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the比較 > タブレット > ASUS ZenPad 10 (Z300CL)

ASUS ZenPad 10 (Z300CL)の実機レビュー

更新日:2015年10月3日

3万円台のSIMフリー10インチタブレット

ASUS ZenPad 10 (Z300CL)は、SIMフリー対応の10インチAndroidタブレットです。

SIMフリーでありながら、価格は3万円とお買い得です。

ZenPadシリーズ共通のオシャレなボディに、内蔵デュアルステレオスピーカーを搭載。画像処理テクノロジー"Visual Master"を採用した見やすいディスプレイで映像コンテンツや音楽を手軽に楽しめます。

専用スタイラスペン "Z stylus" (別売)にも対応しているので、ペンタブレットとしても活用できます。コストパフォーマンスの高い10インチタブレットです。

メーカー直販サイト:ASUS Shop
量販サイト:Amazon

※レビュー機は当サイトでの購入品です

目次

主な仕様

ASUS ZenPad 10 (Z300CL)の主な仕様をまとめました。ZenPad 10には、Z300CLのほかにSIMフリー非対応の廉価版モデルZ300Cもラインナップしており、そちらも合わせて表記します。

ASUS ZenPad 10シリーズの各モデルの主な仕様
  Z300CL Z300C
OS Android 5.0 Android 5.0
液晶 10.1型 IPS液晶(1280x800) 10.1型 IPS液晶(1280x800)
プロセッサー Intel Atom Z3560 (1.83GHz) Intel Atom x3-C3200
メモリ 2GB 2GB
内部ストレージ 16GB 16GB
バッテリー 約9時間 約8時間
カメラ 500万画素 (背面)
200万画素 (前面)
200万画素 (背面)
30万画素 (前面)
主なスロット microUSB
microSDカードスロット
microSIMスロット
イヤホン端子
microUSB
microSDカードスロット
イヤホン端子
SIM対応周波数帯 LTE(FDD-LTE): B1/B3/B8/B9/B18/B19/B26/B41
3G(W-CDMA) : B1/B6/B8/B9
EDGE/GSM : 850/900/1800/1900MHz
SIMスロット無し
重量 約510g 約510g
カラー ブラック、ホワイト、シルバー ブラック、ホワイト、シルバー
価格 約36,000円 約28,000円
B1(Band1):国内キャリアのメイン、B3(Band3):東名阪などで使用、
B19(Band19):NTTドコモのプラチナバンド、B28(Band 28):今後提供予定のNTTドコモのプラチナバンド
B18(Band 18)、B26(Band 26):auのプラチナバンド

特徴1 - SIMフリー対応モデル

ASUS ZenPad 10 (Z300CL)はSIMフリー対応タブレットです。NTTドコモやauのプラチナバンドを含め国内キャリアの主要なLTE・3Gの周波数帯に対応しています。


SIMフリー対応

 

SIMカードの規格はmicroSIMです。microSIMカードスロットは本体裏面の下部分左手側にあります。他のZenPadシリーズとは違い、裏面カバー全体を取り外す必要はありません。カバーの凹み部分に爪を引っかけると、簡単にカバーが開きます。

microSIMカードスロットとmicroSDカードスロットは併設されています。どちらもカードを押し込むとカチッとロックがかかり、取り外す時はもう一度カードを押し込むとロックが外れて抜けるようになります。ロックが外れてもカードの飛び出しが少ないので、抜き差しは少しやりづらいです。


microSIMスロットとmicroSDスロット

特徴2- デザイン性の高い薄型ボディ

ZenPadシリーズはクラッチバックのようなオシャレなデザインが特徴です。今回レビューに使用したホワイト以外にブラックとシルバーも選べるので、男性女性を問わず利用できます。


電子機器っぽさがない洗練されたデザイン

 

本体の薄さを実際に測ってみたところ約9.7mmで、メーカー公表値約8.9mmより若干厚かったです。他の10インチタブレットと比較すると標準的かなと思います。


薄さの測定結果

 

