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the比較 > 格安SIMカードの比較 > Apple iPhone 7 Plus

Apple iPhone 7 Plusの実機レビュー

更新日:2016年10月4日

iPhoneシリーズの最高峰

Apple iPhone 7 Plusはリアカメラに望遠レンズと広角レンズの2つのレンズを備えた、1200万画素のデュアルカメラ搭載のiPhoneです。

iPhone 7と同じく防塵耐水性能を備え、Felica (NFC-F)対応でSuicaも使えます。5.5インチとディスプレイが大きいので、一般的なスマホの小さな画面が苦手な方でも使いやすいです。

CPUには最新のA10 Fusionを搭載し、内蔵スピーカーはステレオスピーカーになっています。そのほかバッテリー容量やディスプレイの色再現性も向上。ストレージ容量は最大256GBまで選べるので、4K動画撮影やたくさんの写真撮影もとことん楽しめます。


※レビュー機は当サイトでの購入品です

目次

主な仕様

iPhone 7 Plusの主な仕様を同時発売のiPhone 7、前モデルのiPhone 6s Plusと比較しました。

iPhone 7 Plusはリアカメラが広角と望遠のデュアルカメラになっているほか、メモリも3GBとiPhone 7よりも1GB多いです。

ディスプレイサイズはiPhone 6s Plusと変わりませんが、従来のsRGB規格から広色域ディスプレイ(P3)への改良されて、色再現性が向上しています。CPUやストレージ容量、防塵耐水性能、Felica対応NFCなどの基本スペックはiPhone 7と共通です。

いずれのモデルもジャイロセンサーを内蔵しているので、ポケモンGOのAR機能にも対応しています。

iPhone 7 Plusにはブラックとジェットブラックという光沢感の異なる2種類のブラックカラーが追加され、変わりにスペースグレーは廃止となり、全5色のカラーラインナップになっています。

iPhone 7とiPhone 6sの主な仕様を比較
  iPhone 7 Plus iPhone 7 iPhone 6s Plus
OS iOS 10 iOS 10 iOS 9.0 ※1
液晶 5.5インチ (1920×1080) 4.7インチ (1334×750) 5.5インチ (1920×1080)
プロセッサー Apple A10 Fusion (4コア) Apple A10 Fusion (4コア) Apple A9(2コア)
メモリ 3GB 2GB 2GB
内部ストレージ 32 / 128 / 256GB 32 / 128 / 256GB 32 / 128GB
連続待ち受け時間 LTE:約16日 LTE:約10日 LTE:約16日
連続通話時間 3G:21時間 (ワイヤレス) 3G:14時間 (ワイヤレス) 3G:24時間
バッテリー 2,900mAh 1,960mAh 2,750mAh
カメラ 1200万画素 (背面)
700万画素 (前面)
1200万画素 (背面)
700万画素 (前面)
1200万画素 (背面)
500万画素 (前面)
主なスロット Lightningコネクタ
nanoSIMスロット
Lightningコネクタ
nanoSIMスロット
Lightningコネクタ
nanoSIMスロット
ヘッドフォンミニジャック
対応通信バンド※2 FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/
B12/B13/B17/B18/B19/B20/B21
B25/B26/B27/B28/B29/B30
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
3G:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM : 850/900/1800/1900 MHz
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/
B12/B13/B17/B18/B19/B20/B21
B25/B26/B27/B28/B29/B30
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
3G:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM : 850/900/1800/1900 MHz
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/
B12/B13/B17/B18/B19/B20/
B25/B26/B27/B28/B29/B30
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
3G:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM : 850/900/1800/1900 MHz
その他 耐水・防塵 (IP67等級)
NFC (NFC-F/Felica対応)
Touch ID
光学式手振れ補正
デュアルレンズリアカメラ
耐水・防塵 (IP67等級)
NFC (NFC-F/Felica対応)
Touch ID
光学式手振れ補正
NFC
Touch ID
重量 約188g 約138g 約192g
カラー ローズゴールド、ゴールド、シルバー、ブラックジェットブラック ローズゴールド、ゴールド、シルバー、ブラックジェットブラック ローズゴールド、ゴールド、シルバー、スペースグレー
※1 iOS10にアップデート可能
※2 B11(Band11):auで使用、またソフトバンクが3GからLTEに切り換えて使用、B21(band21):ドコモが地方部で使用。

