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the比較 > タブレット > ASUS ZenPad 7.0 (Z370C)

ASUS ZenPad 7.0 (Z370C) の実機レビュー

更新日:2015年10月2日

エントリーモデルの7インチタブレット

ASUS ZenPad 7.0 (Z370C)は、1万円台で購入可能なエントリークラスの7インチAndroidタブレットです。

CPUやカメラなどのスペックはあまり良くありませんが、軽量コンパクトで扱いやすく、ハンドバックのようなオシャレなデザインは安っぽさもなく上品です。

USB(pogo)経由で接続するバッテリー内蔵カバーや、スピーカー搭載カバーなど、ZenPad 7.0専用の純正アクセサリー(別売)で機能拡張することもできます。

メーカー直販サイト:ASUS Shop
量販サイト:Amazon

※レビュー機は当サイトでの購入品です

目次

主な仕様

ASUS ZenPad 7.0 (Z370C)の主な仕様です。全体的にスペックは低めです。

ASUS ZenPad 7.0 (Z370C)の主な仕様
  ZenPad 7.0 (Z370C)
OS Android 5.0
液晶 7型 IPS液晶(1280x800)
プロセッサー Intel Atom x3-C3200
メモリ 2GB
内部ストレージ 16GB
バッテリー 約8時間
カメラ 500万画素 (背面)
30万画素 (前面)
主なスロット microUSB
USB(pogoピン)
microSDカードスロット
イヤホン端子
重量 約272g
カラー ブラック、ホワイト、シルバー
価格 約21,000円

特徴1 - 専用アクセサリーカバー(別売)で機能拡張

ASUS ZenPad 7.0 (Z370C)には、純正アクセサリーカバーが3種類別売りされています。

1つは軽量でシンプルな横置き型スタンドにもなるTriCover、2つ目は最長6時間の駆動時間に相当するバッテリーを供給できるパワーケース、3つ目はカバーにステレオスピーカーを内蔵したオーディオカバーです。それぞれ本体カラーに合わせたカラーバリエーションが用意されています。

特に本格的なスピーカーにもなるオーディオカバーは、野外に持ち出した時にBGMを流したり、室内で映画やテレビ視聴を楽しむには最適だと思います。


スピーカー搭載の専用オーディオカバー

 

ちなみにパワーケースとオーディオカバーは元の裏面カバーを取り外し、USB(pogoピン)に接続して取り付けます。裏面カバーの取り外しは、工具無しで簡単に取り外せます。

取り外し方は、端末の取り外し凹みに爪をひっかけて浮かせ、外周部分をなぞるように隙間を広げていきます。筆者はどちらかと言えば爪が柔らかい方ですが、特に無理をしなくても開けることができました。


取り外し凹みに爪を引っかけて裏面カバーを外す様子

裏面カバーを完全に取り外した状態

 

むき出しになった本体裏面の左側にUSB(pogoピン)があります。さらにその下にはmicroSDカードスロットが配置されています。microSDカードを抜き差しする時にも裏面カバーをいちいち剥がす必要があるため、microSDカードを頻繁に抜き差しする方には不向きです。


本体裏面内部に配置されたUSB(pogoピン)

本体裏面内部に配置されたmicroSDカードスロット

特徴2- デザイン性の高い薄型ボディ

ZenPadシリーズはクラッチバックのようなオシャレなデザインが特徴です。今回、ZenPad7.0 (Z370C)のレビューにはブラックを使用していますが、ほかにシルバーとホワイトも選べます。男性女性を問わず扱いやすいデザインです。

コンパクトな7インチサイズなので、片手でも手軽に操作できます。


電子機器っぽさがない洗練されたデザイン

片手でも手軽に操作できる

 

本体の薄さを実際に測ってみたところ約10mmで、メーカー公表値約8.7mmよりやや厚い結果でした。それほど薄くはありません。標準的な薄さです。


薄さの測定結果

 

本体の重量を測った結果は次の通りでした。メーカー公表値は約272gとなっており、こちらはほぼ一致しました。7インチタブレットとしてはやや軽量です。


本体重量の測定結果

特徴3- 画像処理テクノロジーVisual Master

ZenPadシリーズには"Visual Master"という画像処理テクノロジーが採用されています。これはディスプレイのUVフィルターなどのハード面と画像表示のソフト面の両方からのアプローチによって画質を向上させるASUS独自の技術の総称です。特にアプリを起動したりする必要はなく、ZenPadに表示されるすべての画像や動画に自動的に適用されます。


ASUS独自の画像処理テクノロジーVisual Master

 

Visual Masterを搭載していないASUSの1世代前のMeMo Pad7 (ME176C)とZenPad 7.0 (Z370C)に同じ画像ファイルを表示し、その効果を比較してみました。MeMO Pad 7の画面解像度はZenPad 7.0 (Z370C)と同じ1280×800pxです。