本体の重量を測った結果は次の通りでした。メーカー公表値の約510gよりも実測はやや重たい結果でした。他の10インチタブレットと比較すると標準的な重量です。


本体重量の測定結果

特徴3- 画像処理テクノロジーVisual Master

ZenPadシリーズには"Visual Master"という画像処理テクノロジーが採用されています。これは液晶ディスプレイ上のフィルターなどのハード面と画像表示用のソフト面の両方のアプローチによって、画質を向上させるASUS独自の技術の総称です。特にユーザー側で操作する必要はなく、ZenPadに表示されるすべての画像や動画に自動的に適用されます。


ASUS独自の画像処理テクノロジーVisual Master

 

Visual Masterを搭載していないASUSの1世代前のタブレット・MeMo Pad7 (ME176C)とZenPad 10 (Z300CL)に同じ画像ファイルを表示し、その効果を比較してみました。画面サイズは異なりますが、MeMO Pad 7の画面解像度はZenPad 10 (Z300CL)と同じ1280×800pxです。

ZenPad 10(Z300CL)の画面のほうが映り込みが少なく、画面全体のコントラストが高く、ハッキリと画像が表示されます。画質が破綻しないレベルでコントラストと彩度が高められています。また、ディテールを比較するとZenPad10のほうがシャープに見えます。


同じ画像ファイルを表示して比較

ZenPad10(左)とMeMO Pad7(右)で同じ画像ファイルの部分を比較

特徴4 - 専用スタイラスペン Z stylus (別売)

ZenPad 10 (Z300CL)は別売りの専用スタイラスペン"Z Stylus"に対応しています。"Z Stylus"はペン先約1.2mmで1024段階の筆圧感知レベルで、150時間のバッテリー駆動時間となっています。

ZenPad 10に標準装備されている"Z stylus"の設定項目からは、ボタンの機能設定やホバリング時の動作の設定ができます。


専用スタイラスペン "Z stylus"

"Z stylus"の設定画面

 

ZenPad 10には"Z stylus"に対応したアプリ"クイックメモ"が、あらかじめクイック設定パネルに追加されています。また同じく手書き入力に対応する"SuperNote"用のガジェットがホーム画面に設定されています。


"Z stylus"対応アプリ"SuperNote"

通信速度のチェック

実際にSIMカードを挿して、ASUS ZenPad 10(Z300CL)のLTE/3G通信速度をチェックしました。

本サイトでは、SIMカードのレビューで時間帯別の通信速度を計測しましたが、その結果12時頃に極端な速度低下があり15時頃は比較的通信速度が安定していたため、今回はこの2つの時間帯で計測しました。

→時間帯別通信速度のテストを掲載したDMM mobile SIMのレビュー記事はこちら

詳細な測定環境は次のようにして計測しました。

■測定環境■
測定場所:東京都江東区内・集合住宅室内
測定に使用したSIM:DMM mobile 通話SIMプラン(microSIM)
測定アプリ:OOKLA SPEEDTEST
計測日時:2015/9/18(金)、12:00頃および15:00頃(各時間帯で3回以上計測)

通信速度テストの結果は以下の通りでした。各時間帯での計測で得られた代表的な結果を掲載します。速度はこんなものだと思います。


平日12時頃の通信速度測定結果

平日15時頃の通信速度測定結果

Webページを見る

Webページを閲覧した感想です。

ASUS ZenPad 10(Z300CL)は1280×800pxの解像度の10.1インチディスプレイを採用しています。画素密度は149ppiと低めですが"Visual Master"の効果もあり、コントラストの高い見やすい画面です。ただし、細かな文字はやや輪郭がぼんやりします。


当サイト「the比較」を縦位置で表示

当サイト「the比較」の一部を拡大

 

次に、ブラウザのベンチマーク結果を掲載します。

これまではPeacekeeperでベンチマークを測定していましたが、Peacekeeperのサポートが終了してしまったため、下表のブラウザベンチマークを測定しました。やや低めのスコアです。

各ブラウザベンチマークのスコア
  JetStream 1.1 Octane 2.0
Chrome Browser 34.629 6441
ブラウザ 36.543 6546

テレビや動画配信を観る

nasneを使ってテレビ視聴

"torne mobile"および"Twonkey Beam"では問題なく動作しました。"nasne ACCESS"は番組表は表示されるものの、TVのライブ視聴はできませんでした。