特徴1 - 2つのレンズを搭載したデュアルカメラ

iPhone 7 Plusで最も特徴的なのは、35mm換算で約28mm相当の広角レンズと約56mm相当の望遠レンズの2つのレンズを搭載している点です。どちらのレンズにもそれぞれ1,200万画素のセンサーが備わっています。そのため、同時に両方のカメラで撮影して画像処理することによって、一眼レフカメラで撮影した写真のように背景を大きくぼかすなど、従来のスマホではできなかった撮影が可能です。また広角側と望遠側をワンタッチで切り替えて光学式2倍ズームとして撮影することもできます。

レンズの切り替えや画像合成処理などは新しいA10 Fusionチップに搭載された画像信号プロセッサ(ISP)が自動的に処理してくれるので、ユーザーが意識して操作する必要はありません。


iPhone 7 Plusのリアカメラに採用されたデュアルカメラ

 

実際にiPhone 7 Plusだけでズーム倍率を変えながら撮影した画像を比較しました。最大10倍ズームで35mm換算すると約280mm相当の超望遠域までズームすることができます。ただし、10倍ズームした画像はiPhone 7 Plusの画面上で拡大せずに表示しても画質が劣化しているのが分かります。5倍ズームまでなら等倍まで拡大しなければ画質劣化はあまり目立ちません。

iPhone 7 Plusのリアカメラではズーム倍率が常に表示され、倍率表示にタッチするとズーム無しと2倍ズームをワンタッチで切り換えることができます。また長押しすることで倍率ゲージが表示され、ゲージをスライドすることでズーム倍率の微調整が可能です。また、従来通り、ディスプレイ上でピンチアウトしてズームすることもできます。


iPhone 7 Plusでズーム倍率を変えて撮影した画像を比較

iPhone 7 Plusのカメラアプリで表示されるズーム倍率表示

 

iPhone 7とiPhone 7 Plusでズーム倍率を変えながら撮影した画像を等倍で切り出して比較しました。ズームなしの広角側は28mm相当の画角でどちらも共通ですが、iPhone 7のデジタルズームは最大5倍までです。

ズーム無しの画像ではほとんど差はありません。曇天での撮影でしたが、どちらもスマホの等倍切り出し画像としては悪くありません。2倍ズームした場合、光学ズームのiPhone 7 Plusではズーム無しと同じ程度のディテールを残していますが、デジタルズームのiPhone 7ではディテールが不鮮明になり、塗り絵のように立体感が乏しくなっています。

5倍ズームした場合、iPhone 7 Plusのほうがややディテールがはっきりしているようにも見えますが、どちらも同じ暗い部分が劣化していて、あまり違いはありませんでした。


iPhone 7とiPhone 7 Plusの画像を等倍で切り出して比較

 

iPhone 7 Plusのリアカメラには動画撮影にも対応した光学式手振れ補正機能が搭載され、4K動画撮影も可能です。手振れ補正機能についてはiPhone 7のレビュー記事で検証していますので、ご興味ある方はそちらも確認してみてください。

このほかにもリアレンズの開放F値がF1.8と明るくなり、フロントカメラの画素数が700万画素に向上するなど、そのほかのカメラスペックもアップしています。本レビューの後半で「カメラのチェック」をしています。

特徴2 - Felica(NFC-F)に対応したApple Pay

これまでのiPhoneシリーズにもNFCは搭載されていましたが、iPhone 7とiPhone 7 PlusではSuicaなどの電子マネーが使えるFelica(NFC-F)に対応。店頭でもiPhone 7 Plusを読み取り端末にかざすだけで、各種クレジットカードやプリペイドカードによる支払いが可能になりました。「Apple Pay」という名称で海外ではすでに同様のサービスが使えるようですが、日本国内では10月以降のサービス開始予定となっています。

これまでちょっとした支払いや改札口での支払いをSuicaでまとめていた方なら、そのSuicaがそのままiPhone 7Plusに内蔵されてiPhone 7 Plusだけで使えるイメージです。 iPhoneでSuicaの支払いができるようになれば都市部での通勤通学時の電車やバスの支払いはもちろん、コンビニやカフェなどでの支払いも、iPhone 7 Plusだけでできるようになります。


iPhone 7 PlusはSuicaの代わりにもなる

 

iPhone 7 PlusでSuicaを使うためには実際のSuicaのカードをiPhone 7 Plusで読み取るだけで、iPhone 7 PlusのApple PayにSuicaが登録されます。そのため無記名のSuicaやオートチャージ機能がないSuicaでも利用できるようです。またApple PayのiDやQUICPayに対応するクレジットカードやプリペイドカードを登録しておけば、iPhone 7 Plus内のSuicaにチャージすることも可能です。

