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ASUS ZENBOOK UX21(UX21E-KX128)の実機レビュー

更新日:2011年11月05日

11.6型ウルトラブック

ZENBOOK UX21は、20mm以下の薄さと、1.1kg台の軽さを誇る極薄・軽量の11.6型ウルトラブックです。

今のところ、11.6型という小ささのウルトラブックを発表しているのは、本機だけです。軽さは東芝 dynabook R631とほぼ並び、ウルトラブックの中では最軽量です。

アルミニウムボディを採用し、底面もネジが少なく、見た目も美しいです。Core i7-2677M、高速SSDを搭載し、パフォーマンスも十分です。

これだけ小さくて薄いと、キーボードの操作性や発熱などが気になると思いますので、その辺りをチェックしていきます。

尚、国内の製品紹介ページではUX21となっていますが、プレスリリースや海外のページではUX21Eという型番になっています。

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目次

ZENBOOK UX21 の基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2011年11月4日現在の情報です。

CPU
Core i7-2677M(超低電圧版CPU)です。
 
グラフィックカード
CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)です。
 
液晶ディスプレイ
11.6型ワイド(1366x768)の光沢液晶ディスプレイです。
メモリ
4GBのメモリを搭載しています。
 
ハードディスク
SSDを搭載しているためHDDは未搭載です。
 
SSD
128GBのSSDを搭載しています。11月下旬には64GBの製品も発売されます。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 

バッテリ駆動時間
バッテリ駆動時間は、メーカー仕様で、最大約5.5時間です。実測値は後述します。

特徴1 - 20mm以下の極薄ボディ


ゴム足を含めた高さの実測は約19mm

今更言うまでもないですが、本機の最大の特徴は薄さです。MacBook Airのように正面が鋭角になっており、メーカーの仕様では、最薄部で3mmしかありません。最厚部でも17mmの厚さです。

ゴム足を含めて実測してみると、最厚部で約19mmでした。非常に薄いです。

特徴2 - 1.1kg台と軽量

重量も非常に軽いです。重量を実測した結果は、本体が1151gで、ACアダプタが176gです。1.2kgを切るモバイルノートを久々に見ました。


重量の実測結果

特徴3 - SSDを搭載し高速起動


LANアダプタを接続するとややPC起動が遅い

本機はSSDを搭載しており、PCの起動などが高速です。

PC起動とシャットダウン時間および、スリープ移行時間と復帰時間を計測した結果を下の表にまとめました。

なお、本機は有線LANを接続する場合、LANアダプタをUSBポートに接続します。このLANアダプタを接続するとややPC起動時間が遅くなったので、その結果も記載します。

PC起動時間など
テスト内容 時間
通常停止/起動 PC停止時間 約10秒
PC起動時間 LANアダプタ接続時 約17秒
LANアダプタ接続時 約22秒
スリープ移行/復帰 スリープへの移行時間 約3秒
スリープからの復帰時間 約2秒
PC起動時間は、電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間

 

LANアダプタを接続しなければ、約17秒という高速起動でした。スリープからの復帰も速いです。

 

搭載されていたSSDは、ADATA XM11でした。こちらのCrystalDiskMarkのベンチマークを計測しましたが非常に高速です。シーケンシャルリードにおいては450MB/s近い速度が出ており、SSDの中でも高速な部類に入ります。

下の図の右側に一般的なノートPCのHDDのスコアも掲載します。HDDと比較するとその差は歴然です。


ZENBOOK UX21 のSSDと、一般的なノートPCのHDDのベンチマーク比較

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

搭載されていたパネルは、IVO社(中国)のP116NWR1 R2という型番でした。

青みの強い液晶ですが、普通の人なら問題なく使用できると思います。色再現性にこだわる人には物足りないでしょう。また、光沢液晶なので、周りの物が映り込みます。


正面からの画像

 

詳細を見ていきます。

視野角は良くないです(普通のノートPC並み)


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が大きく低めに調整されています。実際の画面は、ノートPCにありがちな寒色系の設定になっています。
※同じパネルでも調整具合はやや異なります。また異なるパネルが搭載される可能性もあります


ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域のチェックです。やや狭い色域ですが、多くのモバイルPCは、こんなものです。


ガモット図(a*b*平面)
左図はsRGBとの比較で、右図はadobe RGBとの比較
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、ICCViewでグラフを作成

 

画素の拡大図です。実際の画面にギラツキはありません。


画素の拡大図
※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影

キーボードとタッチパッドのチェック

キーボードのチェックです。

打ってみた感想としては、決して打ちやすいとは言いませんが、慣れれば気にならなくなる範囲だと思われます。

キーピッチは、実測で、横が18.3mm、縦が16.5mmです。11.6型サイズのPCであるため、キーピッチはどうしても狭めになっています。手の大きい私だと、やや窮屈に感じてしまいます。

キーストロークは、実測で約1mmちょっとと浅めです。ただ底が比較的柔らかいので、キーを押したときに固い反発はありません。

キートップはやや凹んでおり、指の接触面は広いです。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

タッチパッドは大きく、そして感度が良いです。ただし、感度が良すぎて、誤って触れて誤動作するときがあります。

クリックボタンはタッチパッドと一体型ですが、思ったより軽くて押しやすいです。


タッチパッドは大きく感度が良い

 

タッチパッドは、Sentelic製を採用しています。2~3本の指を使いジェスチャー操作が可能です。タッチパッドが大きいためジェスチャー操作はしやすいです。


マルチフィンガー対応のSentelic製タッチパッド

 

ただしタッチパッドが大きいため、右手がタッチパッドによく触れます。文章を入力している最中は意外に誤動作しませんでしたが、手をパームレストに置くときや、離すときに、マウスポインタが飛ぶ場合があります。


タッチパッドが大きく、右手が触れやすいです。

総合ベンチマーク

各種ベンチマークの結果です。

本機に搭載された超低電圧版CPU「Core i7-2677M」は、通常電圧版CPU「Core i5-2410M」と同程度の性能かなという印象です。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)


1280x720で実行

PCMARK7 v1.0.4

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。

x264でエンコードしたときは43分58秒、クイック・シンク・ビデオでエンコードしたときは15分17秒でした。

まずまずの速度です。ただし、後述しますがCPU温度がかなり上がるため、エンコードなどの負荷のかかる処理はしないほうがいいと思います。

※クイック・シンク・ビデオとは、CPU内蔵のグラフィックスのエンコードエンジンで、動画変換を高速に行う機能


TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 エンコード時間
x264でエンコード 43分58秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 15分17秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

バッテリ駆動時間のチェック


ASUS Power Wizでバッテリ駆動時間の
目安が表示されます。

バッテリ駆動時間のチェックです。

ハードディスクへ保存したDVD画質相当の動画を再生させ、バッテリ駆動状態にしてから、休止状態に入るまでの時間を計測しました。

その結果、3時間06分で休止状態へ移行しました。

また本機は、「ASUS Power Wiz」というバッテリ管理ソフトがデスクトップ上に起動しています。このソフトは、使用用途別にバッテリ駆動時間の目安を表示してくれます。

Office操作だと3時間19分、動画再生だと3時間26分、ネットだと4時間49分、ゲームだと2時間53分、バッテリ駆動すると表示されていました。

ゲームはタイトルによると思いますが、その他は割と正確なのではないかと思います。

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