アプリ"torne mobile"および"Twonkey Beam"で視聴可能

PIX-BR310Lを使ってテレビ視聴

ピクセラ製「PIX-BR310L」でのテレビ視聴も試しました。アプリ”ワイヤレスTV”をダウンロードして使用しましたが、こちらも問題なくTV視聴、録画ともに可能でした。またWebや番組表を同時表示・操作が出来る”ながら見機能”も利用できました。


PIX-BR310Lはアプリ"ワイヤレスTV"でライブ視聴可能

動画配信サービスを確認

動画配信サービスは、月額500円や1,000円程度で過去の多くのテレビ番組や映画、アニメを視聴できるオンラインサービスです。今回は、HuludTVTSUTAYA TVバンダイチャンネルを試してみましたが、いずれも問題なく視聴できました。


バンダイチャンネルも視聴できた

電子書籍を読む

電子書籍を読んだ時の快適さのチェックです。

雑誌PDFを縦位置で表示(タブレットを縦長の画面で表示)した場合、上下に少しスペースが余ります。解像度が低いため、細かな文字はややぼやけてしまいます。読めないことはないですが読みづらいです。


電子書籍PDFを縦位置で表示

細かなは文字ぼやける

 

コミックを見開きで表示した場合、単行本より一回り小さいものの、十分な文字の大きさで読みやすいです。なお、電子書籍リーダーには"ebook Japan"とAmazonの"Kindle"がプリインストールされています。


コミックを表示(見開き表示)

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイをチェックしました。スピーカ―の配置などを見ると、横位置(画面を横長にした状態)を基準にしたデザインになっており、上端のベゼル幅は約16mm、下端と左右のベゼル幅は約14mmとやや広めです。液晶画面の反射や写り込みはそれほど気になりません。

ディスプレイの上端には、デュアルステレオスピーカーが配置されています。


横位置を基準にしたデザイン

ディスプレイ上端にはデュアルステレオスピーカー搭載

 

IPS液晶であるため、視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

画素の拡大図です。ギラつきも特にありません。


画面表面の拡大図

パフォーマンスのチェック

ZenPad 10(Z300CL)のベンチマーク結果を以下に掲載します。タブレットとしては、やや良いスコアです。


PassMark PerformanceTest Mobile

PCmark for Android

3Dmark

カメラのチェック

ZenPad 10(Z300CL)はリアカメラとフロントカメラを搭載しています。

カメラ搭載位置は横位置を基準に、フロントが上部中央、リアカメラは上部右端に配置されています。フラッシュはついていません。リアカメラに出っ張りはないため、机やテーブルに置いた時に本体が斜めになったり、ひっかかったりすることはありません。


フロントカメラ

リアカメラ

 

Exifで表示された各カメラのスペックは次の通りでした。フロントカメラ、リアカメラともに画素数はやや低めです。

ZenPad 10(Z300CL)搭載カメラのスペック
スペック* フロントカメラ リアカメラ
ファイル形式 jpeg jpeg
画像サイズ 1600×1200px 2560×1440px
画素数 200万画素 500万画素
フラッシュ なし なし
最小絞り f2.4 f2.8
※撮影したjpegファイルのExifデータに基づく。

 

標準カメラアプリでは静止画撮影と動画撮影の他、各種撮影エフェクトが利用できます。


標準カメラアプリの撮影画面

 

撮影エフェクトは16種類が利用できます(下図参照)。

設定メニューからは画像サイズやホワイトバランス、画質、手振れ補正のON・OFF、フォーカスモードや、測光モードなど、コンデジと同じくらい細かな撮影条件の変更が可能です。いちいち変更するのはやや面倒ですが、一度は自分の好みに設定しておくといいと思います。


標準カメラアプリに搭載された撮影エフェクト

カメラ設定画面の一部を表示

 

フロントカメラに切り替えた場合も撮影画面や撮影機能は基本的には変わりません。ただし一部のエフェクト機能は利用できなくなります。

カメラをフロントに切り替えるとデフォルトで”美人エフェクト”がONになった状態で起動します。”美人エフェクト”の効果については当サイトのASUS ZenFone2のレビュー記事で検証していますので、そちらをご覧下さい。→ASUS ZenFone2のレビュー

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵のSDカードリーダー/ライターの速度をチェックしました。