同じ画面解像度で同じ画像ファイルを表示していますが、ZenPad 7.0 (Z370C)の画面のほうが映り込みが少なく、画面全体のコントラストと彩度が高く、ハッキリと画像が表示されます。またディテールもシャープに表示されます。


同じ画像ファイルを表示して比較

同じ画像ファイルのディテールを比較。ZenPad7(左)とMeMOPad7(右)

Webページを見る

Webページを閲覧した感想です。初期設定ではホーム画面にアプリ"ブラウザ"が設定されています。

ASUS ZenPad 7.0 (Z370C)は1280×800pxの解像度の7インチディスプレイを採用しています。"Visual Master"の効果もあり、コントラストが高く見やすい画面です。ただし、細かい文字は小さく、潰れ気味で見づらいです。Webページの閲覧を目的で購入するなら、もっと解像度の高いタブレットをおすすめします。


当サイト「the比較」を縦位置で表示

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次に、ブラウザのベンチマーク結果を掲載します。

これまではPeacekeeperでベンチマークを測定していましたが、Peacekeeperのサポートが終了してしまったため、下表のブラウザベンチマークを測定しました。やや低めのスコアです。

各ブラウザベンチマークのスコア
  JetStream 1.1 Octane 2.0
Chrome Browser 13.959 2238
ブラウザ 14.090 2174

テレビや動画配信を観る

nasneを使ってテレビ視聴

"torne mobile"および"Twonkey Beam"では問題なく動作しました。ただし、"nasne ACCESS"は番組表は表示されるものの、TVのライブ視聴はできませんでした。


アプリ"torne mobile"および"Twonkey Beam"で視聴可能

PIX-BR310Lを使ってテレビ視聴

ピクセラ製「PIX-BR310L」でのテレビ視聴も試しました。アプリ”ワイヤレスTV”をダウンロードして使用しましたが、こちらも問題なくTV視聴、録画ともに可能でした。またWebや番組表を同時表示・操作が出来る”ながら見機能”も利用できました。


PIX-BR310Lはアプリ"ワイヤレスTV"でライブ視聴可能

動画配信サービスを確認

動画配信サービスは、月額500円や1,000円程度で過去の多くのテレビ番組や映画、アニメを視聴できるオンラインサービスです。今回は、HuludTVTSUTAYA TVバンダイチャンネルを試してみました。いずれも問題なく視聴できました。


Huluなども視聴可能

電子書籍を読む

電子書籍を読んだ時の快適さのチェックです。

雑誌PDFを縦位置で表示した場合、上下に少しスペースが余ります。画面自体は比較的見やすいですが、小さな文字は潰れ気味になります。またスペックが低いのでファイルサイズの大きな電子書籍ファイルを開くと、動作がもたつくことがあります。


電子書籍PDFを縦位置で表示

細かな文字はつぶれ気味

 

コミックを表示した場合、1ページ表示なら単行本よりもやや小さい程度なので、問題なく読めます。見開きで表示させた場合は、文字が小さくやや読みづらいです

なお、電子書籍リーダーには"ebook Japan"とAmazonの"Kindle"がプリインストールされています。


コミックを表示(1ページ表示)


コミックを表示(見開き表示)

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイをチェックしました。縦位置(タブレットを縦長にした状態)が基準のデザインで、上下のベゼル幅は約17mm、左右のベゼル幅は約6mmとやや狭めの設計です。画面占有率は72%です。


左右のベゼル幅は狭め

 

IPS液晶を搭載しているため、視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

画素の拡大図です。液晶表面に凹凸はなく、ギラつきも特にありません。


画面表面の拡大図

パフォーマンスのチェック

ZenPad 7.0 (Z370C)のCPU、メモリ、GPUのベンチマーク結果を以下に掲載します。タブレット端末としてはやや低いスコアです。


PassMark PerformanceTest Mobile

PCmark for Android

3Dmark

カメラのチェック

ZenPad 7.0 (Z370C)はリアカメラとフロントカメラを搭載しています。

カメラ搭載位置は縦位置を基準にフロントが上部中央右、リアカメラは上部右端に配置されています。フラッシュはついていません。リアカメラに出っ張りはないため、机やテーブルに置いた時に本体が斜めになったり、ひっかかったりすることはありません。


フロントカメラ

リアカメラ

 

Exifで表示された各カメラのスペックは次の通りでした。フロントカメラの画素数は低く、画質はよくありません。またCPUのスペック不足のためか、動作もややもたつく時があります。

ZenPad 7.0 (Z370C)搭載カメラのスペック
スペック* フロントカメラ リアカメラ
ファイル形式 jpeg jpeg
画像サイズ 640×480px 2560×1440px
画素数 30万画素 500万画素
フラッシュ なし なし
最小絞り f2.5 f2.0
※撮影したjpegファイルのExifデータに基づく。

 

標準カメラアプリでは静止画撮影と動画撮影の他、各種撮影エフェクトが利用できます。カメラアプリを立ち上げると、起動時に静止画の撮影可能枚数と動画の録画可能時間が数秒ほど表示されます。


