ASUS TAICHI21の展示機レビュー
2012年12月20日、JR秋葉原駅構内で開催されていた「ASUSサンタのプレゼント大作戦 ~タッチでゲット!~」へ行ってきました。
このイベントの中で、TAICHI21が展示されていましたので、簡易的にレビューします。
TAICHI21は、ノートにもタブレットにもなるコンバーチブル型タブレットPCです。特徴的なのは天板の両面に液晶が搭載されている点です。ノートパソコン面は作業がしやすい非光沢のフルHD液晶、タブレット面は色鮮やかな光沢のフルHD液晶となっています。
変形時に液晶を360度回転させる製品はPC本体を持ち上げなければ変形できず、変形の動作も大きいです。液晶をスライドさせるタイプの製品は、液晶の傾きを自由に変えられなかったり、細かい部品が多く壊れやすそうな印象を持ってしまいます。
一方、TAICHIは、天板の開け閉めだけで変形可能であるため、変形時の動作も小さいですし、液晶の傾きも可変です。細かい部品もありません。
2つの画面は、片方だけ表示することも、2画面に同じ画面を表示することも、異なる画面を表示することも可能です。
下図は、ノート形状のときの画像です。綺麗な液晶が印象的です。見やすかったです。
ベゼル(液晶の周りのフレーム)が広くとられています。液晶は11.6型ですが、ボディサイズは12型クラスだと思います。やや大きく感じます。
下図はタブレット形状にしたときの画像です。こちらの液晶も綺麗です。一般的なタブレット同等に、ガラスの強度もありそうです。
側面はくさび形になっています。ポート類はそれほど多くありません。
キーストロークは浅めですが、最近のウルトラブックはこんなものです。ウルトラブックの中では普通の打ちやすさだと思います。
タッチパッドは大きめです。ノートパソコン側の液晶はタッチパネルではないため、フリック操作などをするときはタッチパッドを使いましょう。
最後に仕様を掲載します。特徴的なところは赤字にしています。
気になるのはバッテリ駆動時間です。メーカー公表値で約5.2時間です。実使用時はもっと短いと多いと思います。
TAICHI21 | |
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OS | Windows 8 |
液晶サイズ | 11.6型ワイド (1920x1080) |
液晶画面 | ノートパソコン面:非光沢、フルHD タブレット面:光沢、フルHD |
CPU | Core i7-3517U |
メモリ | 4GB |
SSD | 256GB |
重量 | 約1.25kg |
バッテリ駆動時間 | 約5.2時間 |
薄さ | 約3~17.4mm |
まとめ
2つの画面を搭載した面白い製品です。
天板(液晶)を開けばノートパソコン形状になり、閉じればタブレット形状になります。少ない動作で変形可能です。
2つの液晶とも、筆者の目視では画質は綺麗です。
液晶を2枚搭載しているため、通常、重量は重くなりますが、本製品は約1.25kgとそれほど重くありません。これはバッテリの容量を減らすことで、軽さを維持しているのだと思います。そのためバッテリ駆動時間は長くありません。
また、ベゼル(液晶フレーム)の幅が広く、液晶は11.6型でもボディサイズは12型クラスです。
メーカーサイト:ASUS - TAICHI 販売店:ビックカメラ.com など |
キーボード部分とタブレット部分が分離できる製品や、高性能CPUを搭載したコンバーチブル型のタブレットPCをご覧になりたい方は、「ハイブリッド・タブレットPCの比較」をご覧ください。