シーケンシャルリード、シーケンシャルライトともに、おおよそ40MB/秒ほど出ていました。良い数値です。ただし数値は使用するアプリや測定条件によっても異なりますので、参考程度にご理解ください。


使用カード: Sandisk Extreme Pro microSDHC UHS-I (読み取り最大95MB/秒、書き込み最大90MB/秒)
A1 SD Benchアプリでの計測結果

バッテリー駆動時間のチェック

ZenPad 10(Z300CL)のバッテリ―駆動時間をアプリ"Battery mix"でチェックしました。100%充電後にスリープ状態で放置し、約20時間経過後のバッテリー残量は96%でした。スリープ時の消費電力は他のタブレットと比べて少なめです。ちなみに、バッテリー容量は約4890mAhです。


スリープ時のバッテリー消費をBattery Mixで計測

 

動画再生時のバッテリー駆動時間もテストしました。普通の駆動時間です。

バッテリー駆動時間
負荷内容 バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1 8時間50分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生。

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、タブレットを持つ手が熱くなり不快になります。

本体の裏面を計測した結果、動画再生時は本体上部のリアカメラ付近が少し熱くなりますが、ほとんど気にならないレベルでした。もちろん、ゲームなどのもっと高い負荷をかければ温度は高くなります。


外観のチェック

外観です。今回のレビューで使用したのはホワイトモデルです。

表面はメタリックなシルバーの輪郭とホワイトのベゼルに囲まれたデザインです。横位置を基準に本体左上にASUSのロゴがあります。


表側の全体像

ASUSのロゴ

 

表面の上部です。フロントカメラは中央に配置され、その左側に光センサーがあります。上端一杯に細長くデュアルステレオスピーカーが配置されています。立体感のある音が楽しめますが、音量を上げるとボディが振動するのが少し気になります。


本体表側の上部

 

裏面も横位置でデザインされています。ZenPadシリーズ共通デザインなので、裏面カバーは取り外せそうな雰囲気ですが、取り外し用の凹みはありません。裏面のメイン部分と下端部分とはカバーの厚み分、1mmほど段差があります。見た目にはクラッチバックのようなデザインになっています。指紋や汚れは目立ちにくいです。


裏面全体

裏面カバーと本体には段差がある。

 

裏面中央にもASUSのロゴがあります。また下端中央にはZenPadのロゴと、純正アクセサリーと接続するためのマグネットピンがあります。マグネットが内蔵されていると思われる本体下端に金属製の定規を近づけると結構な磁力がかかります。


ZenPadのロゴとマグネットピン

 

リアカメラは横位置で左手側にくる配置です。カメラ部分はフラットで出っ張りはありません。


リアカメラ

 

側面はややマットできめ細かな手触りの素材です。

左側面には、音量ボタンと内蔵マイク、イヤホン端子、microUSB端子があります。


音量ボタンと内蔵マイク

イヤホン端子とmicroUSB

 

上側面には電源ボタンがあります。


電源ボタン

 

下側面には、microSIMスロットとmicroSDカードスロットがあります。カバーに出っ張りはなく、ピタリとおさまります。


microSIMスロットとmicroSDカードスロット

 

各側面の一覧です。右側面には何も配置されていません。


各側面の配置

 

付属品はUSB2.0ケーブルとAC電源アダプターです。ZenPadシリーズに共通の仕様です。


付属品のUSBケーブルとAC電源アダプター

まとめ

以上がASUS ZenPad 10 (Z300CL)のレビューでした。

お手頃価格の10インチタブレットで、しかもSIMフリーに対応しています。

"Visual Master"で改良されたディスプレイ画面や内蔵デュアルスピーカーの搭載によって、映像や音楽を気軽に楽しめる仕様になっています。またスタイラスペン"Z Style"(別売)を使えばペンタブレットにもなります。

解像度が1280×800pxしかないなど、ハイエンドモデルに比べて見劣りする点はありますが、搭載機能は揃っていて、ZenPadシリーズならではの高いデザイン性も魅力です。

ただし、Webページを主に見る場合、1280×800pxの解像度では文字がぼやけます。Webページ閲覧が主な用途ならもっと解像度の高いタブレットをおすすめします。

詳細はこちら
メーカー直販サイト:ASUS Shop
量販サイト:Amazon