9月30日時点で公式サイトに公開されている対応クレジットカードやサービスの一例は以下の通りです。なぜかVisaカードがないのが少し気がかりです。ただ現時点ではiPhone 7の設定メニューやアプリにもApple Payに該当する機能が見当たらないような状態なので、順次対応サービスや機能は広がっていくと思います。


Apple Payに対応するクレジットカード(2016/9/30時点)

Apple Payに対応するお店やサービスの一例(2016/9/30時点)

 

特徴3 - IP67等級の防塵耐水仕様

iPhone 7 Plusは、iPhoneシリーズではじめての防塵・耐水モデルです。見た目のデザインには目立った変化はなく、iPhoneならではのデザインを損なうことなく、防塵・耐水になっています。

メーカー公式サイトの記載をみると、”IEC規格60529に基づくIP67等級に適合した、防沫性能・耐水性能・防塵性能を備えている”と記載があります。防塵性能に関しては6段階の等級で最も高い「粉塵が内部に侵入しない」レベルです。従来のiPhoneでしばしば起こった、カメラレンズ部分に埃が混入してしまうトラブルが解消されたと思われます。

耐水性能は7段階中6段階目で「一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない」レベルです。最上級の防水等級ではないからか、メーカー公式サイトでは”防水”ではなく”耐水”と表記していますが、ボディ全体が水に浸かっても、常温の真水で、水深が浅ければ問題がないレベルのようです。


防塵・耐水になっても外観はiPhoneのまま

 

実際に、お風呂場でシャワーをかけてみたり、洗面器に溜めた水の中にiPhone 7 Plusを水没させてみました。液晶画面に水滴がついたり、表面を水が流れたりすると、タッチパネルが反応して誤作動することはありますが、動作しなくなるなどの不具合やシャットダウンするといったことはありませんでした。

液晶ディスプレイ表面は撥水加工がしてあるようで、水滴は画面上に残りにくくなっています。また裏面も比較的水をはじきやすいようです。水分が残りやすかったiPhone 7の裏面とは撥水具合が異なるようでした。iPhone 7のレビューではゴールドのカラーだったので、ひょっとすると本体カラーによって撥水性が異なるのかもしれません。

凹んでいるLightning端子部分は、他の部分に比べて水滴が残りやすいです。水分が残ったまま充電したりしないよう気をつけましょう。


ディスプレイ表面は撥水加工されている

裏面も比較的水をはじきやすい

 

試しにリアカメラ部分を水中に浸して、水面に浮かぶおもちゃを水中から撮影してみました。タッチ操作するディスプレイ部分に水滴がついていなければ、撮影自体は通常と変わらず、画質も変わりません。ただし指先が濡れていると、シャッターを押しても反応しないことがよくありました。

ちなみにiPhone 7 Plusでは音量ボタン(小)を押してシャッターを切ることもできます。画面表示を安定させるのがやや難しいですが、レンズ部分だけを浸す程度のちょっとした水中撮影なら十分に可能だと思います。


リアカメラ部分を水中につけて水面に浮かぶおもちゃを水中から撮影

 

耐水性能に関して、Appleの公式サイトには具体的な基準の表記はありませんが、一般的には常温(5〜35℃)の水以外の液体は性能想定外です。そのため海水や入浴剤の入ったお湯、熱湯などは故障の原因になります。またサウナや長時間の入浴などで湿度の高い場所に長時間放置するのもリスクが高いですので、お風呂場で毎日のように使うのではなく、あくまで生活防水が向上したくらいの機能だと思っておいた方がよさそうです。


浅い真水の中なら水没しても大丈夫

特徴4 - 指紋認証センサー(Touch ID)

iPhone 7 PlusのホームボタンにはiPhone 6s Plusと同様に指紋認証センサー(Touch ID)機能がついています。このTouch ID機能自体に大きな変化はありませんが、iPhone 7 Plusではこのホームボタンが、物理ボタンではなくなっています。つまり見た目には”ボタン”ですが、実際にボタンが動くのではなく、ボタンを押した感触だけが指先に伝わります。


