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Amazon Kindle Fire HDX 8.9の実機レビュー

更新日:2014年1月1日

Amazonのサービスを利用しやすい

Amazon Kindle Fire HDX 8.9は、Amazonでの買い物や、書籍、音楽、ビデオなどの配信サービスを利用しやすいタブレットです。タブレット上部にあるリンクから、これらのサービスをすぐ利用できます。使い方も簡単で統一されています。

他のタブレットのように、使いたいアプリを調べて、選んで、インストールして使うといったことをしなくても良いため、ご年配の方でも、使いやすいタブレットだと思います。

ハードウェア(タブレット本体)自体の性能も良いです。他のタブレットと比較しても、軽くて、画面も見やすくて、バッテリー駆動時間も長いです。

直販サイト:Amazon(Kindle Fire HDX)

※レビュー機は当サイトでの購入製品です

特徴1 - 各コンテンツへのアクセス方法が分かりやすい

AndroidタブレットやiPadの場合、買い物、ゲーム、本の閲読などをするときは、画面上のアプリを起動することから始めます。このアプリは専用ストアからダウンロードする必要がありますが、たくさんあるため、ご年配の方などはどのアプリを使えばよいのか迷うのではないかと思います。

しかし、本製品は、画面上部に、「お買い物」、「ゲーム」、「本」、「ミュージック」、「ビデオ」といったリンクがあり、迷くことなくサービスを利用することができます。

 

Android はOSのバージョンが細かく分かれているため、バージョンによってアプリが起動しなかったり、不具合が発生する場合もあります。一方、上のリンクのサービスはAmazonが提供しており、Kindleとの動作確認は厳重にチェックしていると思われるため、本が見られないとか、映画が見られないといったことは、まずないと思われます。

また、上図の「本」リンクをクリックすると、電子書籍を購入することも、閲読することもできます。他のタブレットの場合は、購入はブラウザで行い、閲読はリーダーアプリから行う場合が多く、切り替えが面倒ですが、Kindleの場合は同じ画面上で行うことができるため便利です。

ただし、上図のリンクのサービスから購入できるのは、Amazonで取り扱ってるコンテンツのみとなります。「買い物」についてはAmazonの品揃えは半端なく多いですし、「本」の取扱冊数については、マイナビニュースの記事を確認すると、2013年10月時点で約14万冊超もあり充実していると思います。しかし、それ以外はまだ他社サービスと比べると物足りなさを感じます。特に、「ゲーム」や「ミュージック」などは、先行している他社のサービスと比較すると見劣りします。「ゲーム」については、ドラクエ、FF、ガンダム、ドラゴンボール、ぷよぷよなどのメジャーなゲームがありませんし(iOSやAndroidにはある)、「ミュージック」はiTunesと比較すると曲数がかなり少ないです。また、「ビデオ」については、2013年11月にサービスインしたばかりではありますが2万6千本以上の作品を揃えています。しかし、4万本を揃えるTSUTAYA TV、8万本以上を揃えるU-NEXTと比較するとまだ少ないです。

他社サービスも、「アプリ」をインストールして使用できる場合もありますが、筆者の印象では、そのようなサービスはまだ少ないです。Amazonとしては、Kindleを売ることよりも、コンテンツを売ることを重視しているため、他社サービスを利用しにくい状態は続くと思います。

このように、Amazonのコンテンツを購入しやすくて、使い方も分かりやすいというメリットはありますが、一部のジャンルのコンテンツ数に物足りなさを感じる点や、Amazon以外のサービスを利用できない場合もあるという点に留意しておきましょう。

特徴2 - Miracast

本製品はMiracastに対応しており、Kindleの画面を、テレビなどへワイヤレスで表示することが可能です。音声も出力できます。

動画を大画面で観たいときや、撮影した画像を家族みんなで見たいときなどに便利です。

ただし、テレビ側もMiracastに対応している必要があります。対応していない場合は、Miracast対応のテレビアダプターを別途購入します。筆者もMiracast対応のテレビを持っていなかったため、NETGEAR PTV3000 Push2TVのアダプターを約6,000円で購入しました。

