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the比較 > タブレット > Amazon Fire HD 7

Amazon Fire HD 7の実機レビュー

更新日:2014年10月26日

お手頃価格のAmazonタブレット

Amazon Fire HD 7は、Amazonストアで電子書籍、ビデオ、ミュージックなどのコンテンツを購入しやすく、また購入したコンテンツへアクセスしやすいタブレットです。

Amazonで購入したコンテンツは「端末」の他に「クラウド」上へも容量無制限で保存され、端末側で削除したとしても、いつでもダウンロードすることが可能です。

価格が1万円台で購入できるのも魅力です。

普段からAmazonを利用する事が多い方には、便利なタブレットです。

メーカーサイト:Amazon(Fire HD 7)

※レビュー機は当サイトでの購入品です

お買い得情報

目次

主な仕様

まずFire HD 7とHD 6、そして昨年発売されたHDX 7の主な仕様を比較しました。HD 7とHD 6のスペックは本体サイズを除いてほぼ同じ構成になっています。HD 7とHDX 7を比較した場合、HD 7 のほうが全体的にスペックダウンしている代わりに、価格が若干安くなっています。またHD 7 にはリアカメラが搭載されています。

Fire HD 7などの主な仕様
  Fire HD 6 Fire HD 7 kindle Fire HDX 7
(1年前に発売されたモデル)
OS Fire OS 4「Sangria」 Fire OS 4「Sangria」 Fire OS 3.0「Mojito」
液晶 6インチ (1280x800, 252ppi) 7インチ (1280x800, 216ppi) 7インチ (1920x1200, 323ppi)
プロセッサー クアッドコア最大1.5GHz クアッドコア最大1.5GHz クアッドコア2.2GHz
メモリ 1GB 1GB 2GB
内部ストレージ 8/16GB 8/16GB 16/32/64GB
バッテリー 約8時間 約8時間 約11時間
オーディオ モノラルスピーカー ステレオスピーカー ステレオスピーカー
カメラ フロントカメラ
2Mリアカメラ
フロントカメラ
2Mリアカメラ
フロントHDカメラ
主なスロット microUSB
ヘッドフォン
microUSB
ヘッドフォン
microUSB
ヘッドフォン
重量 約290g 約337g 約303g
価格(16GB)※ ¥11,800 ¥16,280 ¥19,800
レビュー レビューあり 本記事 レビューあり
※ Amazon.co.jpで販売されている最小ストレージ容量での実勢価格です(2014年10月18日時点)

特徴1 - 選べるカラーバリエーション

これまでブラック単色しかありませんでしたが、色々な選択肢から選べるカラー展開が、ついにFire HD 7より始まりました。カラーはブラック、ホワイト、ピンク、シトラス、ブルーの5色から選べます。


5色のカラーバリエーション

特徴2 - 手頃な価格でも、それほど安っぽくはない

Fire HD 7は、1万円台と、とてもお手頃な価格で購入することができます。

価格は安いですが、それほど安っぽさは感じません。上位機種のHDX 7と比較しても、周囲のベゼル幅が若干広くなっていますが、ぱっと観た印象はほとんど変わりません。


Fire HDX 7とFire HD 7のサイズを比較


ベゼル幅はわずかにHD 7の方が広い

 

ちなみにFire HD 7のディスプレイ表面にはGorillaガラスと言う特殊ガラスが採用されており、傷がつきにくくなっています。


耐久性に優れたGorillaガラス採用

 

また、HD 7とHDX 7を使い比べてみましたが、処理スピードの面でスペックの差を感じる場面はほとんどありませんでした。

ただし、Wi-FiアンテナがFire HD 7ではシングルバンドなのに対して、HDX 7ではデュアルバンド・デュアルアンテナを採用しています。アプリ"Internet Speed Tester"でWi-Fiの速度を計測してみたところ、やや速度差がありました。ファイルサイズの大きなコンテンツをダウンロードする場合などにはやや差が出ると思います。


同じ無線LAN環境でWi-Fi速度を比較

特徴3 - トップ画面からコンテンツに簡単アクセス

本製品は、画面上部に、「お買い物」、「ゲーム」、「本」、「ミュージック」、「ビデオ」といったコンテンツライブラリがあり、迷うことなくコンテンツへアクセスできます。