標準カメラアプリの撮影画面

 

本製品は、14種類のエフェクトが利用できます。

設定メニューからは画像サイズやホワイトバランス、画質、手振れ補正のON・OFF、フォーカスモードや、測光モードなど、コンデジと同じくらい細かな撮影条件の変更が可能です。いちいち変更するのはやや面倒ですが、一度は自分の好みに設定しておくといいと思います。


標準カメラアプリに搭載された撮影エフェクト

カメラ設定画面の一部を表示

 

フロントカメラに切り替えた場合も撮影画面や撮影機能は基本的には変わりません。ただし一部のエフェクト機能は利用できなくなります。

カメラをフロントに切り替えるとデフォルトで”美人エフェクト”がONになった状態で起動します。”美人エフェクト”の効果については当サイトのASUS ZenFone2のレビュー記事で検証していますので、そちらをご覧下さい。→ASUS ZenFone2のレビュー

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵のSDカードリーダー/ライターの速度をチェックしました。

シーケンシャルリード、シーケンシャルライトともに、おおよそ20MB/秒ほど出ていました。タブレット端末としては標準的な数値です。ただし数値は使用するアプリや測定条件によっても異なりますので、参考程度にご理解ください。


使用カード: Sandisk Extreme Pro microSDHC UHS-I (読み取り最大95MB/秒、書き込み最大90MB/秒)
A1 SD Benchアプリでの計測結果

バッテリー駆動時間のチェック

ZenPad 7.0 (Z370C)のバッテリ―駆動時間をアプリ"Battery mix"でチェックしました。100%充電後にスリープ状態で放置し、約20時間経過後のバッテリー残量は95%でした。スリープ時の消費電力は他のタブレットと比べてやや少なめです。ちなみにバッテリー容量は約3450mAhです。


スリープ時のバッテリー消費をBattery Mixで計測

 

動画再生時のバッテリー駆動時間もテストしました。こちらは7インチタブレットとしてはやや短めの駆動時間です。

バッテリー駆動時間
負荷内容 バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1 6時間44分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生。

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、タブレットを持つ手が熱くなり不快になります。

本体の裏面を計測した結果、動画再生時は本体上部のリアカメラ付近が熱くなりますが、手に当たりにくい部分なのであまり気にならないと思います。ただしWeb動画などを連続して再生する場合はこれよりもさらに熱くなる場合があります。


 

外観のチェック

外観です。今回のレビューで使用したのはブラックモデルです。

表面はメタリックなシルバーの輪郭と真っ黒なベゼルに囲まれています。


表側の全体像

ASUSのロゴ

 

表面の上部です。中央に内蔵スピーカーが配置され、その右側にフロントカメラがあります。スピーカーの右下に光センサーもあります。


本体表側の上部

 

裏面です。ZenPadシリーズ共通のクラッチバックのようなオシャレなデザインです。ブラックの取り外し可能な樹脂製の裏面カバーは粗い網目状の凸凹があり、手に引っかかりやすくなっています。裏面カバーは高くなっており、本体と1mmほどの段差があります。

指紋や汚れは目立ちにくいですが、ブラックなので埃の付着はやや目立ちます。


裏面全体

裏面カバーと本体には段差がある。

 

裏面中央のASUSのロゴのほかに、中央下部分にはZenPadのロゴがあります。


ZenPadのロゴ

 

リアカメラは縦位置で持った時に右手側にくる配置です。


リアカメラ

 

側面はマットできめ細かな、わずかにざらつきのある手触りの素材です。右側面には、音量ボタンと電源ボタンがあります。


音量ボタンと電源ボタン

 

上側面にはイヤホン端子があります。


イヤホン端子

 

下側面にmicroUSB端子と内蔵マイクがあります。


microUSB端子と内蔵マイク

 

各側面の一覧です。左側面には何も配置されていません。


各側面の配置

 

付属品はUSB2.0ケーブルとAC電源アダプターです。ZenPadシリーズに共通の仕様です。


付属品のUSBケーブルとAC電源アダプター

まとめ

以上がASUS ZenPad 7.0 (Z370C)のレビューでした。

1万円台で購入可能なAndroidタブレットです。

軽量コンパクトな7インチサイズなので、持ち運びも気楽にでき、女性でも片手で扱いやすいタブレットです。デザインはZenPadシリーズ共通のオシャレな仕上がりで、安っぽさを感じさせません。エントリーモデルとしてはお手頃な一台です。

本体自体には際立った機能はありませんが、専用の純正アクセサリーカバーにはバッテリー駆動時間を拡張できるパワーカバーや、ステレオスピーカー搭載のオーディオカバーが揃っています。

ただし、処理性能や液晶解像度は、作業によっては不満が出る可能性があります。

ハイエンド機種を買うほどではないし、特に欲しい機能が決まっている訳ではないけど、まずは手頃な7インチタブレットが欲しいという方にはおすすめです。

詳細はこちら
メーカー直販サイト:ASUS Shop
量販サイト:Amazon