物理ボタンでなくなったiPhone 7 Plusの「ホームボタン」

 

ホームボタン部分は少し凹んでいます。ボタンを押し込めないので、電源OFFの時に触ると違和感があります。電源を入れると、ホームボタンを押す動作をする度に、”コリッ”という感触が指に伝わり、実際にボタンを押しているような操作感が生じます。筆者は”カチッ”や”ポチっ”ではなく、”コリッ”と感じました。人によって多少感じ方は違うかもしれませんが、かなりリアルです。

このクリック感は3段階で調整できるようになっています。設定によって指先に伝わるクリック感だけでなく、どれくらい押し込んだ(動作)かによって、反応する度合いも変わるようです。筆者は2段階目がこれまでの物理ボタンの感触に近いと感じました。


「ホームボタン」の感触は3段階で調整可能

 

Touch IDの指紋認証機能は応答速度や認証精度も高く、いちいち「認証する」ことを意識しないうちに認証してくれます。指紋認証センサーを搭載したスマホは近頃増えてきていますが、その中でも抜群の反応性です。指紋認証に使う指先の登録は、後からでも可能です。ちなみに筆者はiPhoneをホールドする左手の親指と人差し指、右手の人差し指の3本を登録しています。


Touch IDの登録画面

特徴5 - 内蔵ステレオスピーカー

iPhone 7 Plus本体の内蔵スピーカはステレオスピーカーになりました。本体下側面右側のスピーカー部分と表面上部中央のスピーカーがそれぞれ内蔵ステレオスピーカーになっていて、本体を横位置で持った時に左右から音が聞こえてきます。

音楽を再生した限りでは、そういわれれば音質がよくなったかなというくらいの印象です。再生できる音量は全体的に大きくなったようで、通知音などもはっきりと聞こえます。iPhone 7 Plusはディスプレイサイズも大きいので、YoutubeやHuluなどの動画視聴も本体だけで楽しめます。


本体の内蔵スピーカーはステレオスピーカーになった

 

内蔵スピーカーがアップグレードするとともに、iPhone 7 Plusではイヤホンジャックが廃止されています。本体のどこを探しても従来のイヤホン端子を挿すところはありません。その代わりに本体付属のイヤホンがLightning端子に接続する仕様となり、従来のイヤホン端子をLightning端子に変換するアダプターも付属します。お気に入りのイヤホンやヘッドフォンをすでに持っている場合も、通常の3.5mmステレオミニプラグであれば、特に追加でアダプターなどを購入する必要はありません。


iPhone 7 Plus付属のイヤホン(左)と変換アダプター(右)

 

従来のイヤホンジャックを廃止したことに伴い、Apple純正のワイヤレスイヤホン「Airpods」も別売りアクセサリーとして発表されています。専用のイヤホンケースがイヤホンの充電器も兼ねていて、ケースから取り出すと自動的にiPhone 7 Plusと接続。さらに耳への装着や取り外しの動作に反応して自動的に音楽再生・停止してくれるようです。

またイヤホン本体にAppleのW1チップが内蔵されていて、耳に装着した状態でAirpods本体をタップするとSiriを起動でき、iPhone 7 Plus本体の操作無しで音量調整をしたり、電話をかけたりすることもできます。Appleストアで10月下旬から発売される予定となっています。例によって強気な価格です。


Apple純正のワイヤレスイヤホンAirPods

特徴6 - 5.5インチRetinaHDの見やすい大画面

iPhone 7 Plusのディスプレイは5.5インチのRetinaHD液晶ディスプレイを採用しています。4.7インチのiPhone 7と比べると本体の横幅が約10mm、縦幅が約20mm大きくなっています。ポケットに入れたり片手で操作するときはやや大きいと感じるかもしれませんが、画面が広いのでWebや電子書籍といった文字の多い画面を表示したり、動画を横位置で視聴したりする時には断然iPhone 7 Plusのほうが快適です。