使ってみた感想は、わずかに画質劣化するものの、十分綺麗で視聴・鑑賞には問題ないと感じました。


↑Kindle Fire HDX側のMiracastの設定


↑Kindleの画面を液晶ディスプレイへ表示しているときの様子

特徴3 - 長いバッテリー駆動時間

メーカーの仕様上のバッテリ―駆動時間は、約12時間となっています。

当サイトでの実測値は下の表の通りです。他のタブレットでも同じ方法で計測していますが、それらと比べても長めのバッテリ駆動時間です。

バッテリー駆動時間
負荷内容 バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1 13時間41分
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生。画面輝度は120cd/m2。
動作再生アプリはMX動画プレイヤーを使用。Battery Mixも同時に起動しバッテリー状態を計測。

スリープ時のバッテリー残量の変化

MAXまで充電し、バッテリー駆動状態にした後、本体をスリープにしてバッテリー残量を計測した結果は下図の通りです。約24時間にバッテリー残量を確認したところ、「残量95%」となっていました。

ただし、動作しているアプリなどによって変わってきますので、参考程度に見て下さい。


スリープ時のバッテリー残量の変化

Webページを見る

Webページを閲覧した時に、見やすいかどうかをチェックします。

Kindle Fire HDX 8.9の画面解像度は、2560x1600ドットと非常に高精細です。そのため、Webページを見たときは文字がクッキリしていて見やすいです。(一般的な)タブレットのメリットとして、縦長画面でWebページを見れるという点があります。解像度が低いタブレットだと縦長画面にすると文字がぼやける場合がありますが、本製品であれば縦長画面でも文字がクッキリしています。

下図は、本製品(2560x1600ドット)と、1280x800ドットのタブレットについて、縦長画面でWebページ(当サイト)を表示したときの文字です。本製品のほうが明らかに文字がくっきりしていることが分かります。


Webブラウザで当サイトを閲覧している様子

 

ただし、ブラウザは「Silk」しか利用できません。FireFoxやSafari、Operaなどを利用することができないのは残念です。

次に、ブラウザ表示に関する各ベンチマーク結果を掲載します。比較的高いスコアだと思います。

PEACEKEEPER

Webブラウザの性能を測るベンチマークの結果です。


PEACEKEEPER(Futuremark社)・・・Webブラウザベンチマークテスト

Octane

JavaScriptのベンチマークの実行結果です。


Octane(Google社)・・・ JavaScriptベンチマークツール

電子書籍を読む

電子書籍を読んだときの快適さのチェックです。

小説やマンガは、見開きで表示させても、快適に読めます。雑誌の場合、縦長の画面で、ページを単一表示させたときは問題なく読めます。下図のように横長の画面にして、見開きで表示させたときは、文字はクッキリしているものの小さいため、顔を画面に近づけないと読みづらかったです。

余談ですが、週刊アスキーの電子書籍が、Kindleストアにてセール中で、1冊152円や175円で購入できるのが驚きでした(紙媒体だと590円)。購入してみて紙媒体の雑誌と比較してみましたが、一部広告が削られているだけで、中身は全く同じでした。


雑誌(PDFファイル)を表示

テレビを観る

テレビをライブ視聴できるか確認してみました。

nasneを使ってテレビ視聴

ソニー製「nasne」とTwonky BeamというDTCP-IP対応アプリ(700円)を使った場合、テレビを視聴することができました。しかし、画面を横長にしてみると、横と縦の比率が変えられて画面いっぱいにフルスクリーン表示されてしまいました。Kindle Fire HD 8.9のアスペクト比は16:10と、テレビのアスペクト比とは異なるため、映像が縦に引き伸ばされてしまうのが残念です。ちなみに、他のタブレットだと上下に黒帯が入り、引き伸ばされることはありません。


横長の画面(右)にすると、映像が縦に引き伸ばされる

印刷する

以前、セミナーへ参加したときに「Kindle Fire HDXは、設定の必要なく主要プリンタへ印刷可能」と説明があったため確認してみましたが、iPadやAndroidタブレットよりも印刷手順が難しい印象を持ちました。

