するには13Mbpsの無線速度が必要

ワイヤレスTVユニットとパソコンの間は、DR画質ではないと言っても、わりと大きなデータが転送されます。転送されるデータ量は、HX、HS、HLの画質によって異なります。

そこで、地上デジタル放送視聴中に、ワイヤレスTVユニットとパソコンの間の無線LANの速度を計測してみました。結果は次の図の通りです。

最も画質の良いHXだと、約13Mbpsの速度で通信していました。HSの場合は約8Mbps、HLの場合は約6Mbsでした。これ以上の速度が出ない環境でお使いの場合、画面がコマ落ちしたり乱れたりする可能性があります。自宅に無線LAN環境がある人は、事前にどの程度の速度が出るか確認しておいたほうがいいです。


地上デジタル放送視聴時のワイヤレスTVボックスとパソコン間の無線通信速度。

 

また、画質についても下に掲載します。HXであれば綺麗ですが、HS,HLになるに従い画質が劣化しているのが分かると思います。特に、動きの速いスポーツ番組などは、ブロックノイズが発生し、スムーズな映像が観られない場合もあります。

個人的な感想ですが、ニュースやトーク中心のバラエティ番組など、動きの少ない映像であればHLでもそれほど気にならず視聴できます。ただし、スポーツや、映画、好きな女優さんが出演する番組などは、HXであれば満足できますが、それ以外では不満でした。


各モードでの画質。

 

保証はできませんが、もしHXの画質で観たい場合、同じ部屋や、隣の部屋なら大丈夫だと思います。2つ隣の部屋になると微妙です。階が違う場合は難しいのではないかと思います。ただ、これは部屋の環境や、家の材質(木造や鉄筋)の種類などによって大きく変化するため、実際にやってみないと何とも言えないです。

特徴2 - 豊富なマニュアル

富士通のパソコンは、国内メーカーの製品だけあって、紙媒体及び電子マニュアルが豊富です。

紙媒体では、設置方法や、基本的なパソコンの使い方などを解説した「取扱説明書」や、テレビ視聴ソフトの使い方が書かれた「テレビ操作ガイド」など、マニュアルが同梱されています。


豊富な紙媒体のマニュアル

 

電子媒体では、パソコン購入後、やっておくべき作業を順番に解説した「パソコン準備ばっちりガイド」、やりたいことから、使うべきソフトを教えてくれる「@メニュー」などがプレインストールされています。


パソコンを購入した後、最初にやるべき作業を教えてくれる「パソコン準備ばっちりガイド」


どのソフトを使えばよいか簡単に探せる「@メニュー」

また、富士通は2011年6月22日から、電子書籍サービス「BooksV」の提供を開始し、7月10日までなら、FOM出版の電子書籍の全20タイトルを無料で入手できます。

このタイトルの中には、「なるほど楽しいウィンドウズ」や「よくわかるOffice 2010」などパソコンの操作方法に関するマニュアルが含まれています。初めてWindows 7 やOffice 2010を使用する方に良いと思います。FOM出版のマニュアルはわかりやすさに定評があるので、こちらを利用してパソコンの操作方法を覚えるのも良いでしょう。

子供やおじいちゃんなどPC操作に不慣れな人に、パソコンをプレゼントする場合にも、富士通は良い選択肢だと思います。

特徴3 - F-LINK(スマートフォンから無線でデータの取り込み)

スマートフォンで撮影した写真や動画を、無線経由でパソコンへ保存する機能「F-LINK」を、富士通は2011年夏モデルのPCに搭載しました。

操作方法としては、下図のように2ステップでデータの保存ができます。詳細および、対応スマートフォンについては、こちらをご覧ください。


F-LINKでの画像などの取り込み方。
①スマートフォンでF-LINKアプリを起動し、「パソコン連携」をクリック
②パソコン上で、取込みたいデータ(写真や動画)のアイコンをクリック

液晶ディスプレイのチェック

本機の液晶ディスプレイは、15.6型の光沢液晶(1366x768)です。

輝度はかなり高くすることができます。色域は普通で、ギラツキはほとんどありません。視野角は普通のノートPC並です。十分綺麗にテレビを視聴できます。


色域普通。ギラつきはほとんどない。


視野角は一般的なノートパソコン並み(良くはない)。

キーボードのチェック

LIFEBOOK AH TV(AH52/DNA)のキーボードのチェックです。

キーピッチは実測で18.5 x 18.5mmです。たわみも少なく打ちやすいほうです。テンキーも搭載しています。


キーボードは、18.5 x 18.5mm。たわみは少ない

 

キーボードのアップの写真です。キーは標準的な形状です。


キーは標準的な形状。

 

タッチパッドの滑りは普通です。クリックボタンは堅めですが大きいです。タッチパッドの横のスクロールパッドは、指で円を描くように動かすと、画面をスクロールさせることができます。


タッチパッドの操作感は良好。クリックボタンも大きく押しやすいです。

総合ベンチマーク

Pentium B940を搭載した本機のベンチマークスコアを掲載します。

Pentium B940はSandy Bridgeですが、Core i3よりも下に位置づけられるため、CPU関連のスコアは高くはなく普通です。また、他のスコアも普通です。

Windows エクスペリエンス インデックス

CrystalMark 2004R3 ベンチ & PassMark Performance Test ベンチ

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

Pentium B940搭載の本機について、ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間を計測しました。

テストの結果は、1時間2分34秒でした。

遅いです。エンコードや動画編集を考えている方は、別のCPUを選択したほうがいいです。


TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 エンコード時間
x264でエンコード 1時間2分34秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

 

バッテリ駆動時間のチェック


バッテリ駆動時間の実測は57分

LIFEBOOK AH TV(AH52/DNA)のバッテリ駆動時間のチェック

DVD画質相当の動画をハードディスクへ保存し、再生させ、休止状態に入るまでのバッテリ駆動時間を計測しました。

その結果、バッテリ駆動時間の計測結果は、57分でした。短いです。


 

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