ちなみに厚みはiPhone 7 Plusのほうがメーカー公表値で約0.2mmだけ分厚くなっていますが、実際に並べてもほとんど違いは分かりませんでした。


iPhone 7 PlusとiPhone 7のサイズを比較

 

iPhone 7ではできないけれどiPhone 7 Plusではできることの一つとして、iPhone 7 Plusではホーム画面の横位置表示(画面を横長にして表示)が可能です(なお、iPhone 6 Plusでも可能)。YoutubeやiBooksなど横位置で利用するアプリを使っている途中でホーム画面に戻っても、いちいち縦位置に持ち変える必要がありません。


iPhone 7 Plusはホーム画面を横位置表示できる

 

またスマホの小さな画面や文字表示が苦手でiPhone 7 Plusを検討している方もいると思います。iPhone では画面表示が”標準”と”拡大”の2パターンから選べ、文字サイズは7段階で設定可能です。さらにすべての文字表示を”太く”する設定もあります。

画面表示サイズなどの設定機能はiPhone 7にもありますが、文字サイズや表示を大きくするなら画面の大きなiPhone 7 Plusのほうが使いやすいと思います。


「文字サイズ」と「文字の太さ」の設定を変えて画面表示を比較

「画面表示の拡大」の設定を変えて比較

液晶ディスプレイのチェック

つづいてiPhone 7 Plusの液晶ディスプレイをチェックしました。

液晶サイズは5.5インチのフルHD(1920×1080)、約401ppi、アスペクト比は16:9で、コントラスト比(標準)が1,300:1のRetinaディスプレイです。ベゼル幅は縦位置での左右の横幅が約3mm、上下部分の幅が約16mmとなっています。

またiPhone 7 Plusの液晶画面のガラスは周囲に向かって丸みがついた2.5Dラウンドエッジ加工です。


ディスプレイの全体像

ディスプレイの周囲は丸みのある2.5Dラウンドエッジ加工

 

各アングルから見たときの見やすさをチェックしました。視野角の広いIPS液晶ディスプレイです。iPhone 7 Plusでは新たに広色域ディスプレイを採用し、iPhone 6s Plusよりも色再現性が向上しています。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

画素の拡大図です。細かい画素が高密度に並んでいます。画面のギラつきは特にありません。


画面表面の拡大図

通信速度のチェック

実際にSIMカードを挿して、iPhone 7 PlusのLTE通信速度をチェックしました。SIMカードのサイズはnanoSIMです。

本サイトでは、SIMカードのレビューで時間帯別の通信速度を計測しましたが、その結果12時頃に極端な速度低下があり13時判頃から16時頃は比較的通信速度が安定していたため、今回はこの12時半頃と14時半頃2つの時間帯で計測しました。

→時間帯別通信速度のテストを掲載したDMM mobile SIMのレビュー記事はこちら

詳細な測定環境は次のようにして計測しました。

■測定環境■
測定場所:東京都江東区内・集合住宅室内
測定に使用したSIM:DMM mobile 通話SIMプラン(nanoSIM)
測定アプリ:OOKLA SPEEDTEST
計測日時:2016/9/29(木)12:30頃、14:30頃(各時間帯で3回以上計測)

 

通信速度テストの結果は以下の通りでした。各時間帯での計測で得られた代表的な結果を掲載します。通信が混雑する時間帯も空いている時間も平均的な通信速度です。なおiPhone 7 Plusはスペック上、最大450Mbpsの高速通信に対応しており、iPhone 6s Plus(最大300Mbps)の1.5倍に最大通信速度が向上しています。


平日12時半頃の通信速度測定結果 (DMM mobile)

平日14時半頃の通信速度測定結果 (DMM mobile)

 

iPhone 7 Plusはauが提供する全てのLTE通信バンドに対応しています。mineoのauプランのデータ専用SIMカードを挿し、上記のDMM mobileと同様の測定環境で実際に通信速度を測定したところ、Docomo系のSIMカードと変わらないダウンロード速度が出ました。またアップロード速度も比較的速い結果でした。


平日12時半頃の通信速度測定結果 (mineo auプラン)

平日14時半頃の通信速度測定結果 (mineo auプラン)

au系MVNOのSIMカードにも対応

 

Apple iPhone 7 Plusで利用できるSIMカードについては、下のバナーをご覧ください。SIMカードも一緒にお探しの方は参考にしてみてください。

SIMカード比較

パフォーマンスのチェック

Apple iPhone 7 PlusのCPU、メモリ、GPUのベンチマーク結果を以下に掲載します。いずれもスマホとしては高いスコアですが、iPhone 7と比べると大きな差はありませんでした。なお下記ベンチマークのほかに3Dmark Slingshotも試しましたが、アプリが測定前にシャットダウンしてしまい、ベンチマーク計測できませんでした。