コンテンツライブラリ

 

各コンテンツライブラリ画面からは、「端末に保存したコンテンツ」と、「クラウド上に保存したコンテンツ」をワンタッチで切り替える事ができます。また、「ストア」をクリックすることで、Amazonストアで新たにコンテンツを購入することも可能です。


端末とクラウド、Amazonストアへの切り替えもワンタッチ

 

Amazonストアで購入したコンテンツは、「クラウド」上と「端末」上へ保存されます。クラウドへ保存されたコンテンツは、無料&容量無制限で保管され、端末上のコンテンツを削除したとしても、クラウド上からいつでもダウンロードできます。


Amazonで購入したコンテンツは無制限にクラウド上に保管

 

このように、Fireタブレットは、トップ画面からAmazonコンテンツに簡単にアクセスでき、コンテンツの管理も非常に簡単な点が、大きなメリットです。上の説明だけでは伝わりにくいかもしれませんが、実際に使うと、Amzonコンテンツの購入、参照、管理は非常に楽です。

逆に、"Amazonコンテンツが利用しやすい"点に価値を見いだせなければ、他のAndroidタブレットやiPadを購入したほうが良いと思います。

特徴4 - 5GBまで無料の「Amazon Cloud Drive」

Amazonでは、5GBまで無料で使えるクラウドストレージサービス「Amazon Cloud Drive」を提供しています。Fireタブレットを持っていなくても利用可能なサービスですが、Fireタブレットからであれば、クラウド上のコンテンツを参照しやすいです(ただし、不便な点もあります)。

参照するには、他のコンテンツと同様に、トップ画面上部のコンテンツライブラリから、「写真」や「ドキュメント」を選択するだけです。端末内およびクラウド内のすべてのコンテンツを参照できます。


トップ画面の「写真」を選択すると、端末およびクラウド内のすべての画像が表示

 

ただし、Fireタブレットからのアップロードに関しては、不便な点があります。

Fireタブレットのカメラで撮影した画像を、クラウド上へすぐにアップロードする機能があります。便利な機能ではありますが、この機能をオンにすると、撮影した写真は、過去のものを含めすべてアップロードされてしまいます。選択してアップロードすることができません。

また、カメラで撮影した写真以外(画面のスクリーンショット等)は、Fireタブレットからクラウド上へアップロードされません。個別に選択してアップロードする方法もありません。パソコンや、AndroidおよびiPad用アプリ(Amazon Cloud Drive Photos)であれば選択してアップロードできるのに、なぜFireタブレットから出来ないのか不思議です。

ドキュメント類についても、クラウド上のドキュメントを参照・ダウンロード・編集することはできますが、タブレットからクラウド上へアップロードすることができません。

特徴5 - Officeファイルの編集が可能

HD 7ではWordやExcel、PowerpointなどのOfficeファイルも標準で閲覧・編集する事ができます。他のAndroid端末の場合は、標準ではプレビューしかできない場合もありますが、Fire HD 7では基本的なファイル編集もできるようになっています。


標準搭載のExcelファイル編集モードを表示

特徴6 - ロック画面に広告が表示

Amazonの新着コンテンツや新製品情報が、ロック画面に自動配信、表示される機能もついています。

表示される内容は操作するたびに異なり、デザインとしてもさほど違和感はありませんが、あくまで「広告」であることには変わりありません。気になる場合は、【設定】>【アプリケーション】の項目から、非表示設定する事ができます。


スリープ復帰画面にオススメコンテンツ情報が自動配信される


気になる場合は非表示設定もできる

Webページを見る

Fire HD 7 でWebページを閲覧しました。標準ブラウザは「Silk」です。

解像度は216ppiです。”縦位置表示”にして、同じ7インチの上位機種HDX 7(323ppi)と比較してみたところ、HD 7は、細かな文字の輪郭がハッキリしません。


当サイト「the比較」を縦位置で表示


当サイト「the比較」の一部分を拡大して、Fire HD 7とHDX 7を比較

 

