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富士通 ARROWS Tab WQ1/S(QH55/S)の実機レビュー

更新日:2015年1月13日

バランス良い分離型2 in 1 PC

富士通 ARROWS Tab WQ1/S(QH55/S)は、タブレット部分とキーボードが分離する2 in 1のPCです。

分離型の 2 in 1パソコンは、重量が重かったり、接続部分が出っ張っていたり、液晶をあまり傾けられなかったりと、使いにくいところがあるケースが多いですが、本製品はそういったことがなく、バランスの良い製品です。

拡張クレードルや、ワイヤレスキーボード、デジタイザーペンなどのオプションも用意されています。

メーカーサイト:富士通WEBMART icon

※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

ARROWS Tab WQ1/Sの基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2014年秋冬/カスタムメイドモデル「WQ1/S」のスペックです。カタログモデル「QH55/S」のスペックはやや異なりますのでご注意ください。
※ カスタムメイドモデル「WQ1/S」・・Web直販店「富士通WEB MART」で販売されているモデル。カスタマイズが可能。
※ カタログモデル「QH55/S」・・主に家電量販店で販売されているモデル。パーツのカスタマイズは不可。

特徴的な部分は赤字にしています。

CPU
Atom プロセッサー Z3795です。
 
グラフィックカード
CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)です。
 
液晶ディスプレイ
10.1型ワイド、タッチパネル対応IPS Alpha非光沢 or 光沢液晶(1920x1200)です。
メモリ
4GBです。
 
ハードディスク/SSD
64GBまたは128GBのフラッシュメモリを選択できます。
光学ドライブ
内蔵型光学ドライブは搭載していません。
 

バッテリー駆動時間
タブレットのみで約11時間、キーボードドック装着時で約10時間(JEITA2.0測定)です。
その他
タブレットの重量は約680g、キーボードドックの重量は約1.38kgです。

特徴1 - バランスが良い

本製品は、タブレットとキーボードが分離する2 in 1 パソコンとしては、バランスの良い製品です。

分離型の 2 in 1 パソコンは、重量が重かったり、キーボードが打ちにくかったり、接続部分が出っ張っていたりと、分離するというギミック上、どこか使いにくい点が出ることが多かったです。しかし、本製品は、これらのスペックが一般的な水準を保っており、バランスが良い製品だと思います。


バランスが良い


キーボードをドッキングした状態でも薄い



液晶をかなり傾けても倒れない

特徴2 - キーボードなどの多彩なオプション

本製品は、ドッキング可能なキーボードなど、多くのオプションが用意されています。

今回は、スリムキーボード、拡張クレードル、ワイヤレスキーボードの3つについてチェックしました。

スリムキーボード

まずは、タブレットに接続してノートパソコンのように使える「スリムキーボード」です。カタログモデルの「QH55/S」では標準で搭載されています。カスタムメイドモデルの「WQ1/S」ではオプションとなっており、その分、オプションをつけないときの価格は安くなっています。

上で説明したように、ドッキング部分もスリムで、液晶を閉じても非常に薄く、液晶をかなり傾けても後ろへ倒れません。なお、180度まで開くことが可能です。

分離も簡単で、下図のボタンを押すとタブレットが外れます。ドッキングするときは、ややコツが必要で、押しこんだ後に、手前に引くようにすると、軽い力で接続できます。


ボタンを押すだけで、簡単に取り外し可能

 

ただし、キーボードドック側に電源コネクタがないので、タブレット側に電源を接続しますが、コネクタが上部にあるためやや格好悪いです。


電源の接続位置が上部にあり、やや格好悪い

 

拡張クレードル

次は、拡張クレードルです。カタログモデルの「QH55/S」には搭載されていません。カスタムメイドモデルの「WQ1/S」はオプションで選択可能です。

拡張クレードルには、USB3.0 x3、VGA、DisplayPort、LANなどが搭載されています。


拡張クレードル


背面のコネクタ

 

これらの拡張ポートに外付け機器を接続しておけば、タブレットをクレードルに接続するだけで、外付け機器をすべて使用することが可能です。


クレードルに接続した外付け機器を使用可能

ワイヤレスキーボード

最後に紹介するのは、Bluetoothキーボードです。カタログモデルの「QH55/S」には搭載されていません。カスタムメイドモデルの「WQ1/S」はオプションで選択可能です。

キーの側面が赤くなっており、富士通らしいデザインです。ただし、約1万円となっており、Bluetoothキーボードにしては高いです。


ワイヤレスキーボード(スタンドは私物)

特徴3 - デジタイザーペン付属

本製品は、デジタイザーペン(電磁誘導式)も利用することが可能です。

カタログモデルの「QH55/S」では標準で搭載されています。カスタムメイドモデルの「WQ1/S」ではオプションとなっていますが、その分、オプションをつけないときの価格は安くなっています。

ワコム製のペンですので、描きやすいです。


デジタイザーペン


本体に収納可能

Webページ、電子書籍を閲覧する

Webサイトや電子書籍閲覧時の快適性のチェックです。

解像度が高いため、縦位置表示(タブレットを縦長にして表示)させても、文字がつぶれず綺麗に表示できます。画面も大きいため見やすいです。ただし、重量が重いため、持ちながらの閲覧には不向きです。