3Dmark

3Dmark API Overhead

Antutu benchmark

PassMark PerformanceTest Mobile

Geekbench 4

通話機能のチェック

iPhone 7 Plusの通話機能をチェックしました。

電話アプリを開いたメイン画面にはよく使う項目、履歴、連絡先、キーパット、留守番電話のアイコンが画面下に配置され、メイン部分には前回開いていたメニューが表示されます。操作パネルの構成や表示は従来と変更ありません。

通話中画面では、Facetimeや消音、スピーカーなどのタッチボタンが表示されます。こちらも従来と変わりません。実際に通話してみたところ、ダイヤル操作から実際に発信してつながるまでのスピードが少し速く感じました。例えば時報ダイヤルの”117”にかけた場合、手持ちのSoftbank回線のiPhone 5Sではダイヤルボタンを押してからつながるまで約4秒かかるところ、iPhone 7 Plusでは1,2秒くらいでつながります。通話自体も特に途切れたりすることもなく、通話音質も問題ありませんでした。

また、iPhone 7 Plusでは日本国内専用の通信バンド、band21(ドコモで利用)とband11(auとsoftbankで利用)を新たにサポートしています。


電話アプリのメイン画面(左)と通話中画面(右)

バッテリー駆動時間のチェック

Apple iPhone 7 Plusのバッテリ―駆動時間をアプリ「Battery+」でチェックしました。100%充電した状態でのバッテリー駆動時間の目安は次の通りでした。いずれも比較的長い駆動時間です。

メーカー公表値では前モデルのiPhone 6s Plusと比べて最大で1時間バッテリー駆動時間が長くなっています。


バッテリー駆動時間の目安

カメラのチェック

iPhone 7 Plusはリアカメラとフロントカメラを搭載しています。各カメラのスペックは次の通りです。

iPhone 6s Plusと比べて、リアカメラがデュアルカメラになったほか、フロントカメラの画素数が増えています。また各レンズの開放絞り値も小さくなり、暗いところでの撮影に強くなっています。

iPhone 7 Plus搭載カメラのスペック
スペック※1 フロントカメラ リアカメラ(デュアルカメラ)
ファイル形式 jpeg jpeg
最大画像サイズ 3088×2320px 4032×3024px
画素数 700万画素 1200万画素
開放絞り f2.2 f1.8 (広角)
f2.8(望遠)
焦点距離※2 32mm 28mm(広角)
57mm(望遠)
内蔵フラッシュ あり(RetinaFlash) あり
動画サイズ 1920×1080 3840×2160(4K)
その他撮影機能 HDR
タイムラプス
Live Photosなど
HDR
タイムラプス
LivePhotosなど
※1 撮影したjpegファイルをmacのプレビューでExif表示したデータに基づく。
※2 35mmフルサイズカメラ換算時

 

リアカメラの解像度をチェックしました。ズーム無し(広角)と2倍ズーム(望遠)でそれぞれ解像度チャートをアスペクト比に合わせて横位置で画面一杯に撮影しました。カメラ設定は全て購入時のままの設定で撮影しています。撮影画像の縦横比は3:4です。

なお撮影したデータのexifを確認したところ、望遠側でもなぜかf1.8となっていました。必ずしも2倍ズームにしたら常に望遠レンズを使う訳ではないようです。今回は室内で撮影したため、レンズの明るさを優先して2つのレンズで撮影した画像を合成処理しているのかもしれません。

■撮影環境■
撮影環境:室内、昼白色蛍光灯照明
撮影条件:【広角】ISO40, f1.8, 1/33秒, 【望遠】ISO 32, f1.8, 1/33秒, ホワイトバランス自動
使用した解像度チャート:ISO12233記載の解像度チャート(A3サイズ)
撮影方法:端末を固定しながら、画面上のチャート中央部分にタッチ(ピント・露出合わせ)して撮影

得られた画像は次の通りです。

広角、望遠ともに露出は背景の白に引っ張られることもなく、ホワイトバランスも適切で、照明の色かぶりもほとんどありません。コントラストが高く、メリハリのある画作りです。