次に、ブラウザでのベンチマーク結果を掲載します。

PEACEKEEPER

ブラウザ「Silk」はChromeベースで開発されているため、スコア表示には"Chrome"と出ています。悪くない数字ですが、最新のタブレットとしてはやや見劣りする数字です。ちなみに、昨年発売されたiPad mini 2(旧名称iPad mini Retina)は1798のスコアでした。


PEACEKEEPER(Futuremark社)・・・Webブラウザベンチマークテスト

テレビ & 動画配信サービスを観る

nasneを使ってテレビ視聴

アプリ"Twonky Beam"をインストールし、nasneを使ってテレビを視聴しました。"Twonky Beam"は無料でダウンロードする事ができますが、TV視聴にはアプリ内で有料版(¥700)を購入する必要があります。

設定もスムーズに進み、問題なくライブ視聴する事ができました。またHDX 7のレビュー時には、コンテンツ選択画面が横位置表示されない不具合がありましたが、HD 7では解消されていました。


nasneを使ってテレビ視聴可能


コンテンツ選択画面の表示バグも解消された

PIX-BR310Lを使ってテレビ視聴

ピクセラ製「PIX-BR310L」でのテレビ視聴も試しました。アプリはワイヤレスTV(StationTV)を使用しましたが、こちらも問題なく、視聴可能でした。


ピクセラ製のPIX-BR310Lでもテレビ視聴可能

動画配信サービスを確認

筆者が契約しているHuludビデオ バンダイチャンネルを試してみましたが、Huluのみ視聴できました。


Huluは視聴可能

Miracasにも対応

今回は対応TVが手元になかったため検証していませんが、Fire HD 7はMiracast再生にも対応しています。Miracast対応TVなら、ワイヤレスでTVへタブレットの画面を表示させる事ができます。

また、Miracast非対応テレビであっても、NETGEAR PTV3000 Push2TVなどの変換アダプターをTVに接続すれば表示可能です。

電子書籍を読む

電子書籍を読んだ時の快適さのチェックです。

マンガや文字だけの書籍は、単一ページ表示なら問題なく読めます。見開き表示にしたときは、読めなくはないですが、文字は小さいと感じます。


Amazonの電子書籍を横位置表示(見開き表示)

 

雑誌など文字の細かな書籍に関しては、単一ページ表示でも、文字が鮮明ではなく読みづらいです。


雑誌の電子書籍PDFを縦位置表示(単一ページ表示)

カメラのチェック

Fire HD 7に搭載されたリアカメラとフロントカメラをチェックしました。

カメラ搭載位置はHDX 7とは異なり、縦位置対応になっています。リアカメラに出っ張りはありません。


フロントカメラは表面上部中央


リアカメラは裏面上部右

 

Exifで表示された各カメラのスペックは次の通りでした。

Fire HD 7搭載カメラのスペック
スペック* フロントカメラ リアカメラ
ファイル形式 jpeg jpeg
画像サイズ 640×480px 1920×1088px
最小絞り f2.4 f2.0
35mm換算焦点距離 30mm 29mm
※撮影したjpegファイルをmacのプレビューでExif表示したデータに基づく。

 

標準で搭載されているカメラアプリの撮影機能には、HDRとパノラマ、画像プレビュー機能があり、動画撮影も可能です。

画像レビュー機能をONにしておくと撮影毎に画像を保存するかどうか確認する事ができます。エフェクト機能やフラッシュはついていません。


Fire HD 7のカメラ撮影画面

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角が良く見やすいIPS液晶です。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

画素の拡大図です。


画面表面の拡大図

パフォーマンスのチェック

下記にベンチマーク結果を掲載します。

CPU、メモリ、GPUのいずれも、悪くない数字ですが、最新のタブレットとしてはやや物足りないです。

PassMark PerformanceTest Mobile

3DMark

重量のチェック

本体と付属品の重量を計測しました。本製品にはACアダプターとUSBケーブルが付属しています。

HDX 7の実測結果は303gでしたので、比較するとHD 7の方が33g重いですが、実際に使ってみて気になるほどではありませんでした。USBケーブルはHDX 7付属のものより短くなり、28g軽くなっています。


Fire HD 7本体と付属品の計量

表面温度のチェック

本体表面の温度チェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、タブレットを持つ手が熱くなり不快になります。

本体の裏面を計測した結果、下の図の上部(横位置時本体上部)がやや暖かくなるものの、ほとんど気にならないレベルでした。他の7インチタブレットと比べても、発熱は抑えられています。


バッテリー駆動時間のチェック

仕様上のバッテリ―駆動時間は、約8時間となっています。

当サイトでの実測値は下の表の通りです。7インチのタブレットとしては標準的なバッテリ駆動時間です。

バッテリー駆動時間
負荷内容 バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1 7時間35分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生。
動作再生アプリはAvia Media Playerを使用。Battery Mixも同時に起動しバッテリー状態を計測。

スリープ時のバッテリー残量の変化

MAXまで充電し、バッテリー駆動状態にした後、本体をスリープにしてバッテリー残量を計測した結果は下図の通りです。約24時間後にバッテリー残量を確認したところ、「残量89%」となっていました。

ただし、動作しているアプリなどによって変わってきますので、参考程度に見て下さい。


Battery Mixで計測したスリープ時のバッテリー消費

外観のチェック

外観です。

表面には、新たに搭載されたカメラと液晶ディスプレイのみです。ホームボタンはありません。

 

裏面です。縦位置に合わせてAmazonロゴが入っています。素材はわずかにザラザラして滑りにくくなっています。裏面のエッジは四方すべて少し傾斜がついています。

 

ステレオスピーカーは裏面左手側の左右に配置されています。横位置で持った時にちょうど下側にくる位置です。

 

音量ボタンは左側面上部にあります。引っかかることはありませんが、少しだけ出っぱっています。

 

イヤホン端子とマイクは本体上部左にあります。

 

microUSB端子は電源ボタンと共に本体上部右にあります。電源ボタンは少し小さく、やや押しづらく感じました。

 

付属のUSBケーブルとACアダプターです。

 

各側面です。すっきりとしたデザインです。ただ、薄さが10.6mmあり、最近の他のタブレットと比較すると、厚いなという印象を持ちます。

まとめ

以上がFire HD 7のレビューでした。

カラーが増えた点は良かったです。上位機種のHDX 7 よりスペック面で劣りますが、処理スピードは特に問題ありません。ただし、解像度が低い点が気になります。雑誌など細かい文字の書籍は、文字がつぶれて見づらいことがあります。

また、本体のストレージ容量は最大でも16GBしか選べず、microSDカードスロットも非搭載で容量増設もできません。クラウド上へコンテンツを保存できるものの、クラウドへアクセスできないときは、「見たいコンテンツがない」といったことが起こる可能性があります。

 

以下、Fireタブレット全体に言えることですが、トップ画面から「お買い物」、「本」、「ミュージック」などのコンテンツライブラリへアクセスできる点は、分かりやすくて良いと思います。(他社のサービスも大抵そうですが)Amazonで購入した電子コンテンツを、クラウド上へ保存できるのも良いです。各コンテンツライブラリでは、端末とクラウド上のコンテンツを両方確認できますし、「ストア」へも同じUIでアクセスできるのが分かりやすいです。

ただし、アプリは、基本的なラインナップは押さえていますが、あまり豊富ではありません。AndroidやiPadでは使えるけど、Fireタブレットでは使えないアプリもあります。

Fire タブレットシリーズは、日々忙しい方や、ご年配の方に向いている製品だと思います。ショッピングや電子書籍、動画などの購入方法、利用方法が分かりやすく統一されているため、使いやすいです。また、いちいち、使用するアプリを選ぶ手間もありません。Amazonが提供するサービスやアプリ を使えば良いのです。Amazonのコンテンツは非常に多く、特に電子書籍に関しては非常に種類が豊富です。日替わりセールなども魅力的です。Amazonのコンテンツだけでも十分事足りるかもしれません。

ただし、タブレットで、アプリを使って色々やってみたい方は、Android タブレットやiPadのほうが良いと思います。

詳細はこちら
メーカーサイト:Amazon(Fire HD 7)