PEACEKEEPERのベンチマーク結果は次の通りです。やや高いスコアです。


PEACEKEEPER(Futuremark社)・・・Webブラウザベンチマークテスト

テレビや動画配信を観る

テレビのライブ視聴や動画配信サービスを視聴できるかのチェックです。

ワイヤレステレビチューナーや、動画配信サービスはWindows OSに対応しているものが多いです。本製品でも、今回試した限りではすべて視聴可能でした。

nasneを使ってテレビ視聴

ソニー製「nasne」のライブ視聴を試しましたが、問題ありませんでした。

PIX-BR310Lを使ってテレビ視聴

ピクセラ製「PIX-BR310L」のライブ視聴を試しましたが、問題ありませんでした。

動画配信サービスを確認

Huludビデオバンダイチャンネルを試してみましたが、いずれも問題ありませんでした。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

本製品は、光沢液晶と非光沢液晶のどちらかを選択することが可能です。今回は、非光沢液晶を搭載しています。

非光沢液晶を選択すれば、映り込みが少ないです。


非光沢液晶の場合の画面への映り込み

 

IPS Alphaパネルを搭載しているため、視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや寒色系ですが、比較的自然な発色です。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、あまり広くありません。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきはそれほど感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

スリムキーボードとワイヤレスキーボードの2種類についてチェックしました。

スリムキーボード

まずはスリムキーボードです。

キーピッチは横:17.5mm、縦:16mm、キーストロークは1.7mmです(縦のキーピッチのみ実測、他はメーカー公表値)。縦のキーピッチがやや狭いですが、普通に打てる範囲です。

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立しており、軽い力で押すことができるため、クリックしやすいです。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

ワイヤレスキーボード

次は、ワイヤレスキーボードを確認します。

実測で、キーピッチは横:17.5mm、縦:14.8mm、キーストロークは1.5mmです。縦のキーピッチが狭く窮屈さを感じます。

タッチパッドの面積は狭いです。クリックボタンは独立しており押しやすいです。


キーボード全体図


キーの拡大図

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

タブレットとしては、メモリ容量が4GBと多く、ストレージも大容量の128GBを選択でき比較的高い性能です。ノートパソコンとしては、CPUがAtomということで性能が見劣りします。

Atom Z3795 、4GB メモリ、64GB フラッシュメモリ搭載時のベンチマーク結果を掲載します。


PassMark PerformanceTest

※FIRE STRIKEは実行できませんでした
Windows版の3DMark(パソコンとの比較用)


Windows RT版の3DMark(タブレットとの比較用)

CrystalDiskMark (内部ストレージ)

CrystalDiskMark(microSDカード)

ゲームベンチマーク

「艦これ」のゲームをする

プレイしやすいように、ブラウザの拡大率を150%にして「演習」を実施してみましたが、問題なく動作しました。CPU負荷は高めですが、同時にセキュリティソフトのスキャンなどが実行されていなければ、問題ありません。


艦これプレイ時のCPU負荷(IEの拡大率は150%)

「ドラクエX」のベンチマーク

「ドラクエX」のベンチマークスコアです。低品質、640x480の設定でも、「やや重い」という結果でした。ゲームは可能ですが、動作が重く感じます。


ドラゴンクエストX ベンチマークスコア

重量のチェック

重量のチェックです。

タブレットのみの重量は、最新の10インチクラスのタブレットとしては軽くはありません。ただし、2世代前のiPad Retinaディスプレイモデル程度の重さではあるため、十分実用可能な重量です。

スリムキーボードを含めた重量は、一般的なモバイルノートパソコンと同等程度の重量で、十分持ち運べます。

ACアダプターは、一般的なタブレットに付属するようなUSBケーブル+USB充電器とは異なり、ノートパソコンに付属するようなACアダプターであるため、タブレットのそれとしてはやや重いです。ただし、ノートパソコンのACアダプターとしては軽量なほうです。


重量のチェック

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

タブレットとしては標準的、ノートパソコンとしては長めの駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  タブレットのみ タブレット+キーボードドック
動画再生時 ※1 8時間00分 7時間11分
PCMark 8 のバッテリーライフテスト ※2 8時間06分 7時間43分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、タブレットを持つ手が熱くなり不快になります。

動画再生時について、裏面の右下部分の温度がやや高いです。


外観のチェック

外観のチェックです。

ややベゼルの幅が広いです。

 

裏面は触り心地の良い3Dテクスチャー加工が施されており、手触りが良いです。

 

側面には、下図のようなポートがあります(詳細はメーカーサイトを参照)。USBポートが2つも搭載されています。

スピーカーも側面にありますが、音質はあまりよくありません。音楽を聴くならBluetoothスピーカーなどを使用すると良いと思います。

 

ACアダプターです。microUSBポートに接続するのではなく、専用の電源コネクタへ接続します。

 

スリムキーボードの画像です。

 

スリムキーボードの裏面です。

 

タブレットとスリムキーボードを接続したときの画像です。

 

液晶は約180°開きます。タブレット部分が重いですが、後ろへ倒れません。

 

拡張クレードル+ACアダプターです。

 

ワイヤレスキーボードです。

まとめ

以上が、富士通 ARROWS Tab WQ1/S(QH55/S)のレビューです。

タブレットとキーボードが分離するタイプの2 in 1パソコンは、重量が重くなったり、出っ張りがあったり、液晶があまり傾けられなかったりと、どこか使いにくいところがあるケースが多いですが、本製品はそういったことがなくバランスの良い製品です。

液晶が1920x1200とフルHD(1920x1080)に比べて縦幅が広い点や、デジタイザーペンが使える点、フルサイズのUSBポートが2つある点なども良いポイントです。

拡張クレードルも用意されており、しかも、USB3.0 x3、VGA、DisplayPort、LANなどたくさんのポートを搭載しています。

良くまとまっている製品だと思いますが、価格がやや高いです。

詳細はこちら
メーカー直販サイト:富士通WEBMART - ARROWS Tab WQ1/S(QH55/S) icon