望遠側の方が画像周辺部分の歪みは少なくなりますが、等倍で切り出した画像のシャープネスを比較すると、望遠側で撮影した画像の方がややピントが甘くなっていました。


解像度チャートの撮影結果(広角)

解像度チャートの黄色枠部分を100%表示(広角)

解像度チャートの撮影結果(望遠)

解像度チャートの黄色枠部分を100%表示(望遠)

 

カメラ搭載位置は縦位置を基準にフロントカメラが上部中央・スピーカーの左側にあります。リアのデュアルカメラは裏面上部左側に配置されていて、すぐそばに動画対応のクアッドLED True Toneフラッシュがついています。

リアカメラのレンズ部分は周囲が盛り上がっています。平らな机の上にiPhone 7を置くと、出っ張りの分だけ本体裏面右上が浮きますが、本体サイズがあるので安定しています。ただし本体左上を指で触るとカタカタと動きます。


フロントカメラ

リアカメラ

 

リアカメラのLEDフラッシュは写真撮影と動画撮影で自動的にフラッシュと定常光が切り替わるため、LEDフラッシュの設定は「オート」「ON」「OFF」の3通りです。またフロントカメラに内蔵フラッシュはありませんが、液晶ディスプレイが真っ白な表示になってLEDフラッシュの代わりになる「Retina Flash」機能がついています。

薄暗い場所でそれぞれリアカメラのフラッシュをONまたはOFFにして静止画を撮り比べてみました。リアカメラはフラッシュをONにするとスポットライトが当ったようになりますが、自然な露出で色味も不自然な感じがありません。


リアカメラのLEDフラッシュの効果を比較

 

フロントカメラで使えるRetina Flashの発光量は少なめですが、自撮りする際に影の部分を明るくするには十分な光量です。ただし至近距離でカメラの下側からライトを当てることになってしまうため、Retina Flashだけで撮影すると不自然な印象になってしまうので注意しましょう。


フロントカメラのRetinaFlashの効果を比較

 

標準カメラアプリを横位置で構えたときの撮影画面です。リアカメラ使用時は画面右側にシャッターボタンを挟んで上側にカメラ切り替えボタン、下側にプレビューボタンが配置されています。カメラ機能には「タイムラプス」「スロー」「ビデオ」「写真」「スクエア」「パノラマ」があり、パネルをスライドして切り替えできます。ライブビュー画面の右端中央にはズーム倍率表示があり、ここでズーム倍率を変えることができます。

画面左側にはフラッシュ切り替えボタン、HDR、LivePhotos、セルフタイマー、カラーフィルターのメニューボタンが配置されています。LivePhotos機能はiPhone 6sから搭載された機能で、ONにしておくと、写真を撮影した前後1.5秒ずつの映像と音声が同時に保存されます。撮影した画像をプレビュー表示して、画面を長押しすると撮影した写真の前後3秒間の映像と音声が再生されます。記録された映像からは静止画を切り出すことも可能です。

これらの機能は全てフロントカメラでも同じように使え、ボタン配置も変わりません。


標準カメラアプリの撮影画面

 

標準カメラアプリに搭載されているフィルター機能は全8種類です。フィルターを表示すると、全てのフィルター機能とフィルター無しの状態が9分割でリアルタイム表示されます。一つのフィルターを選べば、そのフィルターがかかった状態の撮影画面になります。特別珍しいフィルター機能があるわけではありませんが、標準カメラアプリのフィルターだけにどれも仕上がりの完成度は高いです。


フィルター選択画面を表示

 

このほかにもiPhone 7 Plusのカメラでは4K動画やタイムラプス、スローモーション動画、パノラマ撮影など様々な撮影機能が標準搭載されています。そもそものカメラスペックがスマホとしてはかなり高いので、使いこなせば標準カメラアプリの機能だけでも本格的な撮影にも使えるクオリティです。

例えばスローモーション動画撮影機能も720pなら240fpsの超スローモーション撮影が可能ですし、パノラマ撮影では周囲180°以上のパノラマ画像が画面指示に従ってカメラを動かすだけで撮影できます。

デュアルカメラを活用したポートレートモードやRAW形式での撮影など、今後のOSアップデートで順次新たな機能が追加される予定です。特にデュアルカメラでしか利用できない撮影機能も今後いろいろと出てくるようなので、カメラ機能を重視するならiPhone 7よりもiPhone 7 Plusを選択したほうが間違いないと思います。