まず、プリンターメーカーが提供しているアプリがあるか確認してみたところ、HPとbrotherはありましたが、EPSONとCANONはありませんでした。


HPやBrotherのプリンターなら、メーカーが用意したアプリがKindleに対応している(未検証)

 

次に、上のアプリがなくても印刷できるのか確認するため、デフォルトでインストールされているOffice Suiteから、EPSONプリンターへ印刷できるか試してみました。プリンターを発見するところまでは進むのですが、プラグインがないと怒られ、またEPSONは現在プラグインの提供を停止しているため、印刷することが出来ませんでした。

→2014年5月2日に試したら、プラグインが使えるようになっていました。印刷も出来ました。


Office Suiteから印刷しようとしたが、EPSONのプリンターはプラグインが現在提供されていない。

 

EPSONやCANONのプリンターを持っている方は、他社のプリントアプリを使用する必要があるようです。EPSON EP-806ABで下記の2つのアプリで印刷できるか試したところ、A4での印刷は問題ありませんでした。ただし、L判には対応していないようでした。


EPSONやCANONのプリンターを使用している方は、他社メーカーのアプリを使用する必要がある

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

IPS液晶を搭載しているため視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

画素形状です。ギラつきは感じず見やすい画面です。


画面表面の拡大図

 

やや寒色よりの画面かと思いますが、見やすい画面だと思います。

パフォーマンスのチェック

比較的高い処理性能だと思います。

PassMark PerformanceTest Mobile

3DMark

重量のチェック

重量は軽いです。

片手でも余裕で持てます。電車の中で、片手でつり革をつかみながら、もう片方の手でタブレットを持って、電子書籍などを読むこともできるでしょう。


重量の実測結果

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

下記の3つの状態で計測しましたが、問題ない温度です。


外観のチェック

外観のチェックです。

 

背面です。音量ボタン、電源ボタンなどがあります。

 

上部は光沢の素材になっており、スピーカーやWebカメラが搭載されています。

 

側面です。ヘッドホン端子が確認できます。

 

別の側面です。microUSB端子が確認できます。端子は以上となります。HDMIやSDカード系スロットは搭載されていません。

 

ACアダプターとACケーブルです。

主な仕様

最後に主な仕様をまとめます。

Kindle Fire HDX 8.9の主な仕様
  Kindle Fire HDX 8.9
OS Kindle Fire OS 3.0
液晶 8.9インチ(2560x1600)
プロセッサー Snapdragon 800 4コア 2.2GHz
メモリ 2GB
内部ストレージ 16GB/32GB/64GB
バッテリー 約12時間
カメラ OUT: 800万画素
IN:720p
防水 / 防塵 なし
主なスロット microUSB
ヘッドフォン
重量 約374g
価格 39,800円~

まとめ

以上がAmazon Kindle Fire HDX 8.9のレビューです。

まず、ハードウェアの質は良いと思います。SDカードを搭載していないものの、重量は軽く、画面も見やすく、処理性能も比較的良いです。HDMI端子がありませんが、Miracastに対応しているため、大画面テレビへの出力が可能です。

ソフトウェアの面では、商品、電子書籍、動画などのコンテンツを購入しやすくて、使い方も分かりやすいと思います。ただし、他のタブレットであれば、様々な電子書籍ストア&リーダー、音楽配信サービス、動画配信サービスなどを利用できますが、Amazonでは利用できないサービスも多いです。また、ゲームやミュージックなど、コンテンツが不足していると感じるジャンルもあります。

良く言えば「厳選されたアプリやサービスを利用できる」、悪く言えば「アプリやサービスの選択肢が少ない」という印象です。

本製品は、日々忙しい方や、ご年配の方で、比較的お金を持っている人に向いている製品だと思います。ショッピングや電子書籍、動画などの購入方法、利用方法が分かりやすく統一されているため、使いやすいです。また、いちいち、使用するアプリを選ぶ手間もありません。Amazonが提供するサービスやアプリを使えば良いのです。

アプリやサービスを色々試したい方は、選択肢が多いAndroidタブレットやiPadのほうがよいでしょう。

詳細はこちら
直販サイト:Amazon(Kindle Fire HDX)