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし表面温度が高すぎると、スマートフォンを持つ手が熱くなり不快になります。

本体の裏面を計測した結果、動画再生時は裏面全体がやや熱くなりますが、長時間でなければ気になるほどではありませんでした。ただし、ゲームなどの高い負荷をかけるとこれよりもさらに熱くなります。


外観のチェック

外観です。今回のレビューで使用したのはブラックです。

表面は黒一色で統一されたデザインで、輪郭部分は2.5Dラウンドエッジ加工で丸まっています。見る角度によってエッジ部分に照明などが反射してハイライトが入るのでカッコいいです。どこから見ても高級感があります。


表側の全体像

 

本体表側の下部分中央のホームボタン部分は少しだけ凹んでいます。ホームボタン周りに隙間や不自然な段差もありません。


本体表側の下部分

 

本体上部は受話部分だけがわずかに凹んでいますが、フロントカメラやセンサー部分はガラスパネルに覆われています。


本体表側の上部

 

裏面はつや消しのブラックで統一されています。上下端にわずかに質感の違う黒い帯状のデザインがあるほかは、いつも通りの場所にAppleマークとiPhoneロゴがあります。


iPhone 7 Plusの裏面全体

 

Appleマークの部分だけ少し光沢感があります。ロゴ部分だけは他の部分よりも指紋や汚れがやや目立ちやすいです。


Appleのロゴマーク

 

裏面上部左端にデュアルカメラとLEDフラッシュ、マイクがあります。リアカメラの周囲は1mmほど出っ張っていて、LEDフラッシュ部分は逆に少しだけ凹んでいます。


裏面の上部左端部分

 

側面も裏面と同じつや消しブラックで、4辺全てデザイン的には統一されています。上下中央部分に向けて滑らかな丸みがついています。イヤホンジャックが廃止になったこともあり、上側面には何もありません。


上側面

 

下側面の中央にはLightning端子があり、その左右に1本ずつ整備用の専用ボルト穴があります。さらにその左右外側にはスピーカー穴のような構造がありますが、内蔵ステレオスピーカーは右側だけです。


下側面

 

左側面の上端には消音ボタンがあり、その下に音量ボタンがあります。


本体左側面の上部

 

右側面の上側に電源ボタンがあり、中央付近にnanoSIMカードスロットがあります。


本体右側面

 

nanoSIMカードスロットはSIMスロット用ピンを差し込んで解除します。本体付属のApple純正ピンでなくとも開けることは可能ですが、純正ピンのほうが開けやすいです。

nanoSIMカードのホルダーも本体と同じブラック仕上げで、メタルフレームのしっかりとした作りです。ホルダーのカバー部分内側にはゴムパッキンのようなものがついています。


iPhone 7のnanoSIMカードスロット

 

各側面の一覧です。


各側面の配置

 

付属品はLightning-USBケーブルとAC電源アダプター、Lightningコネクター対応イヤホン、Lightning-3.5mmイヤホン端子変換アダプターです。簡易的な説明書とAppleロゴシール、SIMスロットピンも付属しています。


付属品一式

まとめ

以上がApple iPhone 7 Plusのレビューでした。

iPhone 7とともにiPhoneシリーズで初めて防塵・耐水機能を備え、Suicaも使えるFelica(NFC-F)機能に対応しています。また内蔵ステレオスピーカーを搭載し、CPUやメモリなど全体的なスペックも強化されています。

一番の特徴であるデュアルカメラは光学2倍ズームが可能なだけでなく、2つのカメラを活用して背景をぼかした写真撮影が可能なポートレート機能を始め、iPhone 7 Plusでしか使えない新機能を備えています。今後のOSアップデートなどで新たな撮影機能が順次追加されるようなので、カメラ機能にこだわる方には特におススメです。

5.5インチの大画面は文字サイズや画面表示を大きくしても使いやすいので、小さな文字や表示が苦手な方にもiPhone 7 Plusの方が使いやすいです。AppleストアでもiPhone 7よりもiPhone 7 Plusが品薄になっていて、特に新色のブラックとジェットブラックが人気のようです。

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本体のみ購入:アップルストア(iPhone 7 